2008.01.14 Mon
グレコのSGのペグ交換
昨年の8月に中古で買ったグレコのSGスペシャルのコピーモデルは、日本製のエレキギターが最も活気のあった1980年前後に作られたものだけあって、今ではジャパンヴィンテージの風格すら漂うお気に入りの1本だ。
買ったときには、フレットこそ8分山は残っていたものの、あちらこちにサビが浮いて、少々くたびれた状態だった。でも、半日ほどかけてメンテナンスすると、かなりきれいな状態にまで戻すことができた。
その時に裏のパネルを開けて、電装系もチェックしてみたが、どうやら手は何一つ加えられていないようで、ポットやスイッチにもガリはない。本来なら、ポットやコンデンサあたりはすぐに取り替えてしまうところだが、このギターに関してはオリジナルの状態をキープしようと決めた。
しかし、弾いているうちに問題点が浮上してきた。チューニングが安定しないのだ。
どうやら、その原因となっていそうなのがペグで、動き自体が渋いことはないのだが、回してもポストがすぐに反応しなくて音程が上がらず、反対方向に回すとガクンと音程が下がる。裏に「Greco」の刻印が打たれたオリジナルのペグだが、元々の精度が低く、バックラッシュが起こりやすいのだろう。
ジャパンヴィンテージとして、最初の状態をキープすることも大切だが、チューニングが安定せず、弾けないギターではお話にならないので、ペグを交換することにした。
交換用のペグに選んだのは「GOTO」のペグ。「GOTO」はフェンダーやギブソン、マーチンにもペグを供給している日本が誇るパーツメーカーだ。

GOTOH SD90-05MA/Nickel/L3+R3
チューニングの精度を考えれば、グローバータイプするべきなのだろうが、あえてオリジナルと変わらないルックスのクールソンタイプのペグを選び、つまみは白いプラスティックのものにしてみた。
本家のギブソンのレスポール・ジュニアやSGスペシャルには、白いつまみのペグが付いている。グレコに最初についていたのは、クロームメッキのつまみだったが、せっかく換えるのだからと、本家に基づいた仕様のペグを取り寄せた。

エレキギターのパーツ交換の中でも、ペグを取り替えることは、それほど難しくはない。最も大切なのは、同じサイズのペグを手に入れること。それさえまちがえなければ、あとは古いペグを外して、新しいものを取り付けるだけだ。
でも、少しだけ気を使うのが、ブッシュの取り外し。これまではネックのヘッドの穴に入る小型のマイナスドライバーでブッシュのふちを押して、少し浮かせてから取り外していたが「何か、良い方法はないのかなあ」とネットを検索してみると、こんな方法を発見!
なんと、マジックペンのマッキーを使えば、突板や塗装を傷つけることなく、簡単に取り外せるというのだ。
「これなら家にあるやん」とグレコのSGのペグを取り替えるときに試してみたが、残念ながらわずかな大きさの違いで、ペグの取り付け穴にマッキーは入らず、相変わらずのマイナスドライバーでこじって取り外すことになった。
幸い、これまでペグのブッシュが取り外しにくいほどきつく取り付け穴に入っていたことはないけれど、この作業はいつも少しだけ緊張する。
今回は交換のついでに、かなりゆるくなっていた6弦のペグのネジ穴も補修してみた。
補修といっても、ネジ穴に瞬間接着剤を流し込み、そこに爪楊枝を差し込むだけ。あとは充分に乾燥するのを待って、爪楊枝をカッターで切り取って、段差をなくせば、ネジ穴は埋まる。
この時に爪楊枝ではなく、竹ひごや竹串を使ったほうが強度があって良いという人もいるので、今度試してみようと思っている。

ペグを「GOTO」に取り替えたグレコのSGは、チューニングが安定して、とても弾きやすくなった。抵抗のないスムーズな回り具合のペグは「やっぱり、GOTOはええなあ」と思わせる一品だと思う。
ぼくの密かな愛読書「ジャパン・ヴィンテージ」のvol.3には、後藤ガットの専務取締役の後藤孝夫氏の10ページに渡るインタビューが掲載されている。
自ら「オレはベグ馬鹿なんだ」と言い切るパーツ職人の後藤氏が興味深い発言を連発していて、かなり読み応えのあるインタビューだ。
このvol.3、1年ほど前にアマゾンで新品を定価で買ったが、現在は在庫切れ。中古もプレミア付きになってしまっている。vol.4からvol.8は、まだ定価で買えるようだが、それも今のうちだけかもしれない。
そういえば、ぼくは次の「ジャパン・ヴィンテージ」を心待ちにしているのだけれど、2006年6月に発行されたvol.8から1年半も新刊が途絶えている。古めの日本製ギターに的を絞ったかなりマニアックな雑誌だけに、ひっとしたらこのままフェードアウトなんだろうか。vol.8に休刊のお知らせはなかったのになあ。

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買ったときには、フレットこそ8分山は残っていたものの、あちらこちにサビが浮いて、少々くたびれた状態だった。でも、半日ほどかけてメンテナンスすると、かなりきれいな状態にまで戻すことができた。
その時に裏のパネルを開けて、電装系もチェックしてみたが、どうやら手は何一つ加えられていないようで、ポットやスイッチにもガリはない。本来なら、ポットやコンデンサあたりはすぐに取り替えてしまうところだが、このギターに関してはオリジナルの状態をキープしようと決めた。
しかし、弾いているうちに問題点が浮上してきた。チューニングが安定しないのだ。
どうやら、その原因となっていそうなのがペグで、動き自体が渋いことはないのだが、回してもポストがすぐに反応しなくて音程が上がらず、反対方向に回すとガクンと音程が下がる。裏に「Greco」の刻印が打たれたオリジナルのペグだが、元々の精度が低く、バックラッシュが起こりやすいのだろう。
ジャパンヴィンテージとして、最初の状態をキープすることも大切だが、チューニングが安定せず、弾けないギターではお話にならないので、ペグを交換することにした。
交換用のペグに選んだのは「GOTO」のペグ。「GOTO」はフェンダーやギブソン、マーチンにもペグを供給している日本が誇るパーツメーカーだ。
GOTOH SD90-05MA/Nickel/L3+R3
チューニングの精度を考えれば、グローバータイプするべきなのだろうが、あえてオリジナルと変わらないルックスのクールソンタイプのペグを選び、つまみは白いプラスティックのものにしてみた。
本家のギブソンのレスポール・ジュニアやSGスペシャルには、白いつまみのペグが付いている。グレコに最初についていたのは、クロームメッキのつまみだったが、せっかく換えるのだからと、本家に基づいた仕様のペグを取り寄せた。

エレキギターのパーツ交換の中でも、ペグを取り替えることは、それほど難しくはない。最も大切なのは、同じサイズのペグを手に入れること。それさえまちがえなければ、あとは古いペグを外して、新しいものを取り付けるだけだ。
でも、少しだけ気を使うのが、ブッシュの取り外し。これまではネックのヘッドの穴に入る小型のマイナスドライバーでブッシュのふちを押して、少し浮かせてから取り外していたが「何か、良い方法はないのかなあ」とネットを検索してみると、こんな方法を発見!
なんと、マジックペンのマッキーを使えば、突板や塗装を傷つけることなく、簡単に取り外せるというのだ。
「これなら家にあるやん」とグレコのSGのペグを取り替えるときに試してみたが、残念ながらわずかな大きさの違いで、ペグの取り付け穴にマッキーは入らず、相変わらずのマイナスドライバーでこじって取り外すことになった。
幸い、これまでペグのブッシュが取り外しにくいほどきつく取り付け穴に入っていたことはないけれど、この作業はいつも少しだけ緊張する。
今回は交換のついでに、かなりゆるくなっていた6弦のペグのネジ穴も補修してみた。
補修といっても、ネジ穴に瞬間接着剤を流し込み、そこに爪楊枝を差し込むだけ。あとは充分に乾燥するのを待って、爪楊枝をカッターで切り取って、段差をなくせば、ネジ穴は埋まる。
この時に爪楊枝ではなく、竹ひごや竹串を使ったほうが強度があって良いという人もいるので、今度試してみようと思っている。

ペグを「GOTO」に取り替えたグレコのSGは、チューニングが安定して、とても弾きやすくなった。抵抗のないスムーズな回り具合のペグは「やっぱり、GOTOはええなあ」と思わせる一品だと思う。
ぼくの密かな愛読書「ジャパン・ヴィンテージ」のvol.3には、後藤ガットの専務取締役の後藤孝夫氏の10ページに渡るインタビューが掲載されている。
自ら「オレはベグ馬鹿なんだ」と言い切るパーツ職人の後藤氏が興味深い発言を連発していて、かなり読み応えのあるインタビューだ。
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このvol.3、1年ほど前にアマゾンで新品を定価で買ったが、現在は在庫切れ。中古もプレミア付きになってしまっている。vol.4からvol.8は、まだ定価で買えるようだが、それも今のうちだけかもしれない。
そういえば、ぼくは次の「ジャパン・ヴィンテージ」を心待ちにしているのだけれど、2006年6月に発行されたvol.8から1年半も新刊が途絶えている。古めの日本製ギターに的を絞ったかなりマニアックな雑誌だけに、ひっとしたらこのままフェードアウトなんだろうか。vol.8に休刊のお知らせはなかったのになあ。
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| エレキギター、再び | 20:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















