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フォークだけどロックなボブ・ディラン

Another Side of Bob DylanAnother Side of Bob Dylan
Bob Dylan


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 ボブ・ディランの4枚のアルバム「Another Side of Bob Dylan」は、彼の数多くのアルバムの中でもあまり目立たない存在かもしれないけれど、まちがいなく傑作のひとつだ。
 フォークソング、プロテストソングを唄うボブが少し方向転換をしたから「Another Side of Bob Dylan」なのだが、本人はこのタイトルに猛反対したという。「これもオレだ、別の顔じゃない」と主張したらしいのだ。
 早くエレクトリック化して、フォークを飛び出したかったボブと、ようやく売れ線に乗ったフォークシンガーのイメージを大切にしたかったであろうレコード会社。「Another Side of Bob Dylan」からは、そんな両者のせめぎあいも感じられる。

 わずか1日で録音された「Another Side of Bob Dylan」は、1曲だけがピアノの弾き語りで唄われるが、その他の曲はこれまでと同じ様にアコギとハーモニカだけの伴奏。 音のフォーマットは「フォークシンガー・ボブ・ディラン」である。しかし、メロディーや声、詩は単なるフォークソングの枠を飛び出してしまっているのだ。
 まず、最初の「All I really want to do」でおちゃらけた裏声を多用して、さらには途中で笑い出す。このいい加減さ、不遜な態度はパンクである。「My back pages」やラストの「It ain't me babe」は、もはやギター一本ではフォローしきれないと感じさせるスケールの大きな名曲である。

 ボブは次のアルバム「Bringing It All Back Home」のA面だけをエレキ化し、「Highway 61 Revisited」ではいわゆるフォークロックといわれるサウンドを確立。「Like A Rolling Stone」を大ヒットさせたボブは2枚組み(CDは1枚)の大作「Blonde on Blonde」でロックンローラーとして、最初の頂点を迎える。
 「Another Side of Bob Dylan」から「Blonde On Blonde」まではわずかに2年弱。なんという性急さ、そして勢いだろうか。この辺のことが描かれている映画「ノー・ディレクション・ホーム」を早く見てみたいと思う。

 ここまで書いてきて「Another Side of Bob Dylan」はマイルス・デイビスの「Sorcerer」「Nefertiti」に良く似ていることに気が付いた。この2枚のアルバムはエレキ化直前のマイルスが、従来どおりのアコースティックセッションで録音したもので、音の肌触りに同じ様なものを感じるのだ。
 よくよく考えれば、他にもボブ・ディランとマイルス・デイビスには共通点がたくさんある。この話題については長くなりそうなので、日を改めて。

| ボブ・ディラン | 07:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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