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1966年のジーンズとロック

 ぼくにとって、ジーンズといえば、リーバイスの「501」だ。
 年代によって、スタイルの変遷はあっても、ジーンズの元祖の「501」は、エレキギターでいえばテレキャスターのようなもので、定番中の定番といえるだろう。

 そういえば、今のジーンズとエレキギターのあり方には似通った部分が多い。
 ジーンズもヴィンテージものは高価だが、それを徹底的に研究して作られたレプリカが存在する。さらに、ジーンズのレプリカの分野では日本がトップレベルで、世界的にも高く評価されているらしい。

 70年代から80年代に作られ、フェンダーやギブソンをフルコピーしたグレコやトーカイのレプリカのエレキギターは、ジャパン・ヴィンテージと呼ばれ、海外にも多くのファンがいる。
 ジーンズとエレキギター、どちらもオリジナルを作り出したのはアメリカだが、その良さをミリ単位で研究して、精巧に復元するのが日本というのは、まったく同じ構図である。

 たとえ、徹底的にレプリカされた「501」タイプのジーンズでも、商標の関係からリーバイスと同じバックポケットのステッチを使えないあたりも、フェンダーやギブソンに少し似せたロゴをヘッドに付けていた日本製のエレキギターとよく似ている。


 少し前に、そんなレプリカ・ジーンズを買った。1966年あたりに作られていた「501」をモチーフにしたジーンズである。
 ぼくは「ジーンズなんて、普段着。そもそもワークウェアなんやから、1万円以上のものを買うのは馬鹿らしい」と思っている。しかし、一度はレプリカ・ジーンズの実力ってやつをを試してみたくて、ちょいと高価な「SUGAR CANE」に手を出してしまった。

シュガーケーンのジーンズ

 「SUGAR CANE」は日本のブランドだが、このジーンズはアメリカ製で、逆輸入されたものだ。まだ、着始めて数週間だが、ざっくりとしたデニムの肌触り、細くはないけれど、太くもない絶妙のシルエットが気に入っている。

 現在売られているレギュラーラインのリーバイスの「501」とは、かなり異なった着心地のジーンズで、少し高かったけれど、それだけの価値のあるジーンズのような気がする。
 色落ちの具合が分かるのは、まだ先のことだが、履きこんでいくのが楽しみな一本である。 



 1966年は「501」がワークウェアではなく、カジュアルなジーンズとして、ひとつの完成形をみた年らしい。そして、ロックにとっても、1966年は特別な年だった。

 まず、5月にボブ・ディランが「ブロンド・オン・ブロンド」をリリースする。

B00026WU8MBlonde on Blonde (Reis)
Bob Dylan
Sony 2004-06-01

by G-Tools

 ボブの名盤中の名盤。レコードの時代は2枚組みで、初めて聴いた時は1曲でD面のすべてを使った「Sad Eyed Lady Of The Lowlands(ローランドの悲しい目の乙女)」に、ぶっとんでしまった。
 全14曲、捨て曲なんぞは1曲もない。CDでは1枚とコンパクトになったが、通して聴くには気力と体力のいるアルバムだ。

 そして、翌6月にリリースされたのが、ビーチボーイズの「ペット・サウンズ」である。

B0009OAUC0ペット・サウンズ
ビーチ・ボーイズ
EMIミュージックジャパン 2009-07-01

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 これもロック史の中で輝き続けている名盤。そして、ぼくにとっては、未だに正体不明の部分のある1枚で、聴くたびに何らかの発見のある不思議なアルバムだ。

 それはビートルズの音楽からは感じられないブライアン・ウイルソンという人のせつなさ、底のしれない悲しさが、このアルバムに込められているからもしれない。
 いずれにせよ、これほどまでに儚くも美しく、そして壊れやすそうなロックやポップのアルバムは他にはなく「ペット・サウンズ」が唯一無二の存在であることは、まちがいない。

 さらに、同じ月にビートルズはシングルの「ペイパーバック・ライター」「レイン」をリリースする。これらの曲には「シーラブズユー、イエイ、イエイ」と無邪気に恋愛を唄っていたビートルズの面影はまったくない。

 特に「レイン」はプログレッシブ・ロックの元祖ともいえるような名曲だ。



 こんな曲をシングルのB面にもってくるあたりに、66年のビートルズの余裕とすごさを感じる。

 この後に、ビートルズは唯一の来日公演を行い、8月には「リボルバー」をリリースする。

B0025KVLTCRevolver (Dig)
Beatles
EMI UK 2009-09-09

by G-Tools

 今では「サージェント・ペパーズ~」を凌ぐ名盤と評価されている「リボルバー」も、あえて説明する必要のないほどの名盤だ。

 「ペット・サウンズ」と「ブロンド・オン・ブロンド」、そして「リボルバー」が立て続けにリリースされた1966年は、ふり返ってみるとロックに何かが舞い降りた年、奇跡の1年だったといえるかもしれない。
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| ロックの名盤 | 22:55 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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金沢の雪-あぁ古都は美しい

 前の週末、仕事で金沢に行ってきた。
 目的は「フードピア金沢」というイベントの取材と視察だったが、20年以上ぶりに訪れた金沢の街並みは色々な意味で新鮮だった。

 なかなか風情のある金沢の街を散策するのは楽しくて「50を目前にして、オレもようやく古都の良さが分かるようになったかも」と思ったりした。

 仕事の合間に兼六園にも足を延ばした。

雪吊りの松

 格式のある日本庭園、雪吊りされた松に降り積もった雪にはどこか品があり、同じ雪でも北海道とはどこか雰囲気が違う。もちろん、北海道の荒涼とした土地に延々と広がる雪原も好きだけれど、箱庭的な雪の美しさは普段生活の中では決して感じられないものだ。

 かやぶき屋根に積もる雪の表情も厳かで、とても日本的である。

かやぶき屋根の雪

 2日間滞在した金沢では晴れ間に早春の光が感じられ、乗り継ぎで立ち寄った羽田空港は少し暑いくらいだった。しかし、北海道に戻ってくると厳冬期のままで、海には流氷が浮かんでいた。日本という国は、面積的には狭いのに、ホントに広い。

 ということで、今日の1曲は佐野元春の「雪-あぁ世界は美しい」。



 ロンドン録音のアルバム「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」の中では、唯一異質な音ざわりのある曲だが、佐野元春の自然観のようなものが感じられ、好きな1曲。

 最近のライブではプレイされることはないが「ナポレオンフィッシュ・ツアー」で聴けた「雪-あぁ世界は美しい」は、個人的にライブのハイライトのひとつだった。久しぶりにライブでこの曲を聴いてみたいものだ。

 そういえば、日本版の「ローリングストーン」の最新号に佐野元春のインタビューが載っていた。

B0072640Z6Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2012年 03月号 [雑誌]
セブン&アイ出版 2012-02-10

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 1万字のなかなか読み応えのあるインタビューだったが、その中の「20代、30代じゃない。狡猾に反抗していくということだ」というフレーズに心が震えた。
 佐野元春が「1月下旬からスタジオ・セッションに入り、今年中には発表したい」と語っていた新しいアルバムが待ち遠しい。

| 佐野元春 | 22:56 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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