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ローリング・ストーンズ、テイラー期のブートレッグ

 コンサートなどを密かに録音し、アーチストの許可を得ずに発売されているCDやDVDをブートレッグ、またはブートと呼ぶ。
 昔は客席で録音されたオーディエンスモノや、FMやテレビで放送された音源を流用したものが多かったけれど、最近ではミキサーからライン録音されたものや、レコーディング時のアウトテイクが流出したものなど、正規版と変わらない音質のブートレッグも多い。

 レコードの時代、ブートレッグは海賊盤と呼ばれ、輸入盤専門店や雑居ビルの中にあるあやしいレコード店で、ひっそりと売られていた。価格が通常のレコードよりも高くて、聴いてみるまで中身の分からない海賊盤を買うのは、とても勇気のいる行為だった。
 ちなみに、ぼくが初めて買った海賊盤は、ビートルズの武道館公演がテレビ中継された時の音源をレコード化したもの。ジャケットが真っ白で、確か3000円だったと思うが、半年ぐらいして、日本テレビでビートルズの武道館公演が1回限りで再放送されて、ガックリときた記憶がある。
 今では、ネット通販でブートレックが買えるし、Youtubeを検索すればロック関係のお宝映像が溢れるぐらいにヒットするのだから「えらい時代になったもんだ」と思う。

 集めだすとキリがないので、ぼくはブートレッグを積極的に買っているわけではない。それでも、手元にはかなりの枚数のあやしいCDがある。それらは主に中古で買ったものだ。
 この前も「Hでオフ」なリサイクルショップのCDコーナーを見ていると、ローリングストーンズのブートレッグが500円で数枚並んでいたので、即ゲットした。

 その中の「JUMPING JACK FLASH」という何のひねりもないタイトルのブートレッグは、1972年7月のマジソンスクエアーガーデンのライブを録音したものだった。
 これは「WELCOME TO NEW YORK」という名で、長らくファンに親しまれてきた海賊盤をコピーしたCDらしいが、なんとステレオのライン録音。正規盤並みの音質とまではいかないが、キースとミック・テイラーのギターの音がちゃんとセパレートしているので、70年代初期のストーンズの絶妙のギターアンサンブルが鮮明に聴き取れる。
 リズムを刻むことに徹したキースが作り出す音の太いうねりに、ミック・テイラーの流れるように華麗で、時にはアグレッシブなギターソロが絡みつく展開は、この時期のストーンズにしかないものだ。
 ぼくは「ライブに限定すれば、ストーンズのピークはミック・テイラーが在籍した時代だろうなあ」と思っていたが、こういうのを聴くと、その想いは確信へと変わる。


 ミック・テイラーがストーンズに在籍していたのは1969年から1974年までの、わずか5年間。アルバムでいうと「Let It Bleed」から「It's Only Rock 'N Roll」までがティラー期にあたる。

 そして、テイラー期には公式のライブアルバムとして「Get Yer Ya-Ya's Out!」がリリースされている。

Get Yer Ya-Ya's Out!Get Yer Ya-Ya's Out!
The Rolling Stones


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 これは名盤だし、すごいライブだと思う。でも、1972年の音源を聴くと、加入した直後の1969年の録音だけに、ミック・テイラーのストーンズに対するなじみ度が、まだ低いようにも感じられる。

 映像としては、ブライアン・ジョーンズの追悼コンサートとなったハイドパークでのライブと映画「ギミー・シェルター」がリリースされている。

ハイド・パーク・コンサート リマスター版ハイド・パーク・コンサート リマスター版
ザ・ローリング・ストーンズ


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ギミー・シェルター
ザ・ローリング・ストーンズ
B00005FHHH

 どちらも興味深いシーンが満載だが、2本とも純然たるコンサート映画ではない。残念ながら、記録映画的な意味合いも強い作品だ。
 「ハイドパーク」はミック・テイラーが加入したばかりで、バンドのアンサンブルが未熟で最高の出来とは言い難い。また「ギミー・シェルター」では、どうしても「オルタモントの悲劇」が目立ってしまい、ストーンズのプレイに集中できない。
 つまり、テイラー期のライブでのストーンズが、いかに凄かったかを克明に記録しているアルバムや映像は、今のところ公式にはリリースされていないともいえるのだ。 
 
 しかし、Youtubeでは何本かの72年のライブ映像を見ることができる。
 最初の「All Down The Line」は、キースが刻むコードにミック・テイラーのスライドギターがからむという、この時期のストーンズを象徴するような映像だ。



 2本目の「Bye Bye Johnny」はチャック・ベリーのカバーだけに、キースがリードをとっている。ストーンズのギタリストが、2人ともレスポールを使っているのは、とても珍しいのではないだろうか。




 1972年ツアーは「レディース・アンド・ジェントルメン」「コック・サッカー・ブルース」という2本の映画用に撮影され、音源も2枚組みのライブアルバムとして発売される予定だったらしい。
 しかし、悪名高いストーンズの元マネージャーのアレン・クラインが、著作権を所有しているデッカ時代のストーンズの曲を使用することを拒否したために、あえなくお蔵入り。今も未発表のまま、どこかで眠っているはずだ。

 ライン録音のブートレッグやYoutubeの動画は、それらからの流出だがと思うが、いずれ公式にリリースされないものだろうか。テイラー期のストーンズをもっと聴きたい、もっと見たいぞ!

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| ローリング・ストーンズ | 16:22 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

今晩は。
確かに「レディス~」の映像を初めて観た日には狂喜乱舞したものです。
「ゲット・ヤー・ヤ~」でもたっぷりテイラー節が聴けたけれど、まだ甘かった(笑)。
まさしく弾きまくりの映像に圧倒され、
その上手過ぎるプレイに「バンドから浮いている感」すら覚えたと言ったら言いすぎでしょうか。
とにかく73年前後のブートは強力です。


| kingbee | 2007/11/21 21:21 | URL | ≫ EDIT

断片的とはいえ、こういう貴重な映像がネットで手軽に観ることができるなんて、ほんといい世の中になりましたねー。
権利関係がクリアになって、公式に発表されればなお良し!

YouTubeは、見はじめたら止まらなくなるので、なるべく平日は寄らないようにしてます(笑)

| hiromer | 2007/11/21 21:26 | URL | ≫ EDIT

kingbeeさん、こんばんわ。
この時期のテイラーは、弾きまくり具合はすごいですね。
確かに、ハンサム過ぎるその風貌や達人級のギターテクは、ストーンズから浮いた存在かもしれません。
でも、他のメンバーに「ギターはこいつにまかせとけば、大丈夫」という安心感があるせいか、特にキースのカッティングに勢いとリズムのうねりを感じますね。

73年の来日が中止にならなければ、この時期のストーンズが武道館でライブをしたわけで、日本のロックの歴史も少し変わっていたんじゃないかと思います。
ホント、73年前後のストーンズはすごいわ。

| woodstock69 | 2007/11/21 22:35 | URL | ≫ EDIT

hiromerさん、こんばんわ。
この時期の映画「レディース・アンド・ジェントルメン」「コック・サッカー・ブルース」は、かつてビデオ「25×5」に断片的に収録されていましたから、ストーンズの手元にあるのは、まちがいなさそう。
手軽にPCで見られるのも良いことですが、やはり大画面でじっくりと見てみたいですよね。

ストーンズの場合はこの手の隠し玉は大量にありそうですが、それは彼らが引退してからのお楽しみなんでしょうね。

Youtube、確かに平日はやばい。
ぼくもあれもこれもと見ていたら、数時間があっという間です。

| woodstock69 | 2007/11/21 22:43 | URL | ≫ EDIT

woodstock69さん、今晩は!
この頃のライヴ音源はそうとは知らず、よく海賊盤を聴いていましたね。音がめちゃひどかったのを覚えています。なぜかやたらこの類が多くて、なんだ!いっぱいあるじゃん!って小躍りしてましたが、家に帰って聴くとあまりのひどさに落胆したのを覚えてます(泣)。だから『Get Yer Ya-Ya's Out!』も厭な想い出からか買ったのは最近です。しかし”本物”を聴いてからはもう少し早く聴けばよかったと悔やんでいます(笑)。

『ハイドパーク』はこの頃のものでは貴重なLive映像だったからテープが擦り切れるまで観ましたよ。でもどこか物足りなさは感じていました。『ギミー・シェルター』は最近買って観ましたけど、なんかぴんと来なくてあまり観なくなりましたねぇ。完全なLive映像ではなかったというより、オルタモントの悲劇が強調され過ぎて、ライヴ本来の流れが途切れてしまった感じでしたね。まあ記録映画の趣旨から云えばあくまでLiveは映画の一部という解釈でしょうか。
それにしてもこの頃のテイラーは美男子ですよねぇ。さぞもてたんだろうなぁ~。今は…言葉にしたくないです(笑)。

| 活字中毒 | 2007/11/21 23:09 | URL | ≫ EDIT

woodstock69さん、こんばんわ。

>テイラー期のストーンズをもっと聴きたい、もっと見たいぞ!

物凄く同感です。
私も最近Youtubeでテイラーが弾いてるライブ映像がけっこうあるのを知って小躍りしていたんです。
本当にまとめてこの頃のライブ音源&映像を公式に発売して欲しいなあ。
それと・・・この頃のキースを今のキースに見せてやりたいものです(むにゅむにゅむにゅ・・・)。

| baco | 2007/11/22 00:08 | URL | ≫ EDIT

活字中毒さん、こんばんわ。
昔の海賊盤にひどい音質のがたくさんありましたね。
というか、なんとか聞き取れるレベルの盤の方が多かったかも。

でも、最近のブートはすごいですよ。
オフィシャル盤と変わらない音質が当たりまえのような感じですからね。
「JUMPING JACK FLASH」もライン録音ですが、今のブートに比べると音質はイマイチ。
でも、中身が凄いので許せます。

ライブの映像を見ると、男前のミック・テイラーが寡黙にギターを弾きまくる姿は、確かにストーンズらしくないかも。
でも、あの姿がたまらないという女の子も多かったんだろうなあ。
その美男子も今では悲惨な状態。時間というのは残酷です。

| woodstock69 | 2007/11/22 22:32 | URL | ≫ EDIT

bacoさん、こんばんわ。

ブートの音源や映像から推測するに、ストーンズの隠し玉はめちゃくちゃ多いですよ、きっと。
引退してから、毎年のように未発表のライブ音源と映像をリリースしたとしても、ストーンズだと10年以上はネタに困らないような気がします。
未だに新作がリリースされるビートルズとは、活動期間もライブの数も桁違いですからね。

あと、今のキースですが、若さを差し引いても、テイラー期の映像を見ちゃうと物足りなさが残りますね。
体のクリーン度でいうと、今のほうが格段に上のような気がしますが・・・・。

| woodstock69 | 2007/11/22 22:40 | URL | ≫ EDIT

ゲットヤーヤーはストーンズの中で一番聞きまくったアルバムで大好きです。
キースもミックテイラーに対抗意識バリバリでギター引きまくってますね
この時期のライブ映像ブートじゃなくて正式にいろいろ出して欲しいです

| akira | 2008/03/15 07:09 | URL | ≫ EDIT

akiraさん、おはようございます。
コメント、どうもありがとうございました。

ぼくは「Get Yer Ya-Ya's Out!」が、二番目に買ったストーンズのアルバムで、レコードが擦り切れるほど聴きました。
ミック・ティラーが脱退する直前、キースは「リードはお前にまかせた」とばかりに、リズムを刻むことに徹していた感じがします。
でも、この頃は明らかに対抗意識が感じられますね。

テイラー期のストーンズ、正式な音源でもっと聴きたいですね。

| woodstock69 | 2008/03/15 09:12 | URL | ≫ EDIT















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