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戦略的なパンクバンドだったポリス

 今月、日本でもポリスの再結成ライブ(長期休養だったという話もあるので、活動再開ライブか?)が行われた。
 ぼくはポリスをデビュー当初からリアルタイムで聴いていたし、もちろん大好きだけど、飛行機に乗って、東京や大阪に見に行くまでの深い思い入れはない。でも、再結成ライブの映像を見ると、サポートメンバーを付けず、広いステージに3人だけで立って、過剰な装飾のないプレイをする姿には潔さとかっこよさを感じる。

 ギターマガジン3月号に掲載されていたインタビューで、ギターのアンディ・サマーズは再結成の理由を「お金のため」ときっぱり言い切っていた。同時に「オーディエンスの歓声とともに、興奮を分かち合うのは、最もピュアで最高の音楽の楽しみ方だ」とも発言していて、この言葉の通りに、アンディ・サマーズ(実はクラプトンよりも年上)は巨大なステージで空間を音で埋め尽くすような勢いで、ギターを弾きまくっているようだ。

Outlandos d'AmourOutlandos d'Amour
The Police


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 ぼくにとって、ポリスといえば、やっぱりこれ。デビュー・アルバムの「Outlandos d'Amour」だ。
 とにかく、出だしの「Next to You」「So Lonely」「Roxanne」の3連発が強力で、今聴いても軽い興奮を覚える。

 デビュー当時のポリスのイメージは、まちがいなく数あるイギリスのパンクバンドの中の一組だった。そして、レゲエのリズムを積極的に取り入れた、少し風変わりなバンドという感じがしていた。
 でも、パンクはポリスの売り出し戦略のひとつで、デビューアルバムをリリースした時の年齢はスティングが27歳でスチュワート・コープランドが26歳。なんと、アンディ・サマーズにいたっては35歳だった。
 さらに、スティングのデビュー前の職業は小学校の国語教師、アンディ・サマーズはアニマルズのメンバーとして、1968年に来日したこともあるベテランのミュージシャンだった。
 つまり、彼らは素顔でパンクバンドをやるような怒れる若者ではなく、パンクの衣をまとった大人だったである。

 ポリスという意味深な名前も、インパクトがあって覚えやすく、プロモーションにも使えるという理由で決められたと聞いたことがあるから、このあたりも大いに戦略的だ。

ポリス インサイド・アウト (JAPAN EDITION)ポリス インサイド・アウト (JAPAN EDITION)
スチュアート・コープランド


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 最近、スチュワート・コープランドが撮影した8ミリフィルムを編集したポリスの映画「ポリス インサイド・アウト」も見たが、これもドキュメンタリーという意味では興味深い内容だった。

 1台の車に機材とメンバーを乗せ、広大なアメリカを巡るポリスの下積み時代が見られるのだが、彼らはどこにでもあるような町外れのモーテルに泊まり、小さな会場でプロモーションを兼ねたライブを行っていたようだ。さらに、日本の演歌歌手のように小さなレコード店で、レコードの即売と握手会のようなことをしている映像もあって「わあ、こんなことまでしてたんだ」と驚いてしまった。

 ライブのシーンが意外に少なく、音楽映画という点では少々不満は残るが「ポリス インサイド・アウト」は、ロックがパンクからニューウェーブに移行する時代を映し出していて、なかなか面白かった。

Reggatta de BlancReggatta de Blanc
The Police


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 当時、高校生だったぼくにとって、ファースト・アルバムのインパクトは強烈だったが、日本でポリスの人気が高くなったのは、2枚目のアルバムに入っていた「Message in a Bottle」がヒットして、ラジオで頻繁に流れ出した1979年の暮れ以降だったと思う。

Zenyatta MondattaZenyatta Mondatta
The Police


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 3枚目の「Zenyatta Mondatta」では、パンクバンドの影はすっかりなくり、1981年に来日した時には「夜のヒットスタジオ」に出演。これはぼくも見た記憶があり、日本語バージョンの「De Do Do Do, De Da Da Da」を口パクで唄っていたと思う。

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 そして、現時点では彼らの最後のアルバム「Synchronicity」をリリースした時には、既に大物バンドの風格すら漂っていた。ポリスはアメリカのドサ周り時代からわずか5年で、スタジアム級のバンドへと急成長したわけだ。

 これは音楽的な才能と実力、そして運がないと不可能なことで、最初の戦略的な売り出し方は単なるきっかけでしかなったといえる。とにかく、ポリスの大スターへの登りつめ方のスピード感にはすごいものがあった思う。
 その軌跡をリアルタイムで追いかけられたという点でも、ポリスはぼくの記憶に残るバンドである。

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| ロックの名盤 | 18:20 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

woodstockさん、こんにちわ。
私もファーストが一番!ですね。
すっかりパンクに乗り遅れてしまった高校生当時、ポリスを聴いて「これだ!これならいける!」と思いました。すかさずロッキンオンを床屋へ持って行って「この人(スティング)と同じ頭にしてくれ」とバッサリ髪を切ったのも懐かしい思い出です。
まさに彼等の戦略にまんまとはまってしまったんですねえ、あとで実はけっこうなオッサンたちだったと聞いてちょっと裏切られた気もしましたっけ。でもこういう「パンク」がなかったら当時の私はとても他のパンクも聴く耳を持たなかったような気がします。遅れてきたパンク少年の救世主だったのかもしれません。

| baco | 2008/02/29 17:05 | URL | ≫ EDIT

bacoさん、こんばんわ。
ポリスといえば、やはりファーストですよね。
このアルバムを初めて聴いた時、無理してパンクしているなんて、ちっとも感じませんでしたよね。
むしろ、それまでのパンクにはない良さがあるなあと思いました。

ぼくはパンクが出現した頃、まだロックを聴き始めたばかりで、ロックに対して失望なんてしてませんでした。
むしろ少し前に出たロックのレコードを聴きまくることに、夢中になっていました。
だから「ロックは終わった!」と叫ばれても、ピンとこなかったんですよ。
でも、ポリスはすんなり受け入れることができたから、不思議です。

今から思えば、彼らの戦略にまんまとのせられたのかもしれませんが、デビュー直後のスティングはめちゃくちゃかっこよかったですよね。
ぼくも「プレイヤー」の写真を見て、本気でベースを始めようかと考えたクチです。

| woodstock69 | 2008/03/01 21:57 | URL | ≫ EDIT















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| ナゴヤ In My Life | 2008/02/29 01:04 |

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