2007年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年01月

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今年、最後に届いたのは

 明日の大晦日は恒例の格闘技イベント(やっぱ、桜庭VS船木が楽しみ)があるので、昼は大掃除の続き、夜はテレビの前で過ごすだろうから、今年はこれが最後のエントリーになりそうだ。 
 来年も同じように、ロックやエレキギターに関するヨタ話をポツポツと書き続けていくつもりだけど、とりあえず今年の締めくくりとして、暮れも押し迫ってからようやく届いたDVD(かなり前に予約をしたにも関わらず、発売日を少し過ぎてからでないと発送できない最近のアマゾンは、ちょっと問題ありだと思うぞ!)を紹介します。

ベスト・ヒッツ・ライヴ~ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルームベスト・ヒッツ・ライヴ~ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルーム
キャロル・キング


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 今年の11月にジョイントコンサートという形ではあったけれど、久しぶりに来日したキャロル・キング。
 残念ながら、ぼくは会場には行けなかったが、ネット上のブログなどからは、生のキャロル・キングにふれることのできた喜びがひしひしと伝わってきた。そんなキャロル・キングの最新のライブ映像が納められているのが、このDVDだ。

 キャロル・キングの唄とピアノがメインを務め、曲によってはルディ・ゲスとゲーリー・バーのギターやベースが加わるアンプラグドなリヴィング・ルーム・ツアーの様子は、既に下のライブアルバムで発表済み。余計な虚飾を取り払ったシンプルなサウンドからは、キャロル・キングがとても身近に感じられるので、買ってから数年経った今でも聴き続けているCDだった。

The Living Room TourThe Living Room Tour
Carole King


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 今月リリースされたDVDにはCDとは異なる翌年のステージの映像と音が収録されている。基本的に曲の構成などは変わらないが、CDとは別の音源なのがうれしいところだ。ぼくが「ちょっと、違うかも」と思ったのは、ステージの数を重ねた分だけ、2名のメンバーのコンビネーションも深まり、キャロル・キングから余裕を感じられるところだろうか。

 リビング・ルーム・ツアーは、その名前の通りにステージ上が、アメリカに行けばどこにでもありそうなリビング・ルームという設定になっている。ステージにはソファーや観葉植物が置かれ、ピアノの上にはランプシェードがある。ライト等の演出を含めて、派手さのないシンプルなステージだが、最小のメンバーによるアンプラグドなライブにはぴったりだと思う。
 収録されている曲にはCDで既に聴いていたものも多いけれど、DVDになって映像が伴うと「なるほど、こんなステージだから、あのリラックスしたムードが生まれたのね」と実感できた。さらに、キャロル・キングのMCも多めに収録されているので、ジョークや観客とのやりとりを含めて、ホントに彼女がリビング・ルームにやって来て唄っていると錯覚しそうなムードの中で、ステージが進んで行く様子がよく分かる。

 ジョイント・コンサートであることを理由に、生のキャロル・キングを見なかったのは今年の音楽に関する数少ない後悔のひとつだ。でも、今年最後に届いたDVDは、決して飾らず、自然体でステージに立てる60歳を過ぎたステキなキャロル・キングが、CDよりもさらに身近に感じられる名作だった。
 このDVDを見ると「やっぱり、このステージをそのままの形で見たかったなあ」と思うけれど、それは高望みってやつだな、きっと。


 最後になりましたが、今年も「BEATな日々」をご愛顧いただきまして、ありがとうございました。
 それでは、楽しいお正月と良いお年を!

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| キャロル・キング | 18:13 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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テレビが退屈なので

 クリスマスが過ぎて、テレビも特別番組ばかりで、年末年始ムード一色だ。
 ぼくは普段からテレビはあまり見ないほうだし、見てないテレビがついているというのも好きじゃない。それでも、毎週決まって見ている番組はある。例えば、最近では「クイズ・ヘキサゴン」なんかは面白いなあと思う。

 でも、そんな数少ない好みの番組が全部ぶっ飛んで、特別番組に切り替わるこの時期は、ホントにテレビを見なくなる。
 たまに興味を惹くものもなくはないけれど、本来なら1時間で済む内容を3時間に引き伸ばしするような番組は、見ていてもすぐにダレてしまうのだ。まあ、年末年始は多少ゆるい番組のほうがお似合いなんだろうけど・・・・。

 毎年、この時期はテレビを見ない分、本を手にすることが多くなる。今回のエントリーでは、最近読んだ中から面白かったものを紹介します。

わが青春のロック黄金狂時代―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書 4)わが青春のロック黄金狂時代―ビートルズからボン・ジョヴィまで (角川SSC新書 4)
東郷 かおる子


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 まずは、音楽関係の本を一冊。
 この新書は作者が取材やインタビューを通じてこそ知りえた、ミュージシャンの素顔やこぼれ話が満載で、日本のロックの夜明けから成熟期までをふり返れるという意味でも楽しい一冊だった。
 作者の東郷かおる子氏は、79~90年まで今はなき音楽雑誌「ミュージックライフ」の編集長を務めた方である。当時はラジオ番組なんかにもよく出演されていたので、40歳前後の方には懐かしい名前だろう。

 各アーチストのエピソードはどれも印象的(本には書けないような話も数多くあるはずだが)だが、ぼくが気に入ったのはクラプトンの話。最初に会った時は、アル中のダメ男だったクラプトンが、どのように変化していたかは、この本の大事なエピローグにもなっているので、あえて書かないけれど、最近の彼を見ていると納得できる話だなと思った。

 それにしも、近ごろの新書って、あっという間に読み終わっちゃう。この本も数時間で読みきってしまった。まあ、この辺の軽さに新書が受けている理由があるのだろうけど、ぼくは「もう少し読みたかったな」という空腹感も感じた。

 ちなみに、ぼくはミーハーな感じがした「ミュージックライフ」を買った(立ち読みはしていたけど)ことはほとんどなくって、ちょっと硬派でスコアや自作エフェクターの設計図が載っていた「ロッキンf」を愛読していた。


 もう一冊はこれ。

男気万字固め (幻冬舎文庫 よ 10-1)
吉田 豪
4344409191

 作者の吉田豪氏のことは、プロレス雑誌の「紙プロ」に関わっていた頃から知っているが、プロレスラーへのインタビューやプロレス本の書評が抜群に面白いライターだった。彼の特徴はインタビュー相手に関する下調べが入念なこと。レスラーから「アンタ、よくそんなこと知ってるね、どこで調べたの?」と言われることも多かった。

 この本も同様で、インタビュー相手の山城新吾、ガッツ石松、張本勲、小林亜星、さいとう・たかを、本宮ひろ志、そして乙武洋匡に関するエピソードを調べ上げ、ここぞという時に投げかけて、相手のホンネを引き出していく様子は、もはや職人芸といえるだろう。
 
 濃厚な面白さという点では、今年一番の一冊だったが、実は単行本化、文庫化の際にムツゴロウこと畑正憲のインタビューの収録が許可されなかったそうだ。しかし、ネット上には掲載時の雑誌がスキャンされたものがアップされていた。
 これを読めば「男気万字固め」の面白さ、とんでもなさの一端を分かってもらえると思う。

 最後にもう一冊。どんな中身か想像しにくいので、楽器屋で現物を見てから買おうと思っている本がある。

ギター塗り絵 ロックの時代を彩った名器8本を塗るギター塗り絵 ロックの時代を彩った名器8本を塗る
ギター・マガジン編集部


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 40過ぎて、塗り絵ってのも、なかなか楽しいかもしれない。
 この正月はビール片手に昼間から塗り絵でもしてみようかな。

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| BEATな読書 | 18:19 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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クリスマスは苦手だったけれど

 ちょっと遅くなりましたが、メリー・クリスマス!
 どんなふうに、クリスマスを過ごしましたか?
 そして、今年もあと少しになりましたが、健やかに良い年が迎えられますように。

 と、近ごろでは何の抵抗もなく書けるようになったけれど、ちょっと前まではクリスマスってやつが、どうにも苦手だった。「オレは仏教徒。だから、そんなの関係ねえ」というスタンスをとっていたのだ。

 そもそも、クリスマスにはあまり良い思い出がなかった。
 もちろん、幼少の頃には親からプレゼントをもらったりして、普通にクリスマスを楽しみにしていたと思うけれど、高校生になってからは街の騒ぎをよそに、年末はいつもバイトに励んでいた。特に20歳前後には、商店街の中にあるとても繁盛していた喫茶店で働いていたので、ひたすら忙しかった記憶しかない。

 ある年、その喫茶店が自家製ケーキを売り始めて、それが好評だったもんだから、調子にのってクリスマスケーキの予約を取ることになった。すると、意外にも多くの予約が集まって、小さなケーキ工場のキャパシティを越えるクリスマスケーキを作る羽目に。ほぼ徹夜、従業員総出でケーキ作りをして、なんとか予約をさばいた。
 でも、夜通しで生クリームの匂いを嗅いでいると気分が悪くなってくる。あの甘ったるい匂いが体中に染み付いて、胸やけがするのだ。あれから、しばらくの間はケーキを見るのも食べるのも嫌になった。

 さらに、バブル期の前後は「クリスマスは彼氏と豪華なディナーを食べて、高級ホテルにチェックイン」ってなことが流行って、あれも大嫌いだった。
 「クリスマスの頃、ディズニーランド周辺のホテルは半年前から予約で一杯だよ」という話を、知り合いのホテルマンから聞いたことがあるので、ホントに実践していたカップルがたくさんいたのだろう。「何かきっかけがないとロマンチックな気分になれんのか。若者たちよ、マスコミに踊らされちゃあ、いかんよ」と思ったし、クリスマスの本来の意味からすると、どう考えてもあれは変だった気がする。

 そんな苦手なクリスマスも、子どもが生れてからは楽しみに変わりつつある。
 子どもに親の苦手を押し付けるわけにもいかないので、イブの夜にはホームパーティの真似事をして、ケーキも食べる。そして、子どもが寝静まってから、プレゼントを枕元に置くようになった。

 すると、このクリスマスというイベントが日本でも定着している意味が何となく分かってきた。きっと、12月24日前後という時期が絶妙なのだ。もし、これがもう少し後ろにずれていたら「暮れも押し迫ってきて、忙しいのに」となったかもしれないし、12月の頭なら「今年も1年」という気分に欠けるだろう。
 お正月前に1年をふり返りながら、何となくウキウキした気持ちで「今年もありがとうね」と、家族や恋人どうしで、少しロマンチックな夜を過ごす。近ごろでは、1年も残りわずかとなった頃に、家族でクリスマスを祝うという習慣は「なかなかステキだなあ」と思えるようになってきた。


 これまで書いてきたように、ぼくは長い間クリスマスに背を向けてきた。
 でも、かれこれ20年以上もクリスマスの時期に限って、聞き続けてきた曲がある。佐野元春の「Christmas Time In Blue」だ。

Cafe BohemiaCafe Bohemia
佐野元春


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 ニューヨークでレコーディングされ、佐野元春のキャリアの中でも未だに異色の傑作「Visitors」の後にリリースされたのが「Cafe Bohemia」だ。アルバムをより先にシングルでリリースされた曲が数多く収録されているせいか、どことなくまとまりに欠ける感じがする1枚で「Christmas Time In Blue」も、既にシングルレコードでよく聴いた曲だった。

 この曲はジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」からインスパイアされたものと思われるけれど、歌詞が秀逸だ。伊藤銀次が「Christmas Time In Blue」を「日本のポップスで初めて倫理観を唄った曲」と評していたことも記憶している。さらに、レゲエのクリスマスソングというのも、当時は斬新だった。

 でも、なぜかこの曲、ぼくはクリスマスの時期にしか聴く気がしない。それが「Cafe Bohemia」の最後の方に収録されているものだから、普段はアルバム自体を聴かなくなってしまった。「Christmas Time In Blue」に限らず、クリスマス・ソングってシングル限定のほうが良いような気がするのは、ぼくだけだろうか。


 最後に思わぬところから、クリスマスプレゼントが届いた話を。
 クリスマスの少し前、コルグから宅配便が届いた。何かを頼んだ記憶がないので「いったい、何だろう」と開けてみると、VOXのTシャツが入っていた。

VOXのTシャツに当選した

 そういえば、10月の終わり頃にコルグのHPから、50周年記念のプレゼントに応募したような気がする。これまで、ネット上から様々なプレゼントに応募したことがあるけれど、当たったためしがないので、すっかり忘れていたのだ。
 クラシカルなVOXのアンプがプリントされたTシャツは、なかなかかっこよくって、思いがけないクリスマスプレゼントになった。

 さらに、このTシャツ、よくお邪魔しているブログのスノードロップさんも当選されていて、びっくしりた。当選者の総数は50名だったから、これはかなり珍しいことかもしれないなあ。

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| 佐野元春 | 18:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミカウバー製作記-再起編

 ピックガードの加工に失敗して、ちょっとお間抜けな顔になってしまったミカウバーもどきは、その後にPRSやカプリオレンジのストラト、グレコのSGといったギターを買い続けたことによって、ぼくの中で忘却のギターとなり、ケースの中で長い眠りについていた。
 その眠りをたたき起こしてくれたのが、今月号のギターマガジンだ。

ギター・マガジン 2008年 1月号 [雑誌](小冊子付き)ギター・マガジン 2008年 1月号
ギター・マガジン編集部


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 今月号の特集はテレキャスター。「ちょいと、つっこみが甘いなあ」と思う部分もあるけれど、その特集の中でテレキャスターを使う名手、テレマスターのひとりとして、真っ先にキース・リチャードの名前が挙げられていた。添えられた写真は、もちろんミカウバーを弾く姿だ。
 この写真がやけにかっこよくって、ぼくはケースの中のミカウバーもどきを思い出した。いや、正確には忘れたことなどなく、どこかで気にかかっていたのだが「あれを直すのは、めんどくさいなあ。他にも弾くギターはあるし・・・・」という気持ちが強くて、再び手をつける気になれなったのだ。

 でも、キースの写真からは「オマエよぉ、オレのミカウバーを真似っこしたギターを放り投げとくんじゃねえぞ」というセリフが聴こえてきたなような気がした。
 ロックンロールの生き神様からの天啓ってやつだ。

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| エレキギター、再び | 22:41 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミカウバー製作記-挫折編

 去年の夏、エレキギターを再開した直後に、2本目のテレキャスターとしてBill Lawrenceの「TRIGGERⅡ」というギターを買った。
 ブランド名であるビル・ローレンスとは、セイモア・ダンカンやディマジオの師匠にもあたるピックアップビルダーの名前。このギターはアコギの有名ブランド「モーリス」で知られるモリダイラ楽器が、ビル・ローレンスの監修の元で、国内生産していたが、現在はもうないようだ。

 ぼくは程よく使い込まれた中古の「TRIGGERⅡ」をハードオフで見つけて購入。でも、家に帰って、よーく見てみると、一弦のペグがかなり曲がっていることに気が付いた。これでは見た目が悪いし、チューニングも狂いやすい。
 幸い、ハードオフの中古品には3ヶ月保障が付いている。ギターをお店に持っていくと「検品の時に気付きませんでした。こちらのミスです」とジャンク品扱い変更してくれて、価格が購入時の三分の一の5千円になった。
 そんな「TRIGGERⅡ」を見つけた時から考えていることがあった。それは「これをベースに、キースの使っているミカウバーを作る」ということである。

 ミカウバーとは、キース・リチャードがかれこれ30年以上も使っているテレキャスターの愛称だ。
 キースは6弦を取り外して、5弦ギターにしているが、ライブでも「ホーンキー・トンク・ウイメン」など、主にカポをつけないオープンGの曲で使われているので、ストーンズのファンにはおなじみの1台だと思う。

 ミカウバーのベースとなっているのは、1956年製のテレキャスターと推測されているが、キースはこのギターに様々な改造を加えている。
 大きく目に付くところからいくと、フロントにはギブソン製のハムバッキングピックアップが取り付けられ、ブリッジにはシェクター製の6駒タイプのブラスブリッジに交換されている。細かなところでは、ペグがシュパーゼルのロック式に変更され、セレクターノブには、なぜかストラト用の白いものが付けられている。さらに、ネックはリフレットされ、ナットも5弦分しか溝がないなど、細部に至るまで手が加えられているようだ。
 いずれにせよ、長年に渡って使い込まれ、凄味さえ感じさせるミカウバーは、キースを象徴するギターといっていいだろう。

 このミカウバー、そっくりな形のものが、フェンダー・ジャパンからも発売されている。


FenderJapan TL52-88SPL

 そして「これ、良いなあ」と思っている時に、L型のブリッジプレートで6連サドル、バタースコッチブロンドといわれるブロンド・フィニッシュが退色した色に近いボディの「TRIGGERⅡ」を見つけたのだ。ぼくは「TRIGGERⅡ」を一目見て「このギターなら、フロントをハムバッカーに換えるだけで、ミカウバーに近いものができるにちがいない」と安易に考えた。
 しかし、ミカウバーもどきが完成したのは1年後だった。

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| エレキギター、再び | 21:21 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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来年、レッド・ツェッペリンが見られるかも

 再結成から数日が過ぎ、少し興奮も収まってきたので、ZEPについてもう一度考えてみようと思う。まず、こんなニュースから。

ツェッペリン、コーヒーと紅茶でショウの成功を祝う

 あの乱痴気騒ぎを繰り返したZEPが、コンサートの打ち上げでコーヒーと紅茶で乾杯?
 「ホントかよ!」とつっ込みたくもなるが、彼らの年齢を考えると、事実なんだろう。でも、ちょっと寂しい話だなあ、これは。
 記事の最後の方では、来年の再結成についても言及されていて、そこには「可能性が高い」と書いてある。さらに、HMVではZEPのアルバムの売り上げが激増しているそうだ。

ツェッペリンの再結成ライヴ、訪れたセレブたち

 こちらのニュースには再結成ライブに来たセレブの名前がずらり。ミック・ジャガーとジェフ・ベックからナオミ・キャンベル、ケイト・モスまで、ZEPのファンって有名人の中でも幅が広いんだなあ(ちなみに、日本からはあのエリカ様も参加したらしい)。

 そんなセレブの名前の下に気になるコメントが。とあるチケット・エージェンシーが「間違いなくツアーがある。日程が発表されるのを待つよういわれている」と新聞記者に打ち明けたらしいのだ
 ツアーが行われるとすると、フォリナーのドラマーとしてツアー中のジェイソン・ボーナムのスケジュールが空く、来年の夏以降になるらしく、既にウェンブリー・スタジアムが2日間押さえられているというウワサもあると、やけに話も具体的だ。
 いやはや、ZEPの本格的な再結成、ワールドツアーは既定の路線のような気さえしてくる。

 ただ、それもこれも、一夜限りの再結成の出来次第の話だったわけで、今回のライブにメンバーが手応えを感じているからこそ、再結成の話が周辺からリークされ始めたのだろう。


 今だから正直に書くけれど、今回の再結成ライブで、ぼくが最も心配していたのはジミー・ペイジだ。「ジミーがまともにギターを弾けないと、再結成してもダメだろうなあ。無残な姿をさらけ出すなら、やめた方がいいのに」と思っていたのだ。
 少なくとも、ロバート・プラントは全盛期のあのハイトーンは出ないにしても、アルバム製作とツアーを続けている現役ミュージシャンである。しかし、ZEP解散後のジミー・ペイジのプレイには精彩がなく、中には「これがあのジミー・ペイジ?」と目を疑うようなものもあった。

 代表的なのが、これ。

アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~
ロニー・レイン


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 クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの三大ギタリスト(ちなみに、本国イギリスではこういう言い方はしないらしい)の競演とあって、なかなか見所の多いDVDだ。
 久しぶりにギブソンのエクスプローラーを抱え、今ではステージではプレイしない「Everybody Oughta Make A Chance」や「Rita Mae」といったレアな曲も聞かせるクラプトン。バックにはストーンズのチャーリー・ワッツとビル・ワイマンが入っていて、カメラのカットによっては「ローリング・クラプトン」に見えるところも面白い。
 そもそも、公式なライブ映像が少ないジェフ・ベックは、80年代の動く姿が見られることだけでも貴重だ。おまけに、このDVDでは「Hi-Ho Silver Lining」を唄う歌手のジェフ・ベックが見られてしまう。もちろん、ギターの方はアグレッシブで「これぞ、ベック!」というフレーズの連発である。

 しかし、最後に登場するジミー・ペイジが酷い。正直なところ、目を覆いたくなるような出来なのだ。
 歌のないインスト版の「天国への階段」も披露するのだが、これが最後までヨレヨレ。ジミー・ペイジには落ち着きがなく、常にクネクネと揺れるように動き、ギターのフレーズ自体も危なっかしい。これを初めてビデオで見た時には「ジミー・ペイジはZEPですべてを出し尽くしちゃったんだな」と落ち込んだ。

 あとで知ったことなのだが、この頃のジミー・ペイジはアルコールやドラックの依存症に苦しみ、とても体調が悪かったそうだ。
 その後もジミー・ペイジの不調は続き、ライブ・エイドやアトランティックレコード40周年コンサートなどでの再結成の様子が、テレビでも放送されたにも関わらず、未だに公式に発表されない理由は、おそらくパフォーマンスに満足できず「ZEPとして発表する価値がない」と判断されたからだと思う。

 しかし、今回の再結成はこれまでとは違う。
 また、Youtubeからの映像になるが、まずは「Since Ive been loving you」。



 この曲のキモは、何といってもジミー・ペイジのギターとロバート・プラントの唄とのコール・アンド・レスポンスにある。これを見る限りでは、ギターがもたつくことはないし、昔のZEPのグルーブもほのかに感じられる。

 さらに「Whole Lotta Love」。



 なんと、懐かしのテルミンが登場!ぼくなんかは遠目にでも「手かざしペイジさん」が見られただけでも、目に涙である。
 昔のように、この曲をきっかけにして、ジャム状態に入り、延々30分なーんてことはなく、コンパクトに終わってしまうが、何よりジミー・ペイジが堂々とギターを弾き、シャキッと立っていることが、うれしい。

 ジミー・ペイジの復活をもって、ZEPが本格的に動き出すことはまちがいなさそうで、このエントリーの結論は「ZEPが日本に来ることにそなえて、今日から貯金」である。
 もし、来るとしても、チケットは高いんだろうなあ。

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| レッド・ツェッペリン | 20:10 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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レッド・ツェッペリン、ついに再結成

 12月10日、ロンドンでZEPが再結成された。
 現地時間で一夜明けた今日あたりから、次々に映像や写真がネット上にアップされ始め、予想通りYouTubeでもいくつかの動画が見られるようになった。
 いやあ、改めてネットの時代って、すごいと思うなあ。
 
 いち早く、ZEP再結成のエントリーを書かれたKinさんのブログ「with the guitar」とネタ元がダブるものがあるけれど、YouTubeの動画をいくつかを紹介してみよう。

 まず、イギリスのニュース番組のエンディングで放映された思われる「Black Dog」。


 
 ちょっと太めのロバート・プラントのアップを見て「この人、テリー・ゴディ化してる!」と思ったけれど、バンドからは予想以上にタイトな音が出ている。(ちなみにテリー・ゴティーとは、今はなきプロレスラーの名前)
 さらに白髪鬼のような頭をしたジミー・ペイジもかっこいい。ストラップも長くて、ギターの位置も低いではないか! 

 続いて、オーディエンスが撮影した「Kashmir」。
 これもプレイにまとまりがあるような気がするし、ジミー・ペイジも変にクニャクニャとしないで、堂々とギターを弾いているように見える。



 とどめは「Stairway To Heaven」。
 これは遠いめのオーディエンス録画だが、ステージにセットされたスクリーンが写っているので、メンバーの様子がよく見える。



 音はあまり良くないけれど、ジミー・ペイジもギターソロを無難にこなしているように聴こえる。ロバート・プラントも昔のようなハイトーンは出ていないが、声の感じも悪くない。もちろん、ジョーン・ポール・ジョーンズの独特の存在感も健在だ。
 さらに、ジェイソン・ボーナムも「さすがに、ボンゾの息子」というドラミングではないだろうか。

 これだけの映像で判断するのは、早いと思うけれど、少なくともライブ・エイドでのステージよりも、格段に良い演奏だと思う。もちろん、リハーサルを重ねた結果だろうが、彼らの本気が見えてきた気がする。
 このステージができるなら、ウワサになっている本格的な再結成、来年にはワールドツアーに出発という流れが、いよいよ現実のものになるかもしれない。

 最後に再結成ライブのセットリストは下記の通り。

1.Good Times Bad Times
2.Ramble On
3.Black Dog
4.In My Time Of Dying
5.For Your Life
6.Trampled Under Foot
7.Nobody's Fault But Mine
8.No Quarter
9.Since I've Been Loving You
10.Dazed And Confused
11.Stairway To Heaven
12.The Song Remains The Same
13.Misty Mountain Hop
14.Kashmir
15.Whole Lotta Love
16.Rock And Roll

 「Good Times Bad Times」に始まって「Ramble On」に続き、「Rock And Roll」で終わるというのは、なかなか泣かせるセットリストだなあ。

追加:オープニングの様子と「Good Times Bad Times」もアップされていた。なるほど、こーいう感じで始まったんだ。それにしても、ジミー・ペイジがかっこいい!



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| レッド・ツェッペリン | 20:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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He's a real nowhere man

 Well we all shine on
 Like the moon and the stars and the sun

 今夜は英語も日本語も2行だけ。
 これから、じっくり飲みます。

| ビートルズとその周辺 | 21:16 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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レッド・ツェッペリンから感じた、起承転結

 ZEPの再結成まで、あと数日。いよいよ、カウントダウン状態に入った。
 でも、ぼくは再結成の日を目前にして、少しばかり緊張している。もちろん、ロンドンに行くわけではない。ネット上のニュースやコンサートに行った人に感想を読み、運が良ければどこかのサイトで動画が見られるのではと思っているだけだが、なんだかソワソワしてしまう。

 そのソワソワ感の原因は期待というよりも、むしろ不安が大きい。「ジミー・ペイジの指はもつれないか」「ロバート・プラントはハイトーンを、ちゃんと出せるの」「ジョン・ポール・ジョーンズは曲のパートをぶっ飛ばして、プレイしないか」などなど、心配ごとは限りない。
 なにしろ、3人が揃ってステージに立つのは1988年以来のことで、約20年ぶりなのだ。

 彼らもプロだから、リハーサルを重ねて、水準以上のプレイはするだろう。でも、過去の名曲を単になぞるだけでは、ZEPらしいとはいえないし、観客も満足しないだろう。
 以前も書いたが、あのメンバーが一緒のステージに立つことによって起こるマジックを見たいのだ。

レッドツェッペリン ディーブイディーレッドツェッペリン ディーブイディー
レッド・ツェッペリン


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 幸か不幸か、2枚組みのDVDが発売されてから、ZEPの全盛期のすごいステージは、映像によって世界中の人々が知るところになった。あの時の凄さの再現を期待するのは酷なことと分かっちゃいるけど、レッド・ツェッペリンという名前を掲げる以上は、何かギラリと光るものを見せつけてほしい。
 現在、2枚組みのDVDの映像の一部はYahoo動画で視聴が可能なので、まだの人はぜひどうぞ。
 
 そーんなことを考えていたら、こんなニュースが。うーん、大丈夫か?

 レッド・ツェッペリン、声が出なくて曲をリアレンジ?

 いずれにせよ答えが出るまで、あと数日だ。


 さて、ここからが本題。
 今週は再結成が目前ということもあって、ZEPをよく聴いた。そして、試しにファーストアルバムから「CODA」までを順番に聴いてみて、あることに気が付いた。
 それは、ZEPのファーストアルバムから「天国への階段」の入っている「フォー・シンボルズ」までの4枚を順番に聴くと、まるで古い4コママンガのように見事な起承転結を感じることだ。

Led ZeppelinLed Zeppelin
Led Zeppelin


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 まず、ファーストアルバム。これが彼らの「起」のアルバムだ。
 ここからすべてが始まったわけだが、このアルバムにはこれから開花するZEPの多彩な音楽の要素がすべて詰まっている。つまり、デビュー直後からZEPはとんでもないグループだったわけだ。
 そもそも、こんなアルバムをわずか30時間で作ってしまう(このあたりは、たった1日で作られたビートルズのデビューアルバムに通じるものがある)ことが、奇跡に近い出来事である。あのメンバーが揃った時点で、なにかが爆発したことを容易に想像できるアルバムだ。

Led Zeppelin IILed Zeppelin II
Led Zeppelin


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 「承」にあたる2枚目は前作の路線を継承しつつも、さらに膨らませて完璧に仕上げたところがすごい。このアルバムで、ZEP流のロックはほぼ完成したと思う。
 でも、このアルバムも時間をかけてスタジオで作りこまれたわけではない。69年1月のレコードデビュー後、ZEPはアメリカとイギリスを中心に日程の詰まったハードなツアーを続けていた。さらに、オフステージでは伝説にすらなっている乱痴気騒ぎを、毎晩のように繰り広げていたのである。
 セカンドアルバムは、そんな狂乱のツアーの合間を縫うようにして、各地のスタジオを録音された。でも、そんなことを少しも感じさせない完璧さが、このアルバムにはある。彼らの怪物性がよーく分かる1枚だ。

Led Zeppelin IIILed Zeppelin III
Led Zeppelin


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 この3枚目のアルバムで、ZEPは大きく方向転換をする。まさに「転」のアルバムといえる。
 その転換とはアコースティックな曲の多用だ。レコードの時代には「Gallows pole」に始まり「Hats off to (Roy) Harper」で終わるB面には、今でいうオーガニックな曲ばかりが収められていたのだから、リアルタイムで聴いた人は驚いたはずである。
 と書いているぼくも、高校生の時に初めて聴いたサードアルバムには困惑した。ZEPにはかっこいいリフと雄叫びを期待していたので、正直に書くと「何じゃこりゃ、退屈やなあ。寝てしまうで!」と思った。
 今ではアコースティックなB面こそが、このアルバムの魅力だと感じているし、どの曲も大好きだ。でも、あのB面はガッツとくるオープニングの「Immigrant song」よりも衝撃度が高かったかもしれない。

 その「Immigrant song」だが、バンド全体の疾走感がたまらない名曲である。今でもこの曲が不意に流れてくると、ぼくは思わず頭を揺らしてしまう。
 でも、本来なら曲の最もおいしいところで登場するはずのジミー・ペイジのギターソロが「Immigrant song」にはない。つまり、オープニングから「これまでのZEPとは違うよ」ということをさりげに示しているのだ。そのすかした曲が圧倒的にかっこいいのだから、やはり彼らはタダ者ではない。

Led Zeppelin IVLed Zeppelin IV
Led Zeppelin


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 そして、4枚目は「結」となるアルバム。
 「Stairway to Heaven」が入っているだけに、このアルバムからZEPを聴き始める方も多いのかもしれないが、それはある意味では正解だ。このアルバムは「結」にふさわしく、これまでのZEPの軌跡を総括するような内容だからである。王道的な1枚といってもいいだろう。

 でも、このアルバムには安定感があっても、ZEPらしい変化や揺らぎに欠ける気もする。もちろん、名作だし、好きなアルバムだが、個人的には最も聴く回数が少ないZEPのアルバムだ。
 しかし、ZEPは次のアルバム「Houses Of The Holy」で、再び大きく変化する。つまり、4枚目はこれまでの自分たちの音楽にケリをつけ、さらに前に進むために、あえて王道的に作られたのかもしれない。

 ZEPがデビューアルバムから4枚目をリリースするまでに要した時間は、わずかに3年である。
 そんな短い期間に、こうして「起承転結」の感じられる名作アルバムを量産できるというのは、現在の音楽業界とのシステムや流れの違いを差し引いても、ホントにすごいことではないだろうか。
 ZEPのデビューアルバムから4枚目までを連続して聴くことには、意外に発見が多いので、まだの方はぜひ!


 最後にギブソンの姉妹ブランドエピフォンから、ジミー・ペイジと同じあのギターが発売された。


Epiphone by Gibson G-1275 Custom (CH)

 ボディがアルダーでトラ杢入りのメイプルトップが貼ってあるなど「ジミーのギターとは構成がちょっと違うかな」と思う部分もある。でも、6弦側のピックアップがオープン仕様になっているところからすると、明らかにジミーのダブルネックの再現を狙っているのだろう。これで10万円ちょっとの値段というのは、なかなか魅力的かも。
 あっ、もちろん買いませんよ。というか、買えませんが、ダブルネックのギターというのは、一度試してみたいなあ。

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| レッド・ツェッペリン | 16:09 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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おウチでスタック・アンプ

 ちょっと前から、ローランドの「Blues Cube」というアンプが気になっていた。
 このアンプ、以前に紹介した「The Small Amplefier Book」という本の中のローランド特集でも、少しだけ取り上げられていたが「Tube Logic Technology」という技術が使われている。
 これは真空管アンプで発生する電気的な動作を、トランジスターを用いた回路でアナログ的にモデリングするという技術である。つまり、現在では主流のデジタルによるモデリング・アンプとは、少し方向性が異なるアンプといえる。

 ネット上で「Blues Cube」を所有している方のインプレッションを読んでいると、このアンプは真空管アンプの音質の再現という点では、かなりいい線をいっているらしく「ローランドの隠れた名器」と表現している方もいるほどだ。

 ぼくはGuyatoneの「FLIP400F」という日本製の古い真空管アンプを手に入れたことで「やっぱ、アンプは真空管に限るなあ」と思うようになった。しかし、できる限りのメンテナンスは施したとはいえ、いつ壊れてもおかしくないご老体のアンプだけに、練習用のアンプとしてバリバリに使うというわけにもいかない。
 基本的にメンテナンスフリーで使えるトランジスタ・アンプで、真空管のサウンドをいい線まで再現できるとしたら、練習用のアンプとして最適なわけで、ぼくには「Blues Cube」が、とても魅力的なアンプに思えてきた。

 でも、このアンプは既に製造中止になってしまっているから、今では新品を買うことはできない。
 ぼくはオークションには手を出さないようにしているので「縁があれば、そのうちどこかで、中古を見ることもあるだろう」と思っていると、その縁は少し違った形で、意外に早くやって来た。

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| エレキギター、再び | 19:04 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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もうすぐ発売開始、ロボットギター

 ちょっと前に、Kinさんのブログ「with the guitar」でも紹介されていたギブソンのロボットギターが、いよいよ発売になるようだ。


Gibson Robot Guitar Les Paul Studio Robot LTD

 写真のリンク先のイケベ楽器のページにも説明はあるけれど、このギターはペグが自ら回って、自動的にチューニングをしてくれる。そして、この自動チューニングの仕組みに、ロボット工学が活かされているから、ロボットギターと名付けられたらしい。

 何点かの写真を見ても、普通のギターとそれほど変わらないのに、自動的にチューニングできてしまうのは画期的なことかもしれない。さらに、レギュラーチューニングの他に、ドロップDなど6種類のチューニングがプリセットされていて、ノブの操作で簡単にオープンチューニングにも移行できてしまう。
 詳しい仕組みなどはよく分からないが、ヘッドストックの裏に付けられたネックCPUからシグナルが送られて、ペグがコントロールされるようだ。

 ロボットギターはギブソンが15年に渡って研究をしてきた成果らしく、気合いが入っているせいか、早くも日本語の公式サイトが用意されている。
 このサイトにあるデモンストレーションビデオを見る限り、チューニングは5秒もかからずに終わり、6個のペグが一斉に「ギー、ギコ、ギコ」と動き出す様子は、まさにロボットだ。

 ただし、気になるのは費用対効果。
 12月7日に世界一斉発売されるレスポール型のロボットギターの定価は30万円弱。イケベ楽器の売価も税込246,960円だ。確かに画期的なシステムかもしれないが、そこまでのお金を出してでも、自動チューニングが欲しい人は、まだ少数派じゃないだろうか。 
 しかし、今では数千円で買えるデジタルのギターチューナーも、発売当初は高価でなかなか手が出なかったのだから、値段さえ下がれば、自動チューニングシステムも一般的になる可能性はありそうだ。
 
 よーく考えれば、エレキギターはアナログの極みのような楽器である。いくらヘッド裏にCPUが搭載されても、6本の鉄線を張って、それをピックや指でひっかいて音を出すという原始的な構造に変わりはない。
 細かなチューニングの狂いや微妙なイントネーションの違いを含めたものも、ギターの味なわけで、自動チューニングが普及するかどうかは、微妙なところかもしれないなあ。

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| エレキギター、再び | 22:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

2007年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年01月

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