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佐野元春の90年代作品デジタルリマスターBOX

 今日は久しぶりに佐野元春の話題を。
 来月に「MOTOHARU SANO 1990 - 1999 ORIGINAL ALBUM REMASTERED」というBOXセットが、予約のみで限定販売されるそうだ。これは佐野元春の90年代のアルバムをデジタルリマスターした6枚組みのBOXセットらしい。

 ぼくは佐野元春のアルバムをすべて持っているから、あえてこの高価なBOXセットを買うかどうかは微妙なところだが、リリースを知らせるオフィシャル・サイトの「最新ニュース」の中に少しショックな文章があった。
 そこには「現在、元春の90年代オリジナル6作品は廃盤となっており、ネットでのダウンロード販売もされていない」と書かれていた。

 「えっ、そうなの!」って感じである。「タイム・アウト!」「スウィート 16」「サークル」「フルーツ」「THE BARN」「Stones and Eggs」の6枚はすべてリアルタイムで聴いたアルバムだ。浅い深いの差はあれど、どのアルバムにも思い入れと思い出がある。
 さらに、ぼくには6枚が廃盤になってもおかしくないほど昔にリリースされたアルバムという実感がなかった。でも「タイム・アウト!」がリリースされたのが1990年だから、かれこれ20年前になる。廃盤になってもおかしくはない年月かもしれないけれど、これらのアルバムの中には廃盤にするには惜しい名盤があるのだ。

 たとえば、93年にリリースされた「サークル」。

B00005G4HIThe Circle
佐野元春
エピックレコードジャパン 1993-11-10

by G-Tools

 少しダークなムードの漂うアルバムだが、1曲目の「欲望」からして、佐野元春にしか描き出せない世界が広がる。「君を連れてゆく」は日本では数少ない大人のラブソング。個人的には「ハート・ビート」の続編と思っている名曲だ。

 そして「サークル」を最後にハートランドを解散させた佐野元春が、ソロ名義でリリースしたのが「フルーツ」で、これも大好きな一枚だ。

B00005G4LQフルーツ
佐野元春
エピックレコードジャパン 1996-07-01

by G-Tools

 全17曲、バンドという形を離れたからこそできた多彩な曲は、まさに色とりどりの果実といったところだ。ぼくは「フルーツ」を佐野元春の「ひとりホワイト・アルバム」だと思っている。

 日本のロックでは珍しく死を描いた「天国に続く芝生の丘~夏のピースハウスにて」から、それに続く「ヤァ!ソウルボーイ」。そして、佐野元春の曲の中でも上位に挙げたい名曲の「すべてうまくはいかなくても」へと流れていくあたりは圧巻で、今聴いても素晴らしい。
 シンプルなのに聴き込むほどに深みを増す「経験の唄」の詩の世界も、佐野元春の最高到達点のひとつだと思う。

 「フルーツ」に続いてリリースされた「The Barn」は、全曲ウッドストックでレコーディングされた佐野元春のレイドバック・アルバムだ。

B00005G4NTTHE BARN
佐野元春 and The Hobo King Band
エピックレコードジャパン 1997-12-01

by G-Tools

 The Hobo King Bandのコンビネーションも最高で、佐野元春のルーツのひとつであるボブ・ディランやザ・バンドの匂いが感じられるが、正直な話、ぼくはリリース当時にレイドバックした曲と音に肩透かしをくらわされた気がした。あまりにも時代とかけ離れた音だったし、何を今さらという気分になったのだ。
 しかし、今となっては気合の入った「フルーツ」の次に、いい意味で肩の力を抜いたあまり売れそうにもないアルバムを出してしまう佐野元春のひねくれ具合を含めて、このアルバムが大好きだ。
 彼のキャリアの中では異色作ってことになるかもしれないけれど、ぼくはこのアルバムの耳触りが好きで、未だによく聴く。

 実はこの6枚、廃盤になっているとはいえ、それほど手に入れにくいものではない。
 よく売れたアルバムばかりなので、ブックオフあたりで中古をよく見かけるし、Amazonにもユーズド商品がたくさんある。しかも、格安で売られている場合が多いので、音の良さを気にしなければ、あえてリマスターBOXを買う必要はないかもしれない。

 最後にアルバム「フルーツ」に伴うツアーから1曲。



 「ダウンタウンボーイ」は佐野元春のライブの定番で、これまで何度もアレンジを変えて唄われ続けてきた。ぼくもこの曲をライブで聴くのがいつも楽しみだ。

 それにしても「景気よくいこう!」で始まるフルーツ・ツアーの「ダウンタウンボーイ」の疾走感は素晴らしい。おそらく、元春史上最速の「ダウンタウンボーイ」だろう。
 どちらかというと抑制の効いた大人のプレイが魅力のホーボキング・バンドだが、この曲での爆発力は、ホントにすごい。

 来年デビュー30周年を迎える佐野元春。旧盤のリマスターもいいけれど、新しいアルバムをリリースして、景気よくアニバーサリー・ツアーをしてほしい。そして、ライブ会場では疾走感のある「ダウンタウンボーイ」や「悲しきレディオ」が聴きたいな。

| 佐野元春 | 22:10 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

woodstockさんお久しぶりんこ!

90年代なんてついこの前って感じなのに、6枚も廃盤だなんて…。
特に私の好きなアルバムばかりなのが悲しかったり。

でも、ほんと、アマゾンのユーズドは便利ですよね。
自分がリアルタイムで買ったアルバムが「1円~」とかだと
切ない気持ちになったりもしつつ、何かとお世話になってます。

ところで、私は「ダウンタウンボーイ」は好きだけれど、
「悲しきレディオ」は最初の1分くらいでお腹いっぱいになっちゃいます。
ライブバージョン、長いんだもーんっ。

| マルディちゃん | 2009/11/18 19:19 | URL | ≫ EDIT

マルディちゃん、おひさしぶりんこワッショ!

ホント、90年代なんて、少し前の話って感じがしますね。
でも、例えば「フルーツ」がリリースされてから、もう10年以上が過ぎているわけで、こりゃあ歳も喰っちゃうわけだ。

アマゾンのユーズドですが「値段よりも送料が高いのはどうなんだろう?」とも思いますが、よく売れたアルバムは安いですね。
ブックオフでも、佐野元春の90年代のアルバムは250円とか売っているし、それを見るとちょっとせつない。
でも、リアルタイムで聴いた時の思い出は、お金じゃ買えないものですから仕方ないですよね。

確かに「悲しきレディオ」は長い。
キメ台詞も毎回ほぼ同じですが、ぼくは好きなんですよね、あれ。
ただ「I Love You,You Love Me」のやりとりだけは、ちょっと恥ずかしいなあ。

| woodstock69 | 2009/11/18 22:34 | URL | ≫ EDIT















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