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ビートルズとシングルレコード

 普段はあまりテレビを見ないが、先週は「建築耐震強度偽装問題」の国会証人喚問の生中継をすべて見て、さらにニュース番組も追いかけた。ある種、今の日本を象徴する事件だと感じるからだ。
 コストをギリギリまで削減して、少しでも儲けをだす。資本主義の当たり前のルールかもしれないけれど、やり過ぎると悪に変わる。きっと「分かっちゃいるけど、やめらなかった」のだろう。
 最近、起こった企業がらみの様々な不祥事から分かる教訓は「不誠実な商売は短期的には利益を上げることができても、長い目で見ると大損をする」だと思う。でも、この手の事件は今後も続くんだろうなあ。

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 話は急に変わるけれど、ビートルズは原則としてシングルで発表した曲をアルバムには収録しなかった。ファンに同じ曲を二度買わせたくなかったからだ。ただし、この誠実な商売はイギリス国内のみの話。アメリカや日本などでは独自にアルバムを編集し、勝手にシングルをリリースした。だから、ぼくがレコードでビートルズを聴き始めたころは、オリジナル、アメリカ盤、日本編集盤がレコード店のラックに入り混じっていた。
 しかし、アルバムのCD化の時に収録曲がイギリスでリリースされたオリジナル盤に統一され、シングルでしか聴けない曲は「パスト・マスターズVol.1」と「パスト・マスターズVol.2」の2枚に分けて収録された。

 シングル曲の寄せ集めた「パスト・マスターズ」は、意外にも散漫な印象がない。
 ヒットした曲のオンパレード、これをB面するかという名曲「Thank You Girl」「I Call Your Name」「Rain」などに加えて、「オールディーズ」という編集盤でしか聴けなかったジョンのシャウトが素晴らしい「Bad Boy」、インド音楽に傾倒したジョージのラガーロックの傑作「The Inner Light」、鳥が羽ばたく音が入っているのでバードバージョンと呼ばれる「Across the Universe」など、曲のクオリティが高いからだ。「パスト・マスターズ」は単なる編集盤ではない。オリジナルアルバムではないけれど、ぼくの密かな愛聴盤だ。

 よくよく考えれば、ビートルズが「She Loves You」や「I Want to Hold Your Hand」をアルバムに入れなかったのは、すごいことだ。リリースした当時は人気の絶頂期、出せばなんでも売れただろう。シングル曲をアルバムに再収録しても、誰からも文句はでなかったはずなのに、あえて誠実な商売を貫いたのは、ホントにえらいと思う。
 デビューからの40年以上が過ぎても、未だに聴き続けられ、新たなファンを増やしているビートルズ。その理由は曲の魅力だと思う。そして、曲のクオリティを支えていたのは、彼らの溢れ出る才能と「音楽に対しては手抜きをしない、できる限りのことをする」という職人的な姿勢ではなかっただろうか。
 やっぱり「誠実な商売は長続きする」のである。今でもビートルズから学ぶことは多い。

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| ビートルズとその周辺 | 14:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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