2007.09.30 Sun
三大ギタリストを探せ!
PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2007年 11月号 [雑誌]

最近では、音楽関係の特集を組むことの多いプレイボーイだが、今号の特集は「三大ギタリストを探せ!」である。三大ギタリストといえば、未だにエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジとなる(ちなみに、本国イギリスでは、このようなくくりはないらしい)のだろうが、この特集は部門別に三大ギタリストを選び、その理由を挙げるというもの。
例えば、ブルースロック編なら1位-ジミ・ヘンドリックス、2位-デュアン・オールマン、3位-スティーヴィー・レイ・ヴォーン。バッキング編では1位-キース・リチャーズ、2位-アンディ・サマーズ、3位-ジョン・レノンといった感じだ。
順位は読者投票などで決まったものではなく、各ライターの独断なので「?」の付く部門もあるが、全般的に無難な選択。音楽雑誌ではなく、一般誌なので、つっこみが甘い部分もあるけれど、たくさんのギタリストの写真を見ているだけでも楽しい。
その特集の最後にあったのが「ヴィンテージギターの愉しみ方-野村義男に訊く、夢のギターの探し方」と題されたインタビュー。
それによると、膨大なギターコレクションを持っているヨッチャンは「温度や湿度を一定に保った部屋で、ケースに入れたまま厳重に保管している」らしい。四季があって、気候の変化の激しい日本ゆえの事情からの保管法らしいが「何年かに一度、春か秋の晴れた日にしか会えない楽器もある」とか。詳しくは本誌を読んでほしいけれど、ヨッチャンのギターへの愛情を感じるインタビューである。
付録にバニーちゃんのピック(ティアドロップ型とおむすぎ型が1個ずつ。硬さはミディアム程度)が付いているプレイボーイ11月号は、ギター好きなら思わず手が出そうな一冊かも。
そのヨッチャンがホストを務めていた「野村ギター商会」が今月で終了。月に2回の楽しみで、出演してほしい日本のギタリストはまだまだいるだけに残念だ。幸い、過去のアーカイブは視聴可能なので、まだの方はぜひ。
ちなみに、ぼくが何度も見たのはROLLYと世良公則、CHARが登場する回。最近では、なぎら健壱のギターのうまさに驚いた。

| BEATな読書 | 09:43 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑