2008.09.10 Wed
GyaoのBAHO
その名の通り、昭和時代の様々な映像を見られるのだが、ぼくが月に1回の更新を楽しみにしているのが「全日本プロレス THE BEST」だ。
今のプロレスに比べると、技も少なくて、動きもゆっくりなのだが、どの試合にも何ともいえぬ味わいがある。「技は出せば良いってもんじゃない。すべての動きに意味を持たせろ」。そんな馬場さんの声が空から聞こえてきそうな試合の数々には、単に「昔のプロレス」とは言い切れない何かが潜んでいると思う。
そんな「昭和TV」の開設一周年を記念して行われたトークショウとライブの様子が、10月1日までの期間限定で公開されている。
トークショウに出演しているのはCharとジョー山中、ROLLYの3人で、昭和の日本のロック秘話のようなものも語られていて、なかなか面白い。特にCharの熱い語り口は必見かも。
ライブのほうはBAHOの「上を向いて歩こう」で始まり、後半でジョー山中とROLLYが加わるという展開で進むが、これも実に素晴らしかった。
Charと石田長生の2人のギターのアンサンブルは、さらに熟成され、チューニングや老眼まで芸にしてしまう話術も絶妙。グイグイと彼らの世界に引き込まれていく。
ライブの中では、ベースを弾き、ハーモニカを吹くCharの姿も見られるのだが、これが実に決まっていた。「天は二物を与えず」というけれど、かっこいいギターが弾けて、唄もうまく、さらに喋りでも抜群の冴えをみせるCharに関しては、それはあてはまらないなあ。
ジョー山中も還暦を過ぎたとは思えないほどの声量と軽やかな動きで、久しぶりに聴いた「人間の証明のテーマ」にはゾクゾクしてしまった。この曲、角川映画のテーマ曲ということで軽くみていたが、日本のR&Bの名曲だと思う。
そんな中、ROLLYはちょっと控えめ。耳に残る怪しいリードギターを弾くあたりはさすがだが、必殺技の笑うギターは聴けなかった。さすがの彼も日本のロック・レジェンドの前では、いつもの調子が出ないといったところだろうか。
このライブ、基本的にノーカットだと思うのだが、会場が徐々に暖まり、ステージでプレイしている側も次第に熱くなっていく様子がよーく分かる。最近はYoutubeで1曲だけというパターンが多いけれど「あれは断片的でしかないんだなあ」ということも思い知らされるライブだった。
このトークショウとライブ、2つとも見ると2時間を超えるボリュームがあるので、時間のある時にクリックして、ゆっくりと楽しんでください。
ついでに、再始動したフラワー・トラベリン・バンド関連の映像を。
まずは、トークショーの中にも出てきたパンツ一丁で象に乗る、ジョー山中。
ルックス、サウンドのどちらも強烈。「70年代の初めの日本に、こんなバンドが存在していたなんて」と改めて驚いてしまった。
次は今年の再始動後のライブから。
曲は同じく「Satori Pt II」だが、メンバーの合計年齢が300歳を超えるバンドとは思えないほどパワフルなプレイだ。
ジョー山中の右側、石間秀機が弾いているのはシターラというオリジナルの楽器。ギターとシタールを融合させた楽器だそうで、唯一無二の独特の音はすごい。
それにしても、この「Satori Pt II」という曲、一度聴くと耳からなかなか離れない。
英語の歌詞なのに、曲調はオリエンタル。無国籍な曲に秘められてたパワーは、今も変わらないのだ。
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そんな「Satori Pt II」の入っている「サトリ」は日本のロックの孤高の名盤。
レコードの時代には何度も聴いたけれど、CDは持っていなかったので、ついついポチッとしてしまった。
ついでに1冊、一番新しい「ROCKS OFF」は日本のギタリストの特集。
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Charや鈴木茂のインタビューの他に、石間秀機とROLLYの対談もあって、なかなか楽しい内容だった。
最後にBAHOのライブを見ると、いつも欲しくなってしまうのがオベーション。
彼らと同じギターを持ったからといって、うまくなるわけではないのは、よーく分かっているのですが、昔からあこがれがあるんだなあ、オベーションには。

Ovation Celebrity CC48
それしても、昔はとても高価なエレアコという印象のあったオベーションが、アウトレットとはいえ、今では5万円ちょっとで買えてしまうなんて・・・・。
うーん、物欲の秋です。
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