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久しぶりに聴いた「There and Back」

 年末に「Blu-spec CD」の「ブロウ・バイ・ブロウ」を買ってから、ジェフ・ベックにはまっている。これほど彼のギターの音ばかり聴いているのは、高校生の時以来だから、30年ぶりだ。

 ぼくはジェフ・ベックのアルバムをほとんど持っているけれど、中にはあまり聴かないアルバムもある。
 実は「There and Back」も、そのひとつ。このアルバム、初めてリアルタイムで買ったジェフ・ベックのレコードなので、思い入れは深いはずなのだが、最近はほとんど聴かなくなっていた。

There and BackThere and Back
Jeff Beck


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 その理由を考えてみると「Blow by Blow」「Wired」のように、アルバムとしてのカラーがはっきりしていないせいかもしれない。
 いわゆるクロスオーバー三部作の最初の「Blow by Blow」には、ロックギタリストが歌のないジャズ的な世界に挑むという目新しさと同時に、ジェフ・ベックが自分のギターの世界を一気に広げたという開放感があった。今ではギターアルバムの永遠の聖典という雰囲気すら漂わせている気がする。
 続く「Wired」は前作を継承しつつも、ヤン・ハマーとの掛け合いの妙が斬新でスリリング。「Led Boots」「Blue Wind」といったキラーチューン、隠れた名演の「Goodbye Pork Pie Hat」などがちりばめられていた。ギターのスリリングさに関しては「Blow by Blow」を上回っていると思う。

 そして、三部作の最後の「There and Back」に続くわけだが、全体的に寄せ集めの一枚という感じがする。もちろん、曲それぞれは悪くはないのだが、どうにも散漫な印象があったのだ。
 例えば、レコードではB面トップだった「El Becko」。曲の出だしピアノ、それに続くジェフ・ベックがスライドで弾くテーマメロディーは劇的な展開、かつスリリングなのだが、それに続くひと押しがないままに終わってしまう。もちろん、それそれは良いのだが、高校生の時に最初に聴いた時にも、何だか物足りなさを感じた記憶がある。
 
 おそらく、この時期のジェフ・ベックには「この路線はやりつくした」という気持ちがあったのではないだろうか。「There and Back」をリリースした後の彼の活動が、それまでに比べて、スローペースになってしまったことも、そのことを証明していると思う。

 でも、久しぶりに聴いていると「There and Back」の印象が、以前とは少し異なっていた。1曲目の「Star Cycle」はシーケンサーをバックに弾きまくるジェフ・ベックが新鮮で、フュージョンではなく、あくまでもロック的なアプローチをしているあたりが、実にかっこいい。とにかく、ヤン・ハマーが参加している最初の3曲は、どれも捨てがたいものがある。

 さらに、今聴くと「味があって、これも良いなあ」と感じるのだが、昔はジェフ・ベックの曲にしては珍しく、少し間延びしてのんびりとしている印象のあった「Golden Road」に続く「Space Boogie」は、このアルバムのハイライトであり、彼の名演のひとつだと思った。ジャガーンと乱入してくるジェフ・ベックのギターも素晴らしいけれど、サイモン・フィリップスのドラムも大暴れで、実に良い。 どうして、これまでこの曲の凄さに気付かなかったんだろう?
 というわけで、アルバム全体にジェフ・ベックのフュージョン路線への煮詰まり感が漂う「There and Back」は傑作とはいえないものの、決して悪くはないアルバムだ。

 でも、ぼくの場合は「Star Cycle」を聴くと、どうしても全盛期の新日本プロレスを思い出しちゃうんだよな。
 この曲をバックに紹介される次期シリーズに参加する外人選手に胸をときめかせた、あの頃。そして、あれから30年も経っているのに「Star Cycle」を聴くと、タイガー・ジェット・シンやスタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディーの顔が思い浮かんでくるのだ。いやはや、多感な時期のすり込みというのは、すごいものですなあ。

 
 最後に前にも紹介したことがあるけれど、軽井沢のジェフ・ベックを。キーボードをぶら下げて動き回っているおっさんがヤン・ハマーだ。



 それにしても、この時のジェフ・ベックはやんちゃな感じがして、すごくかっこいい。ついでに黄色のストラトもかっこいい。
 彼は後ろを振り返らない人だけど、こういうのを見ると、もう一度ヤン・ハマーと競演しないものかと思っちゃうな。

| ジェフ・ベック | 17:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

はじめまして。jamkenといいます。このアルバム、完全に見逃していました。いいじゃないですか。ブロウとワイヤー以降なぜかこのアルバムを見逃していました。ほんで、このビデオいいじゃないですか。これ完全に見逃していました。ヤンハマーいいじゃないですか。DRは誰なんでしょうか。ベックはノリノリでいいじゃないですか。曲はトリップしてて最高ですな。でも私の場合全日本プロレスの紹介のバックはスピニングトウホールドかジグソーのマシンガンです。(笑)

| JAMKEN | 2009/10/20 22:58 | URL | ≫ EDIT

jamkenさん、はじめまして。
コメント、どうもありがとうございました。

黄色のストラトを抱えたジェフ・ベックのライブは1、986年の軽井沢でのものです。
この時はテレビ放送されて、サンタナとスティーブルカサーとも競演しました。
ぼくも夜中に見た記憶がありますが、この時のジェフはノリノリで、実に良いでしょ。
ちなみに、ドラムはサイモン・フィリップスです。

「ワイヤード」以降のアルバムの中には「?」と思うものもあるかもしれませんが、ぜひ聴いてみてください。
中でも「Jeff Beck's Guitar Shop」が個人的にはおすすめです。

全日本プロレスの次期シリーズ紹介のバック、ぼくの場合も「マシーン・ガン」でしょうか。
そして、年末には「オリンピア」ですね。

| woodstock69 | 2009/10/22 22:43 | URL | ≫ EDIT















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