PREV| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

≫ EDIT

愛なき時代の「LOVE]

 また12月8日がやってきた。ジョンの訃報を知ったときの話は、去年に書いたので、今年は例のアルバムについて。
LoveLove
The Beatles


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 ビートルズ側が「これはニューアルバムだ」とアピールする「LOVE」。でも、これはいわゆる宣伝文句。ホントはジョージ・マーティンと彼の息子ジャイルズ・マーティンが、ビートルズが残した音源を元に作り上げたラスベガスのショー「LOVE」のサウンドトラック盤だ。
 なのに「ビートルズのニューアルバム」なーんていっちゃったものだから、ファンの間では賛否両論があるようだ。「なかなか楽しい」「音も良い」とほめている人もいれば、「これがビートルズだ」という面白い内容の全曲解説本の著者である中山康樹氏は「ビートルズ史上最大の汚点にして醜悪なる愚作」と、バッサリ切り捨てている。
 ぼくはすぐ買うとアップル社の策略に乗せられちゃうような気がするので、まだ「LOVE」を聴いていない。ラスベガスのショーのサントラ盤と思えば、急いで聴く必要もないし、いずれどこかで見かけたら買おうかなと思っている。

 でも、ホントにすべきなのは「LOVE」のようにリミックスされたアルバムを派手にリリースすることではなく、もはや古ぼけた音源、レコードに比べると貧相な音の現行CDのリマスターではないか。貴重な音源の保存という意味で2チャンネルのリマスターは必須作業だと思うが、「サージェント・ペパーズ」を5.1チャンネルのサラウンドで聴くというのも、面白そうだ。
 抜かりのなさそうなアップル社だけに、このあたりも考えているはずだが「LOVE」の扱いを見ていると、ちょっと心配になる。オリジナルアルバムのリマスターは、レコーディングの現場に立ち会って、音作りをしたジョージ・マーティンが生きているうちに、ぜひ実現していただきたいものだ。

 ビートルズで「LOVE」といえば、この曲。まずは、YouTubeにあった「All You Need Is Love」のビデオを見てもらいたい。
 

 「All You Need Is Love」は世界初の衛星中継番組「アワ・ワールド」のために、ビートルズが書いた曲。上の映像は、その番組に出演した時のものだ。

 「サマー・オブ・ラブ」の1967年の夏らしくサイケな服装のメンバー。各国の言葉で書かれた「All You Need Is Love」。客席で一緒にコーラスをするミック・ジャガー。実に華やかな映像だが、アップになったジョンをよーく見てもらいたい。なんとガムをかみながら「Love、Love、Love」と唄っているのだ。ライブではなくアテレコだろうが、世界初の衛星中継番組で、なんという不遜で不敵な態度。なんという、かっこよさ。これぞ、ジョンである。
  ぼくは以前からジョンは「愛と平和の人」ではなく「単なる不良のロックンローラー」と言い続けてきたが、「All You Need Is Love」のビデオは短いながらも、そんなジョンの本質を鮮やかに描き出している。

 そもそも、よく聴けばこの曲自体がジョークの固まりようなものだ。真面目に愛を表現するなら、イントロにフランス国歌を使い、エンディングで自らを茶化すように「She Loves You」とは唄わないだろう。
 つまり「All You Need Is Love」は「テレビ局が世界初の衛星中継番組のために曲を書いてくれっていってんだけど、どうする」「ギャラが良いから、やっとくか」ってな感じで、手っ取り早く言葉と音を並べて、CMソングのように作られたのだと思う。

 今夜は空の上で「テロ、戦争、テレビで朝から流れ続ける冷たいニュース。愛のない時代に、ニューアルバムの「LOVE」だって?ジョークにもなってないよ、ポール」と、ガムをかみながらジョンが笑ってる気がする。

| ビートルズとその周辺 | 20:14 | comments:6 | trackbacks:3 | TOP↑

COMMENT

買っちゃいました
こんばんは。
私もやはり「乗せられちゃう」気がして、AMAZONで予約などはしなかったものの、たまたま通りかかった楽器店で実物を見て「残り2枚」状態なのを知ると、さっさと手にとってレジに並んでいました(笑)
ビートルズファンのコレクションの1枚になる、という感じですかね。サー・ジョージが存命のうちに、ぜひリマスターをしてほしいですね。
ALL YOU NEED IS LOVEは、適当に作った曲かもしれないけど、歌いこなすのに1週間かかったそうです。
あのジョンをしてそう言わせる曲だから、アマチュアコピーバンドがやらないのも無理もないかな。
冒頭の「Can't be sung」が「寛平さん」に聞こえる・・・

| satomi | 2006/12/09 00:18 | URL | ≫ EDIT

まだ、聴いてませんが
satomiさん、こんばんわ。
「LOVE」は聴けば、楽しいことは充分に承知してます。
でも、へそ曲がりなもんで、すぐに買いたくないって感じかなあ。
おまけに、町では唯一のまともなCD屋さんが、この夏閉店に。
たまたま見かけるという機会も今のところはなしです。

「ALL YOU NEED IS LOVE」は確かに唄いこなすが難しい1曲かもしれませんね。
メロディーやフックが普通じゃないですもんね。
ぼくも試しにギターで弾き語りしてみましたが、まともに唄えませんでした。
でも、最初は「カンペサーン」と唄うとホンモノらしく聞こえる。

そう考えると、ライブエイドのステージにエレキ1本で現れて、この曲を唄いきったエルビス・コステロって、すごいなあ。

| woodstock69 | 2006/12/09 17:56 | URL | ≫ EDIT

僕も買ってしまいましたが・・・
僕は近所のGEOで輸入盤を見つけて買っちゃいました。
(Amazonじゃ最近遅いし・・・)

ビートルズの新作として出したのには本当に疑問が残ります。
そこまでして金儲けしたいのかアップル!
といった所です。

だけどジョージマーティンの愛は感じられます。
きっと彼自身の「LOVE」だったんでしょう。

僕のBLOGからTBさせていただきました。

| kage | 2006/12/09 20:50 | URL | ≫ EDIT

あそこのGEOは輸入盤もあるんですね。
いつもお隣の店で中古CDとギターばかり見てるので、知らなかった。
今度、ふらりと立ち寄って「LOVE」を買おうかな。

ジョージ・マーティンは、5人目のビートルズかもしれませんね。
実際に彼の弾くピアノで成り立っている曲もあるわけですから、ビートルズとの仕事には愛着があるでしょう。
だからこそ、彼の生きているうちにリマスターをリリースしてほしい。

少し前にビートルズのレコードを聴く機会がありましたが、CDとの音の違いにびっくりしました。
音の厚みや迫力が違う。
かれこれ20年前に製作されたCDの音源は薄い音という印象でした。
今の技術でリマスターすれば、CDでもそこそこ良い音になるはずだと思うのですが・・・・。

| woodstock69 | 2006/12/10 10:37 | URL | ≫ EDIT

LOVEとBEATLESとJOHN
こんにちは。きのう突然のJBの訃報で今、魂の抜け殻状態ですが、ジョンが逝ったあの日を思い出してしまった。JBは大好きですが、やはりあの時とは全然違う・・・。
ALL YOU NEED IS LOVE でのジョンは、今見ても文句なしにカッコいいですね。
『LOVE』は、単純に気の利いたDJプレイとして気軽に聴くと、ニヤリとさせられて楽しいですよ。

woodstock69さんの空の上のジョンは、いかにもジョンらしくてうまい表現ですね(ニヤリ)

| harry | 2006/12/26 10:33 | URL | ≫ EDIT

JBとLOVE
harryさん、おひさしぶりです。
JBのの訃報、ぼくも驚きました。
あんな強烈なおっさんでも、突然亡くなっちゃうんだなあ。
享年73歳。でも、年齢には諸説あるというのが、いかにもJBらしいですが、とにかく合掌。

「LOVE」は年末の忙しさもあって、未だに聴いていません。
まあ、たまたま見つけて買っちゃったという程度のスタンスが良いのかなあと思っています。

| woodstock69 | 2006/12/27 18:17 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://beatbeat.blog72.fc2.com/tb.php/192-0e76819f

TRACKBACK

26回目の冬 ―ジョンの「Woman」たち―

今年もこの日がやってきた。私の愛する皮肉屋さん。「Starting Over」と歌いながら、突然旅立った矛盾の人。あの日、東京も寒かったけどNYはもっともっと寒かったでしょう。あったかいおうちの前に着いたのに、そのおうちに入れなかった。母を2度失った、不遇な少年。1

| Welcome to Satrawberry Fields! | 2006/12/09 00:31 |

LOVE (DVDオーディオ付)  ザ・ビートルズ その2

LOVE (DVDオーディオ付)  ザ・ビートルズ その2 LOVEその1より  以下、ポール&リンゴへのインタビューから。   ―ビートルズはどのようにしてシルク・ド・ソレイユとめぐり会い、アルバム『LOVE』を作ることになったのでしょう。 リンゴ:もう

| 湘南のJOHN LENNON  Those were the days | 2006/12/09 13:07 |

実は「愛」に包まれていた

このアルバムの発売を知って記事を書いたが、 そのときは「買わない」と決心してはいた。 結局の所、近所のGEOで見つけて買ってきてしまったわけだが・・・

| Laid-Back | 2006/12/09 20:38 |

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。