2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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クライベイビーを改造、トゥルーバイパス化してみた

 今日はビートルズのリマスターについては1回お休みして、久しぶりにエフェクターのお話を。ワウワウの改造についてです。

 オーバードライブやディストーションと並んで、ワウワウはエフェクターの代表格だろう。エフェクターにはまったら、誰もが一度は足元に置く1台だと思う。

 ぼくもエレキギターを再開した直後に、ハードオフで中古のワウワウを手に入れた。機種は「JIM DUNLOP GCB95」だが、その音色の通りに「クライベイビー(Cry Baby)」と呼ぶほうがしっくりくる。


Jim Dunlop/ジムダンロップ ワウペダル CRYBABY GCB95

 写真のように、ぼくのクライベイビーは色が白い。正面に貼られたラベルにはリミテッドエディションと書かれているから、かつて限定販売されていた白いクライベイビーだと思う。
 ワウワウは中古のタマ数も多くて、リサイクルショップのエフェクターコーナーでもよく見かけるけれど、白のクライベイビーを見たのは、これを買ったときの一度だけだ。

白いクライベイビー

 そして、ちょっとレアな白いクライベイビーを足元に置き、音を出してみたけど、何だか違和感がある。クライベイビーをつなぐと、エフェクトをオフにした時のギターの音が明らかに変わるのだ。アンプから出る音が、なんだか平面的で薄っぺらい音になってしまう。
 そもそも、エフェクターを使うのはギターの音を積極的に変えるっていうことだから、そんなの気にせず使えばいいのかもしれない。でも、ワウワウをバイパスした時の音がチープになってしまうのは、どうにもいただけない。

 さらに、エフェクト時のトーンからも、自分がイメージするワウワウらしい音が感じられなかった。
 ファンクのカッティングのようにコードを弾きながら「シャカポコ」とやる分には良いのだが、トーンに鋭さがないというか、ジミヘンやクラプトンのワウプレイから感じられるような「クワァ、クワァ、コワァー」というような音が出ないのだ。

 トーンに関しては「使う側の足さばきに問題があるかもなあ」と思って、クライベイビーを使い続けてみたものの、やはりバイパス音のチープさが気に入らない。仕方がないので、ワウワウはボードには組み込まず、使う時だけ接続するようにしていた。

 しかし、そのうちに取り付けと取り外しが面倒になって、クライベイビーは引き出しの中に入ったまんまに・・・・。
 いつしか、ぼくの足元からはワウワウが消えてしまった。

 でも、ジミヘンのこんなのや。

 

 クリームのこんなのを見ていると、どうしてもワウワウを使いこなせるようになりたくなってくる。



 ならばと、 トゥルーバイパス化とトーンの改善のために、思いきって手持ちのワウワウにモデファイ(改造)を加えることにした。

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| エレキギター、再び | 22:33 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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お疲れ気味の「Beatles For Sale」は駄作だろうか?

 1964年のビートルズはとにかく忙しかった。

 1月にアメリカのヒットチャートで「I Wanna Hold Your Hand」が1位になり、全米でビートルズの人気の導火線に火がつく。
 そして、2月からは初の全米ツアーを行い、今や伝説的なエド・サリバン・ショーに出演。この番組は72パーセントという驚異的な視聴率を記録し、この時点でビートルズの人気が大爆発する。4人は世界のアイドルになったのである。

 熱狂のアメリカからイギリスに戻ると、すぐに初主演映画「A Hard Day's Night」の撮影に入り、これをクランクアップさせると、休むまもなくデンマークを皮切りに、オーストラリアとニュージーランドまどを周るワールドツアーを行った。
 そして、7月には、前のエントリーで紹介したアルバム「A Hard Day's Night」がイギリスでリリースされ、8月には映画が全米で公開される。

 1964年前半は、まさにビートルズの全力疾走を感じさせるスケジュールだ。「A Hard Day's Night」というアルバムには、疾走感があって当たり前という気すらしてくる。

 そして、レコード会社はこんなにも働き者のビートルズに追い討ちをかけるように、64年のクリスマスシーズンにあわせたアルバムのリリースを要求する。本来なら「そんなのムリ、ムリ」と断ってもよさそうなものだが、ビートルズはそれに応えて「Beatles For Sale」のレコーディングに入るのだ。

B0025KVLSIBeatles for Sale
The Beatles
EMI UK 2009-09-09

by G-Tools

 気だるい表情の4人が並ぶアルバムのジャケットが、すべてを表しているが「Beatles For Sale」のビートルズは、かなりお疲れ気味である。「ビートルズを売り出し中」というタイトルも自虐的だ。
 超多忙なスケジュールをぬってのレコーディングのせいか、前作にあったような疾走感はなく、全14曲中6曲がカバー曲。これはビートルズにじっくりと曲を作る時間がなかったことを物語る数字だと思う。

 ついでに、このアルバムは日本においても不人気のようで、EMIがリマスターの記念に行ったアンケートでも12位となっている。
 「Beatles For Sale」より下にランクされているアルバムは「PAST MASTERS Vol.1&2」と「YELLOW SUBMARINE」だが、これらは厳密にはオリジナルアルバムとはいえない内容だ。つまり「Beatles For Sale」はビートルズのオリジナルアルバムの中で、最も不人気の一枚なのだ。


 しかし、このアルバムが退屈な失敗作かというと、そうとも言い切れない。
 まず、1曲目の「No Reply」からして、素晴らしい。ハードスケジュールで疲れ気味の中でも、前作で感じられたジョンの音楽的なピークは、このアルバムでも持続していたことが感じられる。この曲、ジョンの全キャリアの中でも上位に入る名曲ではないだろうか。

 4曲目の「Rock and Roll Music」までジョンのリードボーカルが続き、次に出てくるのがポールの「I'll Follow the Sun」だ。
 この曲、ポールが16歳の時に作ったらしく、その早熟な才能に驚いてしまうが、逆にいえばそんなに古い曲を引っ張り出さざるをえないほど、この時のビートルズには時間がなかったのだろう。
 でも、この曲は「Beatles For Sale」の4曲目という場所がぴったりの佳曲だと思う。

 日本において、このアルバムで一番記憶に残っている曲は次にくる「Mr. Moonlight」かもしれない。



 ビートルズの来日時に放映されたテレビ番組の冒頭部分の映像だが、2分20秒を過ぎたあたりから「Mr. Moonlight」が流れる。

 残念ながら、ぼくはリアルタイムでこれを見たわけではない(産まれてはいたけれど、まだ3歳だった)。しかし、テレビの前で見つめていた多くのファンにとって、夜明け前の首都高をパトカーがサイレンを鳴らし、ビートルズの車を先導して走る様子をバックに、この曲が流れた時の衝撃度はかなりのものだったのではないか。
 そして、この選曲のセンスと「Mr. Moonlight」が流れるタイミングは、何度見てもすごいと思う。


 いずれにせよ、ビートルズが単なるポップグループだったら、この時点で才能や気力が消耗してしまって、その後の活動は尻すぼみなものになっていっただろう。しかし、ビートルズはお疲れ気味の「Beatles For Sale」の後に、さらなる高みへと登りつめていく。このアルバム、今にしてみれば、次なるステップの前の小休止だったのかもしれない。

 傑作とは言い難いけれど、捨てがたい魅力を秘めた「Beatles For Sale」。ぼくはクリアな音のリマスター盤を聴いて、改めて「ビートルズに駄作はなし」という事実を思い知らされた。

| ビートルズとその周辺 | 17:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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リマスターでも疾走感を失わない、A Hard Day's Night

 9月9日のリリースから1カ月以上が経過してしまったけれど、何回かに分けてビートルズのリマスター盤について、あれこれと書いてみようと思っている。

 今回のリマスター盤、いきなりBOXセットを買うようなことはせず、聴きたいものを少しずつ揃えることにした。ぼくの場合、BOXセットというやつは「買ったでぇ」という事実に満足してしまって、ろくに聴きない場合が多いからだ。

 そして、リマスター盤の最初の一枚に選んだのが「A Hard Day's Night」だ。

B0025KVLS8A Hard Day's Night
The Beatles
EMI UK 2009-09-09

by G-Tools

 早熟な天才-ジョン・レノンを感じさせる「A Hard Day's Night」は全13曲、ビートルズ初のオリジナル曲だけで構成されたアルバムだ。
 13曲のうちの10曲がジョンの手によるもので、どれもが名曲である。ぼくはこのアルバムを聴くたびに、ジョンが弱冠23歳にして音楽的なピークを迎えていたことを感じる。

 例の「ジャーン」から始まり、アルバムの最後の「I'll Be Back」まで、わずかに30分。今のCDの収録時間からすれば、あまり短い。しかし、それは希薄な時間ではない。疾走感があって、濃厚な30分間なのだ。
 この疾走感はその他のビートルズのアルバムからは感じられないもので、彼らが持っていた若さの勢いを真空パックしたものが「A Hard Day's Night」だと思っている。

 肝心の音のほうは、これまでのCDが少々下品な味の煮込み料理(これはこれで悪くはないけれど)だとすると、リマスター盤は素材の持ち味が分かる上品な野菜スープといった感じだろうか。とにかく、クリアな音なので、ぼくには「少々きれいにし過ぎじゃないか」とすら思える部分もあるほどだ。
 しかし、どんなにクリアな音になって、ステレオで聴こえたとしても、このアルバムが持っている魅力や輝きは失われることがなかった。

 1964年のビートルズの疾走感は、この先にレコードやCDといったモノが消えたとしても「A Hard Day's Night」として永遠に残っていくだろう。



 上の動画は映画「A Hard Day's Night」のオープニングシーン。
 この映画もビートルズの若さを見事にとらえた一本だ。今、見ても古さを感じさせないあたりからも音楽映画の名作だと思う。以後、ビートルズは何本かの映画を作るけれど、最初にして最高の一本だったのではないだろうか。

B00005QBRNハード・デイズ・ナイト [DVD]
松竹ホームビデオ 2001-11-21

by G-Tools

| ビートルズとその周辺 | 22:48 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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BOSSブランド唯一のアンプ、MG-10

 このところ忙しさにかまけて、ここの更新も停滞気味。ギター関連の機材のレビューも長らくしていなかったけれど、相変わらずリサイクルショップ巡りは続けていて、ギターやアンプ、エフェクターはじわじわと増殖している。
 今日はそんな中から「ちょっと、レアかな」と思われるBOSSのアンプを紹介します。

BOSS唯一のアンプ MG-10

 上の写真はBOSSブランドとして発売された小型アンプのMG-10だ。
 ミニアンプ好きのぼくとしては、スモールサイズのジャズコーラスJC-20と並んで、以前から気になるアンプだったが、隣町のリサイクルショップで格安の値段で売られていたので、迷わずお買い上げ。

 BOSSの製造元であるローランドからはスタジオの定番JCシリーズやCUBEシリーズなど、数々のアンプが発売されきた。しかし、BOSSの名前を冠して発売されたアンプは、このMG-10だけだ。ラインアップされていた期間も、1989年からわずかに数年間だから、比較的レアなアンプといえるかもしれない。

 このあたりの事実関係は以前に紹介した「The Small Amplifier Book」に書かれていたことの受け売りだが、BOSSからは他にもエフェクターサイズで0.5ワットのMA-1、15ワットの小型モニタースピーカーMA-15が発売されていたので、正確には唯一のアンプとは言いづらい気もする。
 でも、BOSSブランドの本格的なギターアンプとしては、MG-10が唯一の存在であることはまちがいだろう。

 このMG-10は10ワットの出力で大きさは「VOX Pathfinder10」 とほぼ同じ。その点からはよくある練習用のミニアンプのようにも思えるけれど、このアンプは多彩なコントロールつまみが付いているのが大きな特徴だ。
 3ボリューム、3トーンに加えて、このサイズでは珍しいプレゼンス付き。ミニアンプにありがちなオーバードライブスイッチのようなものはないが、7つのつまみをいじくりませばクリーンからディストーションまで多彩なトーンが作れる。

 さらにBASSつまみはプルスイッチになっていて「PULL WARP」と書かれている。このスイッチ、家に持って帰って鳴らすまで「ローランドお得意のコーラスかな」と思っていたが、実はブースターだった。これをひっぱると音量が大きくなると同時に歪みが増すという仕組みだ。
 3ボリューム+ブースター+プレゼンスのMG-10は、このサイズにしては歪み具合が実に多彩で、BOSSらしい味付けのアンプだと思う。

 音の出口であるスピーカーは5インチのスピーカーが2発搭載されている。このおかげで、かなり歪ませてもミニアンプによくある「無理しているなあ」というトーンを感じることがない点でも、MG-10はよく出来ている。

 テーブルサイズのお座敷アンプなのに、つまみをコントロールする楽しみがあって、なかなか歪み具合のミニアンプ。これもまた、国産の隠れた名機のような気がするぞ。

| エレキギター、再び | 16:51 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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