2007年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年09月

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夏に聴きたくなる1枚 Vol.5 No Reason to Cry

 このブログで何度か書いているけれど、ぼくはレイドバックしていた頃のダメなエリック・クラプトンが好きだ。アルバムとしては「461 Ocean Boulevard」から「Money and Cigarettes」あたりまでが、彼のレイドバック期といえるだろう。
 そして、この時期のクラプトンはギターヒーローとしての自分を拒否し、酒やクスリに溺れ、かなりテキトーに音楽という仕事をしていたと思う。

 もちろん、ぼくは最近のクラプトンも聴いているし、ミュージシャンとして良い仕事をしていると思う。でも、多感な時期にリアルタイムでレイドバック期のクラプトンを聴いていた身としては、マイホームパパを公言し、酒もタバコもやらない立派な姿に、どこか違和感を感じるのだ。

No Reason to CryNo Reason to Cry
Eric Clapton


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 1976年にリリースされた「No Reason to Cry」は、ボブ・ディランやザ・バンドのメンバー、ロン・ウッド、ジョージー・フェイム、ビリー・プレストン、ジェシ・エド・デイヴィスなど、豪華なゲストを招いて、カリフォルニアのマリブにあるザ・バンドが所有していたシャングリラ・スタジオでレコーディングされた。
 クリームの解散後にクラプトンは、ザ・バンドのデビュー・アルバムにして歴史的名盤「Music from Big Pink」を聴いて多大な影響を受け、本気で「ぼくはザ・バンドのメンバーになりたい」と思っていたという。「No Reason to Cry」では、その夢が叶い、ザ・バンドの所有のスタジオでメンバーをゲストにレコーディングを行ったというわけだ。

 しかし、他のアーチストでも同様のことがいえるが、ゲストが多数参加したアルバムは、全体の印象が散漫になりがちだ。さらに、このアルバムでクラプトンは、自分がメインにも関わらず、常に一歩下がったスタンスを取っていて、ゲストの方が目立ってしまう曲が多々あるのだ。
 例えば、3曲目の「Sign Language」はボブ・ディランとの決してハモらないデュエット曲だが、ボブの声が強烈でクラプトンの声はあきらかに負けている。どちらかというと添え物に近い。ギターソロも、ロビー・ロバートソンが例のピッキングハーモニックスを使ったフレーズで、おいしいところを持って行く。
 でも、あちらこちらでクラプトンらしさは垣間見える。オーティス・ラッシュの「Double Trouble」では、久しぶりに迫真のギターソロを聴かせ、「Innocent Times」のドブロのフレーズはホントに素晴らしい。

 そして、ぼくが毎年晩夏になると聴きたくなるのが、アルバムのラストにひっそりと収められている「Black Summer Rain」だ。物憂げなクラプトンの声、控え目ながらも美しいギターソロ。夏の終わりに聞くのがぴったりの隠れた名曲だと思う。
 現在ではこの曲の後に、ボーナストラックして「Last Night」が追加されているが、これは余計。 このアルバムは「Black Summer Rain」で終わってこそ、価値があるのだ。

 ジャケットをよく見ると分かるが、クラプトンの前にはジム・ビームやバドワイザーなどの酒のビンが並んでいる。おそらく、このアルバムはたくさんの友人をスタジオに招いて、夜な夜な酒盛りをしながら、パーティと喧騒の中で作られたに違いない。しかし、アルバム全体に漂っているのは喧騒ではなく、レイドバック期のクラプトン特有の倦怠感だ。
 そんな背景からも「No Reason to Cry」は、騒がしく暑かった夏の終わりにぴったりのアルバムだと思う。

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| エリック・クラプトン | 21:48 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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テレキャスターのスイッチを交換

 8月終わりの北海道は、昼間に暑くなる日があっても、朝晩はめっきり涼しくなってきた。日差しにも、10日前のパワーはなく、晩夏というより秋の気配を確実に感じる。こうなると、少し寂しい気がして、往く夏が名残惜しいような気分にもなる。
 でも、暑さが去ると同時に、スイッチを入れるだけで部屋の温度が上がる真空管アンプや、持つ気にもなれなったハンダゴテが活躍する季節がやってきた。昨日は久しぶりに部屋を閉め切ってGuyatoneのFLIP400Fを大きな音で鳴らし、ハンダゴテを片手にギターの修理を行った。

 ちょっと前から、愛用のテレキャスター、フェンダージャパンの「TL52-78US」のスイッチが気になっていた。
 ピックアップを切り替えるたびに「ガリッ」という音が鳴り、たまに接触不良で音が出なくなるのだ。これまで、この症状が出ると、オーディオ用の接点復活材を吹き付けてごまかしてきたが、根本的に解決しなければならない時が来たようだ。

 ちなみに、フェンダージャパンのテレキャスターについているスイッチは、こんな感じ。白い樹脂製のカバーに覆われたスイッチだ。

フェンジャパの樹脂カバーのスイッチ

 このスイッチをためしに分解してみると、実にシンプルな作りで、部品はたったの3個。これに大き目のベアリングのような鉄の玉を組み合わせて、クリック感を出す仕組みである。
 シンプルで性能が良ければ、それに越したことはないのだが、このスイッチは何かと問題が多いようだ。少し前にエントリーのコメントで、shoo-Gさんも「あのボックスタイプのは、耐久性に乏しいのでガリ、ノイズの温床になりやすいです」と指摘されていた。

 おそらく、性能アップのためというより、コストダウンのために採用されているボックスタイプのスイッチを、接点が露出していて、バネを使った昔ながらの3点スイッチに換えてみた。
 スイッチは手元にあった中古部品に接点復活材を吹き付けてクリーニングしたものを使ったが、効果は抜群。「ガリッ」という音も消えて、クリック感もしっかりとしたものに変わった。トーンに大きな変化はないけれど、スイッチを換えるだけで、テレキャスターが気持ちよく弾けるようになった。

テレキャスのスイッチ交換

 ぼくは国産品の中古を使ったが、テレキャスターやストラトキャスターのセレクタースイッチを交換する場合は、下の写真のアメリカ製のCRLというメーカーのものにすることが多いと思う。
 

CRL 3WAY Switch
CRL 5WAY Switch

 テレキャスには3点スイッチを、ストラトはハーフトーンを使うことを目的として5点スイッチにするのが一般的だろう。

 しかし、このスイッチ交換はハンダゴテ初心者にとって、少し難関かもしれない。
 特にテレキャスの場合は、4つの端子をリード線でつなぐという細かい作業が必要になるし、ストラトの場合も8つある端子に、どの線をつなげは良いのか迷うのだ。でも、接点が露出しているタイプのスイッチなので、レバーを動かしているうちに仕組みが分かってくると思う。

 以前のエントリー「エレキギターの改造、ネタ元を紹介」で紹介した本やHPも参考にすると、何とかなるはずなので、スイッチ交換を考えている方は、そちらもご覧下さい。

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| エレキギター、再び | 11:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ストーンズの映画「Shine a Light」の予告編

 ぼくの大好きなマーティン・スコセッシ監督によるローリングストーンズのドキュメンタリー映画「Shine a Light」の全米公開が、9月から来年の4月に延期になったという。
 「Shine a Light」は、昨年の10月にニューヨークのビーコン・シアターで行われた2回の公演を撮影。何人もの名カメラマンが参加し、スコセッシ監督が編集するとなると、いやがうえにも期待の高まる映画だったが、ストーンズがヨーロッパ公演中のために、充分なプロモーション活動ができない等の理由から延期が決まったようだ。

 でも、どういうわけだか「YouTuben」に予告編がアップされていて、これがかっこいい!



 最新のDVD「ザ・ビッゲスト・バン」に収録されていた、リオの浜辺に百万人以上を集めるような巨大なコンサートも良いけれど、ビーコン・シアターのようなホールだと画面に緊張感があって、凝縮されたストーンズが感じられる気がする。

 来年に延期されたとはいえ「Shine a Light」の公開が大いに楽しみになってきた。久しぶりに映画館の大画面と大音響で、ストーンズを感じてみたいぞ。

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| ローリング・ストーンズ | 22:20 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジェフ・ベックと謎の美少女ベーシスト

 残暑お見舞い申し上げます。 
 北海道の暑さは一段落したが、本州方面ではまだ猛暑の日々が続いているようで、ホントこれは想像以上に深刻な事態かも。地球の温暖化については書きたいこともあるけれど、今日は久しぶりに動画ネタを。

 まずは7月28日にシカゴで開催されたクロスロード・ギター・フェスティバルからジェフ・ベックの「Cause We've Ended As Lovers(哀しみの恋人たち)」を、どうぞ。



 サングラスをかけ、昔とさほど変わらない容姿に「ホントに60過ぎてるのかよ」と驚き、アタマのチョーキング一発で「すげえ!」と感じさせるあたりは、さすが。なーんて思っていると、ジェフの横に見慣れない女性ベーシストの姿が・・・・。
 顔にはまだあどけなさが残り、ベースが大きく感じるくらいに小柄。「でも、いいグルーブ出してんなあ、この人」と思っていると、ジェフおじさんたら、曲の中ほどの一番おいしいところで、両手をベーシストに向けて、ソロをゆずっちゃう。これがまた、実にうまいのだ。

 ネットを検索しみると、この美少女ベーシストは「TAL WILKENFELD」といい、オーストラリア出身の21歳で、ベース歴はわずかに4年らしい。いやはや、世界にはすごい女性がいるものだ。
 でも、孫ともいえる年齢の女性ベーシストとにやけながら(サングラスで目は隠しているけど、きっとそうだ)競演しちゃうジェフ・ベックってのも、すごいなあ。

 ついでにもう1本。これは「TAL WILKENFELD」のベースクリックの様子のようだ。彼女にクラッときた人は、こちらもぜひ。


 
 ジェフ・ベックのことを書くつもりが、謎の美少女ベーシストの話になってしまったので、最後はクロスロード・ギター・フェスティバルを主催するクラプトンとの、かなり昔の競演を。



 シークレットポリスマンコンサートでのギターバトル。改造されたテレキャスター、通称テレギブを弾きまくるジェフが見られるという点でも貴重な1本。それにしても、昔のジェフって、やんちゃだなあ。

クロス・ロード - ギター・フェスティヴァルクロス・ロード - ギター・フェスティヴァル
エリック・クラプトン


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 2004年のクロスロード・ギター・フェスティバルはDVD化されていて、多彩なギタリストのプレイが楽しめるという点では、おすすめのDVDだ。でも、参加していたジェフ・ベックのステージは、なぜか未収録。
 11月には今年のクロスロード・ギター・フェスティバルのDVDも発売されるようだが、今回はぜひジェフ・ベック入りでお願いしたいものだ。

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| ジェフ・ベック | 11:48 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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夏に聴きたくなる1枚 Vol.4 Saxophone Colossus

 昨日は暑いと書くのもはばかられるほどに、熱かった。
 ぼくの住む網走でも、昼過ぎに国道脇の温度計が37℃を表示。空気も大量の熱を含んでいて、体にまとわりつき、北海道らしくない暑さだった。こうなるとエアコンなどなく、冬向きに作ってある北海道の家は暑くてたまらない。ギターを弾くことはもちろんのこと、音楽を聴く気にもなれなかった。

 それでも、午後10時を過ぎた頃から雨が降り出し、窓からは涼やかな風が入ってくるようになった。そして、寝る前にブラック・ニッカを飲みながら聴いたのがこれ。

Saxophone ColossusSaxophone Colossus
Sonny Rollins


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 ソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」。親しみを込めて「サキコロ」とも呼ばれるほどの王道的なジャズの名盤だが、ジャングルビート気味に始まる1曲目の「St. Thomas」からは、夏の夜の猥雑さが感じられて、暑かった1日の終わりに聴くのにはぴったりなのだ。

 ソニー・ロリンズのサキソフォンは音数も多く、とても陽気だ。クールなマイルスとは好対照で、おしゃべりなジャズではないだろうか。
 でも、決して暑苦しくはなく、実は夏に聴きたくなるアルバムが多い。その代表格が「サキソフォン・コロッサス」で、ジャズを初めて聴く人にも、おすすめできる分かりやすさと何度も聴ける深さを併せもったアルバムだと思う。

 ジャズ界の大御所、最後のジャズ・ジャイアンツとも称されるソニー・ロリンズ。意外にもローリング・ストーンズと競演していて「Tattoo You」のラストに収められている名曲「Waiting On A Friend」では、素晴らしいサックスソロを聴かせてくれる。クレジットはないが「Neighbours」のサキソフォンもソニー・ロリンズだ。

 Tattoo You
The Rolling Stones
B000000W5F

 ソニー・ロリンズが「Tattoo You」のレコーディングに参加した経緯は、こんな感じらしい。「Waiting On A Friendには、サックスの音色が必要だ」と感じたミックが、ジャズ通のチャーリー・ワッツに「誰がいいかな」と相談した。すると、チャーリーは「そりゃあ、ソニー・ロリンズでしょ」と自分が敬愛するジャズマンの名前を挙げた。しかし、ミックにそう言ってはみたものの「あのソニー・ロリンズがストーンズのレコーディングに来るわけがない」と思っていたらしい。
 ところが、数日後にスタジオに行くと、そこにはソニー・ロリンズがサックスを持って立っていた。チャーリーは驚くと共にミックの力のすごさに改めて気付いたという。

 経緯はどうあれ「Tattoo You」で聴かれるのは、ロックとジャズの幸福な融合である。

| ジャズの名盤 | 18:53 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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この夏に買った、ロックなTシャツ

 お盆休み入った途端に、北海道でも連日厳しい暑さが続いている。本州の方からすると「北海道の暑さなんて、大したことないでしょ」と思われるかもしれないけれど、さすがにこっちでも30℃を越えるとつらいものがある。
 ぼくは大阪の生まれなので、暑さには強いつもりだったが、北海道に来て10年以上も経つと体質が寒冷地仕様に変わったらしく、ここ数日は昼間に外出したくないし、家の中も暑くてエレキギターさえ弾く気になれないのだ。
 でも、北海道の場合、例年お盆が過ぎると、急に秋の気配が濃厚になってくる。短い夏を積極的に楽しまなければと、今日は昼から夏休み中の息子と海に行ってくるつもりだ。

 そんな暑い夏の定番の服といえば、Tシャツ。
 今年はロックな絵柄のTシャツが流行だったらしく、街のジーンズショップには「これ、ええやん」と感じるのモノが並んでいた。そして、夏のバーゲンで半額になったのを見計らって、何枚かのロックなTシャツをまとめ買いした。

Rolling Stones Established 1962

 最初は「Rolling Stones Established 1962」の文字がプリントされたTシャツ。「ローリングストーンズは1962年に創立された」という意味だが、1962年はぼくが生まれた年でもあり、お気に入りのマークだ。

千代紙のベロマーク

 次は和風のストーンTシャツを2点。
 これはベロマークが千代紙風になっていて、なかなかステキな1枚。

富士山と波とストーンズ

 富士山と波とベロマーク、意外にしっくりとくるから不思議。
 この和風ストーンズのTシャツは「ひよっとしてバチモン?」と思ったが、BUDDYZというメーカーが作った正規のライセンス品だった。

レッド・ツェッペリンのTシャツ

 ストーンズ以外で買ったのが、スワン・ソングのロゴマークが入ったレッド・ツェッペリンのTシャツ。1977年のアメリカツアーのTシャツのレプリカだろうか。

リターン・トウ・フォーエバー

 最後はロックなTシャツではなく、ジャズなTシャツだが、あまりに有名なチック・コリアの「リターン・トウ・フォーエバー」のジャケットがプリントされている。
 これはユニクロ製でECMレコードとのコラボレーションで作られたものだ。

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| BEATな話題 | 13:26 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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札幌みやげのブタ鼻アンプ Pignose 7-100R

 この前の週末、久しぶりに札幌に行ってきた。今回は仕事が半日入っていたが、夏休み中ということで家族も同行。たまには家族サービスもしなきゃなんないけれど、ぼくの目的は、やはり楽器屋巡りだったりして・・・・。
 解決策として、妻と子ども2人をポケモンを上映中の映画館に送り届けて時間を作り、駆け足で狸小路周辺の楽器屋を見てまわった。

 札幌で楽器屋巡りをするのは初めてだが、すすきのの近くにある狸小路という商店街の周辺に5件ほどの楽器屋が点在していて、意外に便利。でも、楽器屋が軒を連ねているわけではないので、プリントアウトした住所を片手に商店街を歩き回ることになった。
 まずはESPの直営店「Big Boss」に行き、前のエントリーで紹介したトレモロ・スプリングを購入。さらに数件の楽器屋をまわり、普段はお目にかかるのが難しいギターをながめ、何本かを試奏したが、予算に見合う目ぼしいギターはなかった。
 そして、最後に立ち寄った北海道の老輔的な楽器店の玉光堂の楽器センターで見かけて「これを札幌みやげに」と買ったのが、昔から欲しかったピグノーズのアンプだ。

 ブタ鼻の形をしたノブが特徴的なピグノーズのアンプは、通常ビニールレザー張りだが、玉光堂にあったのは、これまで見たことのない限定モデルのツイード仕様。ホンモノのツイードではなく、ビニールクロスのツイードもどきだが、これだけで見慣れたスタイルのピグノーズが新鮮に感じるから不思議だ。

ピグノーズのギター

 ピグノーズのアンプは「Chicago」のギタリストで、拳銃の暴発事故で不慮の死をとげたテリー・キャスの発案によって製作され、1973年発表から10万台以上が生産されてきたという。
 この定番中の定番のミニアンプは、クラプトンが「461 Ocean Boulevard」のオープニングナンバー「Motherless Children」のレコーディングに使ったとインタビューで明かしたことから脚光を浴びた。

 ぼくの中でも、ピグノーズはクラプトンが使ったアンプということで、あこがれの一品だったのだが、なぜかこれまで買えそうで買えなかった。でも、エレキギターを再開したきっかけが、中古で買ったピグノーズのアンプ内蔵ギターなので、何かを縁を感じるメーカーではある。
 今回、ようやくピグノーズのアンプを手に入れて、実際に音を出してみると、かれこれ30年以上も変わらぬスタイルで作り続けられている理由がよく分かった。このアンプ、見た目以上にパワフルで面白いのだ。

 ブタ鼻のコントロールノブは12時の位置でオフの状態。回していくと、ボリュームが上がり、歪みも増えていく。ストラトの場合、4時あたりからクランチ気味のトーンになり、6時越えるとディストーションといっていい歪み変わる。
 クリーントーンを楽しむには少々無理があるアンプだが、程よい歪みは心地良く、気軽にブルージーなフレーズが弾ける。フルアップにして、ガツンとハードなリフをかましても気持ちが良い。

ブタの鼻のノブ

 ぼくが「このアンプ、面白いなあ」と感じたのは、アンプのサイドのバックルを外して、キャビネットの開け具合でトーンを調整する点だ。スピーカーの後ろが密閉型からオープン型に変わることで、主に高音の抜けが良くなるのだ。
 あまり開けすぎると、ペンペンとしたチープな音になるけれど、うまく決まった時のトーンは絶品だ。ただ、目盛りが付いているわけではないので、再現するのが難しい。でも、このあたりのアバウトさ加減が、実に良い感じだったりもする。

 ぼくはピグノーズのアンプを付属してきたACアダプターで鳴らしているが、単三電池6本で電池駆動も可能。手軽に持ち運べるミニアンプの中では、やはりピグノーズが最高の1台だと思う。
 長年に渡って、作り続けられているモノには、それなりの理由があるのだと感じさせてくれるアンプである。


Pignose/ピグノーズ 7-100R ギターアンプ
Pignose 7-100R 限定版ツイード仕様

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| エレキギター、再び | 22:51 | comments:8 | trackbacks:1 | TOP↑

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トレモロ・スプリングを換えるだけで

 ちょっと前にshoo-Gさんのブログを見て、気になっていた「ESP TREMOLO TONE SPRINGS」をようやく手に入れた。ストラトなどトレモロユニットの付いているギターの交換用のスプリングだ。
 

ESP TREMOLO TONE SPRINGS (5本セット)

 見た目が単なる交換用のスプリングなので「そんなもん、最初から付いているので充分でしょ」と思われる方が多いだろうが、これは単なるバネではなく、ストラト用大リーグボール養成ギブスともいえるようなパーツなのだ。

 このスプリングの特徴や効用は上のリンク先に詳しく書いてあるので、それを読んでもらいたいけれど「換えてみて、びっくり」のパーツであることは、まちがいない。
 ぼくはストラトのトレモロはフローティングなし、ベタ付けでセッティング。アームも使用していないので、タッチの変化を狙ったわけではなく、トーンの改善を狙って交換したのだが、そのトーンに大きな変化が出た。

 変化を確認するため、まず交換前にストラトを30分ほど弾き込み、アンプのセッティングをそのままにしておいて、スプリングを換えてみた。すると、ギター自体の生鳴りが良くなり、アンプを通してもトーン全体に張りと太さが出た。
 ぼくのストラトの場合、特に1、2弦のハイフレットでサスティーンが伸び、音量も大きくなった。この変化は「うゎ、すげえ」と声を出してしまったほど明確なもので、ホントに驚いてしまった。

 そもそも、トレモロスプリングにはリバーブ効果がある(だから、クラプトンはアームを使わないのに、スプリングを外さない)のだが、そのトーンを積極的に増幅する方向で作られたのが、このスプリングだと思う。
 しかし、スプリングの素材や硬さで、意図的にリバーブ効果を大きくしているのだろうから「前の方が良かった」と感じる人もいるはずだ。ストラトに枯れたトーンを求めるのなら、このスプリングを使うのはやめたほうがいいかもしれない。

 交換後のトーンには賛否両論あるかもしれないけれど、このスプリング、よくあるオカルト的なバーツではなく、確かに音が変わる。まだ弾き込んだわけではないので、結論ではないが、ぼくはこのスプリングが作り出す元気で張りのあるトーンが気に入った。

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| エレキギター、再び | 21:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

2007年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年09月

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