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28年前、初めて買ったエレキギター

 人にはそれぞれ忘れられない瞬間ってものがあると思う。音楽関係の話に限定すると、ぼくの場合は以前にも書いたビートルズの「アビー・ロード」のレコードを買った時のこと。そして、初めてエレキギターを買った日も忘れられない。

 高校1年生の冬休み、ぼくは郵便局でアルバイトをして、初めてのエレキギターを手に入れた。家から歩いて5分ほどの場所にオープンしたばかりの楽器屋で買ったギターは、ヤマハ製のストラトキャスターのコピーモデル。店に並んでいるのを見た瞬間に「これだ!」と思った。


ヤマハのストラト SR500 モデル名はSR500(ヤマハには同じ名前のバイクもあるけれど)、正式名称はヘッドにも入っている「Super R'nroller(スーパー・ロックンローラーと読むのだろう)」というちょっと恥ずかしい名前。このエレキギターが、ぼくの初めて1本だった。

 定価は5万円だったが、2割引の4万円で購入。ハードケースとストラップ、シールドをおまけしてもらい、さらにキャンペーン中でヤマハの電池駆動のミニアンプが付いてきた。当時の時給は500円程度で、冬休みの2週間をすべてアルバイトに費やして、なんとか買えた値段だっと思う。

 このストラトキャスター、ラージヘッドで貼りメープルのネック、ピックガードは11点止めでストリングガイドは二つ。今なら「1972年あたりのストラトのコピーかなあ」とすぐに分かるが、当時はそんな知識はないし、スペックなんて気にしてない。とにかく、ストラトの形をしたエレキギターが欲しかった。

 ただし、トーカイが火をつけたオールドギターのコピー戦争の直前に作られたギターなので、コピー度や再現度はかなり甘め。また、ヤマハはどちらかというSGなどのオリジナルギターで勝負していたメーカーなので、この手のコピーモデルにはそれほど力が入っていなかったようにも感じる。それでも、当時から既に評価の高かったグレコのストラトを買わずに、ヤマハを買ったのはナチュラルのボディが美しかったからだ。

ワンピースボディをバックから このギター、実はワンピースボディ。当時の国産ギターに多く用いられていたセンのボディだが、今はこの木を使ったギターは作られていないはずだ。センの木は我が家の周りでも見られるが、ギターに使えるような太くて良い木は枯渇してしまったか、あったとしても高価なのだろう。
 最近になって、順反りを調整するために、初めてボディからネックを外したが、ネックポケットに「キュッ、キュッ」という感じでネックがぴったりとはまり、28年が経過した今でもまったく狂いがない。ワンピースのボディーと精巧に工作されたネックジョイントは、当時の日本のギター作りの技術の高さを裏付けるものだろう。分解掃除をしたが、配線なども実に丁寧だった。
 そう考えると、このヤマハのストラト、グレコやトーカイのように中古市場では注目はされていないけれど、ジャパンヴィンテージのひとつとして貴重なギターに思えてくる。

 高校時代の3年間、このギターを弾きまくったが、やがて興味はバイクへと移り、20歳を過ぎたあたりからは、ほとんど手にすることがなかった。しかし、その後も売ったり捨てたりすることはできず、弾きもしなかったのに北海道に引っ越して来た時にも持ってきてしまった。当時としては大金のバイト代を握りしめて、楽器屋に駆け込んだ思い出は強烈な記憶で、このギターを手放すことは大切な過去を捨ててしまうように感じられたからだ。モノに固執しすぎるのは良くないけれど、エレキギターを再開した今となっては、その判断は正解だった。

スイッチとノブ 「このギターは下手に改造するよりも、オリジナルを維持したままにしておこう」と思ったが、ダイキャスト製のサドルのイモネジが錆び付いていて調整不能、ジャックも受けがゆるくなっていてガリがでた。さらにスイッチは3点スイッチなので、ハーフトーンを出すのが難しい。
 弾けないギターでは意味がないので、ジャックはジャパンフェンダーのテレキャスターに付いていたものに交換。サドルも「Graph Tech String Saver Saddles」というのに換えてみた。このサドルはボロンを素材とした新素材が使われていて、表面はテフロン加工されている。その結果、弦とサドルの摩擦が少なく、弦が切れにくくなり、寿命も延びるらしい。交換前に比べると、サスティーンも良くなった気がする。色が黒なのが少々マイナスポイントだが、実際に取り付けてみると、つや消しなのでそれほど目立たない。
 
 5点スイッチも同時に買ったので、換えてみようとすると、レバーのストロークが違うので、ピックガードを加工しないと付かないことが分かった。少し躊躇したが、高校生の時にジェフ・ベックのギターを真似て、ボディ裏のスプリングカバーの下の部分をカットしているので、すでにオリジナルのスタイルではない。思い切ってピックガードをヤスリで加工。最初のネジ穴を残しつつ、5点スイッチを取り付けた。その下のボリュームとトーンのノブは程よく汚れていて、良い感じだと思う。ポットやコンデンサは交換せず、あえてオリジナルのままにしておいた。

 レストアを終えて、久しぶりに弾きこんでみたヤマハのストラトは、さすがに四半世紀前のギターだけに枯れたストラトらしい良い音がする。ようやく復活した最初の相棒は、今もなかなか素敵なエレキギターだ。

| エレキギター、再び | 10:38 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

あぁ、なんだかスゴク良い話ですね~♪
つられて自分も当時を思い出しちゃいましたよ。
当時の友人もwoodstock69さんと同じヤマハのストラトを所有してました。
このヤマハのナチュラルのは私もスゴクお気に入りだったのですが
友人とかぶってしまうのを避ける為(笑)私はグレコのストラト、
サンバーストの定価5万円のを2割引きで購入。
今は手元には無いのですけどね。
う~ん、懐かしいなぁ…。

もしかしたらwoodstock69さんとは同い年かもしれませんね。笑。

| shoo-G | 2006/11/07 23:34 | URL | ≫ EDIT

shoo-Gさん、こんばんわ。
お友達が同じギターを持っていらっしゃいましたか。
ヤマハのストラトは、オールドブームの影響で、すぐにスモールヘッドのオールドコピーになりました。
当時はそれがくやしかったですが、今となってみれば「ラージヘッドのほうが珍しいからいいや」と思っています。

ぼくがギターを始めた頃は5万円のギターがエントリークラスの中心価格帯で、それを2割引ってのが普通でしたよね。
ナチュラルフィニッシュはソリッドカラーより、少し高い場合がありましたが、ヤマハは同じ値段でした。
今、ストラトを買うなら、サンバーストかオリンピックホワイトあたりにしますが、なぜか昔はナチュラルがかっこよく見えたものです。

ちなみに、ぼくは1962年生まれ。初めてエレキギターを買ったのは1979年のお正月明けでした。

| woodstock69 | 2006/11/08 18:04 | URL | ≫ EDIT

こんばんは、またお邪魔いたします~。

あ、やはり同い年でしたね!私も62年生まれです。
初めてのエレキも(グレコ)高1の冬休みでございます。笑。
さらにヤマハの電池駆動のアンプもギターを買った時に付けてくれました。

>5万円のギターがエントリークラスの中心価格帯で、それを2割引ってのが普通でしたよね。

そうそう、私の買った楽器屋もそうでしたよ。
定価5万円あたりで選べたエレキはアリア、ヤマハ、グレコ、フェルナンデスあたりだったでしょうか。
Fender USAやGibsonはガラスのショーケースに入っていました。

その後TOKAIやグレコから非常に精巧なコピーモデルが販売されたと記憶しています。

こんな話題で一杯飲みたいものですね!笑。

| shoo-G | 2006/11/08 22:36 | URL | ≫ EDIT

shoo-Gさん、やっぱ同い年でしたか。さらに初めてエレキを買った時まで同じとは奇遇ですねえ。
冬休みはお年玉もあったし、エレキを買いやすい時期だったのかもしれません。

当時、ギブソンやフェンダーは雲の上のギターで、まさか買えるとは思っていませんでしたよね。
今のようにお手軽に、とりあえずホンモノが買える時代じゃなかったもんなあ。

その後、友人がストラトの25周年アニバーサリーモデル(シルバーだったかな)を手に入れたので、初めて本家のストラトを弾きました。
でも、その時に「意外にしょぼいな」と思ったんですよね。
当時のフェンダーのギターは、国産コピーの上級モデルよりもクオリティが低かったもしれません。

ヤマハの電池駆動のミニアンプですが、確か後ろにクリップが付いていて、ベルトに挟んで腰で鳴らせたような。
今考えると、セパレート型のZO-3みたいなもんですね。
音はそれなりでしたが、かなり良い感じで歪んだので、しばらくはあれを使ってました。
ちなみに初めてのアンプは、グヤトーンのZIPでした。

この手の話は延々書けそうですが、同じ時代の楽器店の空気を吸っていたのですから、ギター話は酒が大いに進みそうですね。

| woodstock69 | 2006/11/08 23:16 | URL | ≫ EDIT

YAMAHAのストラト、久しぶりに拝見しました。
いい色になってますね。貫禄も出て充分に「ジャパンヴィンテージ」じゃあないですか。
高校生の頃、ぼくのアリプロのレスポールとJAMってましたねぇ。
ぼくのギターは親子喧嘩の際、親父がブン投げてネックが折れてお亡くなりになってしまいましたが(笑)
今なら折れたネックも修理できるって事も知りましたが当時は泣きながら捨てた記憶があります。
四半世紀を超えて今も鳴り続けるギター。格好いいっすよ。

| Noizy | 2006/11/09 22:18 | URL | ≫ EDIT

Noizyさん、このストラト、あまりに懐かしいでしょ。
25年以上前のギターですが、そのうち20年は押入れで眠っていたわけで、それでも未だにきれいに鳴るってのは、よく考えりゃあ、すごい。
別に大事に保管していたわけでもないですからね。
あの頃の国産ギターは造りが良かったかもしれませんが、ハードケースにしまってあったのが幸いしたのかも。

そういや、長男がエレキを弾いているオヤジを見ているせいか、ギターに興味を持ち始めました。
まだ、手が小さいから弾き方を教えるって段階ではないけれど、もう少し大きくなったら、このストラトを譲ろうかと考えています。
親子二代に渡って、同じファーストエレキってのも、なかなかロマンチック。ってのは、自己満足かもね。 

あのアリプロのレスポールは親子喧嘩の犠牲に・・・・。
残念だなあ、ディマジオのス-パーディストーション付きのレスポールも、今なら貴重なジャパンヴィンテージかも。
でも、あの頃はエレキギターなんて不良の遊び道具でしたからね。
そう考えると、時代は変わりましたね。

| woodstock69 | 2006/11/09 22:51 | URL | ≫ EDIT

同じ!
同じギター持ってる人探してました^^  当方のは、30年前に渋谷のYMAHAで買った物です。  スーパーロックンローラーの500. 色も同じナチュラルです。 取り急ぎ報告まで^^

| とし | 2007/06/18 00:46 | URL | ≫ EDIT

連書お許しを~~^^  ちなみに、当方も62年生まれです。  では~~^^

| とし | 2007/06/18 00:48 | URL | ≫ EDIT

ギターも生れ年も!
としさん、はじめまして。コメント、どうもありがとうございました。

そうですか、同じ色のヤマハのストラトをお持ちですか。
しかも、生れ年も同じってことは、あの時代の楽器屋の空気を吸っていらっしゃったんですね。

当時、ぼくはヤマハのストラトのきれいな木目、ワンピースのボディに一目惚れしちゃいました。
グレコやアリア、フェルナンデスあたりにも魅力的なギターはあったですが、迷わずヤマハでしたね。

今ではサブ的なギターになってしまって、たまにしか弾きませんが、これは一生手放せないギターだと思っています。

| woodstock69 | 2007/06/18 21:46 | URL | ≫ EDIT

1962年1月生まれ
みなさん初めまして。高1のとき私はアリアのストラトを
購入しました。リッチーみたいにスキャロップにして
渋いタバコサンバーストを剥がして黒くしたり・・・
今では部品をはずしたネックとボディーが残ってるだけでした。
先日リサイクルショップの楽器売り場にすごくきれいなナチュラルカラーのスーパーロックンローラー500があったんです。その日はそのまま帰ったんですがどうも気になる。
翌日私は19800円でスーパーロックンローラー500を買っちゃいました。本物のフェンダーを買うお金あるんだけど・・・
一目惚れでした。このギターのことを調べよう!
ググッたらトップページでここにたどり着きました。
私はスーパーロックンローラー500の一年生ですね!

| ぶち | 2010/10/31 15:33 | URL | ≫ EDIT

ぶちさん、はじめまして。
コメント、どうもありがとうございました。

ヤマハのスーパーロックンローラー500のご購入、おめでとうございます。
このギター、ストラトしてのコピー度やトーンには「?」を感じる部分もありますが、珍しいヤマハのフルコピーモデルとして、今となっては貴重な一本だと思っています。
そして、ぼくらの世代にとって、70年代終わりから80年代前半の国産ギターは、フェンダーやギブソンよりも思い入れの深いものかもしれませんね。

フェンダーはショーケースの中に飾られていて、手が届きそうにもないギター。
国産ギターはがんばってアルバイトすればなんとかなりそう値段でしたが、当時は軽々しく何本買えるものではなかったですよね。

ぼくなんかはあの頃に欲しくても手に入らなかったものを、今頃になって探し求めているようなものかもしれません。
でも、あの頃の国産ギターは全般的にクオリティが高いので、今でも弾ける、弾いていて楽しいので、魅力的です。

ヤマハのストラト、大事にしてあげてくださいね。

| woodstock69 | 2010/11/03 21:47 | URL | ≫ EDIT

ヤマハのストラト
woodstock69 さん、はじめまして。

読んでいただけて、ご返事まで書いていただいて、とても嬉しいです。

きょう、ヤマハのストラトのネックの手入れをしたんですよ。
フレットの端っこが飛び出してたんです。
ヤスリで削ってツルツルにみがきました。
気持ちよく弾けるようになりました。
さらに愛着が沸いてきました。

それでは失礼します。ありがとうございました。

| ぶち | 2010/11/04 00:15 | URL | ≫ EDIT

ぶちさん、こんばんわ。

フレットの飛び出しですが、古いギターではありがちなことかもしれませんね。
ぼくも何度かやったことがありますが、思った以上に削れてしまって、あせったことが・・・・。
高価なヴィンテージギターなら、自分でリペアなんてやりづらいそう。
でも、お手ごろな値段の国産のギターは「やっちゃうか」という気持ちになるあたりも好きですね。

ヤマハのストラトは初めて買ったエレキギターということで、特別な愛着がありますが、古いグレコのギターも何本か持っていて、どれもかなり良いです。
やっぱり、70年代終わりから80年代にかけての国産ギターの黄金期に作られたものは、全般的にクオリティが高いですね。

| woodstock69 | 2010/11/06 18:26 | URL | ≫ EDIT















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