2008年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年03月

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戦略的なパンクバンドだったポリス

 今月、日本でもポリスの再結成ライブ(長期休養だったという話もあるので、活動再開ライブか?)が行われた。
 ぼくはポリスをデビュー当初からリアルタイムで聴いていたし、もちろん大好きだけど、飛行機に乗って、東京や大阪に見に行くまでの深い思い入れはない。でも、再結成ライブの映像を見ると、サポートメンバーを付けず、広いステージに3人だけで立って、過剰な装飾のないプレイをする姿には潔さとかっこよさを感じる。

 ギターマガジン3月号に掲載されていたインタビューで、ギターのアンディ・サマーズは再結成の理由を「お金のため」ときっぱり言い切っていた。同時に「オーディエンスの歓声とともに、興奮を分かち合うのは、最もピュアで最高の音楽の楽しみ方だ」とも発言していて、この言葉の通りに、アンディ・サマーズ(実はクラプトンよりも年上)は巨大なステージで空間を音で埋め尽くすような勢いで、ギターを弾きまくっているようだ。

Outlandos d'AmourOutlandos d'Amour
The Police


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 ぼくにとって、ポリスといえば、やっぱりこれ。デビュー・アルバムの「Outlandos d'Amour」だ。
 とにかく、出だしの「Next to You」「So Lonely」「Roxanne」の3連発が強力で、今聴いても軽い興奮を覚える。

 デビュー当時のポリスのイメージは、まちがいなく数あるイギリスのパンクバンドの中の一組だった。そして、レゲエのリズムを積極的に取り入れた、少し風変わりなバンドという感じがしていた。
 でも、パンクはポリスの売り出し戦略のひとつで、デビューアルバムをリリースした時の年齢はスティングが27歳でスチュワート・コープランドが26歳。なんと、アンディ・サマーズにいたっては35歳だった。
 さらに、スティングのデビュー前の職業は小学校の国語教師、アンディ・サマーズはアニマルズのメンバーとして、1968年に来日したこともあるベテランのミュージシャンだった。
 つまり、彼らは素顔でパンクバンドをやるような怒れる若者ではなく、パンクの衣をまとった大人だったである。

 ポリスという意味深な名前も、インパクトがあって覚えやすく、プロモーションにも使えるという理由で決められたと聞いたことがあるから、このあたりも大いに戦略的だ。

ポリス インサイド・アウト (JAPAN EDITION)ポリス インサイド・アウト (JAPAN EDITION)
スチュアート・コープランド


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 最近、スチュワート・コープランドが撮影した8ミリフィルムを編集したポリスの映画「ポリス インサイド・アウト」も見たが、これもドキュメンタリーという意味では興味深い内容だった。

 1台の車に機材とメンバーを乗せ、広大なアメリカを巡るポリスの下積み時代が見られるのだが、彼らはどこにでもあるような町外れのモーテルに泊まり、小さな会場でプロモーションを兼ねたライブを行っていたようだ。さらに、日本の演歌歌手のように小さなレコード店で、レコードの即売と握手会のようなことをしている映像もあって「わあ、こんなことまでしてたんだ」と驚いてしまった。

 ライブのシーンが意外に少なく、音楽映画という点では少々不満は残るが「ポリス インサイド・アウト」は、ロックがパンクからニューウェーブに移行する時代を映し出していて、なかなか面白かった。

Reggatta de BlancReggatta de Blanc
The Police


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 当時、高校生だったぼくにとって、ファースト・アルバムのインパクトは強烈だったが、日本でポリスの人気が高くなったのは、2枚目のアルバムに入っていた「Message in a Bottle」がヒットして、ラジオで頻繁に流れ出した1979年の暮れ以降だったと思う。

Zenyatta MondattaZenyatta Mondatta
The Police


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 3枚目の「Zenyatta Mondatta」では、パンクバンドの影はすっかりなくり、1981年に来日した時には「夜のヒットスタジオ」に出演。これはぼくも見た記憶があり、日本語バージョンの「De Do Do Do, De Da Da Da」を口パクで唄っていたと思う。

SynchronicitySynchronicity
The Police


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 そして、現時点では彼らの最後のアルバム「Synchronicity」をリリースした時には、既に大物バンドの風格すら漂っていた。ポリスはアメリカのドサ周り時代からわずか5年で、スタジアム級のバンドへと急成長したわけだ。

 これは音楽的な才能と実力、そして運がないと不可能なことで、最初の戦略的な売り出し方は単なるきっかけでしかなったといえる。とにかく、ポリスの大スターへの登りつめ方のスピード感にはすごいものがあった思う。
 その軌跡をリアルタイムで追いかけられたという点でも、ポリスはぼくの記憶に残るバンドである。

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| ロックの名盤 | 18:20 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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歪み系エフェクター、むかし話

 毎年、年度末は少々忙しくなるので、今月はブログの更新が停滞気味。
 でも、ギターは毎日のように弾いているので、まったく時間がないというわけではない。ブログのためにPCに向かうよりも、ギターを手にするほうを選んじゃうのだ。
 もちろん、音楽やギターのことについて書くのも楽しいけれど、PCは仕事の道具でもあるので、気分転換という意味では効果が低い。その点、ギターをアンプにプラグインして「ガッツ、ガ、ガ、ガーン」とやると、ストレス発散になって、スッキリする。夢中になってしまって、ついつい弾き過ぎちゃうのが難点だけど・・・・。

 そして、ギターを「ガッン」と鳴らしたい時の必需品が歪み系のエフェクターだ。
 音を歪ませる。これはエレキギターの基本のようなもので、クリーントーンも好きだけれど、歪みがなけりゃロックは始まらない。

 今から30年前、ぼくが高校生の時に初めて買ったエフェクターもディストーションだった。機種はマクソンの「D&SⅡ」だ。
 今では「D&SⅡ」にも名器という評価もあるようだが、当時はどこの楽器屋にでも置いてあって、手頃な値段で買える入門用のエフェクターだったような気がする。素直な歪み具合のトーンで、初心者にも使いやすかったが、後に名器といわれるような良質のエフェクターを使っているという気持ちは、まったくなかった。

 MXRのフェイズ90のエントリーでも書いたが、当時はフェンダーやギブソンといった輸入ギターに限らず、輸入モノのアンプやエフェクターもべらぼーに高かった。だから、エレキギターを始めたばかりの高校生の機材は国産のモノが主流だった。というか、それしか買えなかったのだ。


 そういえば、BOSSのコンパクト・エフェクターが発表されたのが、ぼくがギターを始める直前の1977年。最初にリリースされたのは、OD-1(オーバードライブ)PH-1(フェイザー)SP-1(スペクトラム)の3種類だった。
 今やギターの世界では標準語ともいえる「オーバードライブ」だが「OD-1」の発表以前は、その呼び名だけでなく、オーバードライブという音作りの概念自体さえ存在しなかった。つまり、ハードな歪みやディストーションではなく、アンプをフルアップさせた時の自然な歪みをオーバードライブという言葉と共に追求したエフェクターは、BOSSの「OD-1」が世界初だったのである。
 これって意外に事実で、日本製のエフェクターも「なかなか、やるじゃん」と思えるエピソードではないだろうか。

 そういえば、ジェフ・ベックも1980年前後から「OD-1」をマーシャルのスタックアンプの前につなぎ、ステージでブースター的に使っていたという。

アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~
オムニバス ロニー・レイン エリック・クラプトン


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 ひょっとしたら、83年に開催されたこのコンサートでも、ジェフ・ベックの足元には「OD-1」がセットされていたかもしれない。

 2005年に来日した時の写真を見ると、今でもエフェクトボードの中にはBOSSのBF-2(フランジャー)とLS-2(ラインセレクター)が組み込まれているから、ジェフ・ベックもBOSSの愛用者のひとりといえるだろう。

 
 80年代前後の懐かしい楽器のカタログが見られるHP「楽器カタログの世界」で、当時の値段を調べてみると「D&SⅡ」も「OD-1」共に定価が8500円だった。
 その頃、大阪の楽器店ではギターや周辺機器が1~2割引きで販売されていたから、実売価格は7000円前後だったと思う。

 試しに、2つのエフェクターの現在の実売価格を調べてみると、当時のスペックを日本製で限りなくリイシューしたという復刻版の「D&SⅡ」が11,550円。


MAXON D&SII

 「OD-1」の後継機で、トーンがついて、現代的なハイゲイン的な味付けがされた「OD-3」は8400円だった。


BOSS OD-3

 「D&SⅡ」は約1.5倍、BOSSに関しては1000円程度の値段の違いしかない。この30年間でエフェクターは思ったほど値上がりしていないことになるだろう。
 輸入モノのギターやアンプ、エフェクターに関しては、昔よりも手に入れやすい値段がつけられていて、種類も圧倒的に豊富になっているから「今は、ホントに良い時代になったよなあ」と思う。

 ちなみに、ぼくの「D&SⅡ」は、いつの間にか失くしてしまって、もう手元にはない。
 でも、今ならあの頃と違った印象を持てるエフェクターかもしれない。うーん、あの緑の小箱をもう一度手に入れたい気がしてきたなあ。

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| エレキギター、再び | 12:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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渋い!今月のギターマガジン

 今年から「ギターマガジン」の年間購読を始めた。
 これにすると値段的に少しお得なるのは、前から知っていたが「欲しくない号もあるかもしれんしなあ」という気持ちがあった。そう思いつつも、去年はすべての号を買っていたので、今年から年間購読にしてみたのだ。

 値段以外にも、年間購読のメリットはあった。それは「ギターマガジン」が発売日に読めることだ。
 北海道の場合、輸送の関係で雑誌の入荷が発売日から2、3日遅れる。少し遅れたところで何の問題もないけれど、読みたい特集などがある場合は「まだかなあ」とヤキモキしてしまう。でも、年間購読の場合は、ちゃんと発売日に家に届くので、何となく得した気分だ。
 それにしても、45歳にもなって「ギターマガジン」の発売を待ち望むようになるとは、数年前には自分でも想像できなったなあ。

ギター・マガジン 2008年 3月号 [雑誌]ギター・マガジン 2008年 3月号 [雑誌]
ギター・マガジン編集部


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 今月も吹雪という悪天候にも関わらず、メール便で「ギターマガジン」の最新号が発売日に届いたのだが、取り上げられているギタリストの渋さに、思わず笑ってしまった。
 巻頭特集がB.Bキング、連載中の「ジャズ・ギタリスト進化論」ではジム・ホールが取り上げられている。さらにエイモス・ギャレットのインタビューと奏法解説のおまけ付だ。
 これって、ぼくのギタリストのツボの秘孔を突くような人選だけど、果たして若い人はついて来られるのだろうか?

 B.Bキングはちょっと前の「クロスロード・ギター・フェスティバル」のDVDのエントリーでもふれたことのあるブルース界の大御所である。
 名盤は多数あるけれど、意外に好きなのが、クラプトンと競演した、このCDだ。

Riding with the KingRiding with the King
Eric Clapton & B.B. King


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 本来のB.Bキングのブルース濃度からすると、かなり薄味。でも、若いリスナーがB.Bキングを知るための入り口としては、悪くない1枚だと思う。

 そして、ジム・ホールといえば、やはりこれだろう。

ConciertoConcierto
Jim Hall


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 邦題は「アランフェス協奏曲」で、そのタイトルの通りに4曲目の「Concierto de Aranjuez」があまりに有名で、決して悪くはない他の曲がかすむほどの出来だ。ジム・ホールのギターはクールで甘くないのだが、時に直情的で素晴らしい。
 メンバーもチェット・ベイカー、ロン・カーター、ローランド・ハナ、ポール・デスモントと豪華、かつ超強力。ジャズの初心者の方にもおすすめできる1枚だと思う。

 最後に、エイモス・ギャレットの名演といえば、やはりこのアルバムをあげるしかない。

Maria MuldaurMaria Muldaur
Maria Muldaur


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 マリア・マルダーの初のソロ作品で、今月の「ギターマガジン」にもスコアが掲載されていた「Midnight at the Oasis」は、セッションギタリストとして多くのアーチストのレコーディングに参加したエイモス・ギャレットの数ある名演の中でも、ベストトラックの筆頭にあげられる1曲だろう。
 さらに、エイモス・ギャレットのギター以上に、マリア・マルダーの歌声やメロディーが素晴らしく、このアルバム自体が聞き込むほどに良さが分かる名盤だと思う。

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| エレキギター、再び | 21:51 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ストーンズの新作は映画のサントラ盤

 スティール・ホイールズ・ツアー以降のローリングストーンズは、ニューアルバムのリリース→長期のワールド・ツアー→ライブDVD(ビデオ)のリリース→とどめにライブアルバムというパターンが定着している。

 今回も、まず新しいアルバム「A Bigger Bang」をリリース。

A Bigger BangA Bigger Bang
The Rolling Stones


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 そして、2005年8月から2007年8月まで2年間のワールドツアーを敢行、色んな意味でファン泣かせの4枚組みのDVDもリリースした。

ザ・ビッゲスト・バン(初回生産限定版)ザ・ビッゲスト・バン(初回生産限定版)
THE ROLLING STONES


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 「よーく考えりゃ、ストーンズの商売って1枚のニューアルバムで、3、4回おいしいよなあ。まあ、喜んでのせられているファンがいるからなんだろうけど。おっと、次はライブアルバムの番だな、早く出ないからなあ」と思っていると、3月26日に映画「Shine A Light」のサウンドトラック盤がリリースされるとニュースが入ってきた。

M.スコセッシ監督、ローリング・ストーンズを追った映画のサントラが登場

 いつもは何の躊躇もなくアマゾンで輸入盤を買っちゃうのだが、今回はSHM-CD仕様の限定盤を予約しようかと思っている。

シャイン・ア・ライト(初回生産限定)シャイン・ア・ライト(初回生産限定)
ローリング・ストーンズ


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 この限定盤、どこが違うのかというと、音が格段に良いと評判のSHM-CDを採用しているところで、これは日本だけの企画になるようだ。

 ちなみに、SHM-CDとはスーパー・ハイ・マテリアル・CDの略で、ユニバーサルミュージックと日本ビクターが共同開発した新素材を使った高音質がウリのCDだ。
 このCD、素材を透明度の高いポリカーボネイトに変えただけなので、SACDやDVDオーディオのように専用のプレイヤーは必要がない。なのに、いつも使っているCDプレイヤーにセットして、音が出た瞬間に「良い音だ!」と分かるほど劇的な変化があるCDらしいのだ。

 既にユニバーサルミュージックからは、いくつかのタイトルのSHM-CDがリリースされているが、ぼくはまだ聴いたことがない。だから「シャイン・ア・ライト」の限定盤で、SHM-CDがいかほどのものかを体感したいと思っている。

 SHM-CDの詳細については下記のページなどを参考に。

ユニバーサルミュージックのSHM-CDページ

野村ケンジの「カー&AV道楽」誰が聴いても音のよさがわかるCD


 肝心の映画のほうは4月に全米で、日本では今年の冬に公開予定ということだ。
 2月7日に開幕したベルリン映画祭では「シャイン・ア・ライト」が、オープニング作品として上映され、記者会見にはストーンズの4人とスコセッシ監督が登場。
 ミックの「これは彼の作品の中で、初めて『ギミー・シェルター』が使われていない映画だね」と発言して、会場を笑わせたそうだ。

ベルリン映画祭にザ・ローリング・ストーンズ登場

 最後に以前に一度紹介したことがあるけれど「Shine A Light」の予告編をどうぞ。



 この映画、ビーコンシアターで収録されたストーンズのライブ映像がメインの映画だと思うけれど、随所に過去のインタビューが挿入され、予告編と同じく監督のスコセッシも登場するようだ。
 これは、ストーンズとスコセッシ好きのぼくには、たまらない映画になりそうな予感がする。今から公開が待ち遠しいぞ!

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| ローリング・ストーンズ | 21:07 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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R28モデファイをやってみた

 前回のエントリーで、MXRのフェイズ90について書いたところ、高校生の時に一緒にエレキギターを始めて、さらに再開したもタイミングをほぼ一緒という大阪の友達から、こんなメールが来た。

 フェイズ90って、踏み込むと音量が少し大きくなるのに加えて、音がザラつく感じがしない?
 「この音がフェイズ90の音だ!気に入ってるぞ!」ってことならば薦めないけれど、R28MOD(モデファイ)ってのを処方すれば、非常に素直なフェイズになるよ。
 オーバードライやディストーションで歪みを設定しても、フェイズを踏み込むと更に歪が足されるのが納得いかなくて、オレはMODしたよ。結果は良好です。

 というような内容のメールと一緒に紹介してくれたのが、このページだった
 さらに、検索すると「No More R28」というタイトルのR28モデファイに関するページも見つかった。

 2つのページを読んでみると、R28モデファイはケースから基盤を取り外し、指定された場所の抵抗のリード線を切断するだけと、とても簡単。肝心の抵抗の場所も、掲載されている写真と実物を見比べながら探せば、まちがえることはなさそうだ。
 改造前と改造後の音源も公開されていたので、聴いてみると、なるほど友達のメールにあったように、歪みがなくなって、クリアで扱いやすそうなトーンに変わっている気がする。

 すっかりやる気になって、ケースを開けると、部品の形が写真とは少し違う気がするけれど、R28の抵抗の場所はすぐに見つかった。あとは抵抗の足というかリード線を切断すれば、モデファイは完了だが、狭い場所なので手持ちのニッパーが入らない。仕方がないので、先の細いラジオペンチでリード線を何度かねじって、何とか切ることができた。
 そして、抵抗を浮かせてみると、参考にしたページの写真のように「R28」の番号が見えた。どうやら、モデファイは成功のようだ。

 基盤をケースに戻して、音を出してみると、これが効果抜群。トーンから刺々しさがなくなって、なめらかなうねりがかかるようになった。そして、気が付けば、フェイズ90を踏み込んだ時に音量が上がるという問題点も解決している。
 やんちゃ坊主が優等生に生まれ変わったようで、R28モデファイをすることによって、フェイズ90は実に使いやすいエフェクターになったと思う。

 でも、上に書いた結論は、あくまでも個人的な感想である。R28を施すと、エフェクターの効きが明らかにマイルドになるので、元の少し荒々しい感じのフェイズ90が好きな人にとっては、改造ではなく、改悪になってしまうかもしれない。
 元に戻せないこともないだろうけれど、リード線を切る時よりも、再びつなげるほうが手間がかかりそうなので、R28モデファイに踏み切る時はくれぐれも慎重に。

 最後に、ぼくが参考にした2つのページと重複する注意点になるけれど、エフェクターの回路に手を加えると、メーカーの保証が受けられなくなります。エフェクターの改造は感電等に気をつけて、必ず自己責任で行うようにしてください。


 そういば、最近はMXRの昔のロゴを再現したフェイズ90のカスタムショップ・モデルもある。


MXR Custom Shop SCRIPT PHASE-90

 値段は通常のものよりも、少し高くなるけれど、見ためがヴィンテージっぽいし、上の写真のリンク先のイケベ楽器の説明文によると「ブロック体ロゴのものよりもきらびやかで若干あっさりとしたかかり具合はクリーンカッティング、オーバードライヴサウンドどちらで使用してもバランスの良いフェイズサウンドを奏でてくれます」とのこと。それなら、R28モデファイの必要はないかもしれない。新品を買うなら、こちらという手もありそうだ。


 フェイザーの話のついで、久しぶりの動画ネタを。



 前のエントリーでhiromerさんもコメントされていたけれど、ストーン好きにとって、フェイザー・サウンドといえば「Beast Of Burden」だろう。

 ちょっと前に、Youtubeでサタディ・ナイト・ライブの 「Beast Of Burden」を見た記憶があって、やけにテンションの高いミックの様子がとても面白かったのだが、検索してもヒットしなかった。だから、映画「Let's Spend the Night Together」の「Beast Of Burden」を選んでみた。
 これを見ながら「やっぱ、若い頃のキースはかっこええなあ」と思ったが、よーく考えればこの映画が公開されてから25年もの時間が経っている。やれやれ、ストーンズもぼくも歳をとるわけだ。

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| エレキギター、再び | 20:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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シンプルさが魅力、MXRのPhase90

 ちょっと前のブルースドライバーのエントリーで書いたように、ぼくは中古でエフェクターを揃えているから、どうしても流通量の多いBOSSの数が多くなる。
 だから、エフェクトボードの中身はほとんどがBOSSだが、そんな中で一度もライナップから外さずに、使い続けているエフェクターがある。MXRのフェイザー「Phase90」だ。

MXR Phase90

 MXRはコンパクトエフェクターの元祖のようなメーカーで、特に1970年代にはダイナコンプやフェイズ90などが、多くの有名ギタリストの足元に並んでいた。
 現在、販売されているMXRのエフェクターはジム・ダンロップによる復刻版だが、コンパクトなケースと少ないつまみ類というシンプルなインターフェイスは、昔と同じだ。

 フェイズ90に付いているのも、うねりのスピードを変化させるつまみがひとつだけだ。でも、これだけで何の不満もないし、スイッチを踏めば、心地の良いうねりをギターのトーンに付け加えてくれる。
 シンプル・イズ・ベスト。つまみが多くて、調整の幅が広いエフェクターばかりが良いというわけではないことを実感させてくれるのが、MXRのフェイズ90だと思う。

 フェイズ90の唯一の欠点は、踏み込むと音量が少し大きくなることだ。でも、ギターソロの時なら問題のないレベルだと思うし、カッティングにかける場合もギター側のボリュームを下げればいいだけの話だ。
 現在の至れり尽くせりのエフェクターに比べれば、何とも不便な一箱かもしれないが、シンプルなフェイズ90には、抵抗し難い魅力がある。だから、フェイザーに関しては「フェイズ90を使い続けるだろうなあ」という確信さえ持っている。

 ぼくはリサイクルショップで、MXRのフェイズ90の中古を5.000円で手に入れたが、よくお邪魔しているt_monkさんのブログ「Blog For Musician」には、こんなエントリーが。

 掲載されている写真は、おそらく1980年前後の雑誌の広告だと思うが、なんとフェイズ90の定価が43.000円!
 物価の上昇を考えると、今なら10万円くらいの値段に相当するような額なわけで、ぼくがギターを弾き始めた頃はフェンダーやギブソンのギターに限らず、輸入モノのエフェクターも高嶺の花、ショーケースの中に飾ってあるのを眺めるだけだったのが、よーく分かる。

 そういえば、今のフェイズ90のつまみには、取り外しできるゴム製のカバーが付けられている。なんと、これって足のつま先などで、つまみを操作するためのカバーらしい。
 試しにやってみると、確かにつま先でつまみを回せなくもない。ギターから手を離さなくてもいいという利点はあるけど、足を使うくらいなら、手で動かした方が早いし、操作も正確のような気がする。
 「アメリカの人たちの考えることって、何とも大雑把で大胆だなあ」と思ってしまうけれど、だからこそフェイズ90のようにシンプルで使えるエフェクターが産み出せるのかもしれないなあ。


MXR PHASE90

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| エレキギター、再び | 18:38 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

2008年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年03月

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