2007.12.26 Wed
クリスマスは苦手だったけれど
ちょっと遅くなりましたが、メリー・クリスマス!
どんなふうに、クリスマスを過ごしましたか?
そして、今年もあと少しになりましたが、健やかに良い年が迎えられますように。
と、近ごろでは何の抵抗もなく書けるようになったけれど、ちょっと前まではクリスマスってやつが、どうにも苦手だった。「オレは仏教徒。だから、そんなの関係ねえ」というスタンスをとっていたのだ。
そもそも、クリスマスにはあまり良い思い出がなかった。
もちろん、幼少の頃には親からプレゼントをもらったりして、普通にクリスマスを楽しみにしていたと思うけれど、高校生になってからは街の騒ぎをよそに、年末はいつもバイトに励んでいた。特に20歳前後には、商店街の中にあるとても繁盛していた喫茶店で働いていたので、ひたすら忙しかった記憶しかない。
ある年、その喫茶店が自家製ケーキを売り始めて、それが好評だったもんだから、調子にのってクリスマスケーキの予約を取ることになった。すると、意外にも多くの予約が集まって、小さなケーキ工場のキャパシティを越えるクリスマスケーキを作る羽目に。ほぼ徹夜、従業員総出でケーキ作りをして、なんとか予約をさばいた。
でも、夜通しで生クリームの匂いを嗅いでいると気分が悪くなってくる。あの甘ったるい匂いが体中に染み付いて、胸やけがするのだ。あれから、しばらくの間はケーキを見るのも食べるのも嫌になった。
さらに、バブル期の前後は「クリスマスは彼氏と豪華なディナーを食べて、高級ホテルにチェックイン」ってなことが流行って、あれも大嫌いだった。
「クリスマスの頃、ディズニーランド周辺のホテルは半年前から予約で一杯だよ」という話を、知り合いのホテルマンから聞いたことがあるので、ホントに実践していたカップルがたくさんいたのだろう。「何かきっかけがないとロマンチックな気分になれんのか。若者たちよ、マスコミに踊らされちゃあ、いかんよ」と思ったし、クリスマスの本来の意味からすると、どう考えてもあれは変だった気がする。
そんな苦手なクリスマスも、子どもが生れてからは楽しみに変わりつつある。
子どもに親の苦手を押し付けるわけにもいかないので、イブの夜にはホームパーティの真似事をして、ケーキも食べる。そして、子どもが寝静まってから、プレゼントを枕元に置くようになった。
すると、このクリスマスというイベントが日本でも定着している意味が何となく分かってきた。きっと、12月24日前後という時期が絶妙なのだ。もし、これがもう少し後ろにずれていたら「暮れも押し迫ってきて、忙しいのに」となったかもしれないし、12月の頭なら「今年も1年」という気分に欠けるだろう。
お正月前に1年をふり返りながら、何となくウキウキした気持ちで「今年もありがとうね」と、家族や恋人どうしで、少しロマンチックな夜を過ごす。近ごろでは、1年も残りわずかとなった頃に、家族でクリスマスを祝うという習慣は「なかなかステキだなあ」と思えるようになってきた。
これまで書いてきたように、ぼくは長い間クリスマスに背を向けてきた。
でも、かれこれ20年以上もクリスマスの時期に限って、聞き続けてきた曲がある。佐野元春の「Christmas Time In Blue」だ。
ニューヨークでレコーディングされ、佐野元春のキャリアの中でも未だに異色の傑作「Visitors」の後にリリースされたのが「Cafe Bohemia」だ。アルバムをより先にシングルでリリースされた曲が数多く収録されているせいか、どことなくまとまりに欠ける感じがする1枚で「Christmas Time In Blue」も、既にシングルレコードでよく聴いた曲だった。
この曲はジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」からインスパイアされたものと思われるけれど、歌詞が秀逸だ。伊藤銀次が「Christmas Time In Blue」を「日本のポップスで初めて倫理観を唄った曲」と評していたことも記憶している。さらに、レゲエのクリスマスソングというのも、当時は斬新だった。
でも、なぜかこの曲、ぼくはクリスマスの時期にしか聴く気がしない。それが「Cafe Bohemia」の最後の方に収録されているものだから、普段はアルバム自体を聴かなくなってしまった。「Christmas Time In Blue」に限らず、クリスマス・ソングってシングル限定のほうが良いような気がするのは、ぼくだけだろうか。
最後に思わぬところから、クリスマスプレゼントが届いた話を。
クリスマスの少し前、コルグから宅配便が届いた。何かを頼んだ記憶がないので「いったい、何だろう」と開けてみると、VOXのTシャツが入っていた。

そういえば、10月の終わり頃にコルグのHPから、50周年記念のプレゼントに応募したような気がする。これまで、ネット上から様々なプレゼントに応募したことがあるけれど、当たったためしがないので、すっかり忘れていたのだ。
クラシカルなVOXのアンプがプリントされたTシャツは、なかなかかっこよくって、思いがけないクリスマスプレゼントになった。
さらに、このTシャツ、よくお邪魔しているブログのスノードロップさんも当選されていて、びっくしりた。当選者の総数は50名だったから、これはかなり珍しいことかもしれないなあ。

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どんなふうに、クリスマスを過ごしましたか?
そして、今年もあと少しになりましたが、健やかに良い年が迎えられますように。
と、近ごろでは何の抵抗もなく書けるようになったけれど、ちょっと前まではクリスマスってやつが、どうにも苦手だった。「オレは仏教徒。だから、そんなの関係ねえ」というスタンスをとっていたのだ。
そもそも、クリスマスにはあまり良い思い出がなかった。
もちろん、幼少の頃には親からプレゼントをもらったりして、普通にクリスマスを楽しみにしていたと思うけれど、高校生になってからは街の騒ぎをよそに、年末はいつもバイトに励んでいた。特に20歳前後には、商店街の中にあるとても繁盛していた喫茶店で働いていたので、ひたすら忙しかった記憶しかない。
ある年、その喫茶店が自家製ケーキを売り始めて、それが好評だったもんだから、調子にのってクリスマスケーキの予約を取ることになった。すると、意外にも多くの予約が集まって、小さなケーキ工場のキャパシティを越えるクリスマスケーキを作る羽目に。ほぼ徹夜、従業員総出でケーキ作りをして、なんとか予約をさばいた。
でも、夜通しで生クリームの匂いを嗅いでいると気分が悪くなってくる。あの甘ったるい匂いが体中に染み付いて、胸やけがするのだ。あれから、しばらくの間はケーキを見るのも食べるのも嫌になった。
さらに、バブル期の前後は「クリスマスは彼氏と豪華なディナーを食べて、高級ホテルにチェックイン」ってなことが流行って、あれも大嫌いだった。
「クリスマスの頃、ディズニーランド周辺のホテルは半年前から予約で一杯だよ」という話を、知り合いのホテルマンから聞いたことがあるので、ホントに実践していたカップルがたくさんいたのだろう。「何かきっかけがないとロマンチックな気分になれんのか。若者たちよ、マスコミに踊らされちゃあ、いかんよ」と思ったし、クリスマスの本来の意味からすると、どう考えてもあれは変だった気がする。
そんな苦手なクリスマスも、子どもが生れてからは楽しみに変わりつつある。
子どもに親の苦手を押し付けるわけにもいかないので、イブの夜にはホームパーティの真似事をして、ケーキも食べる。そして、子どもが寝静まってから、プレゼントを枕元に置くようになった。
すると、このクリスマスというイベントが日本でも定着している意味が何となく分かってきた。きっと、12月24日前後という時期が絶妙なのだ。もし、これがもう少し後ろにずれていたら「暮れも押し迫ってきて、忙しいのに」となったかもしれないし、12月の頭なら「今年も1年」という気分に欠けるだろう。
お正月前に1年をふり返りながら、何となくウキウキした気持ちで「今年もありがとうね」と、家族や恋人どうしで、少しロマンチックな夜を過ごす。近ごろでは、1年も残りわずかとなった頃に、家族でクリスマスを祝うという習慣は「なかなかステキだなあ」と思えるようになってきた。
これまで書いてきたように、ぼくは長い間クリスマスに背を向けてきた。
でも、かれこれ20年以上もクリスマスの時期に限って、聞き続けてきた曲がある。佐野元春の「Christmas Time In Blue」だ。
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ニューヨークでレコーディングされ、佐野元春のキャリアの中でも未だに異色の傑作「Visitors」の後にリリースされたのが「Cafe Bohemia」だ。アルバムをより先にシングルでリリースされた曲が数多く収録されているせいか、どことなくまとまりに欠ける感じがする1枚で「Christmas Time In Blue」も、既にシングルレコードでよく聴いた曲だった。
この曲はジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」からインスパイアされたものと思われるけれど、歌詞が秀逸だ。伊藤銀次が「Christmas Time In Blue」を「日本のポップスで初めて倫理観を唄った曲」と評していたことも記憶している。さらに、レゲエのクリスマスソングというのも、当時は斬新だった。
でも、なぜかこの曲、ぼくはクリスマスの時期にしか聴く気がしない。それが「Cafe Bohemia」の最後の方に収録されているものだから、普段はアルバム自体を聴かなくなってしまった。「Christmas Time In Blue」に限らず、クリスマス・ソングってシングル限定のほうが良いような気がするのは、ぼくだけだろうか。
最後に思わぬところから、クリスマスプレゼントが届いた話を。
クリスマスの少し前、コルグから宅配便が届いた。何かを頼んだ記憶がないので「いったい、何だろう」と開けてみると、VOXのTシャツが入っていた。

そういえば、10月の終わり頃にコルグのHPから、50周年記念のプレゼントに応募したような気がする。これまで、ネット上から様々なプレゼントに応募したことがあるけれど、当たったためしがないので、すっかり忘れていたのだ。
クラシカルなVOXのアンプがプリントされたTシャツは、なかなかかっこよくって、思いがけないクリスマスプレゼントになった。
さらに、このTシャツ、よくお邪魔しているブログのスノードロップさんも当選されていて、びっくしりた。当選者の総数は50名だったから、これはかなり珍しいことかもしれないなあ。
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| 佐野元春 | 18:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑















