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ロックンロールのゴットファーザーと息子たち

 歴史の中に「もしかして」はない。でも、たまに「もしかして」を空想してみるのも面白い。
 ロックの場合、もしチャック・ベリーがいなかったら、ジャンルそのものが成立しかっただろう。さらに、ビートルズやストーンズが世に出ることもなかったかもしれない。
 ワンパターンと思われがちなイントロのギターとリフ。しかし、あれこそがロックンロールのアイコンであり、チャック・ベリーの偉大な発明なのだ。

 そんなロックロールのゴッドファーザーと、彼の影響をモロに受けた息子たちの競演を見てみよう。
 まずはジョン・レノン。1972年に放映されたテレビ番組の中での競演だ。



 「Come Together」に関する盗作問題で因縁のある2人だが「チャック・ベリーは、ぼくのヒーロー」と言い切るジョンが、実に楽しげにプレイしているのが印象的。
 チャック・ベリーの決めワザのひとつ、ダックウォークも軽やかだ(バックでヨーコが唸るのは、そんな時代だったからですね)。

 次はキース・リチャーズとの競演。映画「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」の中の有名なひとコマだ。



 チャック・ベリーというおっさん、変人というか性格的にかなり問題のある人らしく、お金に汚く、逮捕歴も数回ある。さらに、ツアーには出ても、バンドは同行させず、現地でミュージシャンを調達しては、適当にライブを繰り返していた。
 そんな行き当たりばったりのチャック・ベリーをキースが「ちゃんとしたライブをしないとダメだよ」と説得。チャック・ベリーの60歳の誕生日を祝って、豪華ゲストを招いたライブが実現した。そのライブを舞台裏を含めて撮影した映画が「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」だ。

 映画の中でキースはチャック・ベリーの複雑怪奇な性格に引きずり回されるが、彼を必死に盛り立てようとする姿はあまりにけなげで、感動的ですらある。しかし、撮影中に多くの衝突があったのも事実のようで、象徴的なシーンがこれだ。
 「キャロル」のイントロを弾くキース。しかし、チャック・ベリーが「ちょっと待ちな。そうじゃねえだろうよ」と演奏を止めて、チョーキングのやり方の指導をする。怒りをこらえて、イントロを弾き直すキース。しかし、そのむくれた顔は映像に残されているキースの表情の中でも、ピカイチの怖さだ。

 キースに説教をするチェック・ベリーも只者ではないが、恐怖すら感じるむくれ顔からはキースの本性のようなものを感じますなあ。

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リンダ・ロンシュタット, チャック・ベリー, ロバート・クレイ, ジュリアン・レノン, テイラー・ハックフォード


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 昨年暮れに4枚組みのコレクターズエディションも発売された「ヘイル!ヘイル!ロックンロール」はロック・ファン必見の映画であることはまちがいないだろう。

 最後は、ブルース・スプリングスティーンと大定番曲の「Johnny B Goode」を競演する姿をどうぞ。



 チャック・ベリーも年をとって、少しは丸くなったのか、周りに気をくばりながらプレイしているように見える。
 しかし、最後までチャック・ベリーを見つめ続けるブルース・スプリングスティーンからは「このオヤジ、何しよるか分からん」という緊張感も感じられる。

 1926年生まれで、80歳を超えたというのに、未だに現役でステージに上がり続け、お得意のダックウォークを披露するチャック・ベリー。ロックロールのゴッドファーザーの前では、ジョンとキース、そしてボスだって、永遠に息子のままなのだ。

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Chuck Berry


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| ロックの名盤 | 18:34 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

あの独特のリフに痺れました!
今晩は!woodstockさん。お久しぶりです。この『ヘイル!へイル!ロックンロール』は随分観ましたよ。僕が持っているのはVHSなんで今はCD-Rに焼いたのをたまに観ています。この頃に発売されたビデオはミュージックビデオでも容易くコピー出来たんですが、コピーガードが一般的になった今はやはり高くても購入するしかないですね。ところでチャック・ベリーのこの横暴振りときたら呆れるほどですよね。まさしく暴君。こんな男がキースのアイドルだったなんて当時は信じられなかったです。しかし音楽はそれはそれは素晴らしいものがありましたね!ぼくもあのイントロのリフにどれほど心奪われ聴き入ったことか。もう80歳になったんですね。偉大なロックンローラーが次々とこの世を去っていく中でチャック・ベリーはなんとも長生きしてますね。ロックンロールの始祖たるもの、まだまだ伝える事が一杯あるんでしょうか。

| 活字中毒 | 2008/07/27 22:03 | URL | ≫ EDIT

ごめんなさい
間違えてました、DVD-Rでした。どうもおっちょこちょいな性格なもんで自身のブログでも皆さんのブログのコメントでもこうしたミスをしでかすので恥ずかしいです。

| 活字中毒 | 2008/07/28 10:05 | URL | ≫ EDIT

活字中毒さん、お久しぶりです。
ぼくも『ヘイル!へイル!ロックンロール』を最初に見たのはVHSのビデオでした。
それが今では4枚組みのDVDまで発売される時代ですもんね。
CDのリイシューも盛んですが、DVDもすごいことになってます。

チャック・ベリーの横暴ぶり。
おそらく、リスペクトされるとつけ上がるタイプの人なのだと思います。
でも、ロックンロールを発明したといってもいい人なんで仕方ないかも。
ぼくはチャック・ベリーに悩まされながらも、必死にコンサートを盛り立てようとするキースも印象的でした。

それから、BBキングもそうですが、長生きするブルースマン、ロックンローラーは生命力が違うんでしょうね。
あのキースが還暦を迎えたのですから、チャック・ベリーが米寿を迎えようとしているのも当然かもしれませんよ。

| woodstock69 | 2008/07/28 22:14 | URL | ≫ EDIT















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