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村上春樹とクラプトンの「レプタイル」

 相変わらず怒涛の読書の日々は続いている。
 今日は村上春樹がなぜ自分は走るかについて書き綴った「走ることについて語るときに僕の語ること」という本を読んだ。

走ることについて語るときに僕の語ること走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹


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 村上春樹がマラソンやトライアスロンの大会に出場しているのは有名な話。
 そして、この本ではなぜ自分が走り続けているのかについて、自問のようなことが書かれている。毎日走る、大会のために走りこむというのは、とても私的な行為にも関わらず、じっくり読ませ、心地よい後味の残る一冊に仕上げるあたりが「やっぱ、村上春樹はすごいなあ」と思う。

 個人的には歩くのは好きだけど、走るのは苦手。高校生の時以来、長い距離は走ったことがないし、走ろうとも思わない。しかし、この本の内容には走るという行為をモチーフにしたキラリと光る言葉が散りばめられていて、一気に読んでしまった。ランナーでなくても、すんなり読めて、読後感も良い一冊なのだ。

 ぼくは村上春樹が著作の中で、ちらりと書く音楽の話が好きで、思わずニヤリとすることが多い。この本でも、ミック・ジャガーが未だに「サティスファクション」を唄い続けていることについて書かれた部分や、ランニングの時に聴いた音楽についての話が出てくる。

 そして、「走ることについて語るときに僕の語ること」の中ほどあたりには、走りながら聴いた音楽として、エリック・クラプトンの「レプタイル」について書かれている部分があった。

ReptileReptile
Eric Clapton


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 村上春樹は「押しつけがましさやわざとらしさが微塵もない。リズムは常に確実であり、メロディーはあくまでも自然だ」と表現しているけれど、これほどまで端的にこのアルバムを表現したフレーズはないだろう。

 ぼくはレイドバック期の色んな意味でヘロヘロだった頃のクラプトンのアルバムが好きで、どれもが未だに愛聴盤だ。でも、彼が禁酒禁煙を始めて、立派なヒトになってからリリースされたアルバムは買いはするものの、それほど聴き込んではいない。何か妙な違和感があるのだ。しかし「レプタイル」だけは例外で、コンスタントに聴き続けてきたし、なぜか手が伸びる1枚だったのだ。
 このアルバムがどうして好きなのかを自覚していなかったけれど、この本を読んで、その理由が良く分かった。最近のクラプトンからはあまり感じられなかった「歌いたい曲があって、何となくレコーディングしたら、1枚できちゃいました」的な自然体の良さがあるのだ。
 これまで、クラプトンの「何となく」は手抜きを感じさせることも多かった。でも「レプタイル」では肩の力の抜けた「何となく」が功を奏している気がする。

 ぼくの場合は「レプタイル」を聴きながらランニングすることはないだろう。でも、春になったら散歩をしながら、これを聴いてみようと思っている。
 陽光に照らされたいつもの散歩道で聴く「レプタイル」は、きっとステキだろうなあ。

| エリック・クラプトン | 18:14 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

今晩は、woodstockさん。
村上春樹はぼくも大好きで新刊が発売されると、翻訳も含め常にチェックしているんですが、この本は解説に「エッセイではなく単なる記録本というスタンスで書かれている」とあったので残念ながら読んでないんです。音楽について書かれているんなら読めばよかったですね。村上春樹の音楽評は時としてハッとさせられる鋭い視点があるので、いつも感心して読ませてもらっているんです。
クラプトンの『レプタイル』、実はぼくも大好きなんですよ。どういうのか自然体なところが肩が凝らなくていいんでしょうね。ぼくはクラプトンのブルースアルバムはなぜかヘヴィ過ぎて苦手なんです。初めて聴いたのが『ジャニーマン』なんで、聴きだしてから日が浅いのですが、アコースティックに向かっていた最近のクラプトンに惹かれるので『レプタイル』もそんな事情で好きになったのだと思います。そうそう『レプタイル』は明るい陽光の下で聴くのが最高でしょうね。春になったら山菜取りに出かけるので、そこで『レプタイル』を聴くことにします。

| 活字中毒 | 2009/01/29 22:25 | URL | ≫ EDIT

活字中毒さん、こんばんわ。

「走ることについて語るときに僕の語ること」は「エッセイでなく記録本」が正直な解説かもしれません。
でも、単なる記録本で終わらないところが村上春樹ですね。
ぼくはランナーではないですが、何の違和感もなく面白く読めて、それなりに楽しめました。

ちなみに音楽について書かれている部分はほんの少しですが、これがなかなか良いエッセンスになっていました。

クラプトンですが「ジャーニーマン」も好きなアルバムです。
あれも「こんなもんで良いか」的な部分を感じますね。
ちなみ、レコード会社から「で、クラプトン君、新しいアルバムにレイラのような曲はないの?」と言われて書いたのが「バッド・ラブ」だそうです。

「レプタイル」は最初のインスト曲から良い感じですね。
クラプトンにしてはジャズっぽいギターを弾いているんですが、違和感がない。
カバー曲のチョイスも絶妙です。
目立たないけれど、名盤といっていい一枚だと思います。

| woodstock69 | 2009/01/30 19:05 | URL | ≫ EDIT















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