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金沢の雪-あぁ古都は美しい

 前の週末、仕事で金沢に行ってきた。
 目的は「フードピア金沢」というイベントの取材と視察だったが、20年以上ぶりに訪れた金沢の街並みは色々な意味で新鮮だった。

 なかなか風情のある金沢の街を散策するのは楽しくて「50を目前にして、オレもようやく古都の良さが分かるようになったかも」と思ったりした。

 仕事の合間に兼六園にも足を延ばした。

雪吊りの松

 格式のある日本庭園、雪吊りされた松に降り積もった雪にはどこか品があり、同じ雪でも北海道とはどこか雰囲気が違う。もちろん、北海道の荒涼とした土地に延々と広がる雪原も好きだけれど、箱庭的な雪の美しさは普段生活の中では決して感じられないものだ。

 かやぶき屋根に積もる雪の表情も厳かで、とても日本的である。

かやぶき屋根の雪

 2日間滞在した金沢では晴れ間に早春の光が感じられ、乗り継ぎで立ち寄った羽田空港は少し暑いくらいだった。しかし、北海道に戻ってくると厳冬期のままで、海には流氷が浮かんでいた。日本という国は、面積的には狭いのに、ホントに広い。

 ということで、今日の1曲は佐野元春の「雪-あぁ世界は美しい」。



 ロンドン録音のアルバム「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」の中では、唯一異質な音ざわりのある曲だが、佐野元春の自然観のようなものが感じられ、好きな1曲。

 最近のライブではプレイされることはないが「ナポレオンフィッシュ・ツアー」で聴けた「雪-あぁ世界は美しい」は、個人的にライブのハイライトのひとつだった。久しぶりにライブでこの曲を聴いてみたいものだ。

 そういえば、日本版の「ローリングストーン」の最新号に佐野元春のインタビューが載っていた。

B0072640Z6Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2012年 03月号 [雑誌]
セブン&アイ出版 2012-02-10

by G-Tools

 1万字のなかなか読み応えのあるインタビューだったが、その中の「20代、30代じゃない。狡猾に反抗していくということだ」というフレーズに心が震えた。
 佐野元春が「1月下旬からスタジオ・セッションに入り、今年中には発表したい」と語っていた新しいアルバムが待ち遠しい。
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| 佐野元春 | 22:56 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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クリスマスと佐野元春の30周年DVD

 早いもので、もうクリスマス。ボブ・ディランは「Time is a jet plane it moves so fast」と唄ったけれど、歳をくってくると、ホントに時間がジェット機のように過ぎていく。
 おまけに、週明けに締め切りの仕事を抱えているので、ここ数週間はテンパイ状態。クリスマスイブの今日も、少し前に紹介した「Holiday Carole」を聴きながら、PCに向かって仕事をしている。まあ、こんなご時勢だから、忙しくしていられるのは、ありがたいことなんだけれど・・・・。

 まずはクリスマスらしく、ニューヨークのロックフェラーセンター前の、ライブ映像。キャロル・キングのライブは2分過ぎから始まる。



 娘のルイーズ・ゴーフィンと「Christmas in the Air」を唄うキャロル・キングを見ると、何だか和んだ気分になって、慌しさを一時だけ忘れられる。


 さらに、クリスマスといえば、昨年も紹介したこの曲。佐野元春の「クリスマス・タイム・イン・ブルー」を。



 毎年、この時期にしか聴かない佐野元春の名曲。
 ロマンチックな情景ではなく、ある種の倫理観を唄っているようにも聴こえるこのクリスマス・ソングは、実に佐野元春らしい1曲だと思う。

 そんなの佐野元春の30周年のコンサートを収録した5枚組みのDVDが、少し前に届いた。

B005NFQ19Q佐野元春 30th Anniversary Tour ’ALL FLOWERS IN TIME’(初回限定デラックス版) [DVD]
佐野元春 THE HOBO KING BAND 深沼元昭 伊藤銀次 藤井一彦 山口洋 東京スカパラダイスオーケストラ
ユニバーサルミュージック 2011-12-14

by G-Tools

 全部見ると、6時間長というボリュームの初回限定版(とはいえ、好評につき増刷決定らしい。どこが初回限定なんだ)。一気になんてのは無理なので、少しずつ見ているのだが、彼をずっと追いかけてきたぼくには、色んな意味で感慨深いボックスセットだ。

 デラックス版の見所は、やはり大阪城ホールのライブだろう。多彩なゲストを迎えてのステージは30周年のお祭りのようで、ぼくには佐野元春版の「ラスト・ワルツ」のようにも感じられた。
 でも、最後はゲストを加えず「ロックンロール・ナイト」「ニュー・エイジ」「新しい航海」「サムディ」「悲しきレディオ」「アンジェリーナ」を一気にプレイする。この時の佐野元春が良いのだ。久しぶりにぶっ飛んで、エッジを歩く佐野元春を見られた気がした。

 通常版という形でもリリースされ、今年6月の東京のライブを完全収録したDVDにも、心が震える瞬間がいくつもあった。

 3月の震災の影響で、延期された30周年ライブ。佐野元春はMCで少しだけ震災にふれたものの、ぼくが見た札幌の30周年のライブと、ステージの進行はそれほど変わらない。当初は大阪城ホールと同じく豪華なゲストを迎えてのライブになる予定だったが、延期の影響かゲストといえるのは佐橋佳幸だけだ。

 いつもと変わらないメンバーで、1月の札幌と見たときと同じように進んでいくステージ。でも、ぼくは札幌ではプレイされず、6月の東京でセットリストに加わった「君を連れてゆく」に震災後の佐野元春を感じた。



 上の映像は、1995年の阪神大震災被災者支援コンサートでの「君を連れてゆく」。
 個人的には「ハート・ビート」の続編のようにも感じられ、少し苦味のある大人のラブソングは、あの日以降のこの国で以前とは違った意味をもって聴こえてくるような気がしている。
 このDVDがリリースされたことで、長かった佐野元春の30周年もようやく一段落。来年はすべて新曲のニューアルバムを期待している。

| 佐野元春 | 17:42 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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とても上質なセルフカバーアルバム、佐野元春の「月と専制君主」

 佐野元春の30周年記念ライブに行った時、その中の4曲を聴いて、中身にとても期待がもてそうだったセルフカバー・アルバム「月と専制君主」が届いた。
 北海道の片田舎に住んでいても、予約をしていればリリース当日に聴けるように発送してくれるなんて、アマゾンもやるではないか。

B004D6PYV2月と専制君主(CD+DVD)
佐野元春
DaisyMusic 2011-01-26

by G-Tools

 早速、CDプレイヤーにセットしてみると、これが想像していた以上に素晴らしかった。
 ぼくは「佐野元春がセルフカバー・アルバムを製作中」というニュースを聞いて「元春、おまえもか。安易な曲のお化粧直しだけはやめてほしいけどなあ」と思ったのだが、そんな心配は一瞬にして消え去った。
 ここ数日は「月と専制君主」ばかりをリピートしているが、早くもこの先も聴き続けていく愛聴盤になる予感さえする。

 何より、アナログ感がプンプンとする音のデザインが良い。曲のリズムやアレンジが変わっても、アルバム全体の音色には統一感があって、今風のデジタル臭さ、プロ・ツールスでさっと作りましたという感じが、まったくしないのだ。
 もちろん、21世紀に製作される音楽はデジタルの呪縛から逃れることなんてできないが、まるでレコードを聴いているかのような音の肌触りが懐かしくも、新しい。
 収録時間も50分弱とレコード並みだし、CDと同じ内容のアナログ盤が付いた限定版もリリースされた理由がよく分かる音の作り方だ。

 すべての曲に共通するのは、都会的な音作りなのに、ほのかに漂う土臭さ。いまどき、ハモンドオルガンやフリューゲルホルンが心地よく鳴り響くロックのアルバムを作ることができるのは、佐野元春くらいものだろう。
 こんなアルバムが、2011年のCDショップの店頭に新作として並ぶのは、とても痛快なことだ。流行の音作りとは明らかに異質の「月と専制君主」は、今のメインストリームの音楽に対する佐野元春の静かで鋭いカウンターパンチではないか。

 ぼくは「月と専制君主」を聴いて、なぜかアストラッド・ジルベルトの音の肌触りを思い出してしまった。
 畑違いの音楽なのかもしれないが、アストラッド・ジルベルトの唄はこんな感じ。曲は月つながりで「Fly Me To The Moon」を。



 あえて、各曲の解説は控えるが、このアルバムは佐野元春がかって書いた曲に、統一感のある新しいアレンジをまとわせて、慎重に並べ替えた上質な短編集という感じがする。CDの時代になって、半ば無意味になってしまった曲順も大切にしたいと思えるアルバムだ。

 もちろん、聴く人によって、曲や詩の受けとめ方は様々だろうし、佐野元春も何かを明確に表現しようとしているわけではない。しかし、陽気に「君がいない」と唄う「ジュジュ」に始まり「ヤング・ブラッツ」や「君がいなければ」を経て、ワルツの「レインガール」で終わるアルバムからは、きっと何かを感じるはずだ。
 ちなみに、個人的なベスト・トラックは、初めて聴いた時にドキリとするほどのせつなさを感じてしまった「日曜日の朝の憂鬱」だろうか。


 ロックは若者のための音楽。ぼく自身もメディアも未だにそう思い込んでいる部分があるけれど、ローリング・ストーンズやボブ・ディランは還暦を過ぎても、新しいアルバムをリリースし、ツアーを続けている。
 もはや、ロックは単に若者の怒りや反抗を表現する音楽ではなく、人生の円熟や終焉、人が枯れていく様すら表現できる音楽になったのではないか。「月と専制君主」はそんなことも考えさせてくれるアルバムだ。

 もうすぐ55歳になるキャリア30年の佐野元春が作り上げたセルフカバー・アルバムは、洗練された大人の音楽ともいえるが、あちらこちらに芯のある反骨心も見え隠れする。
 円熟と反抗が両立している「月と専制君主」は、結果的に佐野元春の30周年を飾るのにふさわしいアルバムになった気がするが、早いうちに新曲の詰まったニューアルバムも聴いてみたいものだ。

| 佐野元春 | 22:54 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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佐野元春のライブレポート、1月19日札幌

 流氷の接近しつつあるオホーツク海側の街から、列車に乗って約5時間半。ようやく到着した札幌では、すでに雪祭りの準備が始まっていた。

 佐野元春の30周年を記念するコンサートは、お祭りの準備が進む大通公園から少し離れた札幌市教育文化会館で行われた。ここは初めて行く会場だが、中に入ってみるとキャパが1000人とは思えないほど、こじんまりとしたホールだった。ぼくが確保した席は前から7列目だったが、ステージがとても近く感じる。

 開演時間の午後7時を少し過ぎた頃、客電が消えて、ホーボ・キング・バンドが登場。山本拓夫のサックスの音がホールに満ちていく。佐野元春の30周年をお祝いする祭りの始まりだ。

 以後、ライブのネタばれありです。先に進む場合はご注意を。

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| 佐野元春 | 19:50 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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佐野元春の特集本とカバーアルバム、そして沢田研二

 メリー・クリスマス!
 まずはこの時期にしか聴けない佐野元春の曲を。



 日本語のクリスマス・ソングの名曲。2つの言葉を対比(ちょっとジョン・レノン的ではあるけれど)させながら、単なるハッピーなクリスマス・ソングにはしないのが、佐野元春らしい。
 それでも、最後には「今夜は大丈夫」とシャウトする展開が好きで、ぼくは毎年クリスマスが近くなると、この曲を聴いてしまう。


 そんな佐野元春の30周年を記念した特集本が発売された。

4048954148別冊カドカワ 総力特集 佐野元春 カドカワムック 62483‐67 (カドカワムック 364)
角川マーケティング(角川グループパブリッシング) 2010-12-20

by G-Tools

 本の内容のほとんど、200ページ以上が佐野元春に関することで占められた読み応えのある一冊。
 自ら編集長を務め「This」という雑誌を発行していた佐野元春は「活字の人」でもある。ぼくも彼に関する書籍はできるだけ読んできた。そして、今回の「別冊カドカワ」の中で興味深かったのが、佐野本人による「セルフカバーアルバム『月と専制君主』全曲解説」だ。

B004D6PYV2月と専制君主(初回限定盤)(DVD付)
佐野元春
Daisy Music 2011-01-26

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 数ヶ月前、ぼくは佐野元春が「30周年記念にセルフカバー・アルバムをリリースする」という話を聞いた時、ちょっとした違和感があった。「佐野元春も流行のカバー・アルバムかよ。まあ、それのほうが売れそうやからな」「でも、安易に『サムディ』や『約束の橋』あたりの焼き直しをやられたら嫌だな」と思ったのだ。
 しかし「セルフカバーアルバム『月と専制君主』全曲解説」を読む限り、その心配はなさそうだ。

 そもそも、アルバムタイトルの「月と専制君主」やセルフカバーされている曲のチョイスが佐野元春らしい。よく知られている曲は「ヤングブラッツ」くらいなもので、それ以外はあまり知られていない曲だ。でも、それらはコアなファンには愛されていそうな隠れた名曲ばかりである。
 メジャーな「ヤングブラッツ」にしてもラテン・ロックにアレンジされ、佐野元春いわく「7分以上に渡る名演奏」らしいが、その後に「ぼくの歌なんて、3分台で消えてしまうし(笑)」と続くところに彼らしさを感じてしまって、うれしくなった。

 冒頭のインタビューの中にあった一節「メインストリームに対抗するオルタナティブというのは、とてもかっこいいことなんです」を感じられそうなカバーアルバムのようで、来年のリリースが楽しみだ。早く聴いてみたい。


 今回の「月と専制君主」ではカバーされなかったけれど、ぼくが佐野元春のセルフカバーで聴いてみたいのが「フルーツ・ツアー」の時は、最後のギターバトルを含めて、ちょっと「ホテル・カリフォルニア」みたいな感じだった「バニティー・ファクトリー」だ。



 この曲、元々は沢田研二のために書かれたもの。



 彼のライブ・バージョンもすごく良い。そして、この人はホントに唄がうまいと思うなあ。

 ついでに、沢田研二をもう一曲。
 「TIME IS ON MY SIDE~SATISFACTION」のストーンズ・メドレー。



 間に「DAY TRIPPER」をはさむ、アレンジも素敵だが、シャウトの中にほんのりと退廃な匂いが漂うあたりも、実にジュリーらしい。
 そして、この人も芸能界というメインストリームに居ながら、オルタナティブな存在であり続けている人だと思う。

 佐野元春と沢田研二。離れているようで、意外と近いところに立っている2人ではないだろうか。

| 佐野元春 | 11:12 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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30年前の記憶、ライブハウスの佐野元春

 今年は佐野元春のデビュー30周年だ。それを記念したツアーがあるという話は聞いていたが、今年も半分が過ぎようとしているのに、何の音沙汰もない。「どうしたんだろう?」と思っていると、ようやく公式サイトでツアーの詳細の発表があった。

佐野元春30周年、アニバーサリー・ツアー特集サイト

 ツアーは三つのパートに分かれ、8月のスポークンワーズのツアー、10月からのコヨーテ・バンドとのライブハウスツアー。そして、来年のホーボーキングバンドとの全国大都市ツアーという大規模なものになるそうだ。

 この中で個人的に注目しているのはライブハウスツアーで、開催日程を見ると全国各地の比較的小規模なライブハウスが選ばれている。
 ぼくの住む北海道では札幌の「ペニーレーン24」でのライブが予定されているが、ここのキャパは確か500人程度のはず。このくらいの大きさのライブハウスで佐野元春のライブが見られることには、良くも悪くも感慨深いものがある。


 実はデビュー直後の佐野元春を大阪のバーボンハウスというライブハウスで見たことがある。
 バーボンハウスは梅田の百又ビルの地下(1階にあった「百番館」という喫茶店にもよく行った)にある100人も入れば満員になるような小さなライブハウスだった。
 当時の大阪ではブルースやR&Bといった音楽が盛んで、ここでは憂歌団やサウス・トゥ・サウスなどのライブを見たことがあった。しかし、今のようにネットなどない時代である。「プレイガイド・ジャーナル」を見て、お目当てのライブに行ったこともあったけれど、友達とお酒を飲みに入ったら、たまたま誰かのライブが始まったということが多かった気がする。
 
 佐野元春の場合も同じで、階段を下りて、ぶらりと店に入ったら、ライブが始まった。
 もう30年も前の話なので、ぼんやりした記憶しか残っていないけれど、お客は少なくて、ガランとしたライブ・ハウスで、佐野元春は空回り気味の全力投球のライブをやった気がする。例の口調は当時も同じで、ぼくは「けっ、こんなキザなしゃべり方する奴は、絶対に大阪では売れへんわ」と思ったことだけは、はっきりと覚えている。
 ただ、佐野元春の音楽には何か心にひっかかるものがあった。リアルタイムでアルバムを買うようになったのは「Someday」からだが、それ以降はほとんどのツアーのライブに行っている。

 そして、バーボンハウスの次に佐野元春を見たのは1985年の「Visitors Tour」の真駒内アイスアリーナだった。
 コンサートの最後、すごい熱気に包まれた超満員のアリーナーの天井から降ってくる無数の風船をながめながら、ぼくは「あの時の佐野元春は幻だったのかも」と思った。
 バーボン・ハウスの佐野元春と真駒内アイスアリーナの佐野元春。どちらもホンモノだったけれど、あまりにも会場にギャップがあり過ぎて、ぼくにはその姿を重ね合わせることが難しかった。彼は客もまばらな小さなライブ・ハウスから満員の巨大なアリーナまで、わずか数年で駆け上がってしまったのだ。

 そんな佐野元春が小さなライブ・ハウスに帰ってくる。この歳になると、オールスタンディング、ギュウギュウ詰めのライブは「ちょっと、疲れるよなあ」という気持ちもあるけれど、11月には札幌まで30年後のライブ・ハウスの佐野元春を見にいこうと思っている。


 最後に佐野元春のデビュー直後の映像を。



 勢いにまかせてすっ飛ばす「夜のスウィンガー」だが、曲が始まった直後に佐野元春がジャンプして、勢い余ってギターを持ったまま、ずっこける。
 今では知的なイメージのある佐野元春だが、特に初期の頃は荒削りで暴走気味のパフォーマンスも多かった。少しやんちゃな佐野元春の姿も、久しぶりのライブ・ハウスで見てみたいな。

| 佐野元春 | 22:53 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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佐野元春と石川セリの関係にまつわる妄想

 ぼくは芸能ゴシップ的なことにはあまり興味がない。誰と誰が結婚しようと「勝手にすれば」って感じだし、その手の番組を見たり、雑誌を読んだりすることもほとんどないのだが・・・・。

 少し前に佐野元春ニュース専門サイト「Motoharu News Network」に、こんなエントリーがあった。

週刊ポストに素っ破抜かれる

 これによると「佐野元春-ファンにもずっと知らせなかった愛妻をスクープ撮」という記事が「週刊ポスト」に掲載されたらしい。人気絶頂の全盛期ならいざ知らず、今頃になって佐野元春の結婚関連のゴシップというのに、ぼくは何か引っかかるものを感じたので、散歩がてら近所のコンビニまで「週刊ポスト」を立ち読みに行った。

 半ページほどの記事の中には佐野元春と妻と思われる方が2人で寄り添いながら、夜の街を歩くうしろ姿の写真が掲載されていて、短い記事が添えられていた。読んでみると、とりたてて騒ぐほどの内容ではなくって、プライベートをほとんど語らない佐野元春には愛妻がいるのではないかとほのめかす程度のものだった。
 50歳を越えた佐野元春に妻がいても何らおかしくはないし、あえて家族のことは喋らない(インタビューで両親について語っているものを読んだことあるけれど)のも、彼のキャラクターを考えれば、別に違和感はない。結婚については「あえて積極的に公開するものではない」といった程度のことなんだろうと思う。

 本来ならこの話はこれで終わりなのだが、ものは試しに「佐野元春 結婚」と検索してみると、ちょっと興味深いページがヒットした。

佐野元春さんに関するエトセトラ

 このページによると石川ひろみ(ROMY)が「佐野元春の妻なのでは?」というウワサがあるようなのだ。



 ROMYは1985年にアルバム「KI・A・I 」をリリース。このアルバムの2曲目の「California」は作詞が友部正人、作曲がHolland Rose(佐野元春のペンネーム。松田聖子の「ハートのイヤリング」もHolland Rose名義の曲である)だ。
 「California」は佐野元春がDJを担当していた「サウンド・ストリート」でも何度オンエアされたので、それを聴いたことがあるけれど、未だに記憶に残る不思議なムードを持った曲だった。

 ROMYはアルバムを1枚リリースしただけで、表舞台から姿を消したけれど、このようなPVがアップされていることは、未だに彼女の唄が聞き続けられていることの証拠だと思う。
 なんてことを考えていたら、久しぶりに「California」の入ったアルバム「KI・A・I 」を聴きたくなった。でも、アマゾンを探しても見つからず、廃盤になったままで再発はされていないようだ。


 そんなROMYのお姉さんは、あの石川セリである。
 最近の石川セリはこんな感じで、このアンニュイなムードは出そうとしても出せるものではない。



 少し前のことになるが「酒でも飲んで寝るか」という時にテレビをつけたら、NHKの「SONGS」で石川セリが歌っているのが目に飛び込んできて、ぼくはお酒を飲むのも忘れて見入ってしまったことがある。

 さらに、日本のポップスの名曲「ムーンライト・サーファー」も彼女の曲。



 この曲は作詞・作曲が中村治雄。漢字で書くと分かりにくがPANTAである。
 現在も頭脳警察を中心に精力的に活動を続けているPANTAは「過激なロッカー」のイメージが強いけれど、こんな曲も書ける実に奥の深い人なのだ。

 ぼくはこれらの曲が収録されたベスト盤をよく聴くけれど、石川セリの歌声は素晴らしくって、いつも聞き惚れてしまう。

B0000QX18Wゴールデン☆ベスト 石川セリ シングルス・アンド・モア
石川セリ
ユニバーサル インターナショナル 2003-11-26

by G-Tools


 そして、石川セリの夫は井上陽水。もし、ウワサどおりに佐野元春がROMYと結婚しているのなら、2人は義理の兄弟の関係になるわけで、これはなかなかすごいお話ではないか。
 でも、例えば井上家の親戚の集まりがあって、佐野元春が「あっ、お兄さん、どうもお久しぶりです」などと井上陽水に挨拶している姿なんて、ぼくには想像もできないんだけど・・・・。

 って、これはネットに書かれていたウワサ話から、ぼくが勝手に妄想したお話。あくまでも想像ですので、そのあたりはご了解のほどを。

| 佐野元春 | 22:52 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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佐野元春の90年代作品デジタルリマスターBOX

 今日は久しぶりに佐野元春の話題を。
 来月に「MOTOHARU SANO 1990 - 1999 ORIGINAL ALBUM REMASTERED」というBOXセットが、予約のみで限定販売されるそうだ。これは佐野元春の90年代のアルバムをデジタルリマスターした6枚組みのBOXセットらしい。

 ぼくは佐野元春のアルバムをすべて持っているから、あえてこの高価なBOXセットを買うかどうかは微妙なところだが、リリースを知らせるオフィシャル・サイトの「最新ニュース」の中に少しショックな文章があった。
 そこには「現在、元春の90年代オリジナル6作品は廃盤となっており、ネットでのダウンロード販売もされていない」と書かれていた。

 「えっ、そうなの!」って感じである。「タイム・アウト!」「スウィート 16」「サークル」「フルーツ」「THE BARN」「Stones and Eggs」の6枚はすべてリアルタイムで聴いたアルバムだ。浅い深いの差はあれど、どのアルバムにも思い入れと思い出がある。
 さらに、ぼくには6枚が廃盤になってもおかしくないほど昔にリリースされたアルバムという実感がなかった。でも「タイム・アウト!」がリリースされたのが1990年だから、かれこれ20年前になる。廃盤になってもおかしくはない年月かもしれないけれど、これらのアルバムの中には廃盤にするには惜しい名盤があるのだ。

 たとえば、93年にリリースされた「サークル」。

B00005G4HIThe Circle
佐野元春
エピックレコードジャパン 1993-11-10

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 少しダークなムードの漂うアルバムだが、1曲目の「欲望」からして、佐野元春にしか描き出せない世界が広がる。「君を連れてゆく」は日本では数少ない大人のラブソング。個人的には「ハート・ビート」の続編と思っている名曲だ。

 そして「サークル」を最後にハートランドを解散させた佐野元春が、ソロ名義でリリースしたのが「フルーツ」で、これも大好きな一枚だ。

B00005G4LQフルーツ
佐野元春
エピックレコードジャパン 1996-07-01

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 全17曲、バンドという形を離れたからこそできた多彩な曲は、まさに色とりどりの果実といったところだ。ぼくは「フルーツ」を佐野元春の「ひとりホワイト・アルバム」だと思っている。

 日本のロックでは珍しく死を描いた「天国に続く芝生の丘~夏のピースハウスにて」から、それに続く「ヤァ!ソウルボーイ」。そして、佐野元春の曲の中でも上位に挙げたい名曲の「すべてうまくはいかなくても」へと流れていくあたりは圧巻で、今聴いても素晴らしい。
 シンプルなのに聴き込むほどに深みを増す「経験の唄」の詩の世界も、佐野元春の最高到達点のひとつだと思う。

 「フルーツ」に続いてリリースされた「The Barn」は、全曲ウッドストックでレコーディングされた佐野元春のレイドバック・アルバムだ。

B00005G4NTTHE BARN
佐野元春 and The Hobo King Band
エピックレコードジャパン 1997-12-01

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 The Hobo King Bandのコンビネーションも最高で、佐野元春のルーツのひとつであるボブ・ディランやザ・バンドの匂いが感じられるが、正直な話、ぼくはリリース当時にレイドバックした曲と音に肩透かしをくらわされた気がした。あまりにも時代とかけ離れた音だったし、何を今さらという気分になったのだ。
 しかし、今となっては気合の入った「フルーツ」の次に、いい意味で肩の力を抜いたあまり売れそうにもないアルバムを出してしまう佐野元春のひねくれ具合を含めて、このアルバムが大好きだ。
 彼のキャリアの中では異色作ってことになるかもしれないけれど、ぼくはこのアルバムの耳触りが好きで、未だによく聴く。

 実はこの6枚、廃盤になっているとはいえ、それほど手に入れにくいものではない。
 よく売れたアルバムばかりなので、ブックオフあたりで中古をよく見かけるし、Amazonにもユーズド商品がたくさんある。しかも、格安で売られている場合が多いので、音の良さを気にしなければ、あえてリマスターBOXを買う必要はないかもしれない。

 最後にアルバム「フルーツ」に伴うツアーから1曲。



 「ダウンタウンボーイ」は佐野元春のライブの定番で、これまで何度もアレンジを変えて唄われ続けてきた。ぼくもこの曲をライブで聴くのがいつも楽しみだ。

 それにしても「景気よくいこう!」で始まるフルーツ・ツアーの「ダウンタウンボーイ」の疾走感は素晴らしい。おそらく、元春史上最速の「ダウンタウンボーイ」だろう。
 どちらかというと抑制の効いた大人のプレイが魅力のホーボキング・バンドだが、この曲での爆発力は、ホントにすごい。

 来年デビュー30周年を迎える佐野元春。旧盤のリマスターもいいけれど、新しいアルバムをリリースして、景気よくアニバーサリー・ツアーをしてほしい。そして、ライブ会場では疾走感のある「ダウンタウンボーイ」や「悲しきレディオ」が聴きたいな。

| 佐野元春 | 22:10 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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佐野元春とYouTube

 6月4日に、佐野元春の「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」限定編集版がリリースされる。
 このアルバム、ぼくは「日本語ロックの最高峰のひとつだ」と思っていて、今でもたまに聴くのだが、今回リリースされるのは本編の他に未発表テイクを収めたディスク2、さらに未発表のライブ映像DVDが付いた3枚組みの限定版となっている

 この限定版のリリースにあわせて、佐野元春の公式サイト内には特集ページが設けられているが、その中のコンテンツのひとつに「On YouTube - 佐野元春 'ナポレオンフィッシュと泳ぐ日' の時代」というのがあった。
 これは「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」をリリースした頃の佐野元春の映像をYouTubeで見ようという企画で、ページ内には様々な動画へのリンクが貼られている。

 その中で面白かったのが、JR大阪駅のコンコースで佐野元春が一人でパフォーマンスする2本のビデオ。

コンプリケイション・シェイクダウン(DJバージョン)

99ブルース(DJバージョン)

 ぼくは佐野元春のライブ映像はほとんど見てきたと自負していたが、これは初見だったし、全盛期の佐野元春が大阪駅でこんなライブをやっていたことすら知らなかった。

 しかし、冷静になって考えみれば、ぼくが知る限りでは未だに著作権問題が完全にクリアになっていないはずのYouTubeの動画に、佐野元春の公式サイトからリンクを貼るのは勇気のある行為というとか、何か問題はないだろうか。

 例えば、この映像。



 ナポレオンフィッシュ・ツアーの時に、アンコールで「スターダスト・キッズ」を唄う佐野元春だが、元ネタはNHKで放映されてモノ。ぼくも放送時にビデオに録画して、何度も見てきた映像だが、放送元のNHK的には問題がありそうな気もする。
 同じく映像や音源に関しても著作権があるはずの佐野元春が、公式サイトにこのようなコンテンツを作るということは、一連のYouTube問題に何らかの進展があったのだろうか。


 そういえば、YouTubeには「ローリング・ストーンズがあなたの質問に答えてくれる」という企画もある。 

 ぼくもこれまでに何度かブログに埋め込んできたけれど、YouTubeにはすごい数のストーンズの映像がアップされている。でも、ほとんどの映像はDVDでビデオ、テレビ番組からの抜粋されたものだから、こちらも著作権的には問題ありだろう。
 それなのに、ストーンズがYouTube上でファンからの質問に答えるということは、とりあえず問題には目をつぶってでも「この絶大な人気を誇るサイトはプロモーションに効果的」という考えによるものかもしれない。

 いずれにせよ、ネットが生活の中の普通のツールになった今、旧来の著作権という考え方は大きく方向転換しないと立ち行かないような気がする。

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| 佐野元春 | 12:16 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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クリスマスは苦手だったけれど

 ちょっと遅くなりましたが、メリー・クリスマス!
 どんなふうに、クリスマスを過ごしましたか?
 そして、今年もあと少しになりましたが、健やかに良い年が迎えられますように。

 と、近ごろでは何の抵抗もなく書けるようになったけれど、ちょっと前まではクリスマスってやつが、どうにも苦手だった。「オレは仏教徒。だから、そんなの関係ねえ」というスタンスをとっていたのだ。

 そもそも、クリスマスにはあまり良い思い出がなかった。
 もちろん、幼少の頃には親からプレゼントをもらったりして、普通にクリスマスを楽しみにしていたと思うけれど、高校生になってからは街の騒ぎをよそに、年末はいつもバイトに励んでいた。特に20歳前後には、商店街の中にあるとても繁盛していた喫茶店で働いていたので、ひたすら忙しかった記憶しかない。

 ある年、その喫茶店が自家製ケーキを売り始めて、それが好評だったもんだから、調子にのってクリスマスケーキの予約を取ることになった。すると、意外にも多くの予約が集まって、小さなケーキ工場のキャパシティを越えるクリスマスケーキを作る羽目に。ほぼ徹夜、従業員総出でケーキ作りをして、なんとか予約をさばいた。
 でも、夜通しで生クリームの匂いを嗅いでいると気分が悪くなってくる。あの甘ったるい匂いが体中に染み付いて、胸やけがするのだ。あれから、しばらくの間はケーキを見るのも食べるのも嫌になった。

 さらに、バブル期の前後は「クリスマスは彼氏と豪華なディナーを食べて、高級ホテルにチェックイン」ってなことが流行って、あれも大嫌いだった。
 「クリスマスの頃、ディズニーランド周辺のホテルは半年前から予約で一杯だよ」という話を、知り合いのホテルマンから聞いたことがあるので、ホントに実践していたカップルがたくさんいたのだろう。「何かきっかけがないとロマンチックな気分になれんのか。若者たちよ、マスコミに踊らされちゃあ、いかんよ」と思ったし、クリスマスの本来の意味からすると、どう考えてもあれは変だった気がする。

 そんな苦手なクリスマスも、子どもが生れてからは楽しみに変わりつつある。
 子どもに親の苦手を押し付けるわけにもいかないので、イブの夜にはホームパーティの真似事をして、ケーキも食べる。そして、子どもが寝静まってから、プレゼントを枕元に置くようになった。

 すると、このクリスマスというイベントが日本でも定着している意味が何となく分かってきた。きっと、12月24日前後という時期が絶妙なのだ。もし、これがもう少し後ろにずれていたら「暮れも押し迫ってきて、忙しいのに」となったかもしれないし、12月の頭なら「今年も1年」という気分に欠けるだろう。
 お正月前に1年をふり返りながら、何となくウキウキした気持ちで「今年もありがとうね」と、家族や恋人どうしで、少しロマンチックな夜を過ごす。近ごろでは、1年も残りわずかとなった頃に、家族でクリスマスを祝うという習慣は「なかなかステキだなあ」と思えるようになってきた。


 これまで書いてきたように、ぼくは長い間クリスマスに背を向けてきた。
 でも、かれこれ20年以上もクリスマスの時期に限って、聞き続けてきた曲がある。佐野元春の「Christmas Time In Blue」だ。

Cafe BohemiaCafe Bohemia
佐野元春


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 ニューヨークでレコーディングされ、佐野元春のキャリアの中でも未だに異色の傑作「Visitors」の後にリリースされたのが「Cafe Bohemia」だ。アルバムをより先にシングルでリリースされた曲が数多く収録されているせいか、どことなくまとまりに欠ける感じがする1枚で「Christmas Time In Blue」も、既にシングルレコードでよく聴いた曲だった。

 この曲はジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」からインスパイアされたものと思われるけれど、歌詞が秀逸だ。伊藤銀次が「Christmas Time In Blue」を「日本のポップスで初めて倫理観を唄った曲」と評していたことも記憶している。さらに、レゲエのクリスマスソングというのも、当時は斬新だった。

 でも、なぜかこの曲、ぼくはクリスマスの時期にしか聴く気がしない。それが「Cafe Bohemia」の最後の方に収録されているものだから、普段はアルバム自体を聴かなくなってしまった。「Christmas Time In Blue」に限らず、クリスマス・ソングってシングル限定のほうが良いような気がするのは、ぼくだけだろうか。


 最後に思わぬところから、クリスマスプレゼントが届いた話を。
 クリスマスの少し前、コルグから宅配便が届いた。何かを頼んだ記憶がないので「いったい、何だろう」と開けてみると、VOXのTシャツが入っていた。

VOXのTシャツに当選した

 そういえば、10月の終わり頃にコルグのHPから、50周年記念のプレゼントに応募したような気がする。これまで、ネット上から様々なプレゼントに応募したことがあるけれど、当たったためしがないので、すっかり忘れていたのだ。
 クラシカルなVOXのアンプがプリントされたTシャツは、なかなかかっこよくって、思いがけないクリスマスプレゼントになった。

 さらに、このTシャツ、よくお邪魔しているブログのスノードロップさんも当選されていて、びっくしりた。当選者の総数は50名だったから、これはかなり珍しいことかもしれないなあ。

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| 佐野元春 | 18:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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