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ボブのチロルチョコと「DYLANがROCK」

 今日を含めて、残すところ4公演となったボブ・ディランのライブハウスツアーだが、グッズ売り場ではボブのジャケットに包まれた箱入りのチロルチョコが売れているそうだ。

ボブ・ディラン初のコラボ相手は、チロル・チョコ

 写真を見ると「目の前にあれば、買っちゃうだろうなあ」と思うし、ライブのよきお土産にもなりそう。でも「ブロンド・オン・ブロンド」や「インフィデル」のジャケットに包まれたチロルチョコ、恐れ多くてクチにできませんな、きっと。

 ディランとチロルチョコ。本来ならあり得ないような組み合わせだが、グッズとして立派に成立しているあたりが、欲しくなる理由だろう。それにしても、初コラボの相手にチロルチョコを選ぶボブって、お茶目な人だなあ。


 コラボといえば、このCDもそうかもしれない。
 ボブのことが大好きなみうらじゅんが、選曲とアートワークを手がけた「DYLANがROCK」だ。

B0031QLITWDYLANがROCK
ボブ・ディラン
SMJ 2010-03-10

by G-Tools

 実はこのCDは1993年に企画されたものの、ディラン・サイドがジャケットのイラストなどを認めず、発売が許可されなかった。ただし、非売品のプロモーション盤がラジオ局やレコード店に配布されたので、実際は世に出回っているらしい。
 ぼくも「DYLANがROCK」の話を知ってはいたが、当然ながら現物は見たことがない。でも、そんないわくつきの一枚が、今回の来日記念盤として限定発売された。「これは手に入れなければならないマスト・アイテムだ」と思えたので、早速買ってみた。

 17年前のプロモ盤の選曲に比べると、レア曲が減ったので、コレクション的な価値は低くなったかもしれない。でも、決してベスト盤には入らないであろう曲を交えたひねりのある選曲はみうらじゅんらしくて、実に良い。聴いていてニヤリとさせられるし、不思議な高揚感と気持ちよさを感じる。
 みうらじゅん好き、ボブ・ディラン好きにはたまらない一枚。ようやく、ボブのお許しがもらえたジャケット、アートワークも良いです。

 ついでに、みうらじゅんのディラン本も。

4861911699みうらじゅんマガジンVol.1 ディランがロック
みうら じゅん
白夜書房 2006-08-16

by G-Tools

 これは発売直後に買って、ここでも紹介したこともあったけれど、久しぶりに読み返してみると、過剰なまでにボブへの熱い想いが込められた本だった。そして、写真のチョイスが素晴らしいから、ページをめくっているだけでも楽しい。
 ボブの偉大さを称えた本はたくさんがあるけれど、極めて個人的な視点から彼のかっこよさ、摩訶不思議さに迫った本はこれくらいのものだろう。その点でもCDと対になる一冊といえるかもしれない。

 最後は「DYLANがROCK」にも音源が収録されている1965年のニューポートフォークフェステバルでの「Maggie's farm」を。



 フォークからロックに移行する時期のシャープなボブが、あまりかっこいい。この時期はフォークロック期にあたるのだが、ぼくには早すぎたパンクという気もする。それぐらいボブは尖りまくっている。
 さらに、マイク・ブルームフィールドのギターも素晴らしくて、ボブに鋭いつっこみを入れまくる。最後に聴こえる観客のブーイングを含めて、1965年のディランはロックだったんだなあ。
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| ボブ・ディラン | 22:37 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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バッカスのテレキャスター・シンライン

 プロフィールにも書いているように、エレキギターの中で一番好きなのはテレキャスターだ。
 理由はいくつか思い浮かぶけれど、何といっても「カヌーのパドルにネックを付けたようなギター」とも称された無骨なシェイプが良い。あの形には「ガッツンと弾いてやろう」と思わせる何かがある。50年以上も前に設計された古くさいギターなのに、未だに人気があるのは、あの形にも秘密があるはずだ。

 個人的にはエレキギターで一番大事なものは、色を含めた形だと思っている。もちろん、トーンも大切だけど、それは二の次。まず見かけが気に入らないと弾く気にはなれないし、エレキギターの場合は改造によって、ある程度なら自分の好みのトーンに近づけることもできるからだ。

 でも、このところレスポールに浮気をしていた。テレキャスターは大好きなのだが、家で一人で鳴らしていると、ハムバッカーの分厚いトーンのほうが派手に聴こえるからだ。
 さらに、あのふくよかなスタイルにも魅力を感じる。スレンダーで素っ気のないテレキャスターと対照的な存在のレスポールが、ぼくの中で大きくなってきたのである。

 そんなぼくにとって、ハムバッカーが2個搭載されたテレキャスター・シンラインは少し前から気になるギターだった。「テレキャスの形でレスポールの音がしそうなシンラインは、オレの理想のギターではないか」などという妄想が膨らんでいたのだ。
 もちろん、テレキャスターにハムバッカーが付けたところで、単純にレスポールのトーンが出るはずはない。でも、普通のテレキャスターよりもふくよかな音が出るのはまちがいないだろう。


FENDER Classic Series 72 Telecaster Thinline(3TS)【特価品 送料無料この価格は在庫限りです】

 楽天のワタナベ楽器で、こんなのを見つけて、思わずポチッとしそうになったこともあった。でも、ぼくは「ギターを買うときは、必ず現物を見てから。できれば、安い中古で」と思っているので、購入には踏み切れなかった。

 そもそも、ハムバッカーが2発のテレキャスター・シンラインはマイナーなギターである。これをメインで使っているギタリストいうと斉藤誠くらいしか思い浮かばないし、これまで一度も店で中古を見かけたこともない。「シンライン、ええかもなあ」と思いつつ、時間は流れていった。

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| エレキギター、再び | 22:09 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ディランに会いに行けず

 年度末進行の仕事もほぼ片付き、面倒な確定申告もなんとか終わらせて、やれやれと気を抜いていると、いつの間にかボブ・ディランのライブハウスツアーが始まっていた。

 今回は諸事情で大阪行きは見送ったけれど、特設サイトの日替わりのセットリストをながめているとムラムラ。よくお邪魔している「Hard Road To Babylon」のhiromerさんが5メートルの至近距離でボブのライブを見たなーんて話を読むと、さらにムラムラ。
 大人の事情と北海道からの距離という物理的な問題があったとはいえ「オレは何としてでもZEPに駆けつけべきだかも」という想いが湧き上がってくる。まあ、いまさらあがいても仕方ないので、意外にサバサバとしているのですが・・・・。

 近ごろではキーボードが中心(晩年のマイルスのようでもあるな)で、ライブの中で数曲しかギターを手にしないボブ。
 3月15日、そんなボブにギターをプレゼントした人がいるそうだ。神奈川県にある「Jerry's Guitar」のオーナーさんが手渡したギターはシンラインのストラトキャスター。ぼくは中が空洞でFホール付きのストラトは見た記憶がないのだが、ボブのために作られたオリジナルモデルのようだ。

 「Jerry's Guitar」は、ぼくの愛読書である「ジャパン・ヴィンテージ」のvol.5」でも紹介されていたお店だが、近くに行ったら立ち寄ってみたいギター屋さんだ。
 それにしてもシンラインのストラトとは、ボブにプレゼントするギターとしては渋すぎるチョイスで、素晴らしい。ボブがうれしそうな顔で受け取ったのも同然のような気がする。この後のライブで、そのギターをボブが使うことがあったら、さらにすごいな。


 そういえば、ぼくもFホール付き、シンラインのギターを手に入れた。なかなか良いので、最近はこればかり弾いている。

シンラインのFホール

 このギターについては、次回のエントリーで。

| ボブ・ディラン | 22:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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忌野清志郎デビュー40周年記念号と夢助

 先日、近くの本屋に行って、音楽コーナーを見ていると文藝別冊の「忌野清志郎デビュー40周年記念号」を発見。「追悼本ではなくって、デビュー40周年記念号か。そうだよな、今度の5月で、もう1年だもんな」と目次を見ると、RCのベースだったリンコさんのインタビューが載っている。

 ぼくとしては、それだけで「買い」なので、急いでレジへ。

4309977324文藝別冊 忌野清志郎 デビュー40周年記念号
河出書房新社 2010-03-05

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 この本、ちょいと切り口は固いかもしれないけれど、キヨシロー関連の本としては後発だけに、なかなか濃い内容。特にリンコさんとチャボのインタビューには泣ける。真ん中のグラビアでキヨシローのプライベート・スタジオである「ロックンロール研究所」が紹介されていて、愛用のギターがたくさん載っているのも良い。

 さらに、これまであまり知らなかったキヨシローの出生の秘密や、なぜ「平和」について唄うのかの理由についても書かれている。キヨシローの素顔である栗原清志を垣間見られるような部分もある素晴らしい一冊だと思う。

4860520815忌野清志郎1951-2009
ロッキング オン 2009-06

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 キヨシローが亡くなった後に出た本では、ロッキンオンの「忌野清志郎1951-2009」も良かったけれど「忌野清志郎デビュー40周年記念号」はそれとは違った角度から、キヨシローにスポットを当てている点からも読みごたえがあった。


 この本を読み終わった後に、無性にキヨシローが聴きたくなってきた。
 実は彼が亡くなってから、アルバムはほとんど聴いていない。ジョンの時もそうだったけれど、ホントに好きな人がいなくなると、アルバムに手が伸びなくなってしまう。特にジョンのソロアルバムはかなりの時間が経っても、聴くのがつらかった。

 キヨシローの場合もそれと同じだったのだが「忌野清志郎デビュー40周年記念号」を読んだことで、何となく気持ちの整理がついたような気がして、久しぶりに「夢助」を聴いた。

B000HOJE1U夢助
忌野清志郎
ユニバーサルJ 2006-10-04

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 ナッシュビル録音、スティーブ・クロッパーのプロデュース。アルバムに貫かれているのは、一点の曇りもない肯定感。つまんない曲なんて一曲もない。ホントに素晴らしいアルバムだ。日本のロックの最高到達のひとつだと思う。

 ただ、それゆえキヨシローは「夢助」を作っている時に、自分がもう長くないことを本能的に感じ取っていたのではないか?もちろん、これは後付け的な解釈になるけれど、最後のオリジナルアルバムが「夢助」だったことに、今さらながら彼の「凄み」を感じる。
 と同時に、ぼくは深い悲しさにも包まれる。このアルバムの先に見えていたはずのキヨシローのさらなる高みをもう聴いたり、感じたりすることができないからだ。

 でも、ジョンが決して「愛と平和」の人だけじゃないように、キヨシローも「夢や希望」を唄っただけの人じゃない。ぼくは毒のあるユーモアや悪ふざけも大好きなキヨシローの違った一面も忘れちゃいけないと思う。

 例えば、これなんかは今にして見るとすごい。画像は悪いけれど、たけちゃんの亀有ブラザースとの競演。
 
ちなみに、画質が悪いうえに、強烈に下品な歌詞(今なら多分放送しない、できないような)なので、音を出す時は周りにご注意を



 たけしが出ているとはいえ、ローバジェットな深夜番組。こんなシチュエーションに、しかも元RCのギタリストである小川銀次を引き連れて、嬉々としてギターでバックを務めちゃうのも、キヨシローの大好きなこと、本質のひとつなんだと思う。

 さらに調子にのって「ひょうきん族」がらみの2本も。





 こういうのを3本続けてみると「ちょっと昔のテレビには、パワフルでぶち壊しの魅力があったんだなあ」と思ってしまう。

 ミック・ジャガーも猥雑でユーモラスな仕草を見せることがあるけど、かっこよさの向こうにある面白いこと、おかしなことを表現するのも、ロックなんだと思う。
 でも、それを体で表現するのは、カッコをつけること以上に難しい。キヨシローはそんなこともたやすくやってみせる人だった。

 最後に泉谷しげるとの「雨上がりの夜空に」を。



 じゃれあう2人が微笑ましい1本だが、曲の終わりで泉谷しげるに「イズミヤ!おまえ、ふざけすぎじゃあ」と蹴りを入れにいくリンコさんがステキだ。

 夢や希望は笑いや笑顔の先にあるんじゃないだろうか。
 ちょっと照れくさい言葉になるけれど、キヨシローの「夢助」を聴いて、テレビでふざける姿を見て、そんなことを考えた。

| 忌野清志郎 | 19:18 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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