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Greco(グレコ)EG-500

 ずいぶんと遅れてやってきたぼくのファースト・グレコは、以前にも紹介したSGスペシャルだった。
 そして、2本目に手に入れたグレコがEG-500だ。

Greco(グレコ)EG-500

 このレスポールのコピー・モデル、今では独特の中空構造を持つセミホロー・ボディであることがよく知られている。

 簡単に説明すると、ボディバックが二層のパンケーキ構造になっていて、その上にゆるやかなカーブがつけられたトラ目の美しいホワイトシカモアが貼られている。そのせいで、ボディバックとトップ材のホワイトシカモアの間に中空のスペースがあるのだ。

 木材図鑑によると、このホワイトシカモアという材はかなり高価で、ストラディバリウスの甲板にも使用されたらしい。今ではあまりエレキギターには使用されないはずの材だが、このあたりの選択からも当時の国産ギターの勢いを感じる。

Greco(グレコ)EG-500のキャビティ

 フロントPUのキャビティから中をのぞくと、ボディバックとトップ材の間にわずかなスペースがあることが分かる。このスペースの大きさは年代によって微妙に変わるらしいが、ぼくのEG-500も上から手で軽くノックしてみると、ホロー構造であることがよく分かるポコポコとした音がする。また、ワイヤーを通すスペースも通常のレスポールに比べると、かなり広い。
 生産性を考えて、このような構造になったんだろうけど、普通にレスポールを作るよりも手間がかかりそうな気もする。

 いずれにせよ、EG-500は独特のセミホロー構造を持っている。そのために普通のレスポールとは異なり、セミアコに近いような柔らかなトーンが出てくる。特にフロントの甘いトーンは素晴らしく、当時としては普及価格帯の5万円のギターなのに、ルックスやトーンに優雅なところがあるところが良い。

 ぼくのEG-500はシリアルから1977年製と判別できるが、このギターが生産された直後に、トーカイがオールドギターを徹底的に研究して、小さなパーツや細部の構造にまでこだわりまくったレスポールやストラトキャスターのコピーモデルを発売する。
 これが爆発的な人気となり、グレコも独自の構造を捨てて、フェンダー、ギブソンのフルコピーを目指し、ヒストリック・コレクション、ミント・コレクションといった名前で優れたコピーモデルを連発する。

 それゆえに、フルコピー戦争勃発直前のEG-500はコピー度も低く、人気薄のギターかもしれない。でも、日本製であるがゆえに独特の構造を持っているEG-500は、ぼくにとっては柔らかなトーンと共に、とても愛おしいところのあるギターなのだ。
 半端なコピーであるがゆえの軽さも良いんだよなあ。

Greco EG-500
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| エレキギター、再び | 11:16 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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グレコのギターが復活?

 グレコ(Greco)。40代以上のギター好きなら、この名前に懐かしさ以上の感情を持つ人が多いのではないだろうか。

 70年代終わりから80年代にかけて、最初にぼくがエレキギターに夢中になった頃は国産のエレキギターの全盛期、黄金時代だった。
 グレコ、トーカイ、フェルナンデス、ヤマハといったメーカーがしのぎを削り、今ではジャパン・ヴィンテージと呼ばれる名器を大量に生産していた。中でも、グレコはラインナップの豊富さ、つくりの良さから、総合的に見ると先頭を走っていたと思う。

 そんなグレコのギターの中で、個人的に一番思い出が深い一本はジェフ・ベック・モデルのストラトキャスターかもしれない。
 このストラト、1978年にジェフ・ベックがスタンリー・クラークと来日した時に手にしていたもののコピーだ。
 雑誌でステージの写真を見て「なんやろ、あのストラト。スイッチがいっぱい付いてて、かっこいいなあ」と思っていると、来日からそれほど時間をあけずにグレコのSEシリーズの中の1本として、ジェフ・ベック・モデルが発売された。その素早さに「さすが、グレコ」と妙に感心したのを良く覚えている。

 学生時代、ぼくはヤマハのストラト1本で通していたので、グレコのギターは買えなかった。しかし、エレキ熱が再燃してからは、レスポールを2本、SGとファイヤーバードをそれぞれ1本ずつ手に入れ、今では合計4本のグレコのギターを持っている。
 どれも1980年前後に製造されたものだが、音と造りの良さからは当時の国産楽器のレベルの高さをヒシヒシと感じる。

 そんな国産ギターだが、近頃では値段が安くて、それなりのレベルに仕上がっている韓国製や中国製に押されて、元気がないように思える。
 昔はショーケースの向こうに飾られているのをながめるしかなったフェンダーやギブソンなどの輸入ギターが、一部のモデルを除いて、比較的手が届きやすい値段になったのも、その理由のひとつだろう。

 しかし、少し前に神田商会のHPを見てみると「遂に再始動、Greco」というバーナーがあった。 
 クリックしてみると、グレコのHPが現れた。再始動したグレコでは価格帯によって、レギュラー、デラックス、プレミアムの3つがラインアップされているようだ。しかし、HPの情報量が乏しくて、それぞれのギターの詳しい説明はない。

 値段と小さなギターの写真で判断するしかないのだが「うーん、どうなんやろ」という感じである。
 例えば、プレミアムシリーズにはレスポールのコピーモデルや、PRSによく似たギターがあるが、もう少し無理すれば、ホンモノが買えるような値段である。
 もちろん、実物を見て、試奏してみなければ、正確な判断はできない。しかし、本家に比べて、よほど飛び抜けたところがないのであれば「あえて、グレコを買う」と決断するのは難しい値段ではないだろうか。

 公式HPからは再始動したグレコの全容は掴みにくいけれど「おっ、これ良いかも」と思えるのは、レスポール・ジュニアにビグズビー付きのテレキャスターを合体させたような「EJR」だ。

【エレキギター】Greco EJr-188

【エレキギター】Greco EJr-188
価格:157,920円(税込、送料別)


 ボディとネックはアフリカン・マホガニー。フロントのPUはP90で、リアはディマジオのテレキャスター用のハムバッカーを搭載して、ブリッジにはビグズビーが付けられている。ぼくが知らないだけかもしれないが、これってありそうでなかったスタイルのギターではないか。

 パーツの構成を考えると16万円弱という値段は高くない気もするけれど、同じようにP90が搭載されたアメリカ製のPRSのギターが、バーゲンプライスとはいえ10万円弱で買えちゃうんだよなあ。


 ギター選びは決して値段ではないし、国産のギター・ブランドにも元気であって欲しい。でも、黄金時代の30年前に比べると、なんとも商売の難しい時代になった気がする。 

| エレキギター、再び | 18:44 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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