2008年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年10月

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ロック史上最強のビジュアルバンド、THE・WHO

 動くTHE・WHOを初めて見た日のことは、今でもはっきりと覚えている。
 あれは確か高校1年の夏だったと思う。京都テレビで映画「ウッドストック」が放映されて、その中にTHE・WHOが登場したのだ。

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 電波状況が悪く、ノイズまじりのブラウン管の中に映し出されたTHE・WHO。暗闇の中のステージ、薄明かりといっていい照明に照らされて、腕を回してギターを弾く鼻のでかい男。その横で、ボーカリストがマイクぶん回し、音数の多いベースラインがせわしなく鳴り続け、オカズだらけのドラムがバンドをあおる。
 


 「Summertime Blues」の最後、鼻のでかい男はギターを床に叩きつけ、ひとしきりノイズをふりまいたかと思うと、それを観客に向かって投げ入れ、ステージを去っていった。

 ぼくは既にビートルズやストーンズを聴いていたけれど、テレビの中のTHE・WHOの姿には五感のすべてを刺激する何かがあった。今ふり返ると、あれこそがホントの意味でロックの洗礼を受けた瞬間だったと思う。
 「エレキギターを手にして、高く飛べ。そいつがロックだ」。ピート・タウンゼントから、そう教えられた気がした。数ヵ月後、ぼくはアルバイトをして、エレキギターを手に入れた。


 THE・WHOの人気や評価が、日本ではアメリカやイギリスに比べて、驚くほど低いのは「全盛期の70年代初めに、日本に来なかったからだ」とする説がある。さらに、その話は「もし、あの頃に日本に来ていたら、初来日した時のレッド・ツェッペリンや箱根のピンク・フロイドと同じように、伝説のライブとして、未だに語り継がれていただろう」と続く。

 ぼくも映画でTHE・WHOを見てから、何枚かのレコードを聴いてみた。しかし、正直なところ、あの時ほどの興奮は感じられなかった。むしろ、名盤とされる「TOMMY」などは「なんじゃ、こりゃあ」と大きな違和感を感じたほどだった。

 そんなTHE・WHOへの違和感を吹き飛ばしたのが、NHKのヤング・ミュージック・ショウの枠で放映された「カンボジア難民救済コンサート」だった。
 クラッシュやエルビス・コステロ、スペシャルズなど、当時のロックシーンで勢いのあったパンク系の若いバンドの中にあっても、THE・WHOの輝きは衰えることなく、ピート・タウンゼントはステージのど真ん中で腕を振り回し、不敵な笑顔を浮かべていた。
 その後ろに居るはずのドラムのキース・ムーンは、既に他界してしまっていたが、THE・WHOは相変わらずパワフルにロールしていたのだ。

 当時はようやく家庭用のビデオデッキが普及を始めたところで、「カンボジア難民救済コンサート」を録画した友達の家に行っては、何度もTHE・WHOの登場するシーンををながめた。

 そして、ぼくのTHE・WHOへの想いを決定付けたのが、映画「キッズ・アー・オールライト」だ。

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ザ・フー


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 この映画は70年代の終わりに製作されたが、日本では公開されず、20歳を過ぎてから高価な輸入盤のビデオとして手に入れた。
 数年前にデジタルリマスターされ、今回の来日に合わせて廉価版が再発売されるようだが、昔はTHE・WHOの映像を手に入れるのは至難の業だったのである。

 そんな「キッズ・アー・オールライト」こそが、THE・WHOの最高傑作だと思う。
 映画を最高傑作と言い切ってしまうことに、違和感がなくもないけれど、これを見れば、彼らのすべてが分かる。CDを聴くのは、それからでも遅くはない。逆に言えば、この映画を見て、何も感じなければ、THE・WHOなんて聴く必要はない。



 「Won't Get Fooled Again-無情の世界」はTHE・WHOのキメの一曲で、映画の中のハイライトシーンのひとつ。ぼくは数あるロックの映像の中で、これが一番好きだ。この中に、ロックのエッセンスのすべてがあるような気がする。

 THE・WHOは妙に屈曲したバンドである。そして、映像を伴わないと、その凄さが分かりにくい。しかし、数々の映像に記録されている姿は、どれも圧倒的にかっこいい。だから、ぼくはTHE・WHOこそが、ロック史上最高のビジュアル・バンドだと思っている。


 あと1ヶ月半後、高校生の頃からあこがれ続けたピート・タウンゼントを見る予定だ。今のTHE・WHOに残っているオリジナルメンバーはたった二人で、共に還暦を越えている。
 ぼくが目撃するのは、ひよっとしたらTHE・WHOの残骸かもしれない。しかし、そこにはきっと何かがある。絶対に落胆はしないと思う。
 そんな確信があるのは、高校1年の夏の衝撃が、あまりに大きくて、未だに鮮明な記憶として体の中に残っているからだ。

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| THE WHO | 20:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あたふたする秋、ベックとクラプトンの競演

 北海道の9月は天気が安定していて、夏のような気温の日が続いたので「ひょっとしたら、今月の平均気温のほうが8月よりも高いんじゃないの」と思っていったら、いきなり秋が来てしまった。数日前の昼過ぎから、空の色も空気感も唐突に秋に変わってしまったのだ。
 もう9月も終わりなのだから、秋が来るのも当たり前。でも、北海道の秋は冬への入り口なので「もうすぐ、冬が来るぞ」と、何だかせきたてられるような気分になってしまう。

 そんな突然の秋の訪れと共に、PCが不調になってしまった。
 酔っ払いながらネットを見ているときに、余計なリンクをクリックしてしまって、タチの悪いスパイウェアに進入されたらしく、起動するたびにセキュリティ・ソフトから警告が出てくるのだ。
 色々と調べてみると、ぼくのPCに忍び込んだスパイウェア自体は、それほど害のあるものではないようだが、駆除するのには手間がかかる奴らしい。専用の駆除ソフトや何種類かのオンラインスキャンなども試してたが、効果がなかった。
 起動のたびに警告が出るのは気分が悪いし、PCは仕事で使う道具だから、もしもの時のことを考えて、思い切ってPCをフォーマットすることにした。

 実はPCをフォーマットして、OSを入れ直すのはWindows98を使っていた時以来だ。XPというOSは比較的安定しているせいで、これまでフォーマットする必要を感じなかったのだ。
 フォーマット前のファイルのバックアップ、現在のPC環境の記録等には時間がかかったけれど、フォーマット→再インストール自体は、わずか数十分で終わってしまい「起動ディスクが必要で、数時間はかかった昔とは大違いだなあ」と感心してしまった。
 しかし、大変なのは再インストール後の作業だ。以前の環境に戻すのに「あれ、あのドライバーの入ったCDはどこへ行ったっけ?」「あのソフトのシリアルは?」などと探し物を求めて、部屋を大掃除する羽目になってしまった。

 昨日あたりからようやく使えるようになったPCはサクサクと動いて快調。ライティングのエラーの出ることが多くなっていたDVD-Rも、見事に甦った。
 4年以上も酷使したPCが再び快適に使えるようになったと思えば、復旧に費やした時間は惜しくはないけれど、やっぱりOSの再インストールは大変な作業。酔っ払ってネットの荒波の中に乗り出してはいけませんなあ。


 そんなあたふたする秋の日々の中に、ビックニュースが飛び込んできた。
 ぼくがいつも見させてもらっているブログの「Laid-Back」さんや「guitars.grrr」さんによると、既に来日の決定しているジェフ・ベックと同時期にエリック・クラプトンも来日して、来年2月21日と22日のさいたまスーパーアリーナでのライブで競演するというのだ。二人の競演は海外では何度も実現しているけれど、まさか日本で見られるとは!

 プロモーターのウドーからの正式発表はまだのようだが、ホントに実現するとして、どういうステージになるのだろうか?
 最も可能性がありそうなのは、最初にそれぞれのバンドで別々にプレイして、最後の何曲かで競演するというパターンだろうけれど、それでも二人が一緒のステージに立つ姿は見てみたい。

 2日間の限定となれば、さいたまスーパーアリーナのチケットはプラチナペーパーになりそうだし、11月のTHE・WHOとキャロル・キングの二夜連続ライブもまだ先なのに「来年の2月のことを真剣に考えなければいけないのか」と、またあたふたしてしまった。


 下の動画は「Laid-Back」さんでも紹介されていた「クロスロードギターフェスティバル」でのジェフ・ベックとクラプトンの競演による「哀しみの恋人達」。

 

 確かお蔵入りになった映像のはずなのに、こうして見られちゃうのが、ネットのすごいところ。
 さらに、冒頭からジェフ・ベックのプレイがすごい。常にアームとボリュームをいじくりながら弾いているから、あんな音が出るのだろうけど、まさにジェフ・ベックでしか出しえないトーンだ。

 実は以前から感じていたことだけど、ジェフ・ベックのギターのトーン自体は、あまり美しくない。音色という部分だけを切り取って考えると、どちらかという悪趣味なトーンかもしれない。しかし、それにジェフ・ベックの指や手が加われば、唯一無二のトーンに変化して、繊細な力技で納得させられる音がギターから出てくる気がするのだ。

 それに対して、「哀しみの恋人達」の後半で聴けるクラプトンのソロはスケールに沿った手癖のフレーズの連発のような感じがして、少し面白みに欠ける。そんな二人が競演すると、おいしいところはジェフ・ベックがさらっていくような気がするなあ。

 そんなおいしいとこどりのジェフ・ベックをもうひとつ。



 シークレット・ポリスマン・コンサートにおけるハイライトシーンの「I Shall Be Released」は、全盛期のスティングがとんでもなくかっこいい一曲。でも、よーく聴くとジェフ・ベックがバッキングとオブリガートで、さりげにすごいプレイをしていて、自分を強く主張しているのだ。
 お祭り騒ぎの中に紛れ込んでも、ただでは帰らないジェフ・ベック。日本でのクラプトンとの競演で何を見せてくれるのか、とても楽しみだ。

B00008NX04シークレット・ポリスマンズ・ベスト・ライヴ
オムニバス
コロムビアミュージックエンタテインメント 2003-04-23

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アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~
ロニー・レイン


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 今のところと、ジェフ・ベックとクラプトンの競演が見られるDVDは、上の2枚のみ。
 とにかく、さいたまスーパーアリーナでのライブは貴重なものになると思う。

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| ジェフ・ベック | 18:23 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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あの「コノイチ」が書籍化

 これまで何度か紹介してきたウェブ上のコンテンツ「この店で一番高いギターを弾かせてくれ!」、通称「コノイチ」が「いちばん高いギターを弾かせろ」というタイトルで書籍化された。

 ぼくは週に1回の「コノイチ」の更新を楽しみにしていて、今ではあのへったぴな「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が心地良く聴こえるというほどの「コノイチ」中毒者。早速、本屋に行って「いちばん高いギターを弾かせろ」を買ってきた。

いちばん高いギターを弾かせろ (えい文庫) (えい文庫 179) (えい文庫 179)いちばん高いギターを弾かせろ (えい文庫)
ヴィン★セント秋山


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 今回の書籍化で、ちょっと意外だったのは、ギター関連のラインナップもいくつかあるエイ文庫の新刊として発売されたことだが、200ページ弱というボリュームで、写真の点数も多く、なかなか楽しめる内容になっている。
 国内編はこれまで行った日本の楽器店の総集編のようなもので、目新しさには欠けるけれど、大好きな「ミートショップ・こしみず」や「ハナムラ楽器」のオヤジさんの話が本という形で読めるのは、個人的にはうれしいところ。また、ウェブ上で見るより、写真も数段キレイだと思う。
 それにしても、ギターの本なのにコロッケの写真に半ページを使うなんてあたりは、前代未聞だろうな。

 しかし、何といってもこの本のウリは、ホームページではさわりの部分しか紹介されていないフェンダー・カスタム・ショップの話だ。
 ネタバレになるので、詳しくは書かないけれど、日本からやって来た「平成のリッチー・ブラックモア」に「ホンモノのリッチー・ブラックモア」を超えるような行為をさせちゃうフェンダー・カスタム・ショップの太っ腹さ加減はすごいのひと言で、写真を見て大笑いしてしまった。

 今も週一で「この店で一番高いギターを弾かせてくれ!」は更新中なので、これからもネタはたまっていくはず。来年あたりに、ヴィン★セント秋山がギブソンを襲撃する第2弾が発売されないかなあ。

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| エレキギター、再び | 13:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あれもこれも、物欲ムラムラの秋

 前のエントリーの最後にも書いたけれど、物欲の秋である。
 特にこの秋は、そんな物欲を刺激しまくるギター関連の新製品が連発で、発売されているような気がする。

 まず、ぼくの物欲をツンツンと刺激するのが、このアンプ。


ORANGE AD5

 イギリスのアンプメーカー、オレンジの最新作は5Wのオールチューブのコンボアンプで、以前に限定発売された同モデルの復刻版になるらしい。真空管はパワー菅、プリ菅共に1本ずつなので、おそらくクラスAのアンプで、コントロールはボリュームとトーンのみ。スピーカーは10インチのセレッションだ。
 近ごろ流行の家庭で気軽に使える小型のチューブアンプのひとつといえるだろうけど、他のアンプにはないオレンジ独特のキュートな色とスタイルがたまらない一台である。

 ぼくはオレンジのトランジスターアンプ「Crush15」というのを使っているけれど、アメリカのアンプにはない少しダークなトーンを感じる。これが実に良い具合なのだ。
 このAD5にも、同じような傾向のイギリスらしいトーンの味付けがされているはず。しかも、フルチューブなら「音のほうも、さぞかし良かろう」と容易に想像できるだけに、実にムラムラの1台だ。


Fender Champion600

 大ヒットのアンプとなった、同じく5Wのアンプの「Fender Champion600」と比べると、値段は倍になるけれど、スピーカーの大きさや真空管の種類から考えるに、かなり違った傾向のトーンを持った小型チューブアンプなんだろうな。


 次はこのエフェクター。


Ibanez TS808HW チューブスクリーマー

 オーバードライブの大定番、チューブスクリーマーなのだが、普通のモノとはちょっと違う。「究極のチューブスクリーマー」のうたい文句通りに、トゥルーバイパスを採用し、ポイント・トウ・ポイントのハンドワイヤリングで組み立てられた日本製だ。
 月間に数台しか生産されないそうで、定価は5万円以上と日本製のエフェクターとしては破格の値段が付いている。

 しかし、アンプ好き、エフェクター好きというのは「ポイント・トウ・ポイント」「ハンドワイヤリング」というフレーズに、めっぽう弱い。
 今どき、ラグ板の上に手作業で配線されたエフェクターなんて、時代に逆行しているともいえるのだが、アナログ志向のギタリストのツボを付く1台だなあ。

 問題は実売価格ですら4万円超という値段なのかもしれないけれど、「ビンテージもの、オリジナルのチューブスクリーマー」に比べれば、半額以下なわけで「これはこれでありかも」と思ってしまうのが、実に恐ろしいところですなあ。
 「ちょっと試奏を」と頼むのもためらうようなお値段だけど、とにかく一度はお試ししてみたいペダルというところだろうか。


 最後は比較的お手頃なエフェクターを1台。


Guyatone Hot Drive(HDM5)

 ちょっと前のエントリーに書いた「The Effector Book」の中でも紹介されていて、気になっていたグヤトーンのマイクロ・シリーズのモデルチェンジ版だ。

 ぼくはマイクロ・シリーズのエフェクターを何台か持っているのだが、小さなケースなのに機能的で、トーンも悪くないものが多い。
 でも、電池の交換ために裏ブタを開ける時に、ゴムパッキンを外さなければならなくて、さらにそのゴムも使っているうちに劣化するという問題もあった。小さいゆえに仕方ないことと思っていたが、モデルチェンジ版のマィティーマイクロ・シリーズはそんなケースの弱点を解消しつつ、小型軽量を維持したエフェクターのようだ。
 プロテクターの付いたデザインは今風になったけれど、どことなく垢抜けしきらないところもグヤトーンらしくて、個人的には好感が持てる。

 こんな感じの物欲の秋。あっちでムラムラ、こっちでムラムラなのですが、11月の大阪行きを考えると、正直なところ今は散財をしにくい気分。とりあえず「ええーなあ」とため息をつきながら、お仕事ですなあ。

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| エレキギター、再び | 19:18 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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GyaoのBAHO

 基本的に無料のインターネットテレビGyaoのコンテンツの中に「昭和TV」というのがある。
 その名の通り、昭和時代の様々な映像を見られるのだが、ぼくが月に1回の更新を楽しみにしているのが「全日本プロレス THE BEST」だ。
 今のプロレスに比べると、技も少なくて、動きもゆっくりなのだが、どの試合にも何ともいえぬ味わいがある。「技は出せば良いってもんじゃない。すべての動きに意味を持たせろ」。そんな馬場さんの声が空から聞こえてきそうな試合の数々には、単に「昔のプロレス」とは言い切れない何かが潜んでいると思う。

 そんな「昭和TV」の開設一周年を記念して行われたトークショウとライブの様子が、10月1日までの期間限定で公開されている。
 トークショウに出演しているのはCharとジョー山中、ROLLYの3人で、昭和の日本のロック秘話のようなものも語られていて、なかなか面白い。特にCharの熱い語り口は必見かも。

 ライブのほうはBAHOの「上を向いて歩こう」で始まり、後半でジョー山中とROLLYが加わるという展開で進むが、これも実に素晴らしかった。
 Charと石田長生の2人のギターのアンサンブルは、さらに熟成され、チューニングや老眼まで芸にしてしまう話術も絶妙。グイグイと彼らの世界に引き込まれていく。

 ライブの中では、ベースを弾き、ハーモニカを吹くCharの姿も見られるのだが、これが実に決まっていた。「天は二物を与えず」というけれど、かっこいいギターが弾けて、唄もうまく、さらに喋りでも抜群の冴えをみせるCharに関しては、それはあてはまらないなあ。

 ジョー山中も還暦を過ぎたとは思えないほどの声量と軽やかな動きで、久しぶりに聴いた「人間の証明のテーマ」にはゾクゾクしてしまった。この曲、角川映画のテーマ曲ということで軽くみていたが、日本のR&Bの名曲だと思う。

 そんな中、ROLLYはちょっと控えめ。耳に残る怪しいリードギターを弾くあたりはさすがだが、必殺技の笑うギターは聴けなかった。さすがの彼も日本のロック・レジェンドの前では、いつもの調子が出ないといったところだろうか。

 このライブ、基本的にノーカットだと思うのだが、会場が徐々に暖まり、ステージでプレイしている側も次第に熱くなっていく様子がよーく分かる。最近はYoutubeで1曲だけというパターンが多いけれど「あれは断片的でしかないんだなあ」ということも思い知らされるライブだった。

 このトークショウとライブ、2つとも見ると2時間を超えるボリュームがあるので、時間のある時にクリックして、ゆっくりと楽しんでください。


 ついでに、再始動したフラワー・トラベリン・バンド関連の映像を。
 まずは、トークショーの中にも出てきたパンツ一丁で象に乗る、ジョー山中。



 ルックス、サウンドのどちらも強烈。「70年代の初めの日本に、こんなバンドが存在していたなんて」と改めて驚いてしまった。

 次は今年の再始動後のライブから。



 曲は同じく「Satori Pt II」だが、メンバーの合計年齢が300歳を超えるバンドとは思えないほどパワフルなプレイだ。
 ジョー山中の右側、石間秀機が弾いているのはシターラというオリジナルの楽器。ギターとシタールを融合させた楽器だそうで、唯一無二の独特の音はすごい。

 それにしても、この「Satori Pt II」という曲、一度聴くと耳からなかなか離れない。
 英語の歌詞なのに、曲調はオリエンタル。無国籍な曲に秘められてたパワーは、今も変わらないのだ。

サトリサトリ
フラワー・トラベリン・バンド


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 そんな「Satori Pt II」の入っている「サトリ」は日本のロックの孤高の名盤。
 レコードの時代には何度も聴いたけれど、CDは持っていなかったので、ついついポチッとしてしまった。

 ついでに1冊、一番新しい「ROCKS OFF」は日本のギタリストの特集。

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 Charや鈴木茂のインタビューの他に、石間秀機とROLLYの対談もあって、なかなか楽しい内容だった。


 最後にBAHOのライブを見ると、いつも欲しくなってしまうのがオベーション。
 彼らと同じギターを持ったからといって、うまくなるわけではないのは、よーく分かっているのですが、昔からあこがれがあるんだなあ、オベーションには。


Ovation Celebrity CC48

 それしても、昔はとても高価なエレアコという印象のあったオベーションが、アウトレットとはいえ、今では5万円ちょっとで買えてしまうなんて・・・・。
 うーん、物欲の秋です。

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| ロックの名盤 | 18:11 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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キャロル・キングの大阪公演のチケット

 ライブの日まであと2ヶ月ちょっとなのに、なぜか未だに発売されないキャロル・キングの大阪と神戸のチケット。
 東京、名古屋の分はすでに先行予約が始まり、一般発売も近いというのに、主催者と思われるキョードー大阪のHPでは、今日現在でも11月の公演カレンダーにキャロル・キングの名前すらない状態が続いている。

 さらに、ネットの情報だけでは心もとないと、近くにローソンで「月刊ローソンチケット」をもらってきたが、大阪と神戸のみ「決定次第、HP上で発表」となっていた。

 ぼくが行くつもりなのは大阪なので、ヤキモキしながら発表を待っていたのだが、ひょんなところからとある情報を知り、大阪公演のチケットを手に入れることができた。
 たまたま見つけた2ちゃんねるのキャロル・キングのスレッドに「チケットJCBなら、大阪、神戸も予約できる」という書き込みがあって「ほんまかいな」とチケットJCBのHPに行ってみると、ホントに先行予約が始まっていたのだ。

 なぜ、ここだけでいち早く大阪と神戸のチケットが買えるのかはよく分からないが、とにかくこれを利用しない手はない。早速、無料会員に登録(但し、その名前からも分かるようにJCBカードを持っていないと会員になれない)して、11月14日の大阪厚生年金会館分チケットを予約してみた。
 ちなみに、予約はHP上で完了し、チケットの受け取りはローソンのロッピー、または郵送。チケット代とは別に、ロッピーで受け取りの場合は300円、郵送の場合は600円の手数料がかかり、支払いにはJCBカードを使う。

 ぼくはローソンで受け取りを選択して予約後、すぐに近くのお店のロッピーへ行ってみた。
 タッチパネルで受付番号などを入力し、出てきたレシートのような紙をレジに持っていくとチケットが発券されるロッピーは何度か利用したことがある。でも、日本の北のはずれの小さな街に住んでいても、いとも簡単に全国各地のチケットを手に入れることができる事実には、いつも驚いてしまう。まったく、便利な世の中になったものだ。

 肝心の座席の方は、大阪厚生年金会館の座席表とチケットを照らし合わせてみると、1階の真ん中あたりの列で、位置は少し左寄り。おそらく、キャロル・キングのピアノはステージの左側に置かれるはずだし、大阪厚生年金会館の大きさを考えると、最高とはいえなくても、なかなかの良席だと思う。


 こうして、ぼくはチケットJCBでキャロル・キングの大阪公演のチケットを手に入れることができた。でも、最初にも書いたけれど、この方法のネックは無料会員になるためにJCBカードが必要なことだろう。
 たままた手持ちのカードの中にJCBカードがあったから良かったものの、なければ会員にもなれなかったし、今からカードの発行手続きをしても、手元にカードが来る頃には他のチケットサイトでの予約も始まっているかもしれない。また、東京公演の先行予約を受け付け中のローソンチケットやチケットぴあでも、大阪公演の予約が始まれば、そちらの方が良い席を押さえられる可能性だってある。

 ホントに悩ましい選択になるけれど、もしJCBカードを持っていて、とりあえずチケットを手に入れて安心したいのなら、チケットJCBを利用するのは悪くない方法だと思います。

(追記)これを書いた直後にネットを見ていたら、来年2月にジェフ・ベックの来日が決定したとのこと。
 2月6日の東京国際フォーラムから2月19日の大阪厚生年金会館まで全9公演。ありゃ、今回は札幌には来ないのね、残念・・・・。
 ネット上の先行予約は9月9日から。詳細はこちらのUDOのページで。

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| キャロル・キング | 15:22 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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ちょっとマニアックなエフェクター本

 このところ、精力的にギター関連のムック本を出版しているシンコーミュージックから、ちょっとマニアックなエフェクター本が発売された。タイトルは「The Effector Book」と何のひねりもないけれど、中身はなかなか面白かった。

The EFFECTOR BOOK Vol.1 (シンコー・ミュージックMOOK)The EFFECTOR BOOK Vol.1 (シンコー・ミュージックMOOK)


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 創刊号の特集はディストーションで、表紙はその定番ともいえるRATのイラスト。
 冒頭の「ディストーションの基礎知識」では、同じく歪み系のオーバードライブ、ファズとの違いが分かりやすく説明されていた。それに続く、BOSSやMXR、マーシャルなどの定番機種の特徴を解析したページも、それぞれのディストーションの成り立ちを含めて、興味深く読めた。
 オペアンプ、ダイオード、LEDクリップなど、ちょっと専門的かなと思えるような用語も頻出するけれど、難解にならない程度にマニアックで、なかなかさじ加減の良い本だと思う。

 毎日の更新を楽しみにしている「きになるおもちゃ」やエフェクター選びや改造の際に参考にさせてもらっている「松美庵」といったサイトを運営されている方が原稿を書かれていることも「The Effector Book」に対して、親しみを感じる点だ。

 ぼくは数ヶ月前に買った「THE OVERDRIVE BOOK 2」を、未だに寝る前にパラパラとながめているほどのエフェクター馬鹿なので、11月末に発売予定らしい次号も楽しみだ。

THE OVERDRIVE BOOK 2 増補・改訂版THE OVERDRIVE BOOK 2 増補・改訂版


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| エレキギター、再び | 18:18 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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