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あの人たちは45歳の時に、何をしていたか?

 今月の誕生日で45歳になった。
 まあ、この歳になると、誕生日は特別な日ではないし、大してめでたくもない。でも、ジョン・レノンと2日違いの誕生日で、同じ星座。さらに同じ血液型なのが、ぼくの密かな自慢だったりもする。
 今回のエントリーでは、好きなミュージシャンがぼくと同じ45歳の頃に、何をしていたのかを探ってみようと思う。

Knocked Out LoadedKnocked Out Loaded
Bob Dylan


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 まず、1941年5月24日生れのボブ・ディランから。
 ボブが45歳の86年にリリースした「Knocked Out Loaded」は、彼の長ーい歴史の中でも、最もかっこ悪いジャケットのアルバムだ。ボブはジャケットのデザインに無頓着な人だが「よくぞ、こんなイラストをジャケットにしたもんだ。あんた、売る気あんのか?」と思うほどに、ダサい。
 意外にも「Knocked Out Loaded」の中身はジャケットほどは悪くなったりするが、まとまりに欠けるし、何となくリリースしたなという印象はぬぐい切れない。ボブのアルバムの中でも、最後のほうに聴くべき1枚だろうなあ、これは。
 45歳のボブ・ディラン、何かと迷いの多い時期だったのだろう。

Press to Play
Paul McCartney
B000005RPV

 ポール・マッカートニーは1942年6月18日生まれ。
  1986年にリリースされた「Press to Play」は全米チャートで30位と、この時期のポールにしては、まったくヒットしなかったアルバムといえるだろう。そのせいか、アマゾンでも中古しか買えない状態なっている。
 このアルバム、リアルタイムで聴いた記憶(おそらくレンタルして、テープに落とした)はあるけれど、手元にアルバムはなし。曲名を見渡しても、覚えているのは「Press」くらいだ。やはり、ポールもある種の曲がり角にさしかかった時期といえるだろうか。

B000002IXIPrimitive Cool
Mick Jagger
Sony 2000-03-13

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 1943年7月26日生れのミック・ジャガー(AB型だって!なんとなく、うなずける)の45歳前後のアルバムは「Primitive Cool」だ。このアルバムをリリースした後の1988年に、ミックは単独で来日公演を行った。
 今でこそ、ぼくはミックを高く評価しているけど、このアルバムがリリースされた頃は「Let's Workなんて、唄っているなら、ストーンズを再開してくれよ」と怒り、思わせぶりな「Party Doll」の歌詞に「ひょっとして、ストーンズは解散するのではないか」と本気で心配をした。
 でも、改めて聴きなおすとアルバム自体は良い出来で、特に1曲目の「Throwaway」は「どうして、今度のベスト盤に入れなかったの」と思うくらいの名曲だ。

 ご存知のとおり、ミックとキースはこの直後に和解。1990年にはストーンズとして初の来日公演を行った。すべてを1人で背負うソロのステージは、ミックにとっては広すぎたのだろうか。「Primitive Cool」もミックの転換期のアルバムといえるかもしれない。
 
Talk Is CheapTalk Is Cheap
Keith Richards


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 ちなみにキース・リチャーズの45歳のアルバムは、これ。未だによく聴く問答無用の名盤だ。
 ミックのソロに対抗してのリリースとはいえ、このアルバムをきっかけにして、キースの音楽性はこれまでにない広がりをみせるようになった。ミックと同じく、転換期のアルバムといえるだろう。


 こうして好きなミュージシャンの45歳を見てくると、色々な意味で転換期を迎えている場合が多い。「45歳ってのは、そろそろ成熟期に入る頃なのかなあ」と思っていると、まったくそうではない人がいた。マイルス・ディビスだ。

On the CornerOn the Corner
Miles Davis


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 このアルバムは1972年にレコーディングされたものなので、正確にはマイルスが46歳の時の作品になるけれど、未だに聴くたびに発見のある名盤だ。
 ただ、このアルバムはどこがどういう風に良いのかを説明するのがとても難しくて、いわゆるフツーのジャズのつもりで聴くと、大きくずっこけるはずだ。おそらく、ヒップホップやクラブミュージックを聴きなれた若い人のほうが、その良さをすんなりと理解できだろう。
 実は、ぼくも「On the Corner」を買った当初は、その良さがまったく理解できなかった。しかし、意地になって聴いているうちに、リズムのうねりが気持ち良くなり、音数は極端に少ないが、のたうちまわるリズムを調教するかのように吹き付けられるマイルスのトランペットのすごさが分かるようになってきた。

 生涯を通して、常に前進を続けたマイルスだが、そのキャリアの中で最も過激で異端のアルバムを46歳で作っていたのは「やっぱ、すごい人だな」と言うしかない。
 しかも、そんな異端のアルバムが年を追うごとに評価され、ジャズとは無縁の若いリスナーから絶大な支持を受けている点も、こりゃまたすごいことだと思う。

Complete On the Corner SessionsComplete On the Corner Sessions
Miles Davis


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 そんな「On the Corner」の未発表音源を収録した6枚組みのボックスセットが11月に発売される。Sony Legacyからリリースされるマイルスのボックスセットにはハズレも多いのだが、今回のはどうだろう。

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| BEATな話題 | 15:54 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

45歳おめでとうございます。
こんばんは。
今月お誕生日だったのですね。カンパーイv-275
ディランくんのジャケットはディランくんぽくないけど、
なんだかB級小説(いわゆるプルプフィクション)の表紙みたいで、なかなか好きかも…。でもどう考えてもボブ・ディランのジャケットではないですね。

「意地になって聴いているうちに…」っていうの分かります。私の場合、ジョニ・ミッチェルがそうでした。一部のアルバムは今でも。「良く分からないけど、ジョニ・ミッチェルに間違いはあるまい!」と意地で聴いてたりします。45歳くらいになったら私も分かるようになるかしらん?

| マルディちゃん | 2007/10/30 20:02 | URL | ≫ EDIT

woodstockさん、45歳おめでとうございます。
みうらじゅんのディラン本にもありましたが、好きなアーティストがどんな年齢でどんなものを作ったかというのはとても興味深いですよね。
特に先代の方々は、ミックじゃないですけど「40過ぎてもサティスファクション歌ってるやん俺、どないしょー」的に試行錯誤してる感じが伺えますね、時代も時代だったし。
コレおもしろいので毎年お願いします。
ちなみに私はあともうすこしで45です(キースと2週間違い・・・)。

| baco | 2007/10/30 20:45 | URL | ≫ EDIT

ありがとうございます
マルディちゃん、おはようございます。
ビールのプレゼント、ありがとうございました。

ボブのジャケットなんですが、ホントB級小説の表紙みたいで、訳が分かんない状態です。
彼は寝癖のついた頭で写った写真を、平気でジャケットに使う人ですが、このイラストには大きな「?」が付いちゃうなあ。

ぼくは4ビートからジャズの世界に入ったので、70年代のエレクトリック期のマイルスは難解で、どのアルバムも意地になって聴きました。
今となっては、どの時代も「マイルスはマイルス」なんですが、ファンを突き放すようなアルバムってのも、魅力的ですよね。

そういえば、ジョニ・ミッチェルも同じような匂いを放つアーチストかもしれませんね。
分かりやすいアルバムもなくはないですが「ん?何だ、こりゃ」ってのもありますよね。
つきあっている男によって、音楽のスタイルが変わるらしいってとこも、なかなかステキなジョニ姐さん。
ぼくはジャズっぽい「ミンガス」あたりが好きです。

| woodstock69 | 2007/10/31 07:31 | URL | ≫ EDIT

bacoさん、おはようございます。

実は今回のエントリー、ご指摘のとおりにみうらじゅんのボブ本にあった「同じ歳のディランを聴いてみよう」のパクリです。

でも、これが調べてみると、なかなか面白かったですよ。
もちろん、色々な45歳があるのですが、やっぱりある種の曲がり角を感じさせる人が多かったような。
これ、毎年10月にやろうかなあ。

でも、20歳の頃には45歳の自分って想像もできなかったし、まさかロックを聴き続けて、エレキギターにも夢中になっているとは思いもしなかったですね。
同じように、64歳の自分も想像できないんですが、ぼくたちの世代のオヤジって、どんなじいさんになるんでしょうね。

| woodstock69 | 2007/10/31 07:40 | URL | ≫ EDIT

成熟期
お誕生日おめでとうございます。

woodstock69さんの記事を読んだら、やっぱりマイルスは通らねば・・・と思いました。
Jazzのオムニバスアルバムでは、聴いてるのですが、
やはりアルバムトータルで聴いてみないと、ですね。
やけにジャケットがPOPで可愛らしいのですが、何か理由があったのかな?なんて思いました。

ジャケットの面で言うと、キースがカッコいい!!です。

| スノードロップ | 2007/11/01 16:35 | URL | ≫ EDIT

マイルスもディープ
スノードロップさん、おはようございます。

マイルスに限らず、JAZZの世界って、入り込んじゃうと、かなりディープですよ。
まず、アルバムが多いってのがあります。
マイルスだけでもオリジナルアルバムが何枚あるのか、数えるのが怖いほどです。
さらに人間関係やアルバムの関連なども複雑。
ある程度分かるようになるまでに、時間もお金もかかっちゃいます。
でも、オムニバス盤では分からないことが、たくさんあるのも事実で、まずマイルスから始めれば、まちがいないような気もします。

「On the Corner」のジャケットがポップなのは、マイルスがこのアルバムを単なるジャズと受け止められたくなかったからだと推測しています。
黒人の若者が喜んで聴いてくれるようなストリートミュージックを作ることが「On the Corner」の狙いだったらしいですよ。

最後にキースのソロアルバム。
ジャケットだけではなく、中身もかっこいいので、ぜひ聴いてみてください。

| woodstock69 | 2007/11/03 10:36 | URL | ≫ EDIT

お誕生日おめでとうございます!
ぼくも来年、45歳となります。
ディランの『Knocked Out Loaded』ですが、やはり駄作でしょうか?当時からあまり評判は良くなかったようですが、ぼくは好きでした(汗)。
ミックの『Primitive Cool』が発売された時は本当にストーンズを離れるんじゃないかとびびりましたね。ストーンズを辞めるんならおまえのソロなんか聴かないぞ、と罵ったものです。でもちゃっかりアルバムは買ってましたけど(笑)。キースのファーストは正真正銘ロックの名盤です!

| 活字中毒 | 2007/11/03 22:57 | URL | ≫ EDIT

云い忘れていたので再び参上!
マイルスの『オン・ザ・コナー』を本日購入。発売当時買いそびれ、マイルスの新作が出るたびにこれも買わなきゃと思いながら、つい忘れてしまった一枚です!
この度woodstock69さんの記事を読んでそのことを不意に思い出し、本日購入した次第。聴くのが楽しみです。まずはミックのベストを聴いてからですね!(笑)

| 活字中毒 | 2007/11/03 23:06 | URL | ≫ EDIT

活字中毒さん、こんばんわ。
ぼくも「Knocked Out Loaded」は駄作だとは思いません。
少なくとも、ボブの声に関しては、前々作「Infidels」からの素晴らしさをキープしていますよね。
ぼくは80年代のボブが大好きです。
ただ、ずば抜けて良い曲がないのが、残念。
聴くたびにそんな印象を持つアルバムです。

ミックのソロ、リリース当初はコアなストーンズファンには不評だったような。
それに比べてキースのアルバムは大人気でしたね。
今では「ミックに比べて、キースは年くったなあ。もうちょっと、がんばれよなあ」と思う時があるんですから、時間の流れというのは、恐ろしいものです。

「On the Corner」はエントリーの中にも書きましたが、最初は何のことやら、よーく分かりませんでした。
ただ、前後のエレクトリック期のマイルスのアルバムや、繰り返して意地になって聴いているうちに「これはすごい!」と感じるようになりました。
決して難解なアルバムではないと思うのですが、ジャズは4ビートという固定観念が邪魔をしていたような気がします。

| woodstock69 | 2007/11/04 20:33 | URL | ≫ EDIT















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