デジカメは仕事道具のひとつである。現像に出さなければ見られなったフィルムの時代には考えにくかったが、デジカメになってからはメモ代わりに写真を撮ることが多くなったのだ。
ぼくは2台続けて、キャノンのIXYデジタルを使ってきた。IXYは小さなボディやデザイン、画質もそれなりに気に入っていたのだが、最近になってスイッチの接触が悪くなったせいで、カメラの立ち上がりの遅さにちょっとストレスを感じるようになった。
よく考えれば、2台めのIXYを買ったのは、かれこれ5年前になる。愛用の1台だったけれど「これは買い替え時かもしれんなあ」と思いつつ、ネット上で最近のデジカメの情報を集め始めた。
まず、驚いたのが値段。昔に比べれば、ずいぶんと安くなっている。2万円ちょっとでそこそこ使えそうなデジカメが買えそうだし、画素数も1000万画素が常識。液晶モニターが大きくなっているのに、電池の持ち時間は長くなっている。どれを選んでも、仕事のメモ代わりとスナップ写真を撮るには充分のような気がする。
となると、予算と相談しながら、何となく雰囲気で選ぶという感じになってくるのだが、ぼくにはちょっと前から気になるデジカメが1台あった。リコーの「GR DIGITAL II」だ。
[ポイント5倍 3年保険付]【一眼レフをしのぐ解像度を示すデジカメ】RICOH GR Digital II 『即納... いかにも「カメラでございます」というデザインが良いし、定評のある画質も魅力的。光学ズームなしで、28mm換算でF2.4の単焦点レンズを搭載しているという潔さもステキだ。
ただ、メモ代わりに使うとなると、ズームがあったほうがいい状況も多いから、広角だけでは少し不便な気がする。GRに未練を残しつつ、他のリコーのデジカメを見ているとR10というのがあった。
【超お買い得!新品セール品】RICOH R10リコー RICOH R10 いわゆるエントリークラスのデジカメで、値段は2万円ちょいだが、安っぽさを感じさせないデザインが良い。レンズも広角から7倍ズームをカバーしているし、一通りの機能は付いているから、充分に使えそうだ。
というわけで、今月の始めにR10を購入。色んな状況でシャッターを押してみたけれど、5年前のIXYに比べると驚くくらいにうまく写せる。
例えば、下の写真のように逆光、夕日という状況でも、何も考えずにシャッターを押すだけで、そこそこの写真が撮れる。凍った湖にたたずむオジロワシを撮るために、ズームはフルに使っているけれど、画像に粗さも目立たない。

※クリックで拡大。画像はトリミング、リサイズしてあります。
あえてR10の難点をあげるとすれば、ボディが薄いことでカメラをホールドし難いところだろうか。
ぼくには「カメラは脇をしめて、しっかりと両手で抱えて撮影する」というクセが染み付いている。R10は片手で撮るにはいいけれど、両手で撮るのには少し薄くて頼りないのだ。あまり使うことはないのだけれど、光学ファインダーがないのも少し寂しい。
このあたりは携帯で撮る写真に、未だに少し抵抗感のある古い人間のグチかもしれない。でも、きっちりとカメラを構えるというのは基本中の基本で、ボディが小さくて薄いせいで手ぶれ防止機能が付いているというのは本末転倒な気もするんだけどなあ。
デジカメを買うついでに驚いたのが、記録メディアであるSDカードの値下がりだ。
なんと8Gで、2千円を切っている。こんなのを入れちゃうと、最高画質で撮ったとしても数千枚の撮影が可能なわけで、えらい時代になったもんだと思う。ぼくがデジカメを使い始めた頃は36MBのコンパクトフラッシュが高価な代物だったから、デジタルの世界の5年というのは、ひと昔前どころか、遠い過去のような気がする。
それに比べると、ギターの世界は未だに真空管アンプがもてはやされ、50年以上も前に設計されたテレキャスターやレスポール、ストラトキャスターが売れ筋のギターだったりする。デジタルの世界に比べると、進歩がなくって、いかにも保守的だ。
高機能になって、値下がりするというのは良いことなんだけど、デジタルの世界の加速度的な進歩というのも、どうなんだろう?とことんアナログな楽器、エレキギターを弾いているとそんな疑問も頭に浮かぶ。
いずれにせよ、5年後のデジカメはさらにすごいことになっているんだろうなあ。