2007年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年08月

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DODの黄色いオーバードライブ FX-50B

 ちょっと前のエントリーで、マルチエフェクターに挫折しかけている話を書いた。
 最初はZOOMの「G2.1u」で、すべてをフォローするつもりだったが、これはDTMの時のオーディオインターフェースとして活用することにして、改めて単品のエフェクターを中古で買い揃え始めたのだ。

 きっと、昔も今もエフェクターの初めの一歩は歪み系だと思う。
 ぼくは以前に紹介したGuyatoneの「TD-1」というディストーションを持っていて、これの太いトーンが気に入っているし、AC電源仕様なので、据え置きのエフェクターとして、常にアンプにつないだままにしている。でも、真空管を使っていても「TD-1」の味付けはあくまでもディストーションで、クランチ気味または歪むか歪まないかギリギリのトーンを作るのは無理。

 そもそも、ぼくはハードロックやメタル系の音楽のコピーはしていないので、それほど派手な歪みは必要ない。だから、オーバードライブというエフェクターが気になり始めた。


BOSS Blues Driver BD-2

 現行のエフェクターの中で、ぼくの好みのトーンが出そうな気がするのがBOSSの「Blues Driver」だ。
 このエフェクターはオーバードライブの定番の一つだし、かなり売れているはずのに、ぼくは中古で店頭に並んでいるのを見たことがない。新品を買っても、8千円ちょっとなので「クリックしちゃおうかな」と思っていた時に、とあるリサイクルショップで見かけたのが、これ。

DOD FX-50B

 DODのオーバードライブで、型番は「FX-50B」だ。BOSSのエフェクターより、ひとまわり大き目の黄色いケースのオーバードライブは、今どき珍しい「Made In USA」モノ。現在は廃番で、80年代後半から90年前半に製造されていたと思われる。
 DODというメーカーは、よく知らなかったが、ショーケースの片隅の目立たない場所に置かれていた「FX-50B」を取り出してもらい、動作確認のために試奏してみると、DRIVEのつまみを12時くらいまで上げても歪み過ぎず、良い感じだった。短時間の試奏はあくまでも動作確認に過ぎないけれど、3.500円というお手頃な値段だったので、モノは試しと購入してみた。

 家に持ち帰って、ストラトをつないでいつものフレーズを弾いてみる。やはり、DRIVEのつまみが12時あたりまでは、ほとんど歪まない。でも、ブースターとしても使えそうなので、これは好都合だ。
 DRIVEのつまみが12時を過ぎたあたりからは、徐々に歪み始めて、オーバードライブして機能するのだが、歪みのかかり具合がマイルドで、実に使いやすい。
 派手に歪むエフェクターはたくさんあっても、穏やかな歪み系のエフェクターとなると選択肢が少ないし、ぼくが求めていた「歪むか歪まないかギリギリのトーン」が簡単に作り出せるという点でも、買って大正解だったと思う。トーン自体も音やせがなく、抜けも良いので好感が持てる。

 この「FX-50B」はDRIVEのつまみの最後の目盛りに「BOOST」と書かれているのだが、ここまで上げると、オーバードライブを超えて、ディストーションと化す。それも、かなり強烈な歪みで、これはこれで使えると思うのだが、シングルコイルのギターだとノイズが多くなりすぎて、使いづらい。
 ハムバッカーPUなら、ノイズはそれほど気にならないので、ブースター、オーバードライブ、ディストーションと幅広く使えるエフェクターとして、充分に機能すると思う。ただし、「BOOST」の部分は可変領域が少ないので、あくまでもおまけだ。

 ヤフオクを見ていると「FX-50B」は比較的タマ数も多く、5千円前後で取引されているようだ。DODのエフェクターは、安い割にはクオリティーが高いので「このシリーズ、変なプレミアが付く前に買うのもありかな」と思うほど、気に入っている。

 ちなみに、現行のDODのオーバードライブは、こんな感じ。


DOD 250 Overdrive Preamp

 試奏したことがないので、トーンの具合は分からないが、小さなケースになってしまって、なんとなくかしこそう。大柄でアメリカーンな感じではなくなって、ちょいと寂しいかも。

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| エレキギター、再び | 16:31 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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夏に聴きたくなる1枚 Vol.3 Black and Blue

 基本的にローリングストーンズやビートルズの音楽には季節感がないと思う。夏だから聴きたいという曲は特に思いつかないし、彼らのアルバムはいつ聴いたってステキだ。
 でも、ストーンズのアルバムの中で「これは夏の気分だな」と感じるアルバムが1枚だけある。1976年にリリースされた「Black and Blue」だ。

Black and BlueBlack and Blue
The Rolling Stones


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 まず、ジャケット。コンパクトなCDになると迫力は半減してしまうが、レコード時代のミックとキースのドアップ写真のジャケットには、絶大なインパクトがあった。
 「なんちゅう、唇しとんじゃあ」のミックと「耳かんだろか」の体勢のキース、さらに奥に控える薄笑いのビル・ワイマンの3人がギュッと凝縮されていて、ストーンズのジャケットの中では一番の暑苦しさだろう。ただ、ジャケットを開くと、これまでと違って、小奇麗なかっこをしたメンバーが、浜辺でライトを振っている写真が使われていた。これがなんとなく夏っぽいのだ。

 中身の方も、膨大なストーンズの曲の中で、ひときわファンク度の高い「Hot Stuff」から始まる。暑苦しいまでにファンキーな「Hot Stuff」に続く「Hand Of Fate」は典型的なストーンズサウンドだが、3曲目の「Cherry Oh Baby」は、何のひねりもないストレートなレゲエ。違和感を感じる人もいるだろうが、ぼくはこの曲を夏に聴くのが、けっこう好きだ。
 レコードではA面ラストだった「Memory Motel」は、ストーンズにしては珍しく清涼感のあるバラード。最近のライブではセットリストに復活して、ミックとキースが交互にボーカルをとる姿に思わず涙した一曲だ。

 5曲目の「Hey Negrita」は、このアルバムからストーンズに加わったロン・ウッドのインスピレーションから生まれたとクレジットされた曲。ロンのリフがかっこいいけれど、曲としてはちょっと散漫かもしれない。続く「Melody」は故ビリー・プレストンのピアノが目立つ曲だ。このアルバムの前後、ビリー・プレストンはストーンズのツアーにも参加していたので、コンビネーションは悪くないが、このジャズっぽさはちょっとらしくないかも。
 意外にも全米10位のスマッシュヒットになっているバラード「Fool To Cry」でしっとりとした後、これまた絵に描いたようなストーンズサウンドの「Crazy Mama」で、このアルバムは終わる。

 「Black and Blue」からは、ストーンズにしては珍しく、ある種の試行錯誤が感じられる。原因はストーンズの背骨を、流麗なギターで支えてきたミック・テイラーが突然脱退したことだ。そのため「Black and Blue」では、これまで作り上げてきたストーンズ・サウンドを解体して、新たに考え直す作業が行われたのだと思う。その点では中途半端なアルバムともいえるが、その解体作業は次の傑作アルバム「Some Girls」で見事に結実する。

 このアルバムは、かれこれ30年にも及ぶぼくの長いストーンズのキャリアの中でも、最初の方に聴いたので、思い入れが深い。名盤とはいえないかもしれないが、愛すべきアルバムなのだ。

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| ローリング・ストーンズ | 19:08 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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マルチエフェクターに悩む

 ギター、アンプと買い揃えたら、次に目が向くモノは、きっとエフェクターだろう。
 エフェクターは、エレキギターにおける調味料的な存在だ。でも、この魔法の小箱は、ジミヘンのファズやワウワウ、U2のエッジのディレイ、フュージョン系のギタリストの足元に必ずあったダイナコンプなどのように、時として主役の座に躍り出る場合もある。

 家で練習する場合には、特にエフェクターの必要はない。まず、クリーントーンでしっかりとした音が出せるようになるべきなんだろうけど、やはり魔法の小箱の存在は気になる。たまにはアンプの音に塩やコショウをふりかけて、ちょっと違った味にしてみたいし、コピーの元のギタリストになりきるためには、エフェクターの手助けが必要だ。

 ぼくもギターを再開して3ヶ月ぐらい経ってから、エフェクターが欲しくなってきた。そして「最初はディストーションとワウあたりから」と思っていたら、目にとまったのがマルチエフェクターってやつ。昔はこんなのなかったが、これひとつ買えば、どんなトーンでも作り出せそうだ。しかも、エントリークラスのマルチエフェクターなら、それほど高くない。
 メーカーや楽器店のHPを色々と見て「これが良さそうだな」と思ったのは、ZOOMの「G2.1u」というマルチエフェクターだった。


「ZOOM G2.1u」

 16種類のアンプモデリングと54種類のエフェクトが搭載され、すぐに使えるプリセットパッチが20種類設定済みで、PCM音源のドラムマシンも内蔵。ペダルでワウやボリュームの調整もできる。さらにUSB端子を装備、バンドルされているDAWソフト「Cubase LE」をPCにインストールすれば、DTMが始められる。これで1万円ちょいのお値段なのだから「まったく、すごいなあ。時代も変わったものだ」と思った。
 ZOOMからはさらに安い「G1X」や、べダルなしの「G2」といったマルチエフェクターも発売されているが、どちらもDTMができないので「G2.1u」を買うことにした。

 「G2.1u」を使い始めた当初は、プリセットパッチを呼び出して遊んでいたが、モデルとなったギタリストのトーンが、それなりによく再現されていると思った。デジタル臭いトーンといえなくもないけれど、値段を考えれば、充分に納得のいく出来だ。
 プリセットパッチは20種類もあるので、買ってすぐに変幻自在のトーンを楽しめるが、しばらくすると自分だけのトーンをユーザーパッチとして保存したくなってきた。でも、これがいじっくっているうちに、何をしているのやら、よく分からなくなるのだ。
 インターフェスは比較的シンプルだが、操作方法がなかなか覚えられず、未だに「G2.1u」を使う時は、マニュアルがそばにないと困るような状態。マルチエフェクターは多機能だが、使っている方の頭は単機能なのだ、きっと。

 さらにDTMにもチャレンジしてみたが、これまでPCでやってきた様々な作業とは少し毛色が違って、戸惑うことが多い。PCはそれなりに使いこなせるつもりだったが、DTMはちょっとハードルが高いのだ。
 それでも、少しずつ「Cubase LE」の使い方が分かってきて、時間はかかるけれど、リズムトラックを何とか作れるようになってきた。でも、自分の弾いたギターをハードディスクに録音して、PCで聴くってのは、なんだか変な気分だ。

 エレキギターの周辺機器も急速にデジタル化しているけど、ぼくの音楽センスは残念ながらアナログ度が強いようだ。結局、中古でディストーションやワウ、コーラスなどのエフェクターを単品で買い揃えてしまった。これだと何の抵抗もなく、すんなりとセッティングできるのだけれど・・・・。

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| エレキギター、再び | 22:19 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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夏に聴きたくなる1枚 Vol.2 Live!

 今からもう十数年前の話になる。
 当時のぼくは大阪に住み、うだるような暑さの夏だというのにネクタイをしめて、フツーのサラリーマンをしていた。その会社には音楽好きの女の子がいて、昼食を一緒に食べに行ったときなどに、よくロックの話をした。そして、ざるそばをすすりながら、こんな会話をした記憶がある。

 「夏はどんな感じの音楽、聴いてるんですか?」
 「えっ、夏か。あんましロックに季節は関係ないと思うけど、やっぱウエストコースト・ロックかな。あと、レゲエとかも聴くで」
 「へぇー、私もレゲエ好きなんですよ。どんなん、聴くんですか?」
 「オレが好きなんは、ボブ・マーリーとかジミー・クリフかなあ」
 「あーっ、ルーツ・レゲエですね」
 「な、なんや、そのルーツ・レゲエって!」

 ぼくは実際にライブを見たことがあるボブ・マーレーが、もはやルーツレゲエと呼ばれていることに、少なからずショックを受けた。しかし、当時はドラムマシンを使い、DJ主導のデジタル化した踊るためのレゲエが主流の時代。ラスタファリアニズムの影響や政治的な歌詞のあるレゲエは、すでにルーツ・レゲエと総称されていたらしい。
 でも、分類なんて、どうでもいい。昔も今も、ぼくにとってレゲエといえば、ボブ・マーレーである。

Live!Live!
Bob Marley & the Wailers


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 1975年にロンドンで録音された「Live!」は、アルバムに封じ込められた熱気が半端ではないライブ盤だ。
 前年にクラプトンがカバーした「I Shot the Sheriff」が大ヒットし、レゲエという音楽とボブ・マーレーの名前が世界中に認知された直後のせいだろうか、アルバムから伝わってくる会場の熱気がすごいのだ。その熱を真正面から受け止め、倍以上にして返すボブ・マーレーとウェイラーズのプレイは、何枚かある彼らのライブアルバムの中でも一番の熱さだと思う。
 
 全7曲、CDの時代となっては短く感じる40分弱のアルバムだが、中身は濃厚のひと言。中でも、ぼくが好きなのは5曲目の「No Woman, No Cry」だ。スローなレゲエだが、穏やかな曲の流れとは裏腹に曲に込められた熱量は、アルバムの中で最も高いかもしれない。さらに、ポジティブな内容の歌詞も素晴らしい。

 前回のエントリーの続きの話になるが、1969年にスピリットを置き忘れて、失速していたロックに、強烈な一撃を加えたのは、カリブ海に浮かぶ小さな島から発生したレゲエという音楽だと思う。それだけに、ボブ・マーレーの早過ぎる死が、未だに悔やまれる。

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| ロックの名盤 | 11:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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夏に聴きたくなる1枚 Vol.1 Hotel California

 このところ、エレキギター関係のちょいと長めのエントリーが続いたので、今回はこのブログの原点に戻って、名盤紹介を。
 ついでに、台風は来ているけれど、梅雨明けも近く、季節はいよいよ夏真っ盛りに近づく時期なので、ぼくが夏に聴きたくなるアルバムを何回かに分けて、紹介していきたいと思っている。 

 初回はイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」。
 あまりにもベタベタなチョイスなので、自分でもちょっと恥ずかしくなるけれど、これは未だに夏になると聴きたくなる1枚だ。

Hotel CaliforniaHotel California
Eagles


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 このアルバムがリリースされたのは1976年暮れのこと。この年、アメリカは建国200年に沸きかえり、様々なイベントがあった。イーグルスが狙ったわけではないだろうが「ホテル・カリフォルニア」は、アメリカ建国200周年の最後を締めくくるようなタイミングでリリースされた。

 しかし、実際に「ホテル・カリフォルニア」が爆発的にヒットしたのは、翌77年に入ってからだ。
 当時のぼくは中学3年生、ロックにめざめたばかりで、ビートルズに夢中だった。でも、少ないおこずかいの中から買えるレコードは、月に1枚のシングルレコードが精一杯だったので、ラジオにかじりついて、たまに流れるビートルズの曲を手当たり次第に録音した。今では、死語のエアチェックというやつである。
 そんな頃に、日本でも大ヒットした「ホテル・カリフォルニア」は、ラジオをかけていれば、嫌でも1日に数回は耳に入ってくる曲だった。

 この曲は「ホテル・カリフォルニアへようこそ、ここは美しい人のいる、美しい場所」というサビの歌詞から、日本ではカリフォルニア賛歌(本国アメリカでもそうだったのかもしれないけれど)のように受け取られたはずだ。
 そして、この頃に雑誌「POPEYE」が創刊し、誌面ではかっこよくって、夢のようなアメリカ西海岸の文化や風俗が盛んにが紹介されていた。日本における捻じ曲がった西海岸幻想の誕生である。

 街には「UCLA」とプリントされたTシャツが溢れ、公園ではフリスビーが飛び交った。ぼくの住んでいた大阪では「アメリカ村」というそのものズバリの名前の商店街が出現し、カリフォルニアとはまったく異なる蒸し暑さの中で、大阪の若者たちはアメリカの西海岸を夢みた。
 しかし「ホテル・カリフォルニア」は、単なるカリフォルニア賛歌ではなかった。むしろ「カリフォルニアに行けば、すべてがうまくいく」という幻想を無残にも打ち砕くような唄だったのである。

 この唄の半ばに印象深いフレーズがある。
 ホテル・カリフォルニアにチェックインした男が給仕に「ワインを持ってきてくれ」と頼む。すると彼は「ここでは、1969年からスピリットは切らしています」と答える。
 さらに、長いギターソロの直前の最後のフレーズでは、ホテルから逃げようとする男に夜番が「このホテルには、いつもでチェックインできますが、ここから二度と出ることはできません」と言い放つ。

 歌詞についてあれこれと解説するのは野暮なことは承知で、ぼくなりの解釈を書いてみると、イーグルスは「ラブ&ピースに代表される精神や魂は1969年に捨ててきてしまった。夢のカリフォルニアなんかありえない。ここでは怠惰な生活が死ぬまで、ただただ続くだけなんだ」というような行き場のない閉塞感を、この唄で表現したかったのだろう。
 そして、その閉塞感は、さらに重くなって、今でも続いているような気がする。

 イーグルスは「ホテル・カリフォルニア」の大ヒットにより、アメリカを代表するバンドになったが、次のアルバムの「ロング・ラン」をリリースした直後に解散する。そして、解散後のインタビューでグレン・フライは「オレたちは『ホテル・カリフォルニア』で言いたかったことを、すべて言い尽くしてしまったんだ」と述べている。


 今から十数年前、ぼくは高校生の頃にあこがれたロサンジェルスを初めて訪れた。巨大な空港に降り立ち、バスに乗って、ダウンタウンへと向かう。11月だというのに、日中はTシャツで過ごせるLAのサラリとした生暖かい空気は、どこか人工的で現実味に乏しかった。

 スモッグがかかった空がぼんやりとオレンジ色に染まる頃、ぼくはリトルトーキョーの中にある日本語が普通に通用するホテルにチェックインした。荷物をベットに放り投げ、ベットサイドのラジオをつけると、ヒューイ・ルイスのしわがれた声がフェードアウトして「ホテル・カリフォルニア」が流れてきた。あまりのタイミングの良さに、鳥肌がたった。
 そして「ホテル・カリフォルニア」のサビのフレーズを口ずさみながら、窓を開けると、遠くで乾いた銃声が聞こえた。ラジオからはあのギターソロが流れていた。その時、ぼくは「あっ、ホントにLAにやって来たんだな」と、ようやく実感した。
 「ホテル・カリフォルニア」の歌詞のホントの意味が分かったのは、この旅の後のことである。

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| ロックの名盤 | 22:50 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ぼくのアンプ履歴書

 このところ、エレキギター関連のエントリーが続くけれど、今回はもう一度アンプについて。

 もう手元にないものもあるが、ぼくがこれまでに使ってきたアンプを紹介する中で、エレキギターを始めたばかりの初心者の方、これから始めようと思っている方が、どんなアンプを選べば良いのかを考えてみたい。

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| エレキギター、再び | 17:27 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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ストラト、デストロイヤー化計画

 少し前のエントリーで紹介した5点の改造で、自分なりにほぼ満足のいくトーンの出るようになったオレンジのストラトキャスター。しかし、気になる点がひとつあった。それはノイズである。

 シングルコイルのギターにノイズは付き物。それも味のうちと割り切るか、音ブリッジ、または弦に手を触れておけば、ノイズは出ないのだが、ストラトをアンプにプラグインして、ギターから手を離したときに鳴る「ジ、ジィ、ジィ」という音が、どうにも気に入らない。
 というわけで、ストラトのキャビティーにノイズ対策のシールド加工を施してみた。

 今では導電塗料がネットの通販などで簡単に手に入るようになったから、キャビティのシールド加工にはこれを塗ることが一般的だと思う。でも、シールド加工をするとハイ落ち、つまりストラトの持ち味である高音部が削られるという話も聞く。もし、そのトーンが気に入らなければ、導電塗料の場合は剥がすのに、手間がかかりそうだ。

 そこでノイズ対策に用いたのが、流し台やガスレンジの隙間に貼るアルミテープ。
 これならトーンが気に入らなかった時でも剥がすのが簡単、さらにぼくが使ったのは100円ショップで売られていたアルミテープ(ストラトの場合、幅3センチ、長さ4メートルのものが、1本あれば充分)なので、とても安上がりだ。アルミテープより銅テープや銅箔が良いらしいが、こちらは少々高価である。

キャビティ内のシールド加工


 まず、アルミテープで丁寧にキャビティーを覆う。
 素材は加工しやすいアルミなので、作業自体は難しくないが、キャビティ内にくまなくきれいに貼るには、少々時間がかかる。この時、写真のようにキャビティーのふちからのりしろのようにアルミをはみ出させておくのがポイント。ここがピックガード側のアルミと接触することで、キャビティーのシールドが完璧になるからだ。
 キャビティーからはみ出したアルミののりしろが、デストロイヤーの覆面(古い?)のようで、少々いかつくって、美観には欠けるけれど、最終的にこの部分はピックガードに隠れて見えなくなる。

 同様にピックガードの裏にもアルミテープを張り、シールド加工は完成するが、最後にポットからキャビティにアースを落とすのが、大切なポイント。
 具体的には、弦アースが出ている場所に、もう1本をアース線をハンダ付けして、ラグというアース線を固定する金具(10個入りで150円程度)を用いて、アルミテープを貼ったキャビティ内にアースを落とす。この作業をしないと、キャビティにシールド加工をした意味がなくなるのでご注意を。
 
 ノイズ対策をしたストラトを弾いてみると、アンプによってはかすかにノイズが聴こえる場合もあったが、ほとんど気にならないレベル。ノイズを完璧にシャットアウトできるとは言えないが、アルミテープによるキャビティシールドは大いに効果ありだと思う。
 心配だったハイ落ちも、それほどでもなく、むしろ少しファットなトーンになって、ぼくには好感が持てる。

 もし、加工後のトーンが気に入らなければ元に戻すことのできて、さらに安上がりなアルミテープによるノイズ対策。あの「ジ、ジィ、ジィ」の音が気になる人には、おすすめの改造ですよ。

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| エレキギター、再び | 20:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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エレキギターの改造、ネタ元を紹介

 それほどアクセス数の多くないブログなので、あまり意味のないことなのだが、トップページにアクセス解析のシステムを貼り付けている。
 たまに自分のブログに来てくれる人の検索ワードなどを見てみるのだが、近ごろは「エレキギター 改造」「テレキャス コンデンサ」「ストラト ピックアップ 高さ調整」など、エレキギター関連の検索ワードが目立つようになってきた。
 でも、ぼくは「わーい、こんなことやっちゃいました」的なことを書いているだけで、あまりエレキギターの改造に関するノウハウ的なことは紹介できていない気がする。なぜかというと、本やHPなどを見ながら、見よう見まねで改造を行っているだけで、ギターに関する深い知識があるわけではないからだ。

 そんなわけで、今回はぼくのエレキギターの改造を行う時のネタ元を紹介してみたい。
 まずは本から。今やネット上で色々な情報を得ることはできけれど、改造やメンテナンスを行う際に、机の横に置いておいて、すぐに見ることのできる本にかなうモノはないと思う。

エレクトリック・ギター・カスタマイズ倶楽部―だれでもできる、チューンナップの実例&アイディア集エレクトリック・ギター・カスタマイズ倶楽部―だれでもできる、チューンナップの実例&アイディア集


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 この本は以前も紹介したけれど、これをよく読めば、改造の基礎知識やハンダゴテの使い方などが身につくと思う。

ギター・マガジン メインテナンス・ブック―これ1冊で君のギターが目を覚ます!もっと弾きやすく,もっと良い音に!!ギター・マガジン メインテナンス・ブック―これ1冊で君のギターが目を覚ます!もっと弾きやすく,もっと良い音に!!
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 通常のメンテナンスに関しては、これ一冊あれば充分。日常的に行うギターの手入れや調整方法が詳しく解説されていて、とても分かりやすい。

エレクトリック・ギター・メカニズム 完全版 (リットーミュージック・ムック)エレクトリック・ギター・メカニズム 完全版 (リットーミュージック・ムック)
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 さらに詳しく知りたい場合は、エレキギターの構造に対して、一歩踏み込んだこの本を読むと良いかもしれない。

 次はWEB上のネタ元。まずは配線関係のHP。

Seymour Duncan Official Site Wiring Diagrams
 
 最も分かりやすくて使えるのは、このページかもしれない。すべて英語なのがタマにキズだが、上からハムバッカーPUを使ったギター、テレキャス、ストラト、その他のギターのドロップダウンメニューが並んでいる。その中から自分が知りたいタイプのギターをクリックすると、簡潔でとても分かりやすい配線図が表示される。

FenderR.com Wiring/Parts Diagrams
 
 フェンダーのギターに限定されるが、アメリカ・フェンダーのオフィシャルサイトの配線図も分かりやすい。新旧取り混ぜられたフェンダーのギターの配線図がPDF形式で見られるので、ファイルの保存や印刷にも便利だ。

 最後はギターの改造などに、何かと役立つHP。

ミュージシャンのための簡単なギター調整
 
 上で紹介した「エレクトリック・ギター・カスタマイズ倶楽部」の執筆者の一人でもある寺田仁氏のサイト。内容が一部、本と重複する部分はあるが、エレキギターの基礎的なことからマニアック項目までが網羅されていて、とても面白くて役に立つ。

バナナムーンへようこそ
 
 静岡にあるギターショップのサイト。リペアショップだと思われるにも関わらず、HP上で大切なノウハウを惜しげもなく教えてくれる太っ腹さが、うれしい。掲載されている「テレキャスターノイズ低減配線」は実際に行ってみたが、なかなか効果のある改造だった。

松美庵
 
 ギターとエフェクター、アンプの改造や修理の際に、何度も参考にさせてもらっているHP。レポートはまだだが、この前もここを参考して、オレンジのストラトにノイズを減らすためのシールド加工を行った。

hiraken's web ひらけんずうぇぶ
 
 こちらも、ギター改造の時などに何度も参考にさせてもらっているページ。コンデンサやハンダ、配線材に関するレポートが満載の「パーツの部屋」が個人的には大好き。「SG更生日記」は古いギターを再生したい人ための良いテキストになると思う。

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| エレキギター、再び | 20:58 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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真空管アンプの誘惑 Guyatone FLIP400F

 エレキギターを再開して、丸1年が経った。
 ぼくはこの1年間に、何本ものギターと何台かのアンプを買い、多くの時間をギターと共に過ぎしてきた。「どうして、こんなに面白いモノ、途中でやめちゃんだろ」と思いながら、エレキギターを弾くことや改造に夢中になって、ブランクのあった20年間を取り戻すかのように、色々な機材を買い集めてしまったのだ。

 まだまだ、リハビリ中の身ではあるけれど、とりあえずこの1年間で得た結論を書いておくと「エレキギターは、アンプのスピーカーの音を聴いている」ということだ。いくら良いエレキギターでもアンプが貧弱であれば、しょぼい音しか出てこないだろうし、逆に安物のエレキギターでもアンプが良ければ、それなりの音で聴こえるはずだ。
 もちろん、これは極論でギターとアンプ、エフェクターやシールドなど、音の入り口から出口までの総合力で、エレキギターの音は作られる。さらに、重要なのはギタリストのテクニックやピッキング、そして個性だろう。もし、ぼくがクラプトンやジェフ・ベックと同じ機材を揃えられたとしても、彼らと同じ音は絶対に出るはずがないと思う。

 でも、エレキギターを弾くという行為は、最終的にアンプのスピーカーから出る音を聴いていることは、まちがいない。
 これまで、ぼくはトランジスタのミニアンプを何台か試して、プリアンプに真空管を使ったVOX・AD30というモデリングアンプも買ってみた。近ごろはエントリークラスのアンプでもそれなりのトーンが出て、家で弾く分には充分なパフォーマンスがあると思う。しかし「アンプって、大切だなあ」と思い始めると、どうしても気になってくるのがプリアンプにもパワーアンプにも真空管を使ったフルチューブのアンプだ。

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| エレキギター、再び | 19:54 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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