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久々のムラムラ、楽器への物欲

 この夏、走ることに夢中で、あまりムラムラしていなかった楽器への想い。
 相変わらずギターは手にしているし、すごく好きなことのひとつなのに変りはないけれど、増えすぎたギターやアンプなどを少し整理しようかなと考えたりもしている。

 「ようやく、ギターへの異常な発熱も落ち着いたか」と安心していたのだが、今月に入っていくつかのムラムラができてしまった。

 まずはアンティグア・フィニッシュのテレキャスター。


 大阪弁でいうと「なんや、このけったいな(変な)色は」のギターだが、このアンティグア・フィニッシュは70年代のわずかな期間だけに生産されたレアカラーだ。
 まっ、レアカラーといえば、かっこいい。でも、ぼくは不人気な色だったので、すぐに作られなくなった(もしくは彩色に手間がかかるので、やめちゃった)というのがホントのところじゃないかと推測している。

 理由はどうあれ、本来はオフホワイト・ブロンドが好きなのに、この「けったいな色」のテレキャスターに、なぜか惹かれてしまう。いつか手に入れたい一本だ。


 次もフェンダーの新製品で、小さなチューブアンプの「Greta(グレタ)」。


 ギター・アンプというより、1950年代のラジオといった感じのデザインで、アナログのVUメーターがたまらないアクセントになっている。フロントパネルにフェンダーのロゴをあえて入れない割り切り方も良い。

 若い方には理解し難いかもしれないが、ぼくはメーターの中で針が動くことに懐かしさを感じる。
 高校生の頃、今では死語になってしまったエア・チェック(FMを録音する)に励んでいた。その時に真剣ににらんでいたのが、カセットデッキのVUメーターだ。そして、針が赤い部分にできるだけ入らないレベルで録音することに、ある種の快感を感じていた。
 そういえば、ギターのチューニングメーターだって、最初期の頃は針式のアナログメーターだったなあ。あの頃のチューニングメーターは、とても高価。まさか千円台でチューニングメーターが買える時代が来るなんて思いもしなかった。
 
 とにかく、ノスタルジーを感じるデザインに、針式のVUメーターをつけた「Greta(グレタ)」は、なんとも心をくすぐられるアンプである。



 プロモーション映像もよく出来ていて、デジタルプレイヤーや外部スピーカーも鳴らすことのできるこのアンプの使い方が端的に表現されている。
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| エレキギター、再び | 21:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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復活、グレコのMR

 先日、リットーミュージックポートを見ていると、こんな記事があった。

・グレコのオリジナル・モデル"MR"が復活

 このMRが誕生した1975年ごろ、国産のエレキギターは黄金時代を迎えようとしていた。
 当時、フェンダーやギブソンといった輸入物のギターは、まさに高嶺の花。楽器店に置いてあったとしても、かぎ付きのガラスのショーケースの向こうにあって、普通の少年には決して手の届かない代物だった。

 その代わりのギターになったのが国産のコピーモデルで、グレコやトーカイ、フェルナンデスといったメーカーが、いかにして本物に近いストラトキャスターやレスポールを作るかで競い合っていた。


 そんな時代に、ぼくはエレキギターを始めた。
 もちろん、インターネットなどはないので、ギターの情報は雑誌や楽器の店先で集めるしかない。そして、多くのギター少年があきることなく見つめていた一番の情報源が、各メーカーのカタログだ。
 レコードジャケット型のフェルナンデスの大判カタログ、オールドギターの構造と素材に関するウンチクを詰め込んだトーカイのカタログなどが、今でも記憶に強く残っている。

 もちろん、グレコのカタログも繰り返し読んだけれど、MRに関する印象は「値段の割に、地味なギター」だったような気がする
 カタログを見つめ、買えもしないギターについて熱く語り合っていた友達の間で、MRは「おたふく」と呼ばれていた。テールピースの関係で、ギターの下部にパーツが少なかったせいか、下ぶくれのギターに見えたからだろう。

 でも、あれから30年以上が経過して、こちらのページなどで当時のMRを見ると、シンプルなのにふくよかで気品のあるデザインに感じられる。

 ぼくは「エレキギターにとって大切なのは、まず見た目と色」と思っているのだが、このMRからは太くて甘いいい音が出てきそうな気がする。
 そういえば、今は大好きなテレキャスターだって、30年前は「カントリーのオヤジが弾く、地味なギター」と思っていたのだから、ギターに関する印象なんて、歳の経過と共に変るものだ。


 7月に発売予定の復活版のMRを買うことはないと思うけれど、いつものリサイクルショップに、ぼくらが「おたふく」と呼んでいた時代に作られたMRが並んでいたら、手が伸びちゃうだろうな。

 ちなみにグレコのMRは「ミスター」の意味ではなく、バッドカンパニーのミック・ラルフスのイニシャルからのネーミング。このギターは、彼のシグネチャーモデルとして発表されたからだ。

 最後に、バッドカンパニーといえば、この曲の「Can't Get Enough」を。



 残念ながら、ミック・ラルフスはMRを弾いていないけれど、70年代のロックの匂いがプンプン漂ってくる名曲だ。

| エレキギター、再び | 10:44 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハンドルネームのギターストラップ

 ぼくがコメントなど使っているハンドルネームは「woodstock69」。
 これは1969年に開催された音楽フェスの「ウッドストック」に由来するが、あえて「69」と加えているのは、イーグルスが「ホテル・カリフォルニア」の中の一節「ここでは、1969年からスピリットは切らしています」も意識したからだ。

 そんなハンドルネーム「woodstock69」が織り込まれたギター・ストラップを手に入れた。

ウッドストックのストラップ

 この「ウッドストック」のストラップ、数年前にプラネットウェイブスから発売されたのは知っていた。でも、わざわざ通販で取り寄せるほどのものじゃなく、どこかで見かけたら買おうくらいに思っていた。

 しかし、幸か不幸かそんな機会もなく、その存在すら忘れかけていたが、数日前に近くのハードオフに行くと「ウッドストック」のストラップ、4種類が新古品として並んでいた。
 ストラップは既に何本もあるのだが、実物を見ちゃうと我慢できるはずもなく「woodstock69」に加えて、赤い「3days」も買ってしまった。


 ハンドルネームのストラップを手に入れることができたのはうれしいけれど、右手の回復にはまだ少々時間がかかりそう。
 さすがにピックが手から落ちることはなくなったけれど、手首が硬いのでミスピックを連発するし、コードを刻むのも難しい。さらに、これまで半ば無意識にやっていたブリッジミュートも上手にできずに、余計な弦が鳴ったままだったりもする。

 それでも、再びギターが弾けるようになったは、大きな進歩。手首の痛みを感じながら、こちらもリハビリ中である。


 そんなわけで、今日の1曲はサンタナの「Soul Sacrifice」。



 あの時代にしか存在しかなった「熱気」を感じるウッドストックの名演である。

| エレキギター、再び | 18:23 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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弾けぬからこそ、つのる想い

 右手首の骨折から、約20日。リハビリの日々である。
 どうにか指は元通りに動くようになったが、手首はまだまだ硬い。

エピフォンのカジノ

 でも、ピックがつまめるようになったので、試しにエピフォンのカジノを手にとってみたが、まともに弦がはじけない。さらに、ピックもポロリと手から落ちる。
 いやはや、趣味の面でも骨折の代償は大きいけれど、リハビリに励むしかないなあ。

 目の前にギターがあるのに、弾けぬ状態であるこそ、ギターへの想いがつのります。


 ということで、今日の1曲はロッド・スチュワートの「You're in My Heart」を。



 邦題が「胸につのる想い」ってことからの選曲だが、出だしからまちがえちゃうのは演出?それとも、マジなのだろうか。
 そのあたりを含めて、最近のロッドを見ていると「このオヤジも、悪くない歳の取りかたをしてんなあ」と思う。

| エレキギター、再び | 09:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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なんだ、このエレハモの電池!

 いつものように、ネット上のウインドウショッピングをしていると、突然目に入ってきたのが、怪しいおっさんがプリントされた9ボルトの電池。


 エレクトロ・ハーモニックス・ブランドの9V電池ってことで、エフェクター好きの方ならすぐに誰だかお分かりになると思うが、怪しいおっさんは社長のマイク・マシューズだ。
 社長自ら「この電池、パワーありまっせ!」と昔のプロレスラーのようなポーズを決めちゃうこのノリ、実にエレハモらしい。


 このマイク・マシューズという人、その経歴も面白い。
 簡単に紹介してみると、大学卒業後にIBMへ就職。在職中にギルドからファズの製作の依頼を受け「Foxey Lady」というペダルを手がけたことをきっかけに、1年でIBMを退社して、1968年にニューヨークでエレクトロ・ハーモニックス社を設立。まもなく「Big Muff」を発売し、1970年代には会社は全盛期を迎える。
 しかし、労働組合の問題などにより、1982年に会社は倒産。再建を図るも、1984年に再び倒産してしまう。

 エレクトロ・ハーモニックス社を失ったマイク・マシューズは、なんと旧ソ連へ飛ぶ。そして、どういわけだか軍事工場に残されていた真空管やICチップなどを安値で仕入れ、今ではおなじみの真空管ブランド「SOVTEK」を設立して、新たなビジネスを展開する。


 マイク・マシューズが旧ソ連に渡り、当時は敵対したアメリカ人なのに機密の軍事工場に出入りできたのは「当時、つきあっていた彼女がソ連高官の娘だったから」という話を確か「ギター・マガジン」で読んだ記憶がある。しかし、掲載誌が見当たらなかったので、これは確かな情報ではない。
 とにかく、この旧ソ連でのビジネスが軌道に乗り、1991年にマイク・マシューズはエレクトロ・ハーモニックスの商標を買い戻し、現在に至るのだが、少し前までロシア製の「Big Muff」が販売されていたのは、彼がこのような軌跡を歩んできたからだ。

 そんなマイク・マシューズがトップを務めるエレクトロ・ハーモニックスは「Big Muff」や「Memory Man」などの定番のエフェクター以外にも、個性的で少々怪しい箱も作ってきた。
 例えば、新発売の「Ravish Sitar」も怪しいエフェクターだ。


 単純にいえば、エレキギターの音をシタールに変えちゃうエフェクターだが、下のデモンストレーション映像の最初にもマイク・マシューズが登場して、茶目っ気たっぷりに「Ravish Sitar」を売り込む。



 肝心の音のほうは懐かしのラガー・ロックの匂いがプンプンして、実に良いですなあ。「はたして、オレに使い道があるのか?」という気もするが、これは一度試してみたい。

| エレキギター、再び | 22:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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マーシャル・リード12(Marshall Lead12)

 8月の終わりのこと、ちょっとした用事があって、久しぶりに大阪の友人に電話をした。
 肝心の頼みごとはすぐに済み、お互い同じような時期に再開したエレキギターの話をしていると、友人が「そうそう、マーシャルのリード12いらんか?2台あって、1台邪魔やねん」という。ギター・アンプが部屋の中にゴロゴロ転がっていて邪魔な状況はウチも同じだが、一部で「リトルJCM800」とウワサされているリード12は鳴らしてみたいので「頼むわ。その代わりにジャガイモを送る」と即答する。
 「ほな、着払いで送っとくわ」というありがたい言葉から数日後にマーシャルのリード12が届いた。

 リード12は1983年から90年代初めまで発売されていたマーシャル初のトランジスタ・アンプだ。しかも、ホームユースでコンパクト。マーシャル版チャンプといった位置づけのアンプのようにも感じられるが、大型アンプと同じくイギリス製で発売当初の定価は49.000円と家庭用のコンパクト・アンプとしては高価だった。そのせいか、それほど売れたアンプではなかったようだ。

 しかし、発売終了後から何年もが経過してから、ネット上で「あれは隠れた名器。まるでリトルJCM800のようだ」という評価がちらほら見受けられるようになり、オークションに出品されているリード12の落札価格が高騰したこともあったらしい。
 そんなストーリーを持っているマーシャルの小型トランジスタアンプを、実際に鳴らしてみると・・・・。

Marshall Lead 12

 まずは外観。キャビネットがしっかりと作られているせいか、見かけよりも重く感じられるリード12は、少し縦長のスタイルだ。サイズが大きく、少しアンバランスに感じられる「Marshall」のロゴは大型アンプに付けられているものの流用だろうが、このあたりにもマーシャルの本気が感じられる。

 縦長のキャビネットになっているのは、このアンプの肝のひとつといえそうなセレッションの10インチスピーカーを収めるためだろう。スピーカーケーブルは友人がベルデン9497、通称ウミヘビに交換済みだ。

Marshall Lead 12

 コントロール部はゲインとボリューム、トレブル、ミドル、ベースとシンプルそのもの。インプットはハイとローの二種類から選択できるが、通常はハイのみにプラグインだと思う。
 トーンのセッティングは定石どおりにすべてフルテンにしてから、ある意味でマーシャルらしい耳につくハイのみを削る。

Marshall Lead 12

 まずはゲイン少なめのクリーンで鳴らしてみる。
 マーシャルということで、歪みに話題が集中しがちなリード12だが、クリーンの音も良い感じで、アルペジオを鳴らすと実に気持ちが良い。コーラスで味付けをすると、さらにグレードが上がりそうだ。
 そんなクリーンよりも魅力的なのが、クランチ気味のトーンだ。ゲインを「わずかに歪んでいるかな」と思えるあたりに調整した時のトーンは、ちょいとブルージーで大人の色気がある。トランジスタなのにチューブっぽく感じられる音の味付けは、さすがマーシャルである。

 もちろん、ゲインを上げていけば、マーシャルらしい歪みが出てきて、あの快感が味わえる。適度に暴れて粘りのあるディストーションはコンパクトなトランジスタ・アンプの音とは思えないほどだ。
 ただ、ゲインをフルにしても、最近のハイゲイン・アンプほどは歪まない。このあたりに不満を感じる方もいるだろうが「歪みの風味は、あくまでも70年代」という点が、ぼくのような年代のギタリストにはたまらない。
 ゲインが足りなければ、ブースターやオーバードライブで補えばいいのだが、ぼくにはその必要性すら感じられない。

 爆音ではなく、小さな音でもマーシャルっぽい歪みが手軽に楽しめるリード12は「最高のお座敷マーシャル」というのが、このアンプを数ヶ月ほどリビングルームにあるテーブルの上で鳴らしてみたぼくの結論だ。

 正直な話、最近のデジタル技術を活かしたアンプでも、近いトーンは出るんじゃないかとも思う。近頃のデジタル・モデリングの技術は驚くほど進んでいるから、中古アンプらしくないプレミア価格でリード12を手に入れる必要はないだろう。
 しかし、イギリス製のがっちりとしたキャビネットの中に収められたアナログのトランジスタ回路からしか出てこないトーンがありそうなのも事実で、同じマーシャルでも最近のMGシリーズのトーンに満足できない方は、少々苦労しても手に入れる価値があるかもしれない。

 ぼくはマーシャルの「VALVESTATE Model 8040」というアンプ(これも名器)も持っているので、あのロゴをこれ以上部屋に増殖させるのは難しいけれど、イギリス製のフルチューブ・コンボアンプも気になるなあ。
 やっぱり「Marshall」の白いロゴの入ったキャビネットから出てくるトーンには、抗しきれない魅力があるのだ。

| エレキギター、再び | 18:49 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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和風花柄のテレキャスター

 他の娘に浮気しても、最後はここに帰ってきちゃうギター。それが、ぼくにとってのテレキャスターだ。
 「カヌーのパドルにネックを付けたようなギター」とも称されるデザインは、何の愛想もなく無骨だが、どんなに美麗なギターにも負けない何かがある。
 その何かを具体的に書くのは難しいのだが、ぼくはテレキャスターを肩から下げるだけで、テンションが少し上がる。

 そんな質実剛健、素顔美人のテレキャスターにも、お化粧を施したモデルがある。有名なのがペイズリー柄のもの。


 商品リンクのギターはフェンダージャパンのレプリカだが、本家のフェンダーでは68年から69年にかけて生産されていて、レアなビンテージギターとして、今では高価な値段がついている。
 この柄、ペイントではなく、ペイズリー柄の壁紙をボディ材に貼り付け、その上から塗装をしたもので、このあたりの仕上げ方もテレキャスターらしい。

 そんなお化粧テレキャスターに和風花柄仕上げが加わった。


 フェンダージャパンのHPの説明によると「厳選された和柄の生地を贅沢に使用し、一番の美しいポイントを一番目立つブリッジ下に配置し、手張りにて仕上げています」ということなので、貼られているのは紙ではなく、布なのだろう。
 ボディバックの写真を拡大すると、黒と青、赤のいずれもなかなか美しい。一見するとミスマッチに思える和柄が、テレキャスターのシェイプによく似合うのだ。

 ボディ材がアッシュでなく、バスウッドなのが少し気になるところだが、ドナルド・ダックのテレキャスター以来、久しぶりにムラムラとくるテレキャスターである。

| エレキギター、再び | 18:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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エピフォンのレスポール・ジュニア

 さて、前のエントリーの終わりに書いたコリーナのギターのお話を。

 ぼくが「あのギター、欲しい」と思っちゃう理由のひとつに「キース・リチャーズが使ってるから」ってのがある。テレキャスターが好きになったきっかけも「キースのメインギターだから」だし、ビル・ローレンスのテレキャスターを改造して、ミカウバー風にしたこともある

 とにかく、キースが肩から下げているギターがかっこよく見えてしまうのは、長年ローリング・ストーンズのファンを続けている者の悲しい性だろう。
 キースが久しぶりにレスポールを肩から下げて「サティスファクション」のリフを弾いているのを見ると、レスポールが欲しくなるし、初来日の時にメインギター(その後は登場しなくなったけれど)だったミュージックマンのシルエットあたりも、未だにあこがれてしまうギターだ。

 世の中にはすごい人がいるもので、ついつい見に行っちゃうHP「ギターショップ・マロ」のオーナーは「キース使用のギターをほとんど所有されているのでは」と思うくらいに充実したコレクションをお持ちである。


 そんなあこがれのキース・ギターの中でも、前から気になっていたのが、レスポール・ジュニアだ。
 年代によって、シングル・カッタウエイ、ダブル・カッタウエイの違いはあれど、ピックアップはP90一発、ワンボリューム、ワントーンの「ワシはこの音しか出せませんから」的な潔さに男気を感じるギターである。

 特にダブル・カッタウエイ、TVイエローの通称「タンブリン・ダイス・ギター」は、最近のツアーでは「ミッドナイト・ランブラー」をプレイする時に必ず登場するギターだ。



 映像は1989年のアトランティック・シティでのライブ。
 ちゃんと足が上がって、今よりも手数の多いキース、良いですな。

 このアトランティック・シティではエリック・クラプトンを迎えて「リトル・レッド・ルースター」をプレイしていて、こちらも名演なので、ぜひ。


 前置きが長くなったけれど、キースの代表的なギターのひとつであるレスポール・ジュニアをようやく手に入れた。
 買った場所は、ぼくが住む街から100キロほど離れた場所にあるリサイクル・ショップ。その街には格安で利用できる立派なプールがあって、年に一度、夏休みに子ども連れて行くのが恒例になっている。そして、帰りに寄り道しちゃうリサイクル・ショップには、いつ行ってもなぜか魅力的なギターが並んでいる。

 そんなお店にあったのが、エピフォンのレスポール・ジュニア。シングル・カッタウエイで、テレキャスターのバタースコッチ・ブロンドっぽいナチュラル・カラーだった。
 早速、見せてもらうと、近年ものの中国製だったが、キズやフレットの減りもほとんどなく、ほぼ新品の状態で、値段は2万円。新品が3万円弱で売られているのは知っていたので「微妙な値段やなあ、中国製やし」と悩んでいると、壁に貼られている「夏休みセール、ギター全品3割引き」のポップが目に入ってきた。
 「これも、3割引?」と店員に聞くと「そうですよ」というので「ほんじゃ、もらいます」とレジへ。値段につられて、初のチャイナ・エピフォンをプール帰りにお買い上げとなった。

エピフォン、レスポール・ジュニア

 家に持ち帰って、弾いてみた第一印象は「中国製のエピフォンも、なかなかのレベルかも」だろうか。このクラスのギターにありがちな指板やフレットのひっかかりもなく、程よい太さのネックは弾いていて気持ちが仕上がりになっている。

P90が一発

 おまけにペグはグローバー、ブリッジも単なるバーブリッジではなくオクターブを補正する段差が付いている。チューニングの安定度が高く、完璧とはいえないもののオクターブもほぼ正確に調整ができるので、レスポール・ジュニアの定番のパーツ交換は必要なさそうだ。

 肝心のトーンはP90のついたギターらしく、高音の切れ味を残しつつ、太いトーンが出てくる。
 このギターでコードやリフを刻めば、そこそこキース気分にひたることができるのだから、中国製のエピフォンのコストパフォーマンス、恐るべしである。


 ネットを調べてみると、このレスポール・ジュニアは限定版(イシバシ楽器のショップ・オーダー品かも)のようで、アンティーク・ナチュラルというカラーのコリーナ・ボディと書かれている。
 

 ただ、よくよくボディをながめると、木目が丸見えのナチュラルカラーにも関わらず、トップがベニヤのラミネート材だ。ボディに開口部の少ないジュニアだけに、いったい何ピースなのかも分からない。
 まあ、トップの材自体はきれいな木目をしているので、コリーナのギターを弾いているという気分にはなれますが・・・・。

 さらに、ネックはマホガニーのようだが、ヘッドとヒールには接ぎがある。ノブも白抜きのないの安物。数字が見えにくかったので、とりあえず手持ちのバレルノブに換えた。
 このあたりは値段を考えれば仕方のないところとも思えるが、嗜好品の楽器としては少々不満の残るところか。

 とはいえ、手に入れたときの値段を考えれば、充分に満足のいく買い物で、エピフォンのレスポール・ジュニアはお気に入りの1本に。
 そもそも、レスポール・ジュニアは入門者用のスチューデント・モデルという位置づけのギターだったわけで、ガンガン弾き倒して楽しむには充分な仕上がりだと思う。
 
 ちなみに、マホガニーのボディのジュニアもあって、値段はコリーナと同じ。こちらも限定生産のようだ。


| エレキギター、再び | 23:16 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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BOSSのDS-1、銀ネジ

 先月終わりから何かと忙しく、久しぶりのエントリーに。
 そして、今回のネタも、久しぶりのエフェクターについてです。

 今月初めに、近くにあるにハードオフのジャンク箱の中で、塗装がかなりはがれて、くたびれた感じのBOSSのDS-1を見つけた。
 ぼくは歪み系のエフェクターではオーバードライブが好きなので、ディストーションはそれほど使わない。RAT2が1台あれば充分という感じなのだが、手にとって見ると、何と銀ネジ。
 ヴィンテージのエフェクターにはそれほど興味はないけれど、日本製で銀ネジのBOSSにプレミアがついていることくらいは知っている。でも、値段はジャンク価格だ。

 ウチの近くのハードオフの値段のつけ方を見ていると、基本的に「古くて、汚いものは安い。楽器のヴィンテージ的な価値はあまり考慮しない」ようなので、たまにこの手の掘り出し物があるのだ。
 注意書きには「動作OK、ガリあり」とあったが、迷わずにレジへ。

BOSSのDS-1

 家に帰って、音を出してみると、なるほど少しガリがでる。でも、裏ブタを開けて、三つあるポットに接点復活剤をかけてやるとガリは解消。ついでに、ジャックの内側もきれいにして、ネジやナットもまし締めしておく。

 肝心の音の方は、素直でスタンダードなディストーションという感じだろうか。ハイが少々きつくて、ローがカットされる音は個性的といえるかもしれないが、これを音ヤセと感じる人もいるだろうし、重低音のモダンな歪みは出てこない。

 でも、DS-1の歪みは、どこか懐かしく、80年代的な感じがして、ぼくには好感がもてる。ついでに書いておけば、歪み具合を極小にした時のクランチ気味のトーンもなかなかものだ。
 これは思い込みかもしれないけれど、ぼくが好きな、いわゆるジャパンヴィンテージといわれるエレキギターには、そのギターが作られた当時にあったエフェクターのトーンがよく似合うと思うのだ。

 残念ながら、台湾製の現行品のDS-1とのトーンの違いまでは分からないけれど、少々疲れた感じのオレンジ色のディストーションをこの先も愛用していきそうな気がしている。

 ちなみに、銀ネジのDS-1は中古で1万円以上もする。

BOSS DS-1 (#9900) 【中古ギター周辺】【中古】

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価格:11,550円(税込、送料別)



 現行品は7千円弱。銀ネジは30年ほど前のエフェクターになるから寿命の点でも不安がある。よほどのこだわりがなければ、これで充分かも。

| エレキギター、再び | 18:19 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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Greco(グレコ)EG-500

 ずいぶんと遅れてやってきたぼくのファースト・グレコは、以前にも紹介したSGスペシャルだった。
 そして、2本目に手に入れたグレコがEG-500だ。

Greco(グレコ)EG-500

 このレスポールのコピー・モデル、今では独特の中空構造を持つセミホロー・ボディであることがよく知られている。

 簡単に説明すると、ボディバックが二層のパンケーキ構造になっていて、その上にゆるやかなカーブがつけられたトラ目の美しいホワイトシカモアが貼られている。そのせいで、ボディバックとトップ材のホワイトシカモアの間に中空のスペースがあるのだ。

 木材図鑑によると、このホワイトシカモアという材はかなり高価で、ストラディバリウスの甲板にも使用されたらしい。今ではあまりエレキギターには使用されないはずの材だが、このあたりの選択からも当時の国産ギターの勢いを感じる。

Greco(グレコ)EG-500のキャビティ

 フロントPUのキャビティから中をのぞくと、ボディバックとトップ材の間にわずかなスペースがあることが分かる。このスペースの大きさは年代によって微妙に変わるらしいが、ぼくのEG-500も上から手で軽くノックしてみると、ホロー構造であることがよく分かるポコポコとした音がする。また、ワイヤーを通すスペースも通常のレスポールに比べると、かなり広い。
 生産性を考えて、このような構造になったんだろうけど、普通にレスポールを作るよりも手間がかかりそうな気もする。

 いずれにせよ、EG-500は独特のセミホロー構造を持っている。そのために普通のレスポールとは異なり、セミアコに近いような柔らかなトーンが出てくる。特にフロントの甘いトーンは素晴らしく、当時としては普及価格帯の5万円のギターなのに、ルックスやトーンに優雅なところがあるところが良い。

 ぼくのEG-500はシリアルから1977年製と判別できるが、このギターが生産された直後に、トーカイがオールドギターを徹底的に研究して、小さなパーツや細部の構造にまでこだわりまくったレスポールやストラトキャスターのコピーモデルを発売する。
 これが爆発的な人気となり、グレコも独自の構造を捨てて、フェンダー、ギブソンのフルコピーを目指し、ヒストリック・コレクション、ミント・コレクションといった名前で優れたコピーモデルを連発する。

 それゆえに、フルコピー戦争勃発直前のEG-500はコピー度も低く、人気薄のギターかもしれない。でも、日本製であるがゆえに独特の構造を持っているEG-500は、ぼくにとっては柔らかなトーンと共に、とても愛おしいところのあるギターなのだ。
 半端なコピーであるがゆえの軽さも良いんだよなあ。

Greco EG-500
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| エレキギター、再び | 11:16 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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