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マイルスはこの一枚から

Kind of BlueKind of Blue
Miles Davis


 ジャズってのは、ずっと小難しい音楽だと思っていた。ロックの場合、単純明快。メロディやサビのフレーズ、歌声や歌詞の内容に心震わさればいい。一曲の時間だって、例外はあるものの、長いものでも5分くらいだ。
 ジャズは違う。ジャズ・ボーカルというジャンルはあるが、基本的に唄はないし、一曲の時間が10分を越えるものも珍しくはない。正直な話、ロックを聴きなれた耳にはジャズは捕らえどころのない音楽のように感じられ、どこをどう楽しんだらよいのか分からなかったのだ。
 しかし、今から10年前に買った一枚のアルバムがジャズへの認識を変えた。マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」である。
 
 「カインド・オブ・ブルー」にはジャズにありがちな無駄なアドリブ、冗長なソロパートがない。一曲目の「ソー・ワホット」(「何じゃい、それがどうした」というマイルスの口癖)から最後の「フラメンコ・スケッチ」まで一瞬の隙もないのである。フレーズは熱いのだが、マイルス・デイビスは最後までクール。そのトランペットの音色は例えるなら真っ赤に燃え盛る炎ではなく、静かに燃える青い炎だ。

 モダンジャズの最高傑作「カインド・オブ・ブルー」にも欠点はある。スピーカーから出てくる音とは正面から向き合わなければならない。とてもテンションが高いアルバムなので聴く者も緊張をしいられ、リラックスできないのだ。しかし、その緊張感は心地の良いものだし、気持ちをポジティブな方向に導いてくれる気がする。

 先日、紹介したビートルズのオリジナル・アルバムはわずかに十数枚。しかし、マイルス・デイビスのオリジナル・アルバムはおそらく百枚以上はあるだろう。その姿を見極めようとすると時間とお金、ついでに根気が必要になる。
 でも、マイルス・デイビスというおっさんが気になる人は、とりあえず「カインド・オブ・ブルー」を聴いてみればいい。この音が心に響かなければ残りのアルバムは聴く必要がないからだ。

 ちなみに「カインド・オブ・ブルー」が発表されたのは1959年、「ア・ハード・ディズ・ナイト」は1964年。本当に素晴らしい音楽はちっとも古くならない。 
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| ジャズの名盤 | 23:10 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

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ビートルズから始めよう

A Hard Day's Night - ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!A Hard Day's Night - ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
ザ・ビートルズ


 近頃、集中してビートルズを聴いている。こんなにビートルズばかりを聴くのは、中学生以来だから25年ぶりである。
 きっかけは中古で「ビートルズ1」を買ったことで、ベスト盤としての選曲には疑問はあるものの、2曲目の「フロム・ミー・トウ・ユー」から10曲目の「ヘルプ」まで元気いっぱいのロックロールの連発が素晴らしかったからだ。
 「ビートルズを再発見してみよう」ってことで、約二週間かけてオリジナルアルバム全部とシングルを集めた「パストマスターズ」のVol.1とVol.2を聴いた。

 一般に評価の高いのは後期のアルバムの「リボルバー」や「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」、「アビーロード」だと思うが、今回の再発見で「素晴らしいなあ」と感じたのは「プリーズ・プリーズ・ミー」から「フォー・セール」までの初期のアルバム。サウンド的には稚拙な部分もあるかもしれないが、ビートルズの若さと勢いが素晴らしい。後期のようにサウンドエフェクトに凝っていない分だけ、生身のビートルズのすごさが分かるのだ。

 ベストアルバムは「ア・ハード・ディズ・ナイト」だ。未だに「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」という邦題がついているから間抜けなアルバムに感じるが、これはビートルズの最高傑作ではないか。同時に早熟なジョン・レノンのピークを記録したアルバムでもある。
 「バーン!」と始まる「ア・ハード・ディズ・ナイト」からラストの「アイル・ビー・バック」まで一曲足りとも無駄のない展開。「イフ・アイ・フェル」と「エニタイム・アット・オール」は数多くのジョン・レノンの曲の中でも上位に位置する名曲だ。

 ついでに映画(「ア・ハード・ディズ・ナイト」はサントラ盤でもある)も見直したが、これも素晴らしい。未だに新鮮なカットの連続には驚いた。当たり前のことだが、最初からビートルズはすごかったのだ。

| ビートルズとその周辺 | 23:03 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

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