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クレヨンしんちゃんに涙する

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

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 ぼくは1962年生まれなので、大阪万博が開催された時、小学2年生だった。地元大阪での万博だったので、何度も会場に行ったし、断片的な記憶も残っている。
 今、振り返れば子供だましの21世紀の未来都市だったかもしれないけれど、竹やぶだった千里丘陵に突如出現した万博会場は「人類の進歩と調和」を感じさせるのに充分なスケールを持ち、会期中に6千万人もの人を集めた。少なくとも、高度成長期のなごりのあった1970年には、21世紀は明るい未来で、さらに生活は豊かになり、今のような時代が来ると想像できた人は皆無だったのはまちがいない。

 この前の日曜日、近頃「クレヨンしんちゃん」がお気に入りの子供たち(どこの家でもそうだと思うけれど、子供はシモネタがホントに好きだ)のために、何気にレンタルしてきたDVDを、セットしたついでにながめていたら、オープニングからグイグイとその世界に引き込まれてしまった。幼い頃の甘い記憶が残る万博会場から映画が始まったからだ。
 詳しいストーリーを書くことは差し控えるけれど、過去にこだわる大人たちと未来を生きていく子供たちの対決というテーマが、まず秀逸。悪役のボスがビル・ゲイツとジョン・レノンを足して2で割ったような顔をしているのも、実に意味深である。
 ストーリはとても練りこまれていて、笑いながら、最後は嗚咽に近い涙を流してしまった。話の流れが理解しきれない子供たちは「お父さん、どうして泣いているの」と不思議がっていたが、ラストシーンの後に、追い討ちをかえるように流れる吉田拓郎の「今日までそして明日から」が、さらに胸を突く。これは大人を泣かせるために作られたアニメだ。

 泣かせるだけではなく、大人たちが過去にこだわり、子供たちには未来が見えない、今の日本を痛烈に批判しているとすら感じる映画版クレヨンしんちゃん。少々説教臭いところのある宮崎駿のアニメより、素晴らしい出来だと思う。
 特にぼくと同年代の人には「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」をだまされたと思って、ぜひ一度見てほしい。これはホント、おすすめの映画だ。
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| BEATな映画 | 19:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画「アイデン&ティティ」

アイデン&ティティアイデン&ティティ
大友良英, 太田裕子, 白井良明, コタニキンヤ, 田口トモロヲ


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 ぼくは43歳、2人の子持ちである。すでに平均寿命の半分以上を生きてしまったし、目先の雑事に追われる日々。なのに、未だにロックを聴き続け、ロックという言葉にこだわりを持っている。
 CDラックの中身もジャズのアルバムが加わった以外は、ティーンエージャーの頃とそれほど変わらない。一番取り出しやすい場所に置かれているのは、ビートルズとジョン・レノン。そして、ボブ・ディランのアルバム。「なーんや、高校生の時と同じやん」と思う。

 実は高校を卒業してから、ボブ・ディランをまともに聴いていなかった。再び聴き始めたのは、北海道に移り住んでからで、きっかけはみうらじゅんの「アイデン&ティティ」を読んだことだ。
 未だに「ロック」を捨て切れない男の心の琴線をつくストーリーの漫画を初めて読んだ時、不覚にも涙してしまった。それも、ホロリとした涙ではなく、ボロボロの涙だった。以後、「アイデン&ティティ」は愛読書になり、ぼくはボブのCDを買い始めた。

 これまで映画の「アイデン&ティティ」を見なかったのは、原作のイメージが壊されるのが怖かったからだ。原作と映画は別物。それが分かっているからこそ見たくなかったのだ。しかし、映画は原作に忠実だった。「せっかく映画にするんだから、もう少し冒険してもいいのにな」と思うぐらいに、原作のストーリーと雰囲気を再現していた。
 重要な登場人物である「ボブ・ディランの幻影」の表現も、ハーモニカで喋らせて、字幕で意味を伝えるという感じで、あまり違和感がなかった。岸辺シローの虚実の入り混じった怪演にも笑えたが、主人公の彼女役の麻生久美子が原作以上にいい女なのが素晴らしい。
 「映画なのに最終的に文字に頼るのはどうなんだろう」と思うけれど、「アイデン&ティティ」は原作の「やらなきゃいけないことをやるだけさ。だから、うまくいくんだよ」というメッセージが伝わる良い映画だった。

 ぼくがこの映画で「かっこいい!」と思ったのは、ラストシーンが終わって、間髪いれずに「ライク・ア・ローリングストーン」の流れる瞬間だ。
 2時間かけて「ロックとは何か」を問いかける映画「アイデン&ティティ」。しかし、本編が終わった後に流れる6分間の「ライク・ア・ローリングストーン」のほうが、よりロックを表現していたのだ。
 ボブの影響で書かれた原作、ボブの幻影が登場する映画。しかし、エンドロールのバックに流れるボブ本人が唄う「ライク・ア・ローリングストーン」に最もロックを感じさせる。よくよく考えれば、すごいオチの映画ではないか。

| BEATな映画 | 07:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シネマバトンを受け取った

 ミュージックバトンに続き、mardi-tuesdayさんからシネマバトンというのを受け取りました。映画は近頃あまり見ないですが、思いつくところを書いてみようと思います。
 でも、このバトン、その気になれば何でも作れるので読書バトンや旅行バトン、あげくは晩飯バトンとかラーメンバトンなんかも出現したりして・・・・。

1.過去一年間で一番笑った映画

「みんな~やってるか!」

 北野武監督のギャグ映画だが、あまりにくだらない。駄作といっていいと思うが、ここまでくだらないと逆にすごい。いつもと違う笑い声で笑える映画。

2.過去一年間で一番泣いた映画

「あの夏、いちばん静かな海。」

 「みんな~やってるか!」を撮ったのと同じ監督とは思えない。この振幅の大きさが北野武の魅力でもある。
 極端に少ないセリフ、淡々と流れる映像。ホントに静かな映画だが、何度見てもぼくの心の琴線に触れる。

3.心の中の5つの映画

「イージーライダー」

 有名な映画だが、低予算のB級映画である。冷静に見れば、つっ込みどころも満載の映画でもある。しかし、ぼくは高校生の時に名画座でこれを見て、大きな影響を受けた。
 「自由とは何?」などという哲学的な影響ではない。単純に「バイクとロックはかっこいい!」と思ったのだ。今見てもThe Bandの「Weight」が流れるシーンはあまりに美しい。バイクとロックの見事な融合である。

「ラストワルツ」

 The Bandの解散コンサートの模様を撮影したドキュメント。そして、ぼくが映画館で一番回数を見た映画である。
 封切りの時は弁当を持ち込んで一日中映画館に居座り5回、その後に名画座でも5回以上。とにかく、飽きずに繰り返し「ラストワルツ」をながめた。その理由は動くボブ・ディランとクラプトンが見られたから。MTVもビデオもない時代に、動くロック・アーチストの映像は貴重だったのだ。
 そんなに夢中になって追いかけた映画のDVDが、今ではたったの896円で手に入る。えらい時代になったものだ。

「アメリカの夜」

 フランソワ・トリュフォーは大好きな監督。その彼の映画にこれまた大好きな女優のジャクリーン・ビセットが出るのだから、これはぼくにとっては大切な作品。
 映画の中で映画を撮影するという複雑な構成の映画だが、これが実に面白い。そして、この映画でのジャクリーン・ビセットの美しさには、何度見てもため息がでる。

「アメリカン・グラフィティ」

 ジョージ・ルーカスといえば「スターウォーズ」かもしれない。でも、ぼくにとっては「アメリカン・グラフィティ」のジョージ・ルーカスだ。
 甘酸っぱい映像とストーリー、全編に流れるオールドファッションなロックンロール。くそ暑い夏の夜にエアコンなしで見たい一本。

「ブレードランナー」

 最後の一本は「ブレードランナー」。今でこそSFの名作として認知されているかもしれないが、日本で公開当初はたいして話題にもならず、その後にじわじわとカルト的に人気の出た映画だと思う。
 今でも年に一回ぐらいは見るけれど、映像、ストーリ共に未だに色あせることなく、素晴らしい。

4.観たい映画

「タクシードライバー」

 バトンをもらったので2、3日映画について考えていて、見たくなったのが「タクシードライバー」。で、実際にDVDをレンタルして見てしまった。
 闇雲なパワーのある映画。そして、ニューヨークの闇が美しい。都会の狂気を描いた作品だと思うけれど、ラストは少し屈曲したハッピーエンド。不思議な余韻が残る一本。

5.次の人につないで行く

 残念ながらバトンを渡す人が思い浮かばないので、ここで終わりです。

| BEATな映画 | 11:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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どこまでもかっこいい映画「冒険者たち」

B000QUUEMI冒険者たち 40周年アニヴァーサリーエディション・プレミアム
アラン・ドロン.リノ・ヴァンチュラ.ジョアンナ・シムカス.セルジュ・レジニア, ロベール・アンリコ

 ゴールデンウイークである。テレビでは50キロの渋滞が伝えられ、とある有名観光地の近くにある我が家の周辺も早朝から車の音が騒がしい。
 そんな世間の浮かれ気分に背を向けて、朝からずっとPCに向かっている。ゴールデンウイーク明けが〆切の仕事を一本抱えているのだ。

 これまで、一般的なカレンダーとは無縁の生活をしてきた。混雑する行楽地にも行きたいとは思わない。しかし、ようやく10℃越えた気温、窓の外に溢れる春の日差しを見ていると、どこかに行きたくなる。
 キーボードの動きが止まってしまったので、ひと息入れて、1本の映画を見ることにした。

 見たのは古いフランス映画「冒険者たち」。この映画は極上のタイヤキだ。頭から尻尾の先まで、とにかくかっこいい。オープニングからエンドクレジットまで、一瞬の隙もなくかっこいいシーンが続くという点では完璧な映画だ。

 ストーリー自体はたわいない。男2人、女1人が恋愛と友情の狭間に揺れながら、宝探しをする。ただ、それだけだ。
 まだ若くシャープなアラン・ドロン。対照的に渋い、渋すぎるくらいのリノ・ヴァンチュラ。そして、この映画に永遠の美しさと可憐さを記録したジョアンナ・シムカス。この3人が揃うだけで映像的には無敵のかっこよさ。さらに、アクション映画なのに意識的に熱を抑えた演出が、クールな味を加え、かっこよさに拍車をかける。
 ぼくはアラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラがジョアンナ・シムカスの役名である「レティシア」を口にするだけで、しびれてしまう。かれこれ40年前の映画にも関わらず、3人のファッションがちっとも古臭く感じないところもすごい。

 「冒険者たち」が公開された1967年といえば、ビートルズが「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」を発表。サンフランシスコを中心にヒッピーたちがフラワームーブメントを起こし、サイケデリックが全盛の年である。
 この映画の中でも前衛芸術家であるレティシアが作るオブジェに、そんな時代の空気を少し感じる。けれど、世界中が極彩色のサイケデリックカラーに彩られていたと思っていた年に、フランスではこんなにクールで、どちらかというと淡色系のかっこいい映画を作っていたのだ。
 「グラン・ブルー」(そういや、この映画でもジャン・レノ扮する「エンゾ」がかっこよかった)以降、フランス映画を見た記憶はない。しかし「冒険者たち」を見ると、フランスは今でもクールでかっこいい映画を作り続けているのではないかと思う。

 過剰に盛り上げすぎて、ゲップがでそうな最近のアメリカ製アクション映画に飽きちゃった人に、ぜひ「冒険者たち」をおすすめしたい。

| BEATな映画 | 10:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロックファン必見の日本映画「太陽を盗んだ男」

太陽を盗んだ男太陽を盗んだ男
長谷川和彦 沢田研二 菅原文太


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 いくつかのサイトの情報を総合すると、ローリングストーンズの次のツアーは8月21日のボストンから始まるようだ。近頃では新しいツアーが始まるたびに「これが最後かも」と思わせるストーンズだが、メンバーの年齢を考えると大規模な世界ツアーは今回でホントに最後になるかもしれない。日本に来るのは来年の春だろうか。

 ストーンズの来日がささやかれるようになると、いつも思い出す映画がある。「太陽を盗んだ男」という映画だ。
 テレビで放送されることもほとんどなく、近くのレンタルビデオ屋にも並んでいなかったので、ぼくにとって「太陽を盗んだ男」は半ば幻の映画だった。でも、数年前のDVD化によって、封切り以来25年ぶりに見ることができた。「太陽を盗んだ男」は、未だに色あせない傑作だ。

 とても面白い映画なので、ストーリーの詳細にはあまり触れないでおきたいが、簡単にあらすじを書くと「普通の中学教師が原子爆弾を作り出し、それをネタに政府を脅迫する。彼の要求は日本でローリングストーンズにライブをさせろ」である。
 既にストーンズは計4回も来日公演を行っているので、今では「太陽を盗んだ男」の設定にはあまりリアリティーがない。しかし、この映画が公開された1979年当時、ロック好きには「ストーンズを来日させろ」という要求が、とても痛快だった。

 1973年にストーンズの来日公演が武道館で開催されることになった。
 チケットも発売され、あとは来るのを待つばかりという段階になって、メンバーの麻薬による逮捕歴が問題になり入国ができなかった。つまり「太陽を盗んだ男」の公開当時、ストーンズは来日できないアーチストで、彼らが来るのを邪魔しているのは頭の固い日本政府だったのである。
 相変わらず古臭い映画が主流だった日本映画(ちなみに1979年の興行成績トップの日本映画は女工の悲劇を描いた「ああ、野麦峠」である)に新しい風が吹き、自分たちの気持ちを分かっている映画が誕生したと感じたのは、ぼくだけではないはずだ。

 「ROCK JET」という音楽雑誌の05号に、長谷川和彦監督のロングインタビューが掲載されていて、それによると「撮影開始前は実際にストーンズを呼んで、ラストは武道館でのライブと屋上の対決シーンをカットバックするつもりだった」らしい。
 もちろん、この話は実現せず、ストーンズはポスターの中の写真でしか登場しない。しかし「本気でストーンズを呼ぶつもりだったのかもしれないな」と感じさせる無茶苦茶なパワーが「太陽を盗んだ男」には満ち溢れている。
 例えば、沢田研二と菅原文太のラストの過剰なまでの対決シーン。「二人ともあまりに不死身でリアリティーがない」ともいえるが、見る者を力でねじ伏せて納得させてしまうパワーがこの映画にはあるのだ。

 さらに中学教師と刑事が皇居前で出会う冒頭のエピソードは、おそらく今では撮影不可能だろうし、執拗に続く原爆の製造シーンからも、長谷川和彦監督の骨太の主張が感じられる。原爆を製造中の沢田研二がボブ・マーレーの「ゲット・アップ・スタンド・アップ」にあわせて踊るシーンは、今見てもホントにかっこいい。
 日本映画には皆無のロックンロールを感じさせる映画。「太陽を盗んだ男」はロックファン必見の一本だと思う。

| BEATな映画 | 10:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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