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北京のジミー・ペイジ

 少し前の話になるけれど、北京オリンピックの閉会式を見た。
 本来、あの手の壮大で冗長なセレモニーを見続けるのは苦手。でも、白髪のノッポさん、我らがジミー・ペイジが、ロンドン代表として北京の国家スタジアムに登場するとあっては、見ねばなるまい。

 ここでYoutubeの動画を。
 と思ったら、オリンピック関係の映像はマークが厳しいのか、アップロードされていたものが、ことごとく削除されていた。

 仕方ないので、文章で表現すると、閉会式の半ば、次の開催地ロンドンを紹介するアトラクションの中、名物の二階建てバスが、ゆっくりとグラウンドに入ってくる。そのバスの上の部分がパカッと割れて、そこから登場したのは、レオナ・ルイスとジミー・ペイジ。
 世界的なスポーツ・イベントのセレモニーのせいか、ジミー・ペイジは復活コンサートの時のようにサングラスはかけず、長い白髪は後ろで結っている。持っているギターはトラ目も鮮やかなサンバーストのレスポールで、曲は「Whole lotta love」だ。

 でも、あの問答無用のリフやレオナ・ルイスの歌声の音が小さかった。ジミー・ペイジはコンパクトにまとめたギターソロも弾いていたが、どんなフレーズなのか聴き取り難くいのだ。
 単なる放送上のトラブルなんだろうけど、ひょっとすると「人民にロックなどという邪悪な音楽は聞かせない」という当局の配慮なのかもね。
 
 よーく考えれば、ジミー・ペイジがオリンピックの閉会式でギターを弾くなどいうのは、少し前ならありえないこと。ロックという音楽には「ダーティで不良」というイメージがあったはずで、特に黒魔術に傾倒していたこともあるジミー・ペイジは、オリンピックという超健全なスポーツイベントには似つかわしく人だったような気がする。
 ストーンズがアメリカ最大のスポーツイベントのスーパーボウルのハーフタイムショウに出たときも驚いたが、ロックも無害なエンタティメントに変化したということか。

 北京のジミー・ペイジがダメなら、せめてストーンズでもと、スーパーボウルの動画を探していると、こんなのを発見。



 「Super Bowl Behind The Scenes」というタイトルの映像には、ステージを去っていくストーンズの様子が収められている。
 電動カートに乗って、グラウンドを抜け、楽屋に戻るメンバーたち。DVDのネタにでもしようというのか、ビデオカメラを片手に前に乗る冷静なミックと、後ろで無邪気に手を振るキース。2人のキャラクターの違いが出ていて、なかなか面白いショートムービーだと思う。

 前にも書いたけれど、未だにぼくは「大人のロック」という言葉には違和感がある。でも、オリンピックのジミー・ペイジやスーパーボウルのストーンズには、それほど違和感を感じなかった。
 「ロックという音楽には、どこかに不良の匂いが漂っていて欲しいものだ」と思うけれど、今はそんな時代ではないことを素直に受け入れるべきなんだろうなあ。

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| レッド・ツェッペリン | 18:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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1億ポンドのオファーを蹴った男

 今日、毎日の巡回コースでもあるBARKSを見ていると、こんなニュースが。

ロバート・プラント、ツェッペリンのツアーを拒否?

 詳細はリンク先を読んでもらいたいが、そこには驚き内容が書かれていsた。

 昨年12月、一夜限りの再結成をしたレッド・ツェッペリンは、再結成ツアーに関するオファーを1億ポンド、日本円にすると約210億円で打診されたという。
 しかし、関係者によると、ロバート・プラントだけが巨額のオファーに動じず「お金じゃない」という結論に至ったそうだ。
 さらに、ジミー・ペイジとジョン・ポール・ジョーンズは再結成ツアーに乗り気だったのに、ロバート・プラントは「(昨年の再結成について)自分たちはまだできるってことを証明できた、それだけ充分だ」と考えてるとも書かれている。

 この先は記事がすべて事実だと仮定した話になるけれど、ホントなら期待してたワールドツアーは実現しないことになる。でも、ロバート・プラントの心意気はあっぱれで「これぞ、ロック」という感じがしないでもない。

 ただ、昨年の再結成も「ありえない」という推測の中で、密かにリハーサルが進められていたという経緯もあるから、ロバート・プラントが本当に「1億ポンドのオファーを蹴った男」になるかどうかを見極めるには、もう少し時間が必要かもしれない。

 さらにZEPネタをもうひとつ。「TARGIE」日本で行われたジミー・ペイジの記者会見の全文が掲載されていた。
 スポーツ紙などでは「別に」ばかりが強調されていたが、このページを読むとジミー・ペイジの正確な発言内容が把握できると思う。

 この記者会見でも、ジミー・ペイジは再結成ツアーについての明言を避けているが、一夜限りのライブの1ヶ月後にメンバーのミーティングあり、再結成について話し合いの場が持たれたことは明らかにしている。しかし、ロバート・プラントのスケジュールが今年の9月まで詰まっているために「現時点では、再結成がいつになるかは言えない」らしい。

 いずれせよ、ZEPがワールドツアーを行うかどうかの鍵は、ロバート・プラントが握っているようだ。

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| レッド・ツェッペリン | 15:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジミー・ペイジがやって来る

 今朝、スポニチのHPで気になる記事を発見した。

L・ツェッペリン ペイジやって来る

 この記事によると、今月26日にジミー・ペイジが来日して、ベスト盤「マザーシップ」とライブCD「永遠の詩」のプロモーションを行い、28日には記者会見も予定されているそうだ。
 今回はジミー・ペイジ単独の来日だが、ZEPのプロモーションが目的。記者会見では、昨年末の再結成ライブ、そしてワールドツアーのウワサについて、質問が集中するだろう。このタイミングでの来日、ジミー・ペイジがどんな話をするのか楽しみだ。

 そして、この記事の中には、こんな記述もあった。
 「都内にはお気に入りのレコード店があり、日本の関係者に閉店時間をメールで質問してくるなど、心待ちにしている様子だという」

 これだけでは何のことやらよく分からないが、ジミー・ペイジはかなりのブートレッグ・マニアで、それも自分のバンドZEPのブートレッグ(海賊盤)を集めているらしい。来日すると、新宿西口に点在するブートレッグを取り扱うお店に出没しては、自分のプレイの入ったZEPのCDやDVDを手に入れているというのは、ファンの間ではよく知られた話だ。
 でも、ジミー・ペイジの場合は買うのではなく、自分のサインや店主との記念撮影によるバーター。つまり、無料でお持ち帰りしちゃう。まあ、本人が来ちゃったら、ブートレッグを取り扱うお店側としては、ある種の後ろめたさからCDやDVDをプレゼントするしかないよなあ。

 ちなみに、新宿西口にある「音楽DVD専門店エアーズ」のHPではジミー・ペイジの来店記が読める。
 今月の終わりは新宿西口をマークしていれば、ジミー・ペイジに会えるかも?

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| レッド・ツェッペリン | 15:01 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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来年、レッド・ツェッペリンが見られるかも

 再結成から数日が過ぎ、少し興奮も収まってきたので、ZEPについてもう一度考えてみようと思う。まず、こんなニュースから。

ツェッペリン、コーヒーと紅茶でショウの成功を祝う

 あの乱痴気騒ぎを繰り返したZEPが、コンサートの打ち上げでコーヒーと紅茶で乾杯?
 「ホントかよ!」とつっ込みたくもなるが、彼らの年齢を考えると、事実なんだろう。でも、ちょっと寂しい話だなあ、これは。
 記事の最後の方では、来年の再結成についても言及されていて、そこには「可能性が高い」と書いてある。さらに、HMVではZEPのアルバムの売り上げが激増しているそうだ。

ツェッペリンの再結成ライヴ、訪れたセレブたち

 こちらのニュースには再結成ライブに来たセレブの名前がずらり。ミック・ジャガーとジェフ・ベックからナオミ・キャンベル、ケイト・モスまで、ZEPのファンって有名人の中でも幅が広いんだなあ(ちなみに、日本からはあのエリカ様も参加したらしい)。

 そんなセレブの名前の下に気になるコメントが。とあるチケット・エージェンシーが「間違いなくツアーがある。日程が発表されるのを待つよういわれている」と新聞記者に打ち明けたらしいのだ
 ツアーが行われるとすると、フォリナーのドラマーとしてツアー中のジェイソン・ボーナムのスケジュールが空く、来年の夏以降になるらしく、既にウェンブリー・スタジアムが2日間押さえられているというウワサもあると、やけに話も具体的だ。
 いやはや、ZEPの本格的な再結成、ワールドツアーは既定の路線のような気さえしてくる。

 ただ、それもこれも、一夜限りの再結成の出来次第の話だったわけで、今回のライブにメンバーが手応えを感じているからこそ、再結成の話が周辺からリークされ始めたのだろう。


 今だから正直に書くけれど、今回の再結成ライブで、ぼくが最も心配していたのはジミー・ペイジだ。「ジミーがまともにギターを弾けないと、再結成してもダメだろうなあ。無残な姿をさらけ出すなら、やめた方がいいのに」と思っていたのだ。
 少なくとも、ロバート・プラントは全盛期のあのハイトーンは出ないにしても、アルバム製作とツアーを続けている現役ミュージシャンである。しかし、ZEP解散後のジミー・ペイジのプレイには精彩がなく、中には「これがあのジミー・ペイジ?」と目を疑うようなものもあった。

 代表的なのが、これ。

アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~
ロニー・レイン


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 クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの三大ギタリスト(ちなみに、本国イギリスではこういう言い方はしないらしい)の競演とあって、なかなか見所の多いDVDだ。
 久しぶりにギブソンのエクスプローラーを抱え、今ではステージではプレイしない「Everybody Oughta Make A Chance」や「Rita Mae」といったレアな曲も聞かせるクラプトン。バックにはストーンズのチャーリー・ワッツとビル・ワイマンが入っていて、カメラのカットによっては「ローリング・クラプトン」に見えるところも面白い。
 そもそも、公式なライブ映像が少ないジェフ・ベックは、80年代の動く姿が見られることだけでも貴重だ。おまけに、このDVDでは「Hi-Ho Silver Lining」を唄う歌手のジェフ・ベックが見られてしまう。もちろん、ギターの方はアグレッシブで「これぞ、ベック!」というフレーズの連発である。

 しかし、最後に登場するジミー・ペイジが酷い。正直なところ、目を覆いたくなるような出来なのだ。
 歌のないインスト版の「天国への階段」も披露するのだが、これが最後までヨレヨレ。ジミー・ペイジには落ち着きがなく、常にクネクネと揺れるように動き、ギターのフレーズ自体も危なっかしい。これを初めてビデオで見た時には「ジミー・ペイジはZEPですべてを出し尽くしちゃったんだな」と落ち込んだ。

 あとで知ったことなのだが、この頃のジミー・ペイジはアルコールやドラックの依存症に苦しみ、とても体調が悪かったそうだ。
 その後もジミー・ペイジの不調は続き、ライブ・エイドやアトランティックレコード40周年コンサートなどでの再結成の様子が、テレビでも放送されたにも関わらず、未だに公式に発表されない理由は、おそらくパフォーマンスに満足できず「ZEPとして発表する価値がない」と判断されたからだと思う。

 しかし、今回の再結成はこれまでとは違う。
 また、Youtubeからの映像になるが、まずは「Since Ive been loving you」。



 この曲のキモは、何といってもジミー・ペイジのギターとロバート・プラントの唄とのコール・アンド・レスポンスにある。これを見る限りでは、ギターがもたつくことはないし、昔のZEPのグルーブもほのかに感じられる。

 さらに「Whole Lotta Love」。



 なんと、懐かしのテルミンが登場!ぼくなんかは遠目にでも「手かざしペイジさん」が見られただけでも、目に涙である。
 昔のように、この曲をきっかけにして、ジャム状態に入り、延々30分なーんてことはなく、コンパクトに終わってしまうが、何よりジミー・ペイジが堂々とギターを弾き、シャキッと立っていることが、うれしい。

 ジミー・ペイジの復活をもって、ZEPが本格的に動き出すことはまちがいなさそうで、このエントリーの結論は「ZEPが日本に来ることにそなえて、今日から貯金」である。
 もし、来るとしても、チケットは高いんだろうなあ。

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| レッド・ツェッペリン | 20:10 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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レッド・ツェッペリン、ついに再結成

 12月10日、ロンドンでZEPが再結成された。
 現地時間で一夜明けた今日あたりから、次々に映像や写真がネット上にアップされ始め、予想通りYouTubeでもいくつかの動画が見られるようになった。
 いやあ、改めてネットの時代って、すごいと思うなあ。
 
 いち早く、ZEP再結成のエントリーを書かれたKinさんのブログ「with the guitar」とネタ元がダブるものがあるけれど、YouTubeの動画をいくつかを紹介してみよう。

 まず、イギリスのニュース番組のエンディングで放映された思われる「Black Dog」。


 
 ちょっと太めのロバート・プラントのアップを見て「この人、テリー・ゴディ化してる!」と思ったけれど、バンドからは予想以上にタイトな音が出ている。(ちなみにテリー・ゴティーとは、今はなきプロレスラーの名前)
 さらに白髪鬼のような頭をしたジミー・ペイジもかっこいい。ストラップも長くて、ギターの位置も低いではないか! 

 続いて、オーディエンスが撮影した「Kashmir」。
 これもプレイにまとまりがあるような気がするし、ジミー・ペイジも変にクニャクニャとしないで、堂々とギターを弾いているように見える。



 とどめは「Stairway To Heaven」。
 これは遠いめのオーディエンス録画だが、ステージにセットされたスクリーンが写っているので、メンバーの様子がよく見える。



 音はあまり良くないけれど、ジミー・ペイジもギターソロを無難にこなしているように聴こえる。ロバート・プラントも昔のようなハイトーンは出ていないが、声の感じも悪くない。もちろん、ジョーン・ポール・ジョーンズの独特の存在感も健在だ。
 さらに、ジェイソン・ボーナムも「さすがに、ボンゾの息子」というドラミングではないだろうか。

 これだけの映像で判断するのは、早いと思うけれど、少なくともライブ・エイドでのステージよりも、格段に良い演奏だと思う。もちろん、リハーサルを重ねた結果だろうが、彼らの本気が見えてきた気がする。
 このステージができるなら、ウワサになっている本格的な再結成、来年にはワールドツアーに出発という流れが、いよいよ現実のものになるかもしれない。

 最後に再結成ライブのセットリストは下記の通り。

1.Good Times Bad Times
2.Ramble On
3.Black Dog
4.In My Time Of Dying
5.For Your Life
6.Trampled Under Foot
7.Nobody's Fault But Mine
8.No Quarter
9.Since I've Been Loving You
10.Dazed And Confused
11.Stairway To Heaven
12.The Song Remains The Same
13.Misty Mountain Hop
14.Kashmir
15.Whole Lotta Love
16.Rock And Roll

 「Good Times Bad Times」に始まって「Ramble On」に続き、「Rock And Roll」で終わるというのは、なかなか泣かせるセットリストだなあ。

追加:オープニングの様子と「Good Times Bad Times」もアップされていた。なるほど、こーいう感じで始まったんだ。それにしても、ジミー・ペイジがかっこいい!



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| レッド・ツェッペリン | 20:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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レッド・ツェッペリンから感じた、起承転結

 ZEPの再結成まで、あと数日。いよいよ、カウントダウン状態に入った。
 でも、ぼくは再結成の日を目前にして、少しばかり緊張している。もちろん、ロンドンに行くわけではない。ネット上のニュースやコンサートに行った人に感想を読み、運が良ければどこかのサイトで動画が見られるのではと思っているだけだが、なんだかソワソワしてしまう。

 そのソワソワ感の原因は期待というよりも、むしろ不安が大きい。「ジミー・ペイジの指はもつれないか」「ロバート・プラントはハイトーンを、ちゃんと出せるの」「ジョン・ポール・ジョーンズは曲のパートをぶっ飛ばして、プレイしないか」などなど、心配ごとは限りない。
 なにしろ、3人が揃ってステージに立つのは1988年以来のことで、約20年ぶりなのだ。

 彼らもプロだから、リハーサルを重ねて、水準以上のプレイはするだろう。でも、過去の名曲を単になぞるだけでは、ZEPらしいとはいえないし、観客も満足しないだろう。
 以前も書いたが、あのメンバーが一緒のステージに立つことによって起こるマジックを見たいのだ。

レッドツェッペリン ディーブイディーレッドツェッペリン ディーブイディー
レッド・ツェッペリン


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 幸か不幸か、2枚組みのDVDが発売されてから、ZEPの全盛期のすごいステージは、映像によって世界中の人々が知るところになった。あの時の凄さの再現を期待するのは酷なことと分かっちゃいるけど、レッド・ツェッペリンという名前を掲げる以上は、何かギラリと光るものを見せつけてほしい。
 現在、2枚組みのDVDの映像の一部はYahoo動画で視聴が可能なので、まだの人はぜひどうぞ。
 
 そーんなことを考えていたら、こんなニュースが。うーん、大丈夫か?

 レッド・ツェッペリン、声が出なくて曲をリアレンジ?

 いずれにせよ答えが出るまで、あと数日だ。


 さて、ここからが本題。
 今週は再結成が目前ということもあって、ZEPをよく聴いた。そして、試しにファーストアルバムから「CODA」までを順番に聴いてみて、あることに気が付いた。
 それは、ZEPのファーストアルバムから「天国への階段」の入っている「フォー・シンボルズ」までの4枚を順番に聴くと、まるで古い4コママンガのように見事な起承転結を感じることだ。

Led ZeppelinLed Zeppelin
Led Zeppelin


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 まず、ファーストアルバム。これが彼らの「起」のアルバムだ。
 ここからすべてが始まったわけだが、このアルバムにはこれから開花するZEPの多彩な音楽の要素がすべて詰まっている。つまり、デビュー直後からZEPはとんでもないグループだったわけだ。
 そもそも、こんなアルバムをわずか30時間で作ってしまう(このあたりは、たった1日で作られたビートルズのデビューアルバムに通じるものがある)ことが、奇跡に近い出来事である。あのメンバーが揃った時点で、なにかが爆発したことを容易に想像できるアルバムだ。

Led Zeppelin IILed Zeppelin II
Led Zeppelin


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 「承」にあたる2枚目は前作の路線を継承しつつも、さらに膨らませて完璧に仕上げたところがすごい。このアルバムで、ZEP流のロックはほぼ完成したと思う。
 でも、このアルバムも時間をかけてスタジオで作りこまれたわけではない。69年1月のレコードデビュー後、ZEPはアメリカとイギリスを中心に日程の詰まったハードなツアーを続けていた。さらに、オフステージでは伝説にすらなっている乱痴気騒ぎを、毎晩のように繰り広げていたのである。
 セカンドアルバムは、そんな狂乱のツアーの合間を縫うようにして、各地のスタジオを録音された。でも、そんなことを少しも感じさせない完璧さが、このアルバムにはある。彼らの怪物性がよーく分かる1枚だ。

Led Zeppelin IIILed Zeppelin III
Led Zeppelin


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 この3枚目のアルバムで、ZEPは大きく方向転換をする。まさに「転」のアルバムといえる。
 その転換とはアコースティックな曲の多用だ。レコードの時代には「Gallows pole」に始まり「Hats off to (Roy) Harper」で終わるB面には、今でいうオーガニックな曲ばかりが収められていたのだから、リアルタイムで聴いた人は驚いたはずである。
 と書いているぼくも、高校生の時に初めて聴いたサードアルバムには困惑した。ZEPにはかっこいいリフと雄叫びを期待していたので、正直に書くと「何じゃこりゃ、退屈やなあ。寝てしまうで!」と思った。
 今ではアコースティックなB面こそが、このアルバムの魅力だと感じているし、どの曲も大好きだ。でも、あのB面はガッツとくるオープニングの「Immigrant song」よりも衝撃度が高かったかもしれない。

 その「Immigrant song」だが、バンド全体の疾走感がたまらない名曲である。今でもこの曲が不意に流れてくると、ぼくは思わず頭を揺らしてしまう。
 でも、本来なら曲の最もおいしいところで登場するはずのジミー・ペイジのギターソロが「Immigrant song」にはない。つまり、オープニングから「これまでのZEPとは違うよ」ということをさりげに示しているのだ。そのすかした曲が圧倒的にかっこいいのだから、やはり彼らはタダ者ではない。

Led Zeppelin IVLed Zeppelin IV
Led Zeppelin


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 そして、4枚目は「結」となるアルバム。
 「Stairway to Heaven」が入っているだけに、このアルバムからZEPを聴き始める方も多いのかもしれないが、それはある意味では正解だ。このアルバムは「結」にふさわしく、これまでのZEPの軌跡を総括するような内容だからである。王道的な1枚といってもいいだろう。

 でも、このアルバムには安定感があっても、ZEPらしい変化や揺らぎに欠ける気もする。もちろん、名作だし、好きなアルバムだが、個人的には最も聴く回数が少ないZEPのアルバムだ。
 しかし、ZEPは次のアルバム「Houses Of The Holy」で、再び大きく変化する。つまり、4枚目はこれまでの自分たちの音楽にケリをつけ、さらに前に進むために、あえて王道的に作られたのかもしれない。

 ZEPがデビューアルバムから4枚目をリリースするまでに要した時間は、わずかに3年である。
 そんな短い期間に、こうして「起承転結」の感じられる名作アルバムを量産できるというのは、現在の音楽業界とのシステムや流れの違いを差し引いても、ホントにすごいことではないだろうか。
 ZEPのデビューアルバムから4枚目までを連続して聴くことには、意外に発見が多いので、まだの方はぜひ!


 最後にギブソンの姉妹ブランドエピフォンから、ジミー・ペイジと同じあのギターが発売された。


Epiphone by Gibson G-1275 Custom (CH)

 ボディがアルダーでトラ杢入りのメイプルトップが貼ってあるなど「ジミーのギターとは構成がちょっと違うかな」と思う部分もある。でも、6弦側のピックアップがオープン仕様になっているところからすると、明らかにジミーのダブルネックの再現を狙っているのだろう。これで10万円ちょっとの値段というのは、なかなか魅力的かも。
 あっ、もちろん買いませんよ。というか、買えませんが、ダブルネックのギターというのは、一度試してみたいなあ。

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| レッド・ツェッペリン | 16:09 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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4人が揃うと5人目の野獣が現れる

 数日前、久しぶりに「rokin'on」を買った。
 今月号の特集が再結成直前のレッド・ツェッペリンで、読み応えがありそうなロバート・プラントの2万字インタビューが掲載されていたからだ。 早速、読んでみると、ロバート・プラントがこれまでになかったような語り口でZEPのことを回想していて、めちゃくちゃ面白かった。

rockin'on (ロッキング・オン) 2007年 12月号 [雑誌]
B000XA8KMW

 再結成が決まれば、チケットの争奪戦が異常なまでに加熱し、今や伝説のバンドといってもいいZEP。でも、当事者の1人だったロバート・プラントの発言は意外にもクールで「あの頃は最高!」と栄光のZEP時代を誇りに思っているばかりではないことが、とても興味深かった。
 ロバート・プラントの次にはジミー・ペイジのインタビューが掲載されているが、こちらは素直に「ZEPは最強のバンドだった」という語り口で、2人のZEPに対する気持ちには、かなりの隔たりがあるように感じられた。
 一緒にアルバムを作り、ライブをやっていても「こんなに違うものなのか」と驚いたが、ロバート・プラントとジミー・ペイジが同じようなニュアンスの発言をしている部分もあって、一部抜粋してみるとこんな感じ。

 「ZEPは俺たち4人なんだよ。あの4人でなければ、ああはならなかったんだ」(ロバート・プラント)
 「4人のメンバーが集まると、5人目の怪物が姿をあらわすというわけ」(ジミー・ペイジ)

 あの4人が集まれば、レコーディングであれ、ライブであれ、何か特別な化学変化のようなものが起こる。そして、あのグルーブやリズムのうねりが生み出されたのだろう。
 これはZEPに限らず、ビートルズやストーンズからも感じられ、ロックという音楽の中にある必然性のある奇跡のようなものだと思う。

 しかし、ZEPのすべてのアルバムや多くのブートレック、もしくは2枚組みDVDからビシビシと感じられる必然性のある奇跡が、解散から27年も経過したグループに再び舞い降りる可能性は少ないのではないか。冷静に考えると、いくらリハーサルを重ねても、1回限りのライブでは、あのグルーブを取り戻すことは難しい気がするのだ。
 そして、何よりも大きいのは、ZEPの屋台骨を支えてたジョン・ボーナムが、既にこの世にいないことだと思う。ボンゾが叩き出すビートは、ZEPが起こす奇跡のような化学変化のための大切な触媒だったのではないか。インタビューでロバート・プラントとジミー・ペイジが語っているように、ZEPは「あの4人」でなればならなかったのだ。

 と書きながら、ぼくは今回の再結成には不安を感じながらも、かなり期待している部分がある。そして、多くの人が大注目しているライブだけに、その様子はすぐにインターネットで世界中を駆け回り、やがてDVDでいう形で見られるようになるだろう。
 不安と期待が入り混じった再結成まであと1カ月、12月のロンドンで3人のZEPは、どんなパフォーマンスを見せ、どのようなグルーブを聴かせてくれるのだろうか。


 そういえば、コンサートの延期の原因になったジミー・ペイジの小指の骨折は、庭を散歩していて転倒したことが原因だったそうだ。幸い骨折したのは左手の小指らしく、ある程度直ればギターを弾くには問題なそう。でも、散歩中に転んで骨折って、だ、だ、だいじょうぶか、ジミー?

 ついでに、こんなニュースもネット上にあった。。「ツェッペリン、新曲のパフォーマンスはなし」。
 もし、ジミー・ペイジが骨折しなければ、新曲を製作して、ステージで披露することを考えていたそうだ。「怪我してなければ、今ごろアルバム2枚分くらい作っていただろうよ」という強気の発言もあって、一夜限りの再結成の評価が高ければ、本格的な復活の可能性もありそうだ。

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| レッド・ツェッペリン | 18:19 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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レッド・ツェッペリンの再結成延期への個人的な憶測

 レッド・ツェッペリン(以下ZEP)が再結成するという話は、皆さんの耳にも届いていると思う。
 11月26日にロンドンの02アリーナで、アトランティックレコードの創立者である故アーメット・アーティガンを追悼するコンサートで、約20年ぶりに再結成。2万枚のチケットに2500万人の購入希望者が殺到して、サーバーがパンク。競争率が1万分の1にまで跳ね上がったことも、少し前に話題になっていた。

 しかし、そのコンサートがジミー・ペイジの指の骨折によって、延期されることが決定。2週間後の12月10日に行われることになった。トップページが再結成仕様になっていたZEPの公式サイトも、すでに日付を変更済みだ。
 このコンサートには世界中からのZEPファンが集まるはずから、年末の忙しい時期ということもあって、今ごろ予定の変更に忙殺されている人もいるだろう。でも、中止ではなくて、延期で良かったと思う。

 ただ、指の骨折の理由が明らかにされていない(まさか、リハーサルでギターを弾きすぎての疲労骨折じゃないでしょうねえ、ジミーさん?)ことから、ぼくなんかはあらぬ憶測をしてしまう。例えば「世界中が大注目しているコンサートを成功させるためには、バンドのグルーブを完全に取り戻したいはず。もう少しリハーサルの時間が欲しかったのでは?」などと考えちゃう。
 さらに、ZEPはこのコンサートをきっかけに本格的に復活することを考えていて、リハーサルと同時に新曲のレコーディング中。「コンサートの前に終了させて、再結成の熱が冷めないうちにリリースしたいから、その作業が長引いているなんてことはないだろうか?」などという妄想も膨らむ。

 ZEPの本格的な復活、ニューアルバムのレコーディングなんてのは、あくまでも個人的な妄想のレベルの話。でも、これまで数回あった単発の再結成とは違って、今回はある程度の用意周到さが感じられる。

 まず、コンサートの直前に新たなベスト盤がリリースされる。

MothershipMothership
Led Zeppelin


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 でも、このベスト盤は収録曲を見ても、特に目新しいものはなく、最新のリマスターという以外にウリはない。限定版に付いてくるDVDも、既に発売されている2枚組みのDVDからの抜粋のようだ。

 さらに、映画「永遠の詩」のサウンドトラックとしてリリースされた「The Song Remains the Same」もリマスター、未収録曲を追加したCDも今月20日にリリースされる。

The Song Remains the SameThe Song Remains the Same
Led Zeppelin


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 これまではZEPのライブとしては迫力不足の感もあった「The Song Remains the Same」だが「Black Dog」「Over The Hills」「Misty Mountain Hop」「Since I've Been Loving You」「The Ocean」「Heartbreake」が新たに収録されて、どのようなライブ盤に変貌しているのか楽しみな1枚だ。

レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ スペシャル・エディション(2枚組)レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ スペシャル・エディション(2枚組)
ジョン・ボーナム.ジョン・ポール・ジョーンズ. ロバート・プラント.ジミー・ペイジ


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 CDと同時に映画のほうもデジタルリマスター、5.1Chサラウンド化されて発売される。これも2枚組みになって、未発表映像が満載らしいので期待できそうだ。

 ぼくはボンゾの死による解散という理由を考えれば、いくらファンに求められても、安易に復活しかなったことがZEPの素晴らしさだったような気もしている。
 でも、今回の再結成直前のリリースラッシュを見ていると「この人たち、12月の再結成ライブの出来、評価次第では本格的に活動再開するのでは?」と考えちゃうのだが・・・・。

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| レッド・ツェッペリン | 10:16 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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怒涛のファーストアルバム レッド・ツェッペリン

 リリース直後に買って、数回見ただけだった2枚組みのDVDを、久しぶりに見直したことで、近ごろZEPが個人的なブームになっている。
 高校時代に彼らのアルバムはレコードで全部聴いたし、「レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ」も映画館で見たけれど、その後はなぜか疎遠に。CDもベスト盤と「Houses of the Holy」を持っているだけだった。
 でも、ここ数ヶ月でオリジナルアルバムをすべて揃え、繰り返し聴くことで、改めてZEPの凄さを感じている。

Led ZeppelinLed Zeppelin
Led Zeppelin


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 どのアーチストのファーストアルバムにも、その後に進む道が暗示的に記録されていると思う。ビートルズやストーンズと同様に、ZEPのファーストアルバムにも、これから先に展開される音楽の物語の種や芽があちらこちらに感じられる。

 3分弱という短い時間の中で、ロックのかっこよさを完璧に表現した「Good times bad times」に始まり、続く「Babe I'm gonna leave you」はその後のアコースティックなZEPや「天国への階段」への発展を感じさせる曲。アクセント的に置かれてはいるけれど、名曲のギターインスト「 Black mountain side」から、すかさずゴリゴリのリフで押しまくる「Communication breakdown」に突入する瞬間も鳥肌もののかっこよさ。このアルバムには、これからどんどんふくらんでいくZEPの魅力のすべてが凝縮されている。
 もちろん、全編に渡って、ボンゾのドラムは素晴らしく、バンドの音は若々しいのに、アルバム全体の完成度は高いという矛盾もファーストアルバムにしかない魅力だ。
 とにかく、このアルバムを聴けば、彼らがデビュー当初から単なるハードロックバンドではなかったことが改めて実感できると思う。
 
 ジミー・ペイジによると、ファーストアルバムはわずか36時間で製作されたらしい。レコーディングの直前にニューヤードバースとして行った北欧ツアーでリハーサルを繰り返し、収録曲のアレンジもまとまっていたのが、短時間で仕上がった理由らしいが、アルバムのクオリティを考えると驚異的な話だ。
 ほとんどライブ録音に近く、オーバーダビングも最小限。それゆえに、離陸直前のツェッペリン号の若々しい凄さを感じられるファーストアルバムは、宝石の原石のような1枚だ。

| レッド・ツェッペリン | 13:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ポップでカラフルなレッド・ツェッペリンの「聖なる館」

Houses of the HolyHouses of the Holy
Led Zeppelin


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 昨晩は音楽を聴かず、トタン屋根をたたく雨の音をBGMに酒を飲んだ。北国に住むものにとって、春の雨の音には特別な響きがあるからだ。それは約4ヵ月間聞けなかった音。そして、雪が雨に変わるということは、長い冬が終わった証でもある。
 毎年、この時期になるとレッド・ツェッペリンの「The Rain Song」が聴きたくなる。美しいアルペジオとコードの響きに続き「春がやってきた」という歌詞で始まり「少しだけの雨」で終わるこの曲は、北海道の早春の気分にぴったりなのだ。

 正直に書くと、ぼくはレッド・ツェッペリンの熱心なファンではない。すべてのアルバムを聴いたことはあるけれど、CDを持っているのは「The Rain Song」が入っている「Houses Of The Holy」(邦題は「聖なる館」)と2枚組みのベスト盤「Remasters」だけ。彼らの音楽は高く評価しているが、アルバムを一枚通して聴くのは、何となくヘビーなのだ。
 しかし「Houses Of The Holy」だけは例外だ。ポップで軽く、音もカラフル。レッド・ツェッペリンらしくないと思う人もいるだろうが、ぼくは彼らのアルバムの中で「Houses Of The Holy」が一番好きだ。

 1曲目の「The Song Remains The Same」はイントロのギターが抜群にかっこよく、2曲目の「The Rain Song」はギターのアルペジオとメロトロンの響きが美しい。軽快な「Over The Hills And Far Away」に続く「The Crunge」は変拍子のツェッペリン流のファンクである。
 レコードではB面トップだった「Dancing Days」の次の「D'yer Mak'er」はジョン・ボーナムのドラムが全編に渡ってヘビーに鳴り響くレゲエ。このアルバムでは意識的にリズムを軽くしようとしているようにも感じられるのに、普通なら最も軽く処理するだろう「D'yer Mak'er」でドラムの音が重いのが面白い。
 そして、幻想的な名曲「No Quarter」。ラストの「The Ocean」と素晴らしい流れを持った「Houses Of The Holy」は、まちがいなく名盤だ。

| レッド・ツェッペリン | 10:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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