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怪しくも楽しい、釧路の中古楽器屋さん

 この前の土曜日、仕事で久しぶりに釧路に行った。
 ぼくの住む街から約150キロ離れた場所にある釧路市は、太平洋に面し、釧路湿原と隣接する道東で一番人口の多い街である。

 実は、少し前から釧路に行ったら、立ち寄ってみたい楽器屋があった。「弦六本舗」というお店だ。
 このお店の存在は、去年の夏頃にグレコのダンエレクトロのコピーモデルについて検索している時、ホームページにたどり着いて知った。でも、ホームページを見る限り、実際にお店があるのかのどうか、よく分からない。そのへんの表現があやふやなのだ。
 かといって、実店舗なしのインターネット通販専門店というわけでもなさそうなので、電話で連絡してみると「お待ちしていますよ」との返事があった。

 住所を頼りにお店をたずねてみると、そこには普通の会社があるだけだった。
 まちがった場所に来てしまったわけではなさそうなので、入り口の横にある事務所に入って確かめてみると「あっ、ギター屋さんですね。駐車場の奥にある建物の二階にありますよ」と教えてくれた。

 「こんなところに、お店があるのかなあ」と思いつつ、教えられた建物に行ってみると、一階は資材置き場のような場所になっている。靴を脱いで階段を上がると、普通の事務所のようで人の気配はない。しかし、奥にあるパーティションで仕切られた部屋からギターの音が聞こえてくる。
 おそるおそるドアをノックしてみると、そこが「弦六本舗」だった。中に入ると、壁の一角にギターが並び、窓際にドラムセットがあって、机の向こうで店長さんが笑っていた。

弦六本舗の店内

 「弦六本舗」のHPの「在庫リスト」を見てもらうとよく分かるはずだが、このお店が取り扱ってきたギターには、ひとくせもふたくせもあるようなものが多い。なぜか、希少で貴重なギターが集まるお店なのだ。

 幸か不幸か、ぼくが行った時には「これは!」という1本はなかった。でも、店長さんとは音楽的な趣味がとても似ていたので「ストーンズはテイラー期に限りますねえ」とか「THE・WHOはキース・ムーンが生きていた時が最高」とか「泉谷しげるの『春夏秋冬』は日本のフォークの最高傑作ですね」などと、熱くなって2時間ほど話し込んでしまった。
 もちろん、店長さんはギターに関する知識も豊富な方だったので、中古ギターの目利きやメンテナンスにも信頼のおけるお店だと思う。

 どうしてこのような形態で営業されているかについては、あえて書かないけれど、「弦六本舗」は怪しくも楽しい中古ギター屋さんである。
 もう少し家の近くにあれば、通い詰めてしまいそうなお店だなあ、ここは。

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| エレキギター、再び | 20:10 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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