2008.04.03 Thu
レスポール的名盤「Bluesbreakers with Eric Clapton」
そんな気分をブログにも反映させて、これまでの名盤レビューとは異なる「レスポールが主役のアルバム」という切り口でも、名盤を紹介していこうと思っている。
レスポール的名盤の第1回目は「Bluesbreakers with Eric Clapton」。ロックとレスポールの関係を歴史的な観点から考えると「最初はこれしなかない」という1枚だ。
アマゾンで検索してみると、アメリカ盤より日本盤のほうが安くて、しかもモノラルとステレオの2つのミックスが聴けるコンプリート・エディションだった。ひょっとしたら、このアルバムはモノラルで聴いたほうがムードがあるんじゃないかと思って、日本盤にリンクを貼ってみた。
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今のエリック・クラプトンのギターといえば、ストラトキャスターというイメージしか思い浮かばないが、ロックに歴史の教科書があったとすれば「1966年、エリック・クラプトンがレスポールとマーシャルの組み合わせを発明」と書かれることになるだろう。
つまり、マーシャルのアンプにレスポールをプラグインして、ボリュームをフルに上げ、ナチュラルにオーバードライブさせたトーンで「何じゃ、このギターの音は!」と多くのギタリストに衝撃を与えたのは、このアルバムとクラプトンなのだ。
ジミー・ペイジはレスポールを世界中に普及させた伝道師といえそうだが、開祖はクラプトン。現在まで続くレスポールとロックの関係は、ここから始まったといえるだろう。
このアルバムはリリースから40年以上が経過しているので、正直なところ「ちょっと、古くさいなあ」と感じられる部分もある。情報が少なかった時代に、アメリカの黒人音楽であるブルースを、イギリス人が良い意味で屈曲した解釈でレコーディングしているせいか、妙な違和感を感じる部分もなくはない。
でも、クラプトンのレスポールのトーンに関しては、未だに色あせることなく、聴くたびに「レスポールの音ってのは、これだよなあ」と思わずにはいられない。
中でも、未だにギターインストの名曲として輝き続けているのが、2曲目の「Hideaway」だ。フレディー・キングの曲のカバーだが、フルテンにしたマーシャルからはじき出されるレスポールのトーンが絶品だ。
この曲をレコーディングした時、クラプトンは弱冠21歳。すでに自分の中でブルースを消化しているようで、その上にクラプトン独特のタイム間(この曲に限らず、クラプトンをコピーする時の高いハードル。真似するのがとっても難しいと思うのは、ぼくだけだろうか)とフレーズを加えて、若々しくアグレッシブなブルースに変化させているあたりは、さすがというしかない。「天才は最初から天才なのだ」ということを痛感させられる一曲だ。
Youtubにも60年代の「Hideaway」の映像はなくって、これはジョン・メイオールの70歳を祝うライブでのひとコマ。
クラプトンのギターはストラトで、若い頃のようなアグレッシブさはないが、これはこれで悪くはない。老いてなお、怪しくもかっこいいジョン・メイオールが、クラプトンよりも目立っている一曲かもしれない。
次は、同じくYoutubeで発見した、もうひとつの「Hideaway」。
弾いているのは、十代の日本人の女の子だと思われるが、クラプトン独特のタイム間を見事にコピーして、自分のものにしているような気がする。
実は、ぼくもギターを再開した直後から「Hideaway」のコピーを続けているが、こんな風には弾きこなせない。もちろん、才能って部分もあるのだろうけれど、もっと練習しないとなあ。
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| ロックの名盤 | 19:14 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑















