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ストラトキャスターについて、お勉強

 オレンジのストラトキャスターを買って以来、PRSはちょっと横に置いて、こればかり弾いている。そして、久しぶりにストラトを弾き込んでみて「このギターは、ホントに良く出来ているなあ」と、改めて感心している。

 ボディのデザイン、ボルトオンのネックとペグが一列に並んだヘッド、ピックアップのレイアウト、ボリュームとトーンのノブの配置、舟形のジャックプレート。そして、シンクロナイズド・トレモロユニットと、どの部分をとっても文句のつけようがない。さらに、シンプルな配線で5つのトーンが出せるあたりも素晴らしい。
 ぼくはへそ曲がりなので、あえてストラトを避けてきた部分があるけれど「やはり、良いものは良い」と素直に認めるしかない魅力が、このギターには充満している。

 先日、昔からのギター友達が「ストラトはトヨタの車みたいなもんだ」とメールに書いて送ってきたが「ホント、その通りだなあ」と思う。楽器として、しっかり機能して弾きやすく、しかも種類が豊富で選択肢も広い。さらに丈夫なギターでもある。
 とある統計によると、現在生産されているエレキギターの6割はストラト、またはストラトに順ずる形のものらしいから、ストラトキャスターは大衆車ならぬ、大衆エレキといえるかもしれない。

 以前のエントリーで詳しく書いたが、ぼくが30年近く前に初めて買ったギターはヤマハのストラトのコピーモデルだった。そして、高校生の3年間、このギターを弾きまくった。
 やがて、興味はバイクや旅に移り、ヤマハのストラトからは気持ちが遠ざかってしまったけれど、今ごろになってオレンジのストラトに心躍らせているのは、なんだかひと回りして元に戻ったようで、自分でも面白いなあと思う。

カプリ・オレンジのストラト

 その後、出張先で見つけたオレンジのストラトについて調べを続けているうちに、少しずつ詳細が分かってきた。
 まず、色は正式には「カプリ・オレンジ」というらしい。カプリとはイタリアにある島で、その島のオレンジのような色ということらしい。アメリカのフェンダーでは1981年にわずか1年だけ生産されたレアなカラーであることも分かった。 
 さらにヤフオクで同じ仕様で色違いのシェル・ピンクのストラトが出展されているのを友達が発見してくれた。しかし、出展者のコメントでも型番不明。でも、フェンダー・ジャパンの限定色でボディ材がアルダーらしいことは判明した。

 そして、以前からよく見ていたギターのHPの掲示板にも写真を投稿して「このギターに見覚えはありませんか」と訊ねてみると「楽器店のオリジナル・モデルかもしれませんね」という回答をいただいた。フェンダー・ジャパンは楽器店のオーダーを受けて、少量のオリジナル・モデルを生産しているらしい。となると、型番を特定するのはさらに難しいような気がする。
 このオレンジのストラト、とっても気に入ったので、型番が分からなくても別に構わないのだが、好きになったら、すべてを知りたいという気持ちもあるわけで、今後も調査を続けようと思っている。

 そして、さらにストラトを詳しく知るために買ったのが、この本。

フェンダー・ストラトキャスター―Guitar magazineフェンダー・ストラトキャスター―Guitar magazine


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 以前から楽器屋の本棚に並んでいるのは知っていたが、ストラトのお勉強をするにはこれしかないだろうと、ようやく購入した。
 150ページ近くある本のすべてがストラトについて書かれていて、特にカラーの見開きページで、デビューした1954年から1968年まで13本のストラト(しかも、色がすべてサンバースト)を分解し、年代による違いを徹底的に解析しているところあたりは圧巻である。この本さえあれば、ヴィンテージのストラトの製造年などをかなり正確に特定できるはずだ。 
 ぼくにはこの先もヴィンテージギターなんて無縁だと思っているが、製造年による些細な変化、ストラトというギターの歴史を見ているだけでも、かなり面白い。

 あと意外に役立ちそうなのが、知ってそうで、知らなかったことが書かれていた「これが正しいストラト調整法」。
 早速、これまでのリアを基準にして決めていたピックアップの高さを、書かれている通りにフロントを基準にして再調整してみた。今度は弦を交換した時には「トレモロユニットのパーフェクト調整」ってのをやってみようと思っている。
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| エレキギター、再び | 23:35 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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1986年、軽井沢のジェフ・ベック

 昨晩のyoutubeめぐりでは、ジェフ・ベック関連の映像を掘り起こしてみた。
すると出てきたのが、これ。今から21年前、軽井沢でプレイするジェフ・ベックだ。



 この時の映像は、ライブの数ヵ月後の深夜にテレビ放送されたので見た記憶がある。でも、こんなに楽しそうにジェフ・ベックがプレイしていたとは!完全に忘れていた。
 終始ニコニコと笑いながら、何度も手を挙げ、さらに派手なアクションを決める。これほど、はしゃぎながらギターを弾くジェフ・ベックってのは珍しいのではないか。会場のムードが素晴らしく、その日の調子もよほど良かったのだろう。

 スティーブ・ルカサーと競演しているのは、あの「フリーウエイ・ジャム」。しゃかりきになってギターを弾くスティーブ・ルカサーを受け継いで、すかし気味のソロから始めるあたりは、さすがジェフ。
 ヤン・ハマーが首からぶらさげて弾くキーボードには、やけに懐かしさを感じけれど、この「フリーウエイ・ジャム」のジェフ・ベックはホントにかっこいいぞ。



 おまけに、もう1本。これも同じく軽井沢でのライブから。サンタナが加わって、もうお祭り騒ぎだ。サンタナはこの頃からPRSのギターを使っていたんだなあ。
 手振りとアイコンタクトで曲が進行していく様子がよーく分かるステキなジャム・セッションだ。

FlashFlash
Jeff Beck


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 軽井沢のライブの前年のリリースされたのが「Flash」。これはリアルタイムで聴いたけれど、感想は「どうしちゃったの?ジェフ」だった。
 ナイル・ロジャースがプロデュースした唄モノ入りアルバムで、ジェフ・ベックらしくない曲の連発。おそらくファンの間では「あれだけは、ちょっとなあ」という評価だと思う。

 ぼくも、このアルバムは滅多に聴かないが、実は名曲が潜んでいる。3曲目の「Escape」と4曲目の「People Get Ready」だ。他の曲は極端な話、捨てても良いけれど、この2曲だけでも「Flash」を買う価値はある。
 特にロッド・スチュワートと久しぶりに競演した「People Get Ready」は名曲中の名曲。ロッドの唄もすごく良いけれど、ジェフの伸びやかなギターの音色は素晴らしいのひとことだ。 

| ジェフ・ベック | 23:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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出張先で見つけた、オレンジのストラト

 一昨日、昨日と、今年初めての出張で帯広へ。同じ北海道でも肌寒い天気の続くオホーツク海側とは違って、十勝平野は汗ばむくらいの気温で、初夏の陽気だった。
 新緑が目にまぶしい初夏の十勝を車で走り回って、夕方の5時前には仕事を済ませ、帯広市内のビジネスホテルにチェックイン。
 荷物を置いて、すぐに市内の楽器屋巡りへ。場所は仕事の下準備と並行して、ネットで検索済みで、地図をプリントアウトしてある。このあたりは自分でも「ビョーキだなあ」と思うのだが、よく知らない街の楽器屋に行くのは、未知のギターとの出会いが待っていそうで、ワクワクするのだ。

 とある楽器屋では、デッドストック状態のグレコのMRを発見。おそらく復刻版のモデルだと思うが、ダブルカッタウエイで少し下ぶくれのデザインが愛らしい1本で、思わず触手が伸びそうになったが、なんとか踏み止まった。このお店にはホナー製のスタインバーガーや、現在では生産されていないPRSのEGなど、魅力的な中古ギターがあって、なかなか楽しませてもらった。

 その他のお店でも何本か目ぼしいギターはあったが、買うまでには至らず「やはり、ホントに欲しかったPRSのギターを買った効果はあったなあ」と思う反面、帯広でのギターハンティングが不発に終わった一抹の寂しさあって、少々複雑な気分でホテルに帰った。

オレンジ色のストラトキャスター 翌日も順調に仕事をこなして、5時前には予定がすべて終了。
 「さあ、家まで200キロのドライブだあ」と気合をいてれ車を走らせようとすると、道路端にリサイクルショップがあった。
 「ちょっと寄ってくか」と駐車場に車を停め、店内へ。しかし、お目当てのギターコーナーが見当たらない。「やはり、今回は成果なしか」と思いながら、古着を見に行くと、革ジャンの下に隠れるようにして10本程度のギターが並んでいた。

 その中でやけに目立っていたのが、オレンジ色のストラトキャスターだった。オリンピック・ホワイトからキャンディ・アップル・レッド、アンティグア・フィニッシュまで、ありとあらゆるカラーのあるストラトだが、オレンジ色というのは、あまり見た記憶がない。しかも、少しフェード気味のオレンジだから、地味派手で、やけにかっこいい。値段も手持ちのお金で充分に買える程度だ。

 思いがけず、古着コーナーの片隅で見つけたフェンダージャパン製のオレンジのストラトを手にとってながめまわす。
 スモールヘッドでスラブボードのローズ指板、3ピースのピックガード、プレスサドル。60年代初期のストラトのコピーのようだが、ペグはクルーソンではなく、ノブにトルク調整用のネジのあるグローバータイプだ。ボディに小さな塗装のはがれが数箇所あるが、キズも少なく、フレットの減りも軽度だ。

 いくつかの特徴からすると、最近の「Crafted In Japan」ではなく「Made In Japan」の時代のギターだと思われるが、プライスカードにも型番の記載はなく、ぼくの乏しい知識の中ではモデル名が特定できなかった。でも、帯広のおみやげに1本お買い上げしてしまった。決め手は、やはりレアな色だ。

 家に帰って、子どもにおみやげを渡してから、自分へのおみやげであるギターを弾いてみた。スラブボードのストラトらしくファットなトーンは、思いのほかパワフル。でも、適度に枯れていて、良い感じだ。弦高やピックアップの高さなどは、ぼくの好みではなく調整が必要だが、オレンジという色だけではなく、音色も気に入った。
 
 ネットを検索してみると、アルファベットの「O」で始まるシリアルナンバーから93~94年の間に製作されたギターだと推測できた。さらに調べみると、仕様などから「ST-43J」のような気がする。
 「ST-43J」は現行の「ST-50」に相当し、どちらかという初心者向けのエントリーモデルだと思う。でも、ぼくの買ったオレンジのストラトは、トラストロッドの調整穴の位置など、現在のモノとは少しネックの仕様が違う。このあたりは、細部の仕様が変更になった可能性があるのかもしれない。
 弦を交換するついでに、ネックを外して、ネックポケットも確認してみたが「ST-43J」の表示はなく、かすかに末尾が「62」と読み取れるスタンプが押されているだけだった。

 ひょっとして、限定カラーか。それともショップ・オリジナルのモデルか。いずれにせよ、それほど高価なモデルではないことはまちがいないと思うけれど、このストラトなかなか気に入ってしまった。

 もし、このオレンジのフェンダー・ジャパンのストラトに見覚えがある人がいらっしゃいましたら、コメントをいただけるとうれしいです。

| エレキギター、再び | 16:42 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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慣れないことは、やるもんじゃない

 恒例、夜のyoutube巡りをしていて、思わず笑っちゃうビデオクリップを発見!



 ボブ・ディランとサンタナが「風に吹かれて」を競演!
 なのだが、この時のボブ、例のサビを観客に唄わせちゃう。しかも、観客が「ディ アンサー イズ マイ フレンド」とコールすれば「オッ、イエイー」とレスポンスし、さらに「イズ ブロウ イン ザ ウインドォ」の時は「オーールライト!」とまで叫んじゃう。
 本来、客にこびるようなこの手のサービスをしない人だけに、どうしてこんなことになっちゃったのか不思議だが、似合わないったらありやしない。そのせいか、サンタナのギター・ソロもどこか外れ気味だ。

 これは1984年のヨーロッパツアーからのビデオだと思うのが、この頃のボブはいわゆる低迷期で、色々と悩んでいたんだろうなあ。「努力は認めるけど、慣れないことはやるもんじゃないよ、ボブ」と声をかけたくなってしまうが、テレながら客とコール&レスポンスをする姿は珍しく、貴重な1本であることはまちがいないだろう。

Real Live [In Europe, 1984]
Bob Dylan
B00000263F

 ちなみに、1984年のツアーはライブアルバムにもなっている。
 ボブのキャリアの中でも目立たないアルバムかもしれないが、これがかなり良い。ボブをサポートするバンドの中に、ミック・ティラーとイアン・マクレガンがいるからだ。ギターとピアノがかつてストーンズを支えたミュージシャン。つまり、半ばストーンズと化したボブが聴けるのだ。
 特に1曲目の「Highway 61 Revisited」と2曲目の「Maggie's Farm」のミック・ティラーのギターとボブのからみは素晴らしく、2つの曲の数あるライブバージョンの中でもベストのテイクではないかと思う。

 しかし、ここでも「It Ain't Me Babe」でボブは客にこびちゃう。なんと、この曲の決めである「ノー、ノー、ノー」の部分を客に歌わせてしまうのだ。微笑ましいとも思えなくはないが、ホントこの時期のボブって色々と悩んでいたんだろうなあ。

ドント・ルック・バックドント・ルック・バック
ボブ・ディラン


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 最後にボブといえば、あの「ドント・ルック・バック」が遂にDVD化される。ぼくは輸入盤のDVDを買って、何度も見たが、やはり日本語字幕が付くのは、ありがたい。
 アマゾンでは完全生産限定盤のデラックス・エディションは既に在庫切れのようだが、髪の毛からつま先まで全身がかっこよくって、ヒップでポップ、そしてパンクな1965年のボブが堪能できる映画だ。

| ボブ・ディラン | 19:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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最高のシンガー、ボブ・ディラン

「Dylan」のジャケット

 フォークの神様、最高の詩人、孤高のロックンローラー。ボブ・ディランに付く枕詞は色々とあるが、ぼくは最高の歌手ではないかと思っている。
 ホントはとてつもなく唄がうまいくせに、わざとブレスを多用し、細切れのメロディーにして、聴く者を惑わせ、さらに「このオヤジ、わざと下手に唄ってやがるな」と感じる曲もあるから、さらに混乱は深まる。しかし、聞き込めば聞き込むほどに分かってくるボブの唄のうまさには、脱帽するしかない。

 ぼくにとって最高のシンガー、ボブ・ディランを確かめるために、どうしても聴いておきたいアルバムがあった。1973年にリリースされた、その名も「Dylan」というアルバムだ。
 このアルバムは、アサイラムレコードに移籍することに決めたボブへのCBSからの対抗措置のような1枚。ボブの意向や意思はまったく反映されず、レコード会社が「セルフポートレート」と「新しい朝」のセッションの未発表曲を集めて、勝手に作り上げたアルバムで、全9曲はすべてカバーである。

 ぼくは「Dylan」を単なる中途半端なカバーアルバムと感じ、昔から「最後の最後に聴くアルバムだな」と思っていたので、レコードの時代も、日本のみで「世界初CD化」された時にも買わなかった。
 しかし、実はこのアルバム、現在では絶版状態である。ボブから「あれだけは売ってはならぬ、聴かせてはならぬ」というお達しが出たらしく、いつの間にかラインナップから外され、新品のCDを買うことはできないのだ。
 そのせいか、アマゾンでは中古盤にべらぼーな値段がついている。さすがに、こんな値段で中古CDを買う気にはなれず、入手困難だけに長い間「聴きたい」という想いだけがつのっていた。でも、1週間ほど前に、とあるリサイクルショップで「Dylan」を発見しちゃったのだ。しかも、ここでは書くのがはばかられるほどの値段で!ホント、想い続けていれば、願いはかなうものである。

 ようやく、「Dylan」を手に入れることができてから、毎日のように聴いているのだが、このアルバムは想像していた以上に、素晴らしい。
 1曲目のトラディショナルなフォークソング「Lily Of The West」からは、アメリカ西部の砂埃を含んだ風が吹く。2曲目のエルビス・プレスリーのかの有名な曲の「Can't Help Falling In Love」は、この時期のボブの声の特徴であるツルツル声ではなく、あえてザラザラ声で唄われる。これがまた、たまらなく良い。5曲目の「Mr Bojangles」は、ニッティー・グッリティー・ダート・バンドのバージョンが有名な唄だが、ボブの見事な唄いっぷりはそれを遥かに凌駕するほどだ。
 7曲目のジョニ・ミッチェルの「Big Yellow Taxi」における「トゥー、パッ、パッ、パッ」というかわいすぎる女性コーラスは、ボブにあるじまき行為といえるかもしれない。でも、この曲もたまらなくステキだ。
 
 フツーのボブ・ディラン像にしか興味がない人には、単に好きな唄を適当に唄っているだけにしか聴こえないだろうが、ボブを最高のシンガーと考えている人間にとって「Dylan」はたまらない1枚だ。
 ぼくはこのアルバムを聴いて、ボブが自分の声のトーンを自在に操れることを確信した。でないと、同じ時期に録音した曲にツルツル声とザラザラ声が混在するわけがない。ボブは「あの時期はタバコをやめたから、声がきれいになったんだ」などと煙にまくようなことを言っているが、それはきっとウソである。

 ボブはキャリアの中で、何度もその声質を意識的に変えてきたが、彼にとって声こそが最高の楽器であり、唄うことが最も好きな表現方法なのではないだろうか。しかも、ボブは自分の声のトーンを自由自在にコントールできる。最高のシンガーとは、ボブ・ディランのことである。

| ボブ・ディラン | 18:35 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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グヤトーンのチューブ・ディストーション

 昨日、仕事の帰り道にハードオフに立ち寄り、いつものように「何か出物はないか」と店内をうろうろした。
 しかし、引越しシーズンが終わったせいか、商品に大きな変化はなく、数枚のCDを手にレジ向かう途中で、エフェクターなどが収まっているショーケースをのぞくと、見慣れないディストーションを発見した。

 Guyatoneの「TD-1」というディストーションで、ケースには「TUBE DISTORTION」の文字が書かれている。「きっと、ホントの真空管を内蔵したディストーションだな」と思ったが、このエフェクターには見覚えがない。でも、値段が4.200円と手頃だし、電池駆動ではなく、本体からACコードが出ている仕様なので「家で使う、据え置き用のディストーションにいいかもな」と買ってみた。

Guyatoneの「TD-1」

 家に帰って、音出しをする前にネットを調べてみると「TD-1」は1982年に発表され、当時の定価は13.000円。世界最初の真空管を内蔵したコンパクトエフェクターということで、日本だけではなく海外でも爆発的に売れたらしい。
 これが発売された直前に、ぼくは一度エレキギターの世界から離れたので、その存在を知らなかったわけだが、写真を見て「懐かしいなあ、これ」と思われる方の多いエフェクターなのかもしれない。

 素性が分かったので、愛用の「ORANGE Crush15」につないでみると、古いエフェクターにも関わらず正常に動き、さらに音も想像以上に良かった。
 真空管のせいか、それとも昔のエフェクターのせいかは分からない(多分、両方だろう)が、歪みのかかり具合がまろやかで、アンプから出てくる音にトゲがない。ゲインをフル近くまで上げて、ハードに歪ませてもギターが本来持っているトーンが残っている感じがする。
 色々なセッティングを試してみたが、ハードに歪ませるよりも、クランチ気味の軽めのディストーションで使った方が気持ちが良く、ちょいといなたいブルージーなトーンは、もろにぼくの好み。コンプレッションが強いせいか、ゲインをかなり絞ってもサスティーンが伸びるあたりも良い感じだ。よく分からないで買ったが、これは大当たりのエフェクターだった。

Guyatoneの「TD-1」の真空管

 試しに裏ブタを開けてみると、写真のように真空管が1本しっかり鎮座していた。使用されている真空管はオーソドックスな「12AX7」のようなので、真空管を交換するとトーンの変化も楽しめそうだ。これも、そのうち試してみようと思っている。

 「TD-1」が気に入ったので、さらにネットを検索してみると、中古楽器店ではヴィンテージエフェクターってことで、プレミアが付いて、当時の定価よりも高い値段で販売されているケースもあるようだ。
 確かに「TD-1」は良い音だと思うが、冷静に考えれば20年以上も前の電気製品である。いつまで、正常に動くかどうか分からないし、探せば現行の真空管内蔵のエフェクターでも同じようなトーンを作れるものがありそうな気もする。でも、オークションやリサイクルショップで安価な「TD-1」を見つけたら、それは大いに買いだと思うなあ。 

| エレキギター、再び | 16:38 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ラスタカラーのストラップ

ラスタカラーのストラップ
 近ごろ、ちょっとエレキギター関係の話から遠ざかっていた。
 でも、相変わらず毎日のように練習しているし、1カ月ほど前に手に入れたPRSの新しいギターも、かなり手に馴染んできた。そろそろ冷静なレビューが書けそうなので、そちらの紹介もしたいが、今日はストラップのお話を。

 1年前にエレキギターを再開した時から、ずっと欲しかったモノがある。それはラスタカラーのストラップだ。

 コアなストーンズファンの方には説明不要だと思うけれど、初来日したころにキースがラスタカラーのストラップを使っていたのが、とても印象的だった。だから、ぼくには「テレキャスターにはラスタカラーのストラップだ!」という思い入れがあって、ずっと探していたのだ。

 ようやく見つけたラスタカラーのストラップは「Planet Waves」製のナイロンストラップ。ネット上ではなく、いつも行く楽器屋に並んでいたのを見つけて、購入した。
 「Planet Waves」のナイロンストラップは初めて使ったが、両サイドのレザーに程よい硬さと厚みがあって、ストラップの部分もコシのあるしなやかさで、なかなか使いやすい。これまで、ナイロンストラップはアニーボールのを愛用してきたが、使い勝手では「Planet Waves」の方が上かもしれない。

 ストラップに付いているロゴは、邪魔なので外してしまおうかと思ったが、よく見ると三方だけが縫い付けられていて、上からピックを差し込めるようになっている。つまり、ピックホルダーになっているのだが、これもなかなか便利だ。
 「Planet Waves」のナイロンストップは、柄が豊富で、他にもモロッコレインフォレストバーブドワイアーなんてのがあって、なかなか楽しい。

 近ごろ「Time Is On My Side」のコピーをしているけれど、ラスタカラーのストラップをつけたテレキャスで弾くと、その気になっちゃって、気持ちが良い。たかが、ストラップ。されど、ストラップですな。


 そういえば、このエントリーを書くために「Planet Waves」のオフィシャルサイトを見ていて、気になる記事を発見した。
 「ダダリオ弦のニセモノにご注意!」と題されたページによると、ホンモノのそっくりのパッケージに入った中国製のニセモノが出回っているとのこと。最近、切れやすいなど質の低下が指摘されているダダリオだが、ひよっとしたらニセモノだった可能性も!購入時には要注意だ。

| エレキギター、再び | 18:05 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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昔のチケットの半券、クラプトン編

 世間的にはゴールデンウイークの真っ盛りで、北海道の片田舎にも浮ついた空気が漂っている。ぼくは自営業なので、基本的にカレンダーは関係ない。でも、子どもがいるので、たまには家庭サービスってのもしなきゃならない。
 一昨日は遊園地などという場所に行ったが、心も体もクタクタになってしまった。子どもと遊ぶのは嫌いじゃないが、こっちに来てから混雑する場所がホントに苦手になった。

 家庭サービスの一環として、数日前には半ば物置と化していた部屋を整理して、子ども部屋にするために、モノの処分と掃除をした。保存していた雑誌類を思い切って資源ごみにして、もう使わないだろうと思われる遊び道具も捨てた。
 半日かけて、なんとか子ども部屋は確保できたが、やはり捨てきれないモノをある。例えば、これ。

クラプトンのチケット

 写真のエリック・クラプトンのコンサートのチケットの半券は、パンフレットの間に挟まっていたものだ。
 上の1979年のチケットは、ぼくの記念すべき初の外タレのコンサートで、場所は建て替え前の雨漏りがひどかった大阪府立体育館。昔は電話予約などのシステムはなく、チケットは発売日からしばらく経ってからプレイガイドで買ったのだが、なんと最前列である。しかし、一列目の端っこで、ステージが高かったせいもあって、前に出てくるクラプトン以外のメンバーは見えないという悲惨な席だった。
 それでも、クラプトンまでの距離は文句なしに近いわけで、最初のコンサートがこれまでで一番の接近遭遇になった。

BacklessBackless
Eric Clapton


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 この時のツアーはアルバム「Backless」のリリースに伴ったものだった。
 このアルバム、今では忘れられたような1枚かもしれないが、なかなか良い。ぼくは大好きな1枚だ。ボブ・ディランから贈られた2曲を含む全10曲。どれも肩の力が抜けまくっているが、そこが素晴らしい。5曲目の「Tell Me That You Love Me」はクラプトンの隠れた名曲だと思う。

ジャスト・ワン・ナイト~エリック・クラプトン・ライヴ・アット武道館~ジャスト・ワン・ナイト~エリック・クラプトン・ライヴ・アット武道館~
エリック・クラプトン


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 さらにこの時のツアーの武道館コンサートはライブアルバムとしてもリリースされたので、ぼくにとっては記録と記憶に残るものとなった。
 このライブアルバム、今はもう聴くことのできないブラッキーの枯れたトーンが全編に渡って満喫できるおすすめの1枚。収録曲も最近のライブでプレイしない曲が多く、コアなクラプトンファンにはたまらないだろう。
 この時期のクラプトンはアルバムではあまりギターを弾かなかったが、ライブでは弾きまくり状態。派手なフレーズはないが、ブラッキーのトーンと共に、味わい深いフレーズが連発するギターソロが聴ける。

 下のチケットは1981年のツアーのもので、会場は大阪フェスティバルホール。キャパ3.000人弱の音響の良いホールでクラプトンが見られたなんて、今では考えられないことだ。
 この時のツアーには元プロコルハルムのゲイリー・ブルッカーがキーボードとして参加。クラプトンがバックにまわって「青い影 (A Whiter Shade of Pale)」をプレイするというサプライズもあった。 
 実はこのコンサートの時、ぼくはバイク事故で入院中だった。まだ外泊許可も出ないような状態だったが、友達の助けを借りて病院を抜け出し、ギブスに松葉杖をついて見に行った。だから、コンサートそのものより、入院中に見たことが記憶に残っている。

 ちなみに、80年代の最初の頃までは、コンサートが始まると即総立ちということはなく、手拍子はするものの、アンコール直前まではみんな席に座っていた。さらに、いい加減なプレイをすると「ちゃんとやらんかい!」などの野次が飛ぶこともあり、今のコンサートより音をちゃんと聴こうという姿勢があったように思う。

| エリック・クラプトン | 10:12 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

2007年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年06月

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