2005年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2005年10月

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阪神優勝!しかも巨人の目の前で!

六甲おろし

B0001LNORO

 ぼくは大阪生まれの大阪育ち、当然ながら阪神ファン。北海道に引っ越してきても、体に流れるトラキチの血は変わらない。でも、こんなに早くまた優勝が見られるとは思っていなかった。
 しかも、甲子園球場で宿敵・巨人に勝って、目の前で胴上げ!これって、半ばかなわないと思っていた長年の夢だった。忘れたくても忘れられなかった、32年前の屈辱の一戦のリベンジである。

 「やっぱり、大阪の街は大騒ぎなんだろうな」と遠いホームタウンを想いながら、今日はこれから祝杯をあげます。
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| BEATな話題 | 10:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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秋のジャズといえば「サムシン・エルス」

Somethin' ElseSomethin' Else
Cannonball Adderley


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 大雪山では紅葉が始まり、朝晩めっきり冷え込むようになった。いつの間にか、北海道はすっかり秋である。
 毎年、秋から冬にかけて、聴く音楽の中でジャズの割合が高くなる。トランペットやサックスの音色が、秋や冬の冷たい空気に良く似合うからだ。

 秋のジャズの決定盤といえば、やはり「Somethin' Else」である。
 このアルバムの一曲目は「Autumn Leaves」。つまり「枯葉」で始まる。マイルス・デイビスが「枯葉よ~、枯葉よ~」と、例のメロディを吹く。上品で繊細なトランペットの音色の中に男の哀愁までを感じさせるのは、さすがマイルスである。そんなマイルスにつられて、普段はバフバフと豪快にサックスを吹きまくる陽気なキャノンボール・アダレイまでが、クールで知的なソロを奏でる。
 マイルスにしては珍しく、メロディラインを大きく崩すことなく、原曲に忠実に奏でられる「Autumn Leaves」は、秋のぴったりの名演だ。
 一曲目があまりに素晴らしく、強烈な印象を残すため、その他の曲を忘れてしまいがちになるが、軽妙な「Love For Sale」、マイルス作の「Somthin' Else」など他の曲も粒ぞろい。これぞジャズの王道といった感じのアルバムである。

 「Somthin' Else」の実質的なリーダーはマイルス・デイビスなのに、なぜかアルバムはキャノンボール・アダレイの名義でリリースされている。
 これにはウラ話があって、マイルスとブルーノート・レコードの代表アルフレッド・ライオンは「一年に一回はレコーディングしよう」と契約書を交わさない約束をした。アルフレッド・ライオンはこの約束を守り、麻薬中毒でメロメロになって仕事がなかったマイルスにさえも、レコーディングの機会を与えた。

 その後、約束はマイルスのコロンビア・レコードとの専属契約によって破棄されることになる。しかし、アルフレッド・ライオンに恩義を感じていたマイルスは一年後に「Kind of Blue」を一緒にレコーディングするキャノンボール・アダレイをリーダーに仕立て、自分をサポートメンバーに見せかけることで、専属契約をかいくぐり約束を果たす。
 未だに「Somthin' Else」が特別な音に感じられるのは、きっとマイルスとアルフレッド・ライオンの友情がアルバムの背景にあるせいだ。

| ジャズの名盤 | 10:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マジソン・スクエアー・ガーデンは特別?

 ツアー・キックオフから早や一ヶ月。12回の公演を終えたローリング・ストーンズの「A Bigger Bang Tour」は、現在一週間のお休み中。若々しいといっても、還暦の過ぎたオヤジたちにとって、連日のように続くライブの日々は過酷なのだろう。
 このインターバル中に12回のライブのセットリストを見直していて「これがベスト!」と思ったのが、9月13日のマジソン・スクエアー・ガーデン。セットリストは以下の通り。

1.Start Me Up
2.She's So Cold
3.You Got Me Rocking
4.Tumbling Dice
5.Rough Justice
6.Back Of My Hand
7.19th Nervous Breakdown
8.Bitch
9.All Down The Line
10.Get Up Stand Up
11.The Worst (Keith)
12.Infamy (Keith)
13.Miss You (to B-stage)
14.Oh No, Not You Again (B-stage)
15.Satisfaction (B-stage)
16.Honky Tonk Women (from B-stage)
17.Sympathy For The Devil
18.Paint It Black
19.It's Only Rock'n Roll
20.Jumping Jack Flash
21.You Can't Always Get What You Want (encore)
22.Brown Sugar (encore)

 ストーンズにとって、昔から馴染みのマジソン・スクエアー・ガーデンはやはり特別な場所なのか全22曲。何といっても「19th Nervous Breakdown」と「Get Up Stand Up」(オリジナルに忠実なカバーで、ビジョンにはボブ・マーリイの写真が次々に映し出されるそうだ)が聴けるのが良い。これに「Midnight Rambler」と「Out Of Control」が加われば、個人的には「A Bigger Bang Tour」における文句なしのセットリストになる。

 しかし、気になるのはキースのパート。今回はまったく変化がなく「The Worst」と「Infamy」の繰り返し。早くこの2曲に飽きて「Happy」や「Before They Make Me Run」もプレイして欲しいものだ。
 いずれにせよ「A Bigger Bang Tour」では、前回のように会場の大きさでセットリストを変えている訳でもないし、明確なセットリストの変化の方向性も感じられない。ストーンズ・サイドも未だに手探り状態が続いているようにも思えるのだが・・・・。

 日本公演についてもネット上で様々な噂が広まっている。総合すると、確かなのは来日公演は来年の3月下旬か4月初旬、会場は東京ドームと大阪ドームが有力といったところか。騒音問題で大阪ドームは無理という話もあるが、年内にミスチルやサザンがライブをできるのなら大丈夫ではないだろうか。
 個人的には交通費の関係から「車で行ける札幌ドームでやらねえかなあ」と思っているが、これはやっぱり無理な話かな。

| ローリング・ストーンズ | 10:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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月刊プレイボーイのストーンズ特集

月刊 PLAYBOY (プレイボーイ) 10月号 [雑誌]

月刊 PLAYBOY (プレイボーイ) 10月号

 今月の月刊プレイボーイの特集は「ローリングストーンズができるまで」。音楽雑誌ではないので、つっこみが甘いところもあるけれど、あまり見たことのない写真がたくさん掲載されていて、それなりに楽しめる。
 中でも面白かったのはピーター・バラカンの「ソングタイトルの不思議な世界」。「Jumpin' Jack Flash」には「スーパーマンのように、すごくカッコイイ奴」っていうニュアンスがあるそうだ。

 バックナンバーを見てみると、近頃ではボブ・ディランやブルーノート・レーベルなど音楽関係の特集も多いようだが、月刊プレイボーイなんてのを買ったのは、実に数十年ぶりのこと。
 白状すると、月刊プレイボーイは高校時代の愛読書。当時は胸の大きな金髪のおねえさんが見られる貴重な雑誌で、立派なエロ本(開高健の「オーパ」など読み物も充実していたけれど)だった。馴染みの本屋で買うのは恥ずかしかったので、毎月おばあちゃんが店番をしている近くのパン屋に買いに行ったものだ。

 インターネットやヘアヌードもなかった頃の少年は、みんなドキドキしながら月刊プレイボーイの他に、今はなき「GORO」や「平凡パンチ」を手に入れていた。わずか数十年前のことだけど、牧歌的な時代だったなと思う。

| ローリング・ストーンズ | 10:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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秋の空気感にぴったりな「Speak Like a Child」

Speak Like a ChildSpeak Like a Child
Herbie Hancock


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 今年の北海道は夏が長い。例年ならお盆が過ぎれば秋の気配が濃厚になってくるのだが、今年は9月中旬になっても夏の空気が残っていた。
 しかし、昨日あたりから夜にしっかり布団をかぶって眠らないと寒くて、日中の日差しの中にも秋らしさを感じるようになった。北海道の夏の終わりは、いつも突然やって来る。そして、短い秋が終われば、すぐに長い冬である。

 ストーンズの「A Bigger Bang」、ブルース・スプリングスティーンの「Live 1975-85」と、このところ夏らしく熱いCDばかりを紹介してきたので、今日は秋の透明な空気にぴったりな一枚を。
 今日の午前中、柔らかな日差しの中で聴いたのは、ハービー・ハンコックの「Speak Like a Child」。ピアノトリオにフリューゲルホーン、アルトフルート、バストロンボーンがからんでいくというジャズのフォーマットとしては少し風変わりな構成が、なぜか秋の空気に似合う。特に2曲目の「Speak Like a Child」の流麗なピアノの流れと3管編成のホーンのアンサンブルは、ため息がでるほど美しい。
 ついでにロマンチックで秋らしいジャケットも秀逸。素晴らしいデザインのジャケットが多いブルーノートの中でも、叙情性では一番ではないだろうか。

 ハービー・ハンコックが「Speak Like a Child」を録音したのが1968年3月。彼はまだマイルス・デイビスのクインテットに属していた。
 その頃のマイルスはジャズというフォーマットから大きく羽ばたこうとしていて、ハービー・ハンコックもレコーディングの時に「おまえ、今日はこれを使えよ」と、いきなり弾いたこともないエレクトリック・ピアノの前に座らされたりしたらしい。
 ロックやファンクにどんどん接近していった過激なマイルスと一緒にプレイしていたくせに、ハービー・ハンコックはメロディアスでロマンチックな「Speak Like a Child」のようなアルバムを、こっそりとブルーノートで録音していたのである。

 「Speak Like a Child」は当時マイルスが目指していた音楽とは大きく異なるかもしれないが、この多様性がハービー・ハンコックというピアニストの本質であり、魅力なのだと思う。

| ジャズの名盤 | 10:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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衆議院選挙とブルース・スプリングスティーン

Live/1975-85Live/1975-85
Bruce Springsteen & the E Street Band


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 ぼくは特定の支持政党もなければ、選挙にもたまに行く程度の、いわゆる無党派だ。でも、今回の衆議院選挙はいつもより興味深くて、昨日も深夜までテレビの選挙速報を見ていた。
 自民党の前例のないくらいの圧勝。この選択がどういう変革をもたらすのか、注意して見つめていかなければと思う。でも、自民党の中途半端な勝利でなくて、かえって良かったのではないか。圧倒的勝利を与えたことで、近いうちに小泉自民党のホントの姿が垣間見えてくるはずだ。
 その姿は天使か悪魔か。ぼくは何だか漠然とした不安を感じるのだけれど・・・・。いずれにせよ、今回選択された体制は向こう4年近くは変わらない。

 以前からたまに聴きたいなと思うことがあっても、なかなか買えなかったブルース・スプリングスティーンの「Live 1975-85」を手に入れた。レコードの時代は5枚組み、CDでも3枚組み、4時間以上の大作である。
 買えそうで買えなかったのは、その値段。輸入盤でも5000円以上するのだから、なかなか手が伸びない。でも、近くのブックオフで中古が1450円で売られていたのだ。

 「Born In The U.S.A」の大ヒットで、アメリカン・ヒーローになってしまったブルース・スプリングスティーンには違和感を感じる。前回のアメリカ大統領選挙で精力的に民主党を応援したポリティカルなブルース・スプリングスティーンも好きじゃない。
 だから「Live 1975-85」の中でも好きなのは「Born In The U.S.A」以前のライブだ。特に1枚目の「Growin' Up」「Backstreets」「Rosalita (Come Out Tonight)」あたりの躍動感が素晴らしい。

 ぼくがブルース・スプリングスティーンを好きになった頃、彼は既に大スターだったけれど、まだ等身大のロックヒーローだった。リアルタイムで聴いたアルバム「The River」には深刻な唄の間に無邪気なロックンロールが散りばめられていた。
 いつまでも無邪気でいられないのは分かっている。ヘラヘラと笑っていられるほどお気楽な時代でもない。でも、こんな時代だからこそ、底抜けにパワフルなロックンロールを聴きたいなと思う。

| ロックの名盤 | 10:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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文句なしの傑作!「A Bigger Bang」はホントに大爆発だ!

A Bigger BangA Bigger Bang
The Rolling Stones


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 タイトルに「!」を2回も使ってしまったけれど、ローリング・ストーンズのニューアルバム「A Bigger Bang」は、それくらいの傑作だ。クリーンヒットではなく、満塁ホームラン。アルバムのタイトル通りにストーンズが大爆発である。

 先行発売の日本盤がセキュアCD仕様だったので買うのを避け、ようやくアマゾンからアメリカ盤が届いたのが昨日の夕方。急いでパッケージを開け、CDをトレイにセットすると、いきなり大音量でキースのギターが鳴り響いた。
 山の中の一軒家に住んでいるので、普段から大き目の音で音楽を鳴らしているけれど、それにしても「A Bigger Bang」の音圧はすごい。元々のCDの録音レベルが高いのだろう。いつものボリュームで鳴らしても、爆音に近いのだ。

 しかし、大音量で聴いても、音はクリアで生々しい。全曲、ピュアなロックロール。下手な小細工はない。まるで、スタジオライブを聴いているかのような、シンプルな音作りである。ミックの時になまめかしいボーカル。キースのラフなギターカッティング、ロンのスライドギター、そしてチャーリーのドラムがドカスカと部屋中に響き渡る。
 「A Bigger Bang」を「iTunes Music Store」でダウンロードして購入し、ipodなどのMP3プレイヤーで聴く人も多いと思う。でも、このアルバムは状況が許すなら普通のステレオにCDをセットして、大音量で聴いたほうが良い。その方が「A Bigger Bang」の本質が見えてくると思うのだ。

 一曲目の「Rough Justice」から最後の「Infamy」まで、16曲の全力疾走。とても還暦過ぎたオヤジたちが作ったアルバムだとは思えない。ストーンズは「A Bigger Bang」で年齢なんか超越した存在になった。
 もう下手な解説は不要である。聴けば分かる。「A Bigger Bang」は上質のロックンロールが目一杯詰まった傑作だ。

| ローリング・ストーンズ | 10:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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A Bigger Bang Tour 、セットリストに変化の兆し

 セットリストに変化がないと一部で不評な「A Bigger Bang Tour」。でも、9月3日に行われたカナダのモンクトン(人口6万人の街。でも、ストーンズのライブには8万5千人が集まったそうだ)のライブではセットリストに変化の兆しがあった。

1. Start Me Up
2. It's Only Rock and Roll
3. Live with Me
4. Tumbling Dice
5. Rough Justice
6. Ruby Tuesday
7. You Can't Always Get What You Want
8. All Down the Line
9. Night Time Is The Right Time
10. The Worst (Keith)
11. Infamy (Keith)
12. Miss You (to B-stage)
13. Oh No, Not You Again (B-stage)
14. Midnight Rambler (B-stage)
15. Honky Tonk Woman (from B-stage)
16. Sympathy For The Devil
17. Paint it Black
18. Jumping Jack Flash
19. Brown Sugar
20. Satisfaction (Encore)

 ツアーキックオフ直後の22曲から2曲減って、全20曲。
 Shattered、She's So Cold、Out Of Control、Back Of My Handなどが外されて、BステージでMidnight Ramblerをプレイ、ラストの怒涛の攻撃にPaint it Blackを追加といった感じ。個人的にはミックのスライドが聞けるBack Of My Hand、まだ新しい曲だけど大盛り上がりになるだろうOut Of Controlなどは残して欲しい。
 まだ、ツアー序盤で色々と試行錯誤中なのかもしれないけれど、ストーンズくらいキャリアがあるバンドだと、すべてのファンを納得させるセットリストを作るのは難しいだろう。とりあず、今後のセットリストの変化を楽しみに見守りたい。
FlashpointFlashpoint
The Rolling Stones


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 今日、久しぶりに聴いてみたのはストーンズが復活した「Steel Wheels Tour」の様子を収録した「Flashpoint」。
 1990年、このツアーでストーンズが初来日して、東京ドームで10日間のライブを行った。ぼくも初めてストーンズのライブを体験した思い出深いツアーだけど、実はこの時の音はあまり好きではない。キーボードのチャック・リーベルがバンドの主導権をにぎっていた気がするからだ。
 久しぶりのツアーでラフになりきれない、あまりロールできないストーンズ。とりあえず、ステージをスムーズに流すにはチャック・リーベルの影のリーダシップが必要だったのではないか。だから「Flashpoint」の中の曲にも、これまでのストーンズのライブ盤にあったラフなかっこよさはあまり感じられない。
 
 でも、聞き逃せない曲がある。「Factory Girl」とクラプトンがゲストとして加わった「Little Red Rooster」だ。この2曲のために「Flashpoint」は買う価値がある。
 ストーンズ史上、最もスクエアな音だったツアーの中でも、きらりと光るどす黒さ。やっぱり、ストーンズの音のベースはブルースなんだなあと思う。

| ローリング・ストーンズ | 10:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マイホームパパになった?クラプトンの「Back Home」

Back HomeBack Home
Eric Clapton


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 ようやく、〆切が過ぎてしまっていた仕事が片付いた。朝から家事以外に何もすることがないのは2週間ぶりだ。「今日は何をしようか」とボーッとしていたら、アマゾンで買ったエリック・クラプトンの新作が届いた。

 ニューアルバムのタイトルは「Back Home」。タイトルを見て「オヤジ、今頃になって『やっぱ、家はええわー。子供もかわいいしなあ』なんて言い出すんじゃないやろな」と思っていたら、予想通りに幸せムード全開。
 一曲目の「So Tired」は人生に疲れたという唄ではなく、なんと子育ての中で感じる心地良い疲れについて唄っている。クラプトンもオムツを替えたり、子供を風呂に入れたりするんだろうか。かれこれ5年以上、子育てを続けているぼくは心地良い疲れてというより、寝る前には疲れ果てるって感じなんだけど・・・。
 ジャケットを開くとクラプトンのセルフライナーのようなものがあって、最後には「妻と子供が与えてくれたことに、愛を込めて感謝したい。ぼくはいつも家がたまらなくいとしいし、そこに早く帰りたいんだ」と書かれている。これに続く、見開きの写真には子供二人をあやしながら、ギターを弾くクラプトンの姿が写っている。
 こんな調子だから、アルバム全体のテーマは、おそらく「家族愛」。輸入盤なので歌詞がよく分からない部分もあるが、曲のタイトルにも「Love」と「Home」が目立つ。ブルースなんて、もちろん一曲も入っていない。

 バックのメンバーは、スティーブ・ガッド、ネイザン・イースト、ビリー・プレストン、アンディー・フェアウェザー・ロウといったお馴染みの人たちが固めている。サウンド・プロダクションも前作の「Reptile」とよく似ていて、クリアでアダルトコンテポラリーな音。つまり、近頃流行している「大人のロック」ってやつだ。
 アルバムのハイライトはジョージ・ハリソンのカバー「Love Comes To Everyone」あたりか。おそらく、ジョージへの追悼の意味も込めたチョイスされた、ふんわりした曲。間奏ではビリー・プレストン(「Let It Be」でビートルズとも競演したことがある)のキーボードとクラプトンのスライドギターのかけあいがあって、なかなか微笑ましい。

 「Back Home」を繰り返して2回聴いたが、良い意味で肩の力は抜けているし、曲も悪くない。久しぶりのレゲエも入っている。なのに、どこか物足りない。
 これまでジャンキー、不倫、アル中とミュージシャンらしい荒波人生をおくってきたクラプトン。しかし、その荒波の中ので数々の名曲や名演が生まれてきた。「Back Home」の物足りなさは、きっと普通の幸せを唄うクラプトンに慣れていないせいだろう。

| エリック・クラプトン | 10:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

2005年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2005年10月

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