2007.09.20 Thu
キャロル・キングの紙ジャケとDVD
![]() | ミュージック(紙ジャケット仕様) キャロル・キング Amazonで詳しく見る by G-Tools |
いよいよ、11月に来日するキャロル・キング。
彼女はどうしても見たかったアーチストの一人だが、今回の来日はジョイントコンサートである。おそらく1時間程度と予想される持ち時間。さらに東京、または大阪への交通費を考えると、残念ながら見送りするしかない。はたして次回があるのかと考えると、大きな「?」がつく人だけに、悩みぬいた末の苦渋の決断でもある。
でも、未練がましくチケットピアのHPを見ていると、どの会場も安いチケットがソールドアウトの状態。高額の1万5千円の席には、まだ余裕がありといった感じだった。日本にも熱心なキャロル・キングファンはたくさんいらしゃると思うが「今回はジョイントだし、とりあえず遠くから彼女の姿を見ていようか」という感じなんだろうか。
そんな悩ましい形で、久しぶりに日本にやって来るキャロル・キングの来日を記念して、2社から紙ジャケのCDが発売される。
まず、オードレーベル時代の紙ジャケ。詳細はソニー・ミュージック内のキャロル・キング特設ページを参考にしてほしいが、初のソロアルバム「ライター」から「サラブレッド」、さらにザ・シティ名義の「夢語り」までが紙ジャケとなる。
ただ、これらは既にすべてCDで持っているので、ぼくにとっては「記念にひとつぐらいは買おうかな」という程度のものだ。
しかし、ビクターエンタテインメントがやってくれた。なんと「シンプル・シングス」「ウェルカム・ホーム」「タッチ・ザ・スカイ」の3タイトルが紙ジャケという形ではあるけれど、世界初CD化されるのだ。
この3作をリリースした頃は、キャロル・キングにとって不遇の時代だったといえる。
長年、公私共にキャロル・キングを支えてきたベースのチャールズ・ラーキーと離婚を機に、LAからコロラドに移住。さらに長らく所属したオードからキャピトルにレーベルも移籍もした。
そして、三番目の夫なるリック・エヴァーズと組み、コロラドで活動するバンドのナヴァロをバックにリリースしたのが「シンプル・シングズ」だったのが、セールス的にも音楽的にも低迷する。さらに、次作の「ウェルカム・ホーム」のレコーディング直後には、夫のリック・エヴァーズがドラックによる事故で死亡するという不幸にも見舞われてしまう。
これまで、この時代の曲は「タイム・ゴーン・バイ」というベスト盤にまとめられていたので、断片的に聴くことができたが、正直な感想を書くと、オード時代のきらめきや瑞々しさはないと思う。
しかし、コロラドの片田舎に住み、すべてをスタートラインに戻して、一からやり直そうとするキャロル・キングのひたむきさは感じられる。この時代があったからこそ、現在も力強く唄い続ける彼女がいるような気もするのだ。
いずれにせよ、来日を機会に3枚のアルバムが世界初CD化され、空白だったコロラド時代が完全な形で聴けるというのは、ぼくにとってはうれしい出来事だ。
さら、既にCD化されている「リビングルーム・ツアー」のDVDも10月31日にリリースされる。CDが傑作だけに、こちらも大いに期待できそう。
こりゃ、コンサートに行かなくても、チケット代くらいのお金は使っちゃうそうだ。
| キャロル・キング | 11:43 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑















