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ビートルズをCMソングに

 Kinさんのブログ「guitars.grrr」で、ビートルズの曲のCM使用が解禁になったというエントリーを読んだ。

 詳細については、こちらのページにも詳しく書いてあるけれど、ビートルズがレコーディングした259曲の権利を所有する「Sony/ATV」という会社は「曲の使われ方に対して、生存するメンバーや遺族から承諾を得る義務はない」とコメントしているそうだ。
 つまり、これまではCMや映画の中では一切使用が許可されず(他のアーチストがレコーディングし直したものに関しては可。オリジナルの使用も例外的にはあったようだが)メンバーによって完全にプロテクトされてきたビートルズの曲が、この先は無制限にテレビから流れてくるということになる。

 ビートルズの初CMソングはおむつのコマーシャルに使われるようだが、記事の中では曲名については言及されていない。いったい、どの曲が選べるんだろう?
 パッと思い浮かんだのは「Cry Baby Cry」。でも、これじゃあ、赤ちゃんが泣き止まなさそうなので「お漏らしを気にさせずに、ゆっくりとおやすみ」ってことで「Good Night」かな。それとも、ご陽気なところで「Ob-La-Di, Ob-La-Da」か。柔らかな感じの「I Will」も似合うかもしれない。

 ぼくがイメージした曲は、なぜか「ホワイト・アルバム」の中の曲ばかりだったが、ビートルズとおむつCMって、やっぱり似合わないよなあ。

The Beatles (The White Album)The Beatles (The White Album)
The Beatles


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 ビートルズのオリジナルバージョンの曲がCMに解禁されるようになったのは、イギリスの著作権と関係がありそうな気がする。おむつのCMのことが掲載されていた「BARKS」には、こんな記事もあった。

英国著作権の保護期間、95年間への延長はなし

 これによると、イギリスではレコーディング作品の著作権が50年で切れ、公共の共有物になるらしい。ビートルズの場合は、デビューから50年後の2012年から曲の著作権が期限切れが始まり、自由にビートルズの曲が使えることになる。
 つまり、ビートルズの曲をアップル以外の会社が勝手に編集したCDですら、合法的にリリースできる(但し、作詞作曲の著作権は作者の死後70年間保護されているので、使用料は発生する)ようになってしまうらしいのだ。
 自分が生きているうちに、レコーディングした曲が著作権切れになりそうなポール・マッカートニーやリンゴ・スターは「たまらん気分だろうなあ」と容易に想像できるが、どうやらこれは既定の事実のようだ。

 ぼくは今回のCMソングの解禁からは「著作権が切れる前にひと儲け」という感じを受けるのだが、もうすぐビートルズがデビュー50周年を迎えるという事実にも驚いた。でも、そんな記念すべき50周年を境にして、著作権が順番に切れていくのは、なんとも皮肉な話だ。


 ついでに、ビートルズの楽器に関する話も。
 最近はビートルズが使っていた楽器のリイシューも盛んだ。

 まずは、フェンダーのカスタムショップからリリースされたばかりの、オールローズのテレキャスター。


Fender USA LTD ROSEWOOD TELECASTER

 オールローズのテレキャスターは、フェンダーがジョージ・ハリソンのために製作したギターである。映画「レット・イット・ビー」で見られるビートルズの最後のライプ、通称ルーフ・トップ・コンサートでも使われていたので、記憶に残る1本だ。
 オリジナルは60年代の終わりにわずかな本数が作られただけなので、ビンテージギターの市場では高額で取引されているらしい。

 ローズウッドは比重の重い木なので、このギターはソリッドではなく、セミフォロー構造になっている。中をくりぬいたローズウッドの間に薄いメイプルを挟んで貼り合わせてあるのだ。それでも、重量は5キロ近いというから、かなり重いギターといえるだろう。
 いかにも良い音がしそうな雰囲気のオールローズのテレキャスターには強く惹かれるけれど、価格は60万以上。どうあがいても、手が出ないなあ。

 ちなみにオールローズのテレキャスターはフェンダー・ジャパンから発売されていて、こちらは10万円弱だ。
 雰囲気はよく出ているが、ボディのコア材がバスウッド、ネックもメイプルにローズウッドを貼ったものになっているなど、オリジナルとは仕様がかなり異なるのが残念。

 次はジョン・レノンのレスポール・ジュニア。


Gibson CUSTOM SHOP The INSPIRED BY Series JOHN LENNON LES PAUL

 このギターは、1972年にマジソン・スクエア・ガーデンで開催されたチャリティー・コンサートで使われたことで、有名になったギターだ。
 このLPジュニアは、様々なところに手が加えられているが、さすがカスタム・ショップ製、写真を見る限り、再現度はかなり高そうだ。

 昔はマジソン・スクエア・ガーデンのコンサートの様子を収録したビデオが発売されていたと思うが、どうやら未だにDVD化はされていないようで、アマゾンで見つかったのはCDのみ。ジョンの調子自体はいまひとつだが、ソロ時代の数少ないフルサイズのライブは貴重である。
 
Live in New York CityLive in New York City
John Lennon


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 最後はポール・マッカートニーのヴァイオリン・ベース。


Hofner 500/1 VINTAGE '62 ELECTRIC BASS GUITAR

 これもポールが使っていた62年製のヴァイオリン・ベースを詳細にリイシューしたものらしい。昔はグレコのコピーモデルを使っていた人をよく見かけたが、最近はホンモノのヘフナーが簡単に手に入るようだ(これも、ちょいと高いけど)。
 ちなみに中国製の廉価版のヴァイオリン・ベースもあって、これなら10万弱で買えます。

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| ビートルズとその周辺 | 21:14 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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