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夏に聴きたくなる1枚 Vol.3 Black and Blue

 基本的にローリングストーンズやビートルズの音楽には季節感がないと思う。夏だから聴きたいという曲は特に思いつかないし、彼らのアルバムはいつ聴いたってステキだ。
 でも、ストーンズのアルバムの中で「これは夏の気分だな」と感じるアルバムが1枚だけある。1976年にリリースされた「Black and Blue」だ。

Black and BlueBlack and Blue
The Rolling Stones


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 まず、ジャケット。コンパクトなCDになると迫力は半減してしまうが、レコード時代のミックとキースのドアップ写真のジャケットには、絶大なインパクトがあった。
 「なんちゅう、唇しとんじゃあ」のミックと「耳かんだろか」の体勢のキース、さらに奥に控える薄笑いのビル・ワイマンの3人がギュッと凝縮されていて、ストーンズのジャケットの中では一番の暑苦しさだろう。ただ、ジャケットを開くと、これまでと違って、小奇麗なかっこをしたメンバーが、浜辺でライトを振っている写真が使われていた。これがなんとなく夏っぽいのだ。

 中身の方も、膨大なストーンズの曲の中で、ひときわファンク度の高い「Hot Stuff」から始まる。暑苦しいまでにファンキーな「Hot Stuff」に続く「Hand Of Fate」は典型的なストーンズサウンドだが、3曲目の「Cherry Oh Baby」は、何のひねりもないストレートなレゲエ。違和感を感じる人もいるだろうが、ぼくはこの曲を夏に聴くのが、けっこう好きだ。
 レコードではA面ラストだった「Memory Motel」は、ストーンズにしては珍しく清涼感のあるバラード。最近のライブではセットリストに復活して、ミックとキースが交互にボーカルをとる姿に思わず涙した一曲だ。

 5曲目の「Hey Negrita」は、このアルバムからストーンズに加わったロン・ウッドのインスピレーションから生まれたとクレジットされた曲。ロンのリフがかっこいいけれど、曲としてはちょっと散漫かもしれない。続く「Melody」は故ビリー・プレストンのピアノが目立つ曲だ。このアルバムの前後、ビリー・プレストンはストーンズのツアーにも参加していたので、コンビネーションは悪くないが、このジャズっぽさはちょっとらしくないかも。
 意外にも全米10位のスマッシュヒットになっているバラード「Fool To Cry」でしっとりとした後、これまた絵に描いたようなストーンズサウンドの「Crazy Mama」で、このアルバムは終わる。

 「Black and Blue」からは、ストーンズにしては珍しく、ある種の試行錯誤が感じられる。原因はストーンズの背骨を、流麗なギターで支えてきたミック・テイラーが突然脱退したことだ。そのため「Black and Blue」では、これまで作り上げてきたストーンズ・サウンドを解体して、新たに考え直す作業が行われたのだと思う。その点では中途半端なアルバムともいえるが、その解体作業は次の傑作アルバム「Some Girls」で見事に結実する。

 このアルバムは、かれこれ30年にも及ぶぼくの長いストーンズのキャリアの中でも、最初の方に聴いたので、思い入れが深い。名盤とはいえないかもしれないが、愛すべきアルバムなのだ。

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| ローリング・ストーンズ | 19:08 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

今晩は。
言われてみると夏かなとも思いますが、
季節感はそれほど感じませんでした。
初めて聴いたときは「音がやけにクリアーだな。」って印象です。
ジャケットの暑苦しさ?とは正反対に、都会の香りが漂うクールなイメージすら感じました。
それにしても、「メモリー・モーテル」は好いです。
間違いなく自分の中ではベストテン入りです。

| kingbee | 2007/07/26 19:54 | URL | ≫ EDIT

kingbeeさん、こんばんわ。
ぼくが「Black and Blue」に夏を感じるのは、高校一年の夏に、初めて自分で買ったストーンズのアルバムのせいかもしれません。
だから、未だに「Hot Stuff」を聴くと「夏やなあ」って感じがするんですよ。
同じように「Emotional Rescue」もリリースされた直後の大学一年の夏によく聴いたので、夏を感じます。

確かに「Black and Blue」には、それまであったカントリーティストがないですよね。
その点でも、クールで都会的なアルバムかもしれません。
中でも「Memory Motel」は良いですね。
この時期のストーンズのバラードとしては「Worried About You」と並ぶ名曲だと思います。

| woodstock69 | 2007/07/26 23:18 | URL | ≫ EDIT

これ好き好き!
特にB面(ていうか後半)が好きです。そんで、実は「Hey Negrita」が大好きです。これビアンカのことですよね。
私もこれは夏アルバムだと思ってます。レゲエもそうだけど、海岸沿いにある「Memory Motel」が夏の夜って感じ。私も全体的に暑苦しく感じちゃうんですよね。

逆に冬はどれだろう?と考えてぱっと思いついたのが「Goat Head Soup」。何でだろう?と思ったら「Winter」が入ってました…何て単純な!

*いつの間にwoodstockさんもアマナツアマゾンしてたんですね~。これ面白いですよね。たまに重いみたいだけど。

| マルディちゃん | 2007/07/27 18:45 | URL | ≫ EDIT

B面好きは珍しいかも
マルディちゃん、こんばんわ。
選挙活動が忙しくって(ウソ)お返事が遅くなりました。
ごめんなさい。

「Black and Blue」のB面が好きな人って、ひょっとしたら珍しいかも。
一般的には「あれはA面は良いけど、B面はちょっとなあ」という感じだと思うんですよ。

でも「Fool To Cry」は、ストーンズにしては珍しい反省含みのバラードだし、暑苦しい曲の合間にクールな曲が混ざっているのが、夏っぽいですよね。
「Crazy Mama」は、スコーンと抜けたロックンロールだし、よーく考えるとB面も悪くないですね。
それにしても「Hey Negrita」のネグリータがビアンカのことは知りませんでした。

アマナツアマゾン、マルディちゃんちとbacoさんのところで見て「かっこいい、これ!」と思って、真似しました。
売れる売れないは別にして、サイドバーに置きたくなるパーツですね。

| woodstock69 | 2007/07/30 18:37 | URL | ≫ EDIT















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