PREV| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

≫ EDIT

オールタイム・ベスト100(その1・高校時代)

 今年もあとわずかである。年末進行の仕事もようやく終わり、昨日はクリスマスプレゼントを子供たちにあげた。あとは年賀状を書いて、大掃除だな。
 年内にあと1回くらいはBlogを書くだろうけど、今回は年末特別企画ってことで、ぼくの「オールタイム・ベスト100」のその1を紹介する。

 これは前から少しずつ書いていたもので、現時点のベスト100ではなく、過去によく聴いたアルバムをずらりと並べてみたもの。だから、頭についている数字は順位ではなく、通し番号。もちろん、今でもよく聴くものが多いけれど、ほとんど手にすることのなくなったアルバム、手元にはないアルバムもある。
 今回は高校時代によく聴いていたアルバムを25枚並べてみた。ぼくはこんなのを聴きながら、あの3年間を過ごしていました。


1.「アビーロード」 ビートルズ
アビイ・ロード
ザ・ビートルズ
B00005GL0U

 中学二年の時に初めて買ったロックのLPレコード。発売は「レット・イット・ビー」のほうが後だが、ビートルズが最後にレコーディングしたアルバム。レコードがすり切れるまで聴いたが、B面のメドレーは今でも秀逸。いつまでも古くならないの音の典型である。
 当然のことながら、中学生の時にはCDというフォーマットで、息子たちと一緒に聴く日が来るとは想像もできなかった。

2.「偉大なる復活」 ボブ・ディラン
Before The Flood [Live With The Band, 1974]
Bob Dylan & the Band
B0000025OU

 ザ・バントがバックを務める二枚組のライブ・アルバム。ディランいわく「あのツアーは典型的なロックスターを演じなければならず、退屈だった」らしいが、必要以上にシャウトしまくるディランが、とくにかく強引で強力。
 二枚組で高かったが、ライブバージョンの「ライク・ア・ローリング・ストーン」がとても気に入って、最初に買ったボブのレコード。

3.「レット・イット・ブリード」 ローリング・ストーンズ
Let It Bleed
Rolling Stones
B00006AW2G

 ビートルズの「レット・イット・ビー」に対して、ストーンズは「レット・イット・ブリード」。つまり「血を流せ」である。初めて聴いたのは16歳の頃で、ロックに免疫はできつつあったが「こんなの聴くとホントに不良になるかも」と少しビビった。
 一曲目の「ギミー・シェルター」からラストの「無情の世界」までを一気に聴かせる一枚は、ストーンズの頂点のひとつだ。

4.「ホテル・カリフォルニア」 イーグルス
Hotel California
Eagles
B000002GVO

 「カリフォルニアは、きっと楽園に違いない」。アメリカ村という場所さえある大阪のおバカな高校生は本気でそう思っていた。雑誌「POPEYE」の影響もあって、とにかくアメリカ西海岸はあこがれの場所だった。当然、イーグルスも甘いカリフォルニアのロックだと感じていた。
 しかし、このアルバムは楽天的なことを唄っているのではなく、歌詞をじっくり読むとアメリカやカリフォルニアに対する幻想をうち破る内容のアルバム。レゲエのリズムにのっているから分かりにくいが、実は演歌のようなメロディーの「ホテル・カリフォルニア」の歌詞からは9・11以降のアメリカにさえ通じるメッセージすら感じる。

5.「ブロー・バイ・ブロー」 ジェフ・ベック
Blow by Blow
Jeff Beck
B00005AREQ

 16歳の時、郵便配達のバイトをして、エレキギターを買った。ヤマハのコピーモデルのストラトキャスターだった。アンプにつないでガツンと弾けば、スターになれる気がした。しかし、このアルバムの「スキャッター・ブレイン」のリフはいくら練習しても弾けず、早くも才能の限界を感じた。
 邦題は「ギター殺人者の凱旋」。でも、あまりに恥ずかしいタイトルなので、誰もそうは呼ばなかった。かっこいいフレーズ連発のギターアルバムは、今でもよく聴く名盤。

6.「461オーシャン・ブールバード」 エリック・クラプトン
461 Ocean Boulevard
Eric Clapton
B000002G89

 ビートルズのホワイト・アルバムの中の「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」を聴いて、ギターソロを弾いているクラプトンはすごいと思った。そこで、クリームを聴いてみたが、どうもしっくりしない。確かにギターはすごいのだが、曲にあまり魅力を感じなかったのだ。しかし、友達が買った「461オーシャン・ブールバード」はすぐ良いと思った。まず「レット・イット・グロウ」というバラードが気に入った。そして、「アイ・ショット・ザ・シェリフ」でレゲエとボブ・マーリーを知った。
 クラプトンが命をも落としかけたヤク中からのカムバックアルバムは、フロリダで録音されたせいか、ドライなサウンドでとてもリラックスしている。北海道の夏にとても似合う一枚。

7.「ワイヤード」 ジェフ・ベック
Wired
Jeff Beck
B00005AREP

 フュージョン化したベックの第二弾。「明星」か「平凡」の「アイドルがよく聴いているロックのアルバム」という企画で、山口百恵が「ワイヤード」を選んでいて「さすが、かっこいいい選択だ」と感心した。
 このアルバムでは、ヤン・ハマーという当時の売れっ子キーボードと何曲かで競演していて、ギターとシンセサイザーのバトルが楽しめる。特に「ブルーウインド」でのプレイはバトルというより、つっこみ二人の掛け合い漫才のようでなかなか面白い。
 ちなみに日本語のタイトルは「ワイヤード」のまま。「ギターがんじらめ」や「ギタリスト卍固め」ではなかった。

8.「いとしのレイラ」 デレク&ドミノス
Layla
Derek & Dominos
B000002G87

 アル中、ヤク中でリタイアする寸前のクラプトンが残した奇跡的な名作。若々しいのに哀愁がある声、枯れているのに鋭いギターサウンドが素晴らしい。しかし、そんな渋さが高校生にすぐに分かるはずもなく、意地なって繰り返し何度か聴いているうちに、やがてクラプトンの歌とギター、そしてブルースが体に染みてきた。
 「レイラ」以外にも名曲満載だが、ホントに素晴らしいのはデュアン・オールマンの超絶なスライドギターだ。

9.「ラプソディ」 RCサクセション
ラプソディー ネイキッド
RC SUCCESSION 忌野清志郎
B000AU1N5G

 日本語のロックにはまったのは、このライブ盤が初めてだった。ここからエレキ化した新生RCサクセションの快進撃が始まる。レゲエのリズムのバラード「ラプソディー」、「ガードレールけ飛ばして、見上げる空」というフレーズがお気に入りだった「エンジェル」(曲はまんま「アンジー」のパクリだと思うが)。そして「雨上がりの夜空に」と、鬱々とした高校生を夢中にさせる構成だった。
 人気爆発に伴い再発された「シングルマン」も名作だが、聴いた回数でいくと、こちらのほうが上か。
 今年に入って、ジャケットを掲載した完全版の「ラプソディー ネイキッド」が発売されたが、カットされていた金子マリとの絡みが素晴らしい。

10.「アトランティック・クロッシング」 ロッド・スチュワート
Atlantic Crossing
Rod Stewart
B00004Y6O1

 高校に入学したので、そろそろビートルズから卒業して、もう少し大人の音を聴かねばと思った。そんな時に耳に飛び込んで来たのが、ロッドの渋い声。「これだ!」と思った。このアルバムは当時の最新作で、レコードではファースト・サイドとスロー・サイドに分かれていて、軽快なロックンロールと渋いバラードを聞き分けることができた。
 派手なジャケットからは、その後のロッドの行き先が暗示されているようだが、この時点ではまだ渋いボーカリスト。数年後、ヒョウ柄のピチピチのタイツをはいて「アイム・セクシー」を唄うのを見て「こいつのファンは、もうやめよう」と決意したのは、高校時代の苦い思い出である。でも、近頃の「グレート・アメリカン・ソング・ブック」で聴けるお上品なロッドより、下世話でアイム・セクシーなロックンローラーのロッドのほうが好きだ。

10.「ラスト・ワルツ」 サントラ盤
The Last Waltz
The Band
B0000C23IG

 解散する当人のザ・バンドのことは曲を含めてよく知らなかったが、動くディランとクラプトンが見たくて、弁当持参で映画館に行った。確か初回から四回続けてみたと思う。つまり、一日中映画館に居たのだ。ビデオなど家にはない時代にあこがれのミュージシャンが動く様を見るにはライブか映画しかなく、クラプトンが登場するシーンでは場内から毎回拍手があったことを、今でも鮮明に覚えている。
 このアルバムはブルースやアメリカロックにはまるきっかけとなった。ザ・バンドの「オールド・デキシー・ダウン」やヴァン・モリソンの「キャラバン」、ボブ・ディランの「いつまでも若く」は今聴いても名演、名曲である。
 その後も「ラスト・ワルツ」とのつきあいは長く、ビデオで何度も見て、DVDも買った。公開当時は映画館に行くしかなかったのに、今は家でリモコン片手にDVDで好きなシーンだけを見られる。しかし、どちらが映画や音楽に対して真摯であったかは明白で、あのような時代には戻れないけれど、アナログな時代も悪くなかったなと思う。


11.「ハーベスト」 ニール・ヤング
Harvest
Neil Young
B000002KD1

 「ラスト・ワルツ」からの流れで聞き始めたのがニール・ヤング。このアルバムにはヒット曲「ハート・オブ・ゴールド」などが入っていて、ニールのアルバムの中でも最も聴きやすいもののひとつ。
 ちなみにニールは「ラスト・ワルツ」で「ヘルプレス」を唄うときにコカインを決めていて、白い粉のついた鼻の穴がばっちりカメラに捕らえられ、後で苦心して画像を修正加工したという。なかなか、素敵な逸話だ。
 映画のラストの「アイ・シャル・ビー・リリースト」の合唱で「ひとつの時代が終わった」と訳知り顔でいう評論家もしたが、ディランやクラプトン、そしてニールは未だにバリバリの現役である。つまり、何も終わっちゃいなかったのだ。

12.「ノーニュークス・コンサート」 サントラ盤
No Nukes
Various Artists
B000002H48

 高校三年の時、それまでリーゼントでヤンキーをやっていた友達が、突然サーフカットにした。バイクからサーフボードに乗り換えたである。あまりに唐突な転向に驚いた。それまで「キャロル」などを聴いていたサーフカットの友人が「浜辺でこれを聞いているんや」と貸してくれたのが「ノーニュークス・コンサート」だった。「ファンキー・モンキーベイビー」から「原発反対のライブ」、変われば変わるものだとあきれてしまった。
 このサントラ盤は原子力発電に反対するアーチストがマジソン・スクエアー・ガーデンで開催したコンサートのライブ盤。映画(数年前に東京でレイトショーで公開されたようだ)も作られ、ドゥビ-ブラザース、J・テーラー、B・レイットなどが豪華なアーティストが競演している。
 最近、CDが再発され、懐かしさにつれて購入したが、今聞いてもJ・ブラウンとB・スプリングスティーンの「スティ」は涙もの。しかし、原発反対と言いながら、電気がガンガンに使って、ロックンロールしているのは、いかがなものかと思うが・・・・。

13.「バイロン・バイ・バス」 ボブ・マーレー
Babylon by Bus
Bob Marley & The Wailers
B00005MK9Y

 昔、FM大阪で「ビート・オン・プラザ」という番組がオンエアされていた。番組内で新譜のロックのアルバム全曲を流すという貧乏な高校生には有り難い番組で、エアチェック(今では死語?FM番組をカセットテープに録音することです)すれば新譜を買わずともすべて聴けた。
 1979年の元旦の夕方、日も暮れた寒い部屋。「ビート・オン・ポップス」で「バイロン・バイ・バス」を聴いた時の衝撃は、正月の空気と共に今でもよく覚えている。それまでレゲエというのは、少々間延びしたリズムのゆったりした夏向きの音楽と感じていたが、「バイロン・バイ・バス」は一曲目の「ポジティブ・バイブレーション」からボブ・マーレーのエネルギーが弾けていて熱いぐらいだった。レゲエに目覚めた一枚として、今でもよく聴いている。レコードでは二枚組だったが、CDでは一枚である。

14.「バンド・オン・ザ・ラン」 ポール・マッカートニー&ウイングス
Band on the Run
Paul McCartney & Wings
B00000I7KL

 ソロ時代、ウイングズ時代のポール・マッカートニーのアルバムは、どれもそれほど評価されていない気がする。確かに「マイ・ラブ」などはあまりに甘すぎて、今聴くと陳腐な曲にも感じられる。
 しかし「バンド・オン・ザ・ラン」だけは、当時から別格だった。「バンド・オン・ザ・ラン」「ジェット」「ブルーバード」という出だしの三連発は、あまりに強力なメドレー。「マムーニア」はポールの隠れた名曲だ。
 集合写真を使用したジャケット、トータル・アルバム的な作り方と曲のクオリティの高さ。「バンド・オン・ザ・ラン」はポールのひとり「サージェント・ペパーズ~」だと思う。
 

15.「レッド・ツェッペリンⅢ」 レッド・ツェッペリン
Led Zeppelin III
Led Zeppelin
B000002J1U

 高校時代、友人のO君の家に入り浸っていた。クラブ活動などやらず、即帰宅。ギターやレコードを持って、O君の家へ行く。O君は両親が共働きで夜まで帰って来ない。エレキギターやレコードを大音量で鳴らすには、邪魔が入らず、都合が良かったのだ。
 中学時代に二人してビートルズにはまりロック小僧になったが、O君はやがてハードロックに走った。「やっぱ、ロックはうるさないと、あかん」というわけである。そんなO君がよく聴いたのが「レッド・ツェッペリンⅢ」。「移民の歌」から始まるA面こそハードロックだが、B面はアコースティックな歌ばかり。しかし、レッド・ツェッペリンを聞き込むと、このB面こそが「天国への階段」のアルペジオよりも美しく、素晴らしい瞬間であることが分かってくる。
 当時は「どうしてこんな地味なのが好きなんや、こいつは」と疑問を感じたが、今はで「十代にしてこの渋さに気付いていたO君は、大した奴だ」と思う。

16.「ザ・リバー」 ブルース・スプリングスティーン
River
Bruce Springsteen
B0000025KI

 夕方四時からNHK・FMで「軽音楽をあなたへ」という番組がオンエアされていた。この番組では甘ったるいポップスもよくかかったが、ロックもよく取り上げられた。高校三年の体育祭当日の「軽音楽をあなたへ」のプログラムは、ブルース・スプリングスティーンの二枚組の新譜「ザ・リバー」の全曲オンエア。フォークダンスなんぞを踊っていては番組の開始に間に合わない。かといって、二枚組のレコードを買う金はないので、体育祭を仮病で休み、番組の開始を家で待った。
 仮病を使ってまで聴いた「リバー」はシンプルな音作りのアルバムで、ボスらしいドラマチックな展開がたっぷり聴けることを期待していただけに、少々肩すかしをくらわされた。しかし、シンプルになったブルース・スプリングスティーンも魅力的で、よく聴けば佳曲揃いの素晴らしいアルバム。

17.「明日なき暴走」 ブルース・スプリングスティーン
Born to Run
Bruce Springsteen
B00000255F

 ぼくにとって「ボーン・トウ・ラン」は、長い間特別な曲だった。これさえ聴けば、高揚感つつまれ、勇気が湧いてきた。ユンケル十本分くらいに効き目のある「ボーン・トウ・ラン」は十代後半から二十代にかけて、バイクで走り回っている頃のテーマソングでもあった。
 「明日なき暴走」(これも、邦題では呼ばず「ボーン・トウ・ラン」といっていたと思うが)は、ジャケットもかっこよく、「サンダーロード」「凍てついた十番街」「ジャングルランド」など知性と疾走感が混じった名曲揃い。
 このアルバムも最近になって「Born to Run 30th Anniversary」というCD2枚、DVD1枚の30周年記念盤が発売された。買ってはいないが若き日のボスのライブ映像が素晴らしいらしい。

18. 「キッズ・ア・オールライト」 THE・WHO
The Kids Are Alright
The Who
B000059N1T

 ぼくにとって、THE・WHOこそがビジュアルバンドである。音だけを聴いても、いまいち面白くないのだ。絵を伴ってこそ、そのすごさが分かるバンド。それがTHE・WHOだ。
 そのライブ・パフォーマンスは破壊的でかっこいい!ピート・タウンゼエントの腕グルグル回しのギターカッティング、ロジャー・ダルトリーのマイクぶん回し、キース・ムーンの破壊的なドラム。そんな中で唯一、クールなジョン・エントウイッスル。でも、ベースラインは手数が多くて、かなりあやしい。
 「キッズ・ア・オールライト」は同名の映画のサントラ盤として発売されたが、アルバムにしか入っていない曲もあり、映画とは別物。DVD化された映画の方もロックファンなら必見の一本だ。

19.「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
ザ・ビートルズ
B00005GL0R

 2枚目に買ったビートルズのレコードがこれ。ロックの最高傑作、ビートルズの金字塔などなど賛辞がつきまとうアルバムだが、今では「リボルバー」のほうが評価が高いようだ。
 確かに曲のクオリティだけで考えると、これより上のものはある。しかし「サージェント・ペパーズ~」の音の肌触り、他には決して存在しえない音の世界は、これからも永遠に残っていくと思う。

20.「マジカル・ミステリー・ツアー」
マジカル・ミステリー・ツアー
ザ・ビートルズ
B00005GL0W

 3枚目のビートルズのレコードに選んだのは「マジカル・ミステリー・ツアー」。イギリスのオリジナル盤は映画「マジカル・ミステリー・ツアー」の挿入歌だけを収録したEP2枚組みだったが、ぼくが買ったレコードはアメリカ盤のフォーマットでA面に「マジカル・ミステリー・ツアー」の挿入歌、B面にアルバムに収録されていない「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」「ペニー・レイン」などのシングル曲が収録されていた。CD化の際に、これが世界標準のフォーマットとになった。
 現在、シングルバージョンの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」が聴けるのは、このアルバムのみ。大ヒットした「ビートルズ1」に、この名曲が収録されなかったのは理解に苦しむ。
 映画「マジカル・ミステリー・ツアー」は公開当初は酷評されたらしいが、ミュージック・クリップが一般化した今では何の違和感もなく、楽しく見られるはずだ。ぼくも大好きな映画で今でもたまにビデオを見る。DVD化はされないんだろうか。

21.「TKO」パンタ
TKO NIGHT LIGHT(紙ジャケット仕様)
PANTA & HAL
B000228UCG

 高校時代の愛読書「ロッキンf」が発売当初に盛んにプッシュしていたので、試しに買ってみて、ぶっとんだレコード。当時のぼくは洋楽至上主義で「日本語でロックなんかでけへんで」と思っていたけれど、パンタを聴いて、その考えがまちがえであることを思い知らされた。
 「叩き割ったビール瓶握りしめて」で始まる「ルイーズ」や「キック・ザ・シティ」「臨時ニュース」などの過激な曲と「ステファンの6つ子」「裸にされた街」などの詩も素晴らしいバラードが詰まった「TKO NIGHT LIGHT」は、未だに色あせることのない日本のロックの名盤だ。

22.「FREE SPIRIT」ジョニー・ルイス&チャー
FREE SPIRIT
ジョニー ルイス&チャー
B00005FQAI

 チャーのことは「気絶するほど悩ましい」がヒットして、テレビにでまくっていたころから知っているけれど、ホントに好きになったのは、このアルバムから。
日比谷の野音で開かれたジョニー・ルイス&チャーのデビュー・ライヴは、タイトル通りに無料コンサートだった。その後に発売されたレコードも確か1500円で、当時のLPレコードの値段からすると1000円以上も安かった。このあたりも実に「ロックな姿勢だな」と感じた。
 最近になって、CD二枚とDVD付きの完全版「Free Spirit 1979.07.14」が発売されたけれど、まず聴くべきはこっちだろう。

23.「IV」レッドツェッペリン
Led Zeppelin IV
Led Zeppelin
B000002J09

 ギターキッズなら一度は奏でるはずの「天国への階段」のイントロ。ぼくもこれがコピーできた時にはうれしくって、ギターで一日中「タラララ、リラララ、タッタッタン」と弾いていたと思う。
 ジミー・ペイジの作るリフは初心者にもコピーしやすくって、とにかくかっこよかった。ギター・ソロもそれほどテクニカルではないけれど、音の選び方が秀逸。このあたりはジミーのセンスの良さを感じる。よくよく考えればゼップの曲は「天国への階段」に限らず、ギターが一番おいしいところを持っていくものが少なくないのだ。
 高校時代はとにかく「天国への階段」が入っているアルバムだった。でも、今では「ブラック・ドック」と「ロックンロール」の強力な二連発と「限りなき戦い」のあとに「天国への階段」のイントロが出てくるからこそ、素晴らしいのだと思う。

24.「イージーライダー」サントラ盤
イージー・ライダー<リマスター・エディション>
サントラ
B000AU1MWK

 この映画を初めて見たのは西梅田になった「大毎地下劇場」という名画座だった。何のことやら分からない部分もあったけれど「イージーライダー」のインパクトは強烈。「ロックとバイク、そして自由が大切や」と思った。
 そして、ぼくは高校三年のひと夏をバイトに費やし、50ccのバイクを手に入れた。時速30キロで目指したのは日本海の丹後半島で、泊まりはユースホステル。ハーレーにまたがり大陸を横断する「イージーライダー」とは大違いだけど、それまでにはなかった自由を手に入れた気がした。
 このサントラ盤は映画の挿入歌を集めたもの。ビデオが一般的じゃない時代にはサントラ盤を聴いて映画のシーンを思い出したりしたのだ。「ワイルドで行こう」は未だにCMソングに使われる名曲。「ウエイト」は版権の関係でザ・バンドではなく、スミスというグループのカバーバージョン。当初はボブ・ディランが主題歌を書くという話もあったらしいが、緊迫した場面に使われる「イッツ・オールライト・マ」がロジャー・マッギンのカバーで使われたのみなのが、少々残念。

25.「ダブル・ファンタジー」ジョン・レノン
ダブル・ファンタジー
ジョン・レノン
B000AU1NVK

 ラジオからジョンの新曲「スターティング・オーバー」が流れてきた時に「やっと、彼と同じ時代を歩けるなあ」と思った。曲の良し悪しよりも、新しいアルバムが出たことがうれしかった。
 ぼくは中学生の時にビートルズを好きになり、その中でもジョンに強く惹かれた。しかし、彼はハウスハズバンドになり、ロックンローラーは休業中だった。大ファンにはなったけれど、ジョンのアルバムをリアルタイムで買った経験はなかったのだ。
 このアルバムは発売後すぐに買ったけれど、中身は不満だった。ジョンの曲の後に必ずヨーコの曲が出てくるからだ。だから、カセットにジョンの曲だけを録音して、それを聴いていた。おそらく、同じことをしていた人が多かったと思う。
 今では「ダブル・ファンタジー」のジョンの曲はベスト盤ですべて聴ける。だから、このアルバムは持っていない。おそらく、今後も買うことはないと思う。リアルタイムで買った最初で最後のジョンのレコードはもう手元にはないけれど、あの幸福感とその後の絶望は忘れられない思い出である。

| ロックの名盤 | 14:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://beatbeat.blog72.fc2.com/tb.php/109-9e7dc7c7

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。