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初めてのデジタルプレイヤー「Creative Zen Micro」

Creative Zen Micro 5GB レッドモデル(HDDプレイヤー)
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 アマゾンで「iPod shuffle」を発売前に予約をしたものの、入荷の連絡が来る気配がない。発売直後はわざと品薄状態にして、購買意欲をあおるのがアップルの戦略なのかもしれないが、充分な量を確保してから発売に踏み切るべきだと思う。ペレストロイカの前のソ連じゃあるまいし、少しは待てても欲しいものは欲しい時に手に入れたいのだ。ネット上ではほぼ新品がプレミア付きの値段で売られていたりする。こういうのは、やっぱりおかしなことだと思う。
 さらに、予め慣れておこうと「iPod shuffle」を使うのに必須のソフトである「iTunes」をインストールしてみたが、これがどうにも使いづらいし、なじめない。

 「もう待てん、iPod以外のプレイヤー買うぞ。iTunesもアンインストールじゃ!」と逆上しながら、ネットで他のプレイヤーの情報を探していると、Creativeの「Zen Micro」が良いように思えてきた。

 そこそこコンパクトで5GBの容量、バッテリーの駆動時間はカタログ値で12時間。FMも受信と録音ができて、ボイスレコーダー機能もあり、マイクの感度に問題がなければ、これまでインタビューの仕事の時に使っていたテレコの代わりに使える。ついでにiPodではオプションのリモコンや充電用のACアダプターなども標準添付だ。
 スタイルは石鹸箱を半分に切ったもののようでお世辞にもかっこいいとはいえないが、カラーは10色の中から選べて、フロントパネル全体を照らし出す青いバックライトのギミックもあって、タッチパットでの操作も楽しそう。

 「これにしょうかなあ。でも、それほど安くはないし、多機能だから良いってわけでもないやろう」と悩んでいると、ある掲示板で「今なら、ツクモ電機のウエブサイトで台数限定の特価販売中」という書き込みがあった。早速見てみると確かに相場よりも随分と安い(今は元の価格に戻ってしまったが)し、ツクモ電機では昨年パソコンを買ったので使っていないポイントもある。「エーイ、買っちゃえ」と「iTunes」の予約をキャンセルしてから、「Zen Micro」のレッドモデルをクリックした。

 4日前に「Zen Micro」は届き、夢中で使っている。面白いのだ、これが。
 まず、音についてはまずまずだと思う。むしろ、このサイズでこれだけの音がでるのは、日常生活の中で大きなオーディオ機器を使っている者としては驚異的である。他のプレイヤーを使ったことがないので比較の対象はないが、さすがにPC用のサウンドボードで有名なCreativeが作ったものだ。
 付属のソフトの使い勝手も悪くない。それほど悩まずにプレイヤーに音楽ファイルを転送できたし、CDからリッピングした音楽ファイルをPCに取り込まず、直接プレイヤーに送ることも可能。転送速度もストレスを感じない速さだ。

 「イマイチかな」と感じていたデザインも、実物に触れると「それほど、悪くないなあ」と思えてきた。メーカーのホームページで見るほど安っぽくはないし、すっぽり手に収まるサイズと形状で使いやすい。
 タッチパッドに触れると青く光り、スーッと消えていくバックライトも楽しい仕掛けだ。フロントパネルが赤、ケースが白、バックライトが青でトリコロールカラー。これは密かな自己満足。
 クレードルとされているが、実はただのプラスチックケースも意外に使える。後ろに付けるクリップは大きいけれど、服に挟むにとどまらず、応用的な使い方もできそうだ。
 一回のフル充電での再生時間は今のところ6~8時間。日常で使うには支障のない、まあ満足のいく時間だろう。あと数回完全放電と充電を繰り返せば電池本来のパワーが出るようになり、再生時間はもう少し延びるかもしれない。
 空の状態からフル充電までの時間はカタログ値では、AC電源で三時間となっているが、実際にはもう少し早い2時間半ぐらい。これも悪くない数字だと思う。PCのUSBポートからの充電も可能だが、AC電源からよりも時間がかかる。

 難があるのは、操作性とマニュアル。タッチパットでの操作自体は一日も触れば慣れてくるのだが、最初はとても使いづらかった。おまけに出荷時のタッチパッドの感度設定が「中」で敏感過ぎる。クリックしているつもりはないのに、押したと判断されてしまうのだ。
 最初にプレイヤーの言語を初期設定の「英語」から「日本語」に変えるのだが、これがもう大変な作業だった。スクロールの速度が速いから目標を通り過ぎてしまうし、おまけにスクロールしたつもりがクリックと判断され、言語がハングル文字になってしまい、メニュー画面に何が書かれているか分からなくなり、日本語に設定するのが一苦労だった。
 今は感度設定を「低」にしているので、最初のようなミスタッチはない。むしろ高速なスクロールが快感だ。しかし、日本向けの製品なんだから言語は最初から日本語、ついでにタッチパッドの感度も「低」に設定して出荷するべきだと思う。

 次にマニュアル。ごくごく簡単なマニュアルは箱の中に入っているが、実際に使いこなそうと思えば、添付のCDに入っているPDF形式のオンラインマニュアルを見る必要がある。つまり、PCが必須なのだ。PCと連携させて使うものだから、これでも良いのだが、ちょっと使い方が分からなかったりした時に、いちいちパソコンの電源を入れるのは面倒だ。簡単なものでいいから、設定や使い方の紙のマニュアルを付けてほしかった。
 いくつかの欠点はあるが「Zen Micro」は悪い選択ではなかった。天邪鬼な性格なので、むしろみんなが持っているであろう「iPod」にしなくて良かったとも思う。

 既にポータブルなオーディオプレイヤーを使っている人は「何を今さら」だろうが、新しい音楽の聴き方が小さなボディの中にある。「これは音楽の聴き方の革命だなあ」とさえ感じる。
 とりあえず好きな曲ばかりを300曲ほどぶちこんでランダム再生して聴いているが、一曲3分としても15時間分の曲が入っているので、半日使っても同じ曲はかからない。おまけに「ほーっ、こういう曲順でくるか」という瞬間が何度もある。
 もちろん、プレイヤーが意図して再生しているわけではなく、偶然(自分がその曲をチョイスしたのは必然かもしれないけれど)なのだが、その偶然に驚いたりする。好きな曲しかかからない有線放送みたいなものだ。

 こういう音楽の聴き方をしていると、パッケージとしてのCDやリリースされる形式がアルバム単位である必然性がなくなる。CDからリッピングする手間を考えれば、最初からMP3などのデータの方がより手っ取り早いし、欲しい曲だけを買えればいいのだから、オンラインのミュージックストアはこれからますます繁盛するだろう。
 SPレコードの出現によって、家でも手軽に音楽が楽しめるようになり、LPレコードが長時間再生を可能にした。そしてCDになって盤をひっくり返す、レコード針を取り替えるという手間から開放され、より手軽に音楽が楽しめるになった。そして、今は手のひらサイズのプレイヤーに千曲以上を詰め込んで、ランダムに再生する時代だ。
 おそらく音楽のあり方はここ数年で変わる。すぐにCDなどのパッケージメディアがなくなることはないだろうが、音楽とその周辺産業は音を収録するメディアによって、その形態を変えてきたはずだ。

 でも、ぼくはビートルズの「サージェント・ペパーズ~」や「アビー・ロード」などの、アルバム単位で聴かないと意味がないと感じている作品をMP3で解体する気にはなれない。
 これは古い考えかもしれないけれど、過去にはそんなアルバムが何枚もあって、それらは今聴いても素晴らしい。CDで聴いてもスキップはしないし、かつてのA面とB面の間で休憩をとって、タバコに火をつけたりもする。
 レコードの時代にあった60分に凝縮された音の世界の感覚は、CDで育った人たちには理解し難いかもしれないけれど、未だに頭の中から消え去らないのだ。

 テクノロジーの変化には逆らえない部分はあるし、先進的な道具は魅力的だけど、手のひらサイズのプレイヤーと平行して、レコードプレイヤーも使ってみようかなとも思う。
 音楽が本来持っているパワーは、1インチのハードディスクには収まりきるものではない。「Zen Micro」で好きな曲をランダムに聴きながら、そんなことを考えてしまうのは、一枚のレコードを大切に擦り切れるまで聴いた経験があるせいだろうか。

| MP3プレイヤー | 11:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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