2007.12.05 Wed
おウチでスタック・アンプ
ちょっと前から、ローランドの「Blues Cube」というアンプが気になっていた。
このアンプ、以前に紹介した「The Small Amplefier Book」という本の中のローランド特集でも、少しだけ取り上げられていたが「Tube Logic Technology」という技術が使われている。
これは真空管アンプで発生する電気的な動作を、トランジスターを用いた回路でアナログ的にモデリングするという技術である。つまり、現在では主流のデジタルによるモデリング・アンプとは、少し方向性が異なるアンプといえる。
ネット上で「Blues Cube」を所有している方のインプレッションを読んでいると、このアンプは真空管アンプの音質の再現という点では、かなりいい線をいっているらしく「ローランドの隠れた名器」と表現している方もいるほどだ。
ぼくはGuyatoneの「FLIP400F」という日本製の古い真空管アンプを手に入れたことで「やっぱ、アンプは真空管に限るなあ」と思うようになった。しかし、できる限りのメンテナンスは施したとはいえ、いつ壊れてもおかしくないご老体のアンプだけに、練習用のアンプとしてバリバリに使うというわけにもいかない。
基本的にメンテナンスフリーで使えるトランジスタ・アンプで、真空管のサウンドをいい線まで再現できるとしたら、練習用のアンプとして最適なわけで、ぼくには「Blues Cube」が、とても魅力的なアンプに思えてきた。
でも、このアンプは既に製造中止になってしまっているから、今では新品を買うことはできない。
ぼくはオークションには手を出さないようにしているので「縁があれば、そのうちどこかで、中古を見ることもあるだろう」と思っていると、その縁は少し違った形で、意外に早くやって来た。
このアンプ、以前に紹介した「The Small Amplefier Book」という本の中のローランド特集でも、少しだけ取り上げられていたが「Tube Logic Technology」という技術が使われている。
これは真空管アンプで発生する電気的な動作を、トランジスターを用いた回路でアナログ的にモデリングするという技術である。つまり、現在では主流のデジタルによるモデリング・アンプとは、少し方向性が異なるアンプといえる。
ネット上で「Blues Cube」を所有している方のインプレッションを読んでいると、このアンプは真空管アンプの音質の再現という点では、かなりいい線をいっているらしく「ローランドの隠れた名器」と表現している方もいるほどだ。
ぼくはGuyatoneの「FLIP400F」という日本製の古い真空管アンプを手に入れたことで「やっぱ、アンプは真空管に限るなあ」と思うようになった。しかし、できる限りのメンテナンスは施したとはいえ、いつ壊れてもおかしくないご老体のアンプだけに、練習用のアンプとしてバリバリに使うというわけにもいかない。
基本的にメンテナンスフリーで使えるトランジスタ・アンプで、真空管のサウンドをいい線まで再現できるとしたら、練習用のアンプとして最適なわけで、ぼくには「Blues Cube」が、とても魅力的なアンプに思えてきた。
でも、このアンプは既に製造中止になってしまっているから、今では新品を買うことはできない。
ぼくはオークションには手を出さないようにしているので「縁があれば、そのうちどこかで、中古を見ることもあるだろう」と思っていると、その縁は少し違った形で、意外に早くやって来た。
今から一ヶ月ほど前、仕事の打ち合わせの帰りに立ち寄った隣町のハードオフに「GC-405」というアンプが置いてあった。
「GC-405」は「Blues Cube」とほぼ同時期に、ローランドから発売されていたアンプだが、現物を見るのは初めてだった。でも「The Small Amplefier Book」に、写真と短い説明文が掲載されていたので、大まかな特徴は頭にインプットされていた。

出力20Wで、キャビネットには5インチの小型スピーカーが4発入っていて、スイッチでクリーンチャンネルとリードチャンネルを切り替えることができる。もちろん「Tube Logic Technology」も搭載されているが「GC-405」のコントロールパネルには「Tube Logic Technology HOT」と印刷されていて、ホットな分だけ歪みやすいサウンドの味付けされているようだ。つまり、このアンプは「Blues Cube」よりも、少しハードロック寄りのアンプともいえそうだ。
さらに「GC-405」は別売りの同じく5インチのスピーカーが4発入りのスピーカーボックスを買うと、出力が25Wにアップして、高さ80センチ弱の小型のスタック・アンプになる。ハードオフにはアンプとは別売りの形で、このスピーカーボックスも「GC-405」と一緒に並んでいた。
本命は「Blues Cube」だったが、こっちの音も面白そうだし、スタックアンプというのも一度試してみたかった。値段もそれほど高くなかったので「これも何かのご縁」ということで、スピーカーボックスとセットでお持ち帰りとなった。
家に帰って、積み重ねて鳴らしてみると、ウワサ通りに良い感じの音が出てきた。
クリーンチャンネルはローランドらしく素直で澄んだ音色だが、つまみが12時を越えると、ハムバッカーのギターならクランチ気味の音に変わる。さらに、ギター本体のボリューム操作にもフレキシブルな反応が返ってくる。このあたりが普通のトランジスタアンプと少し異なるところで「Tube Logic Technology」の威力が感じられる。
リードチャンネルは予想通りにかなりの歪み具合で、図太いディストーションがかかる。どちらかという今風のトーンで、ハイゲインの真空管アンプの歪みにかなり近いのではないだろうか。
もちろん、あくまでもトランジスタ・アンプなので「真空管にかなわないな」という部分もあるけれど、「GC-405」からはこれまで弾いてきたトランジスタ・アンプとは一線を画すトーンが出てくるのだ。

トーン以外では気に入ったのは、音量と音圧だ。
スピーカーボックスをスタックしても、出力は25Wなのだが、同時に8つのスピーカーが鳴っているせいか、ボリュームのつまみが12時前後あたりでも、かなり大きな音が出る。同時にそのあたりで感じる音圧も、真空管アンプに近いものがある。
もちろん、つまみが12時の位置ではアンプ自体にまだ余裕があるわけで、さらにボリュームを上げるとクリーントチャンネルではクランチが深まり、リードチャンネルでは伸びやかで図太い歪みがかかっていく。でも、普通の家ならボリュームを1〜2時あたりまで上げるのが限界だと思う。
ちなみに、現在ローランドが生産しているアンプは、誕生から30年以上が経過したスタジオの定番アンプのジャズコーラスとCubeシリーズだけだ。

Roland JC-120

Roland CUBE-30X
しかし「GC-405」を鳴らしていると、このアンプがローランドのライナップから消えてしまったのが不思議な気さえしてくる。
今は国産アンプ全体に以前のような活気がないけれど、ローランドなら個性的なトランジスタ・アンプで、海外のメーカーのアンプと勝負できるんじゃないだろうか。「Blues Cube」や「GC-405」と同じ傾向を持ったアンプが復活しないかなあ。

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「GC-405」は「Blues Cube」とほぼ同時期に、ローランドから発売されていたアンプだが、現物を見るのは初めてだった。でも「The Small Amplefier Book」に、写真と短い説明文が掲載されていたので、大まかな特徴は頭にインプットされていた。

出力20Wで、キャビネットには5インチの小型スピーカーが4発入っていて、スイッチでクリーンチャンネルとリードチャンネルを切り替えることができる。もちろん「Tube Logic Technology」も搭載されているが「GC-405」のコントロールパネルには「Tube Logic Technology HOT」と印刷されていて、ホットな分だけ歪みやすいサウンドの味付けされているようだ。つまり、このアンプは「Blues Cube」よりも、少しハードロック寄りのアンプともいえそうだ。
さらに「GC-405」は別売りの同じく5インチのスピーカーが4発入りのスピーカーボックスを買うと、出力が25Wにアップして、高さ80センチ弱の小型のスタック・アンプになる。ハードオフにはアンプとは別売りの形で、このスピーカーボックスも「GC-405」と一緒に並んでいた。
本命は「Blues Cube」だったが、こっちの音も面白そうだし、スタックアンプというのも一度試してみたかった。値段もそれほど高くなかったので「これも何かのご縁」ということで、スピーカーボックスとセットでお持ち帰りとなった。
家に帰って、積み重ねて鳴らしてみると、ウワサ通りに良い感じの音が出てきた。
クリーンチャンネルはローランドらしく素直で澄んだ音色だが、つまみが12時を越えると、ハムバッカーのギターならクランチ気味の音に変わる。さらに、ギター本体のボリューム操作にもフレキシブルな反応が返ってくる。このあたりが普通のトランジスタアンプと少し異なるところで「Tube Logic Technology」の威力が感じられる。
リードチャンネルは予想通りにかなりの歪み具合で、図太いディストーションがかかる。どちらかという今風のトーンで、ハイゲインの真空管アンプの歪みにかなり近いのではないだろうか。
もちろん、あくまでもトランジスタ・アンプなので「真空管にかなわないな」という部分もあるけれど、「GC-405」からはこれまで弾いてきたトランジスタ・アンプとは一線を画すトーンが出てくるのだ。

トーン以外では気に入ったのは、音量と音圧だ。
スピーカーボックスをスタックしても、出力は25Wなのだが、同時に8つのスピーカーが鳴っているせいか、ボリュームのつまみが12時前後あたりでも、かなり大きな音が出る。同時にそのあたりで感じる音圧も、真空管アンプに近いものがある。
もちろん、つまみが12時の位置ではアンプ自体にまだ余裕があるわけで、さらにボリュームを上げるとクリーントチャンネルではクランチが深まり、リードチャンネルでは伸びやかで図太い歪みがかかっていく。でも、普通の家ならボリュームを1〜2時あたりまで上げるのが限界だと思う。
ちなみに、現在ローランドが生産しているアンプは、誕生から30年以上が経過したスタジオの定番アンプのジャズコーラスとCubeシリーズだけだ。

Roland JC-120

Roland CUBE-30X
しかし「GC-405」を鳴らしていると、このアンプがローランドのライナップから消えてしまったのが不思議な気さえしてくる。
今は国産アンプ全体に以前のような活気がないけれど、ローランドなら個性的なトランジスタ・アンプで、海外のメーカーのアンプと勝負できるんじゃないだろうか。「Blues Cube」や「GC-405」と同じ傾向を持ったアンプが復活しないかなあ。
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| エレキギター、再び | 19:04 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑














