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ねじれながら、叫ぶ-命日の翌日に

 昨日はジョン・レノンの命日だった。
 あの事件から29年が経過すると、ジョンも伝説上の人物に近くなって「今日は命日」と騒ぐムードも、ずいぶん薄らいだように感じる。ホントに好きな人だけが、ジョンのことや、あの日の衝撃について静かにふりかえる。12月8日はそんな日になったのではないだろうか。
 来年は没後30年になるので、派手なイベントもあるかもしれないが、ぼくはこれからも静かにジョンをふりかえる12月8日でありたいと思っている。

 今年はリマスター盤のリリースもあって、ビートルズをよく聴いた。
 そして、その中で感じたことは「ビートルズの最初の4枚が素晴らしい」ってことだ。もちろん、どのアルバムも魅力的だが、特に初期のビートルズのアルバムからはロックロールへの衝動を感じるのだ。

B0025KVLROPlease Please Me
The Beatles
EMI UK 2009-09-09

by G-Tools

 それを一番感じさせてくれるのが、ビートルズのデビューアルバム「Please Please Me」の最後に収められている「Twist and Shout」だ。
 このアルバムの基本的に一発録りで、わずか10時間で録音された。そして「Twist and Shout」の録音はワンテイクだけ。ジョンは二回目にも挑戦したらしいが、その時には声がかれて出なかったという逸話もある。

 リマスター盤で改めて「Twist and Shout」を聴いたが、クリアな音になっても、暴力的とすらいえるジョンの声は変わらない。ドスの効いたシャウトはロックンロールそのもので、まさに「ねじれながら、叫ぶ」だ。
 でも、この「ねじれながら、叫ぶ」こそが、ジョンの生き様ではなかったか。デビューアルバムの最後を飾った「Twist and Shout」は、あまりにも象徴的な1曲だと思う。

 そういえば、ぼくは昨晩に「ジョンの魂」も聴いた。

B000051TBAジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~
ジョン・レノン
EMIミュージック・ジャパン 2000-10-09

by G-Tools

 このアルバムの最後の「God」も「ビートルズなんて、信じない」と叫ぶ曲である。ぼくは長らくの間、これもジョンが「ねじれながら、叫ぶ」曲だと思っていた。しかし、冷静に耳を傾けてみると、詩の作り方や唄い方にジョン独特の計算があるようにも感じるのだ。
 とてつもなく大きかったビートルズという存在を、自分の歌で過去にしてしまうというのはすごいことだが、冷静に曲を作り上げていることが垣間見られる気がするのは、単にぼくが歳をとったせいだろうか?

 「Twist and Shout」からは生身のジョンを感じる。しかし「God」は本音を発露しながらも、それを商品にまで昇華できるようになったプロのジョンが作った曲かもしれない。どちらも好きな曲だが、今のぼくには「Twist and Shout」のほうが、より魅力的だ。

 いずれにせよ「Twist and Shout」から「God」に辿り着くまでにかかった時間は、わずか7年。ジョンは恐ろしいまでのスピードで成長したのだと思う。

 
 そういえば、ぼくには最近になって「良いなあ、これ」とようやく思えるようになったアルバムがある。

B000002UC5McCartney
Paul McCartney
EMI 1990-10-25

by G-Tools
 
 ポール・マッカートニーがビートルズを脱退すると宣言した直後にリリースしたアルバム「McCartney」だ。
 このアルバム、最近では再評価する動きもあるようだが、その昔はとにかく評判が悪かった。脱退直後にリリースするというタイミングも最悪だったが、ラフな音作りも作りこまれたビートルズを聴きなれた耳には、いかにも急造りな感じがしたものだ。

 しかし、そんな昔の固定観念を抜きにしてこのアルバムを聴くと、素のポールが見えてくるのだ。ポールがたった一人で作り上げたソロ・アルバムは「ポール・マッカートニー・ネイキッド」であり、ポールなりの「Twist and Shout」ではないだろうか。1970年のジョンとは対照的な、あまりの計算のなさに驚かされるアルバムなのだ。

 中でも「Maybe I'm Amazed」はポールの書いた曲の中でも、上位に挙げたい名曲。



 映像は1976年のもので、既に素のポールではなく、ウイングス絶頂期のツアーにおけるロックスター然としたポールを捉えている。
 もちろん、このライブバージョンでも曲の素晴らしさには変わりはないけれど、ぼくは「McCartney」というアルバムにひっそりとひそんでいる「Maybe I'm Amazed」が好きだ。

 「ビートルズなんて、信じない」と最後に叫ぶアルバムをポール以外のビートルズと録音して、絶賛されたジョン。たった一人で作ったソロアルバムをビートルズの幻影を求めた人々から非難されたポール。
 解散直後は対照的なジョンとポールだったが、ふたりはホントの友達、ソウルメイトだったと信じたい。

| ビートルズとその周辺 | 22:36 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

VS
はじめまして!

ビートルズVSマイケル・ジャクソン

http://www.bs-asahi.co.jp/usa/

皆さんの思いをぶつけましょう!!

ビートルズがんばれ!!

| john-paul | 2009/12/10 15:53 | URL | ≫ EDIT

こんちは。
クラプトン、禁酒で検索したらHitして、いろいろ拝読させてもらいました、というかBeatlesのとこよませてもらってます。
 ジョンの魂は偉大ですが、その偉大さは、ジョンのミュージシャンとしての技量が、経験が、計算が作り出したものだと、僕も以前から感じていました。

| サ・ダハール | 2010/11/29 02:18 | URL | ≫ EDIT

サ・ダハールさん、はじめまして。
コメント、どうもありがとうございました。

「ジョンの魂」ですが、年をとるごとにジョンのプロとしてのすごさを感じるアルバムになってきました。
良い意味での作為や計算を感じます。
でも、それは決して売るための計算ではなく、自分の胸のうちを多くの人に知らせるにはどうすればいいかといった計算だと思います。

それと、ぼくは近年のジョンの聖人化にはかなりの抵抗があります。
「愛と平和」ではなく「ドスの効いたロックンローラー」としてのジョンについて「何か書ければなあ」と、いつも思ってはいるのですが・・・・。

それでは、今後もよろしくお願いします。

| woodstock69 | 2010/12/01 17:10 | URL | ≫ EDIT















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