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忌野清志郎デビュー40周年記念号と夢助

 先日、近くの本屋に行って、音楽コーナーを見ていると文藝別冊の「忌野清志郎デビュー40周年記念号」を発見。「追悼本ではなくって、デビュー40周年記念号か。そうだよな、今度の5月で、もう1年だもんな」と目次を見ると、RCのベースだったリンコさんのインタビューが載っている。

 ぼくとしては、それだけで「買い」なので、急いでレジへ。

4309977324文藝別冊 忌野清志郎 デビュー40周年記念号
河出書房新社 2010-03-05

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 この本、ちょいと切り口は固いかもしれないけれど、キヨシロー関連の本としては後発だけに、なかなか濃い内容。特にリンコさんとチャボのインタビューには泣ける。真ん中のグラビアでキヨシローのプライベート・スタジオである「ロックンロール研究所」が紹介されていて、愛用のギターがたくさん載っているのも良い。

 さらに、これまであまり知らなかったキヨシローの出生の秘密や、なぜ「平和」について唄うのかの理由についても書かれている。キヨシローの素顔である栗原清志を垣間見られるような部分もある素晴らしい一冊だと思う。

4860520815忌野清志郎1951-2009
ロッキング オン 2009-06

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 キヨシローが亡くなった後に出た本では、ロッキンオンの「忌野清志郎1951-2009」も良かったけれど「忌野清志郎デビュー40周年記念号」はそれとは違った角度から、キヨシローにスポットを当てている点からも読みごたえがあった。


 この本を読み終わった後に、無性にキヨシローが聴きたくなってきた。
 実は彼が亡くなってから、アルバムはほとんど聴いていない。ジョンの時もそうだったけれど、ホントに好きな人がいなくなると、アルバムに手が伸びなくなってしまう。特にジョンのソロアルバムはかなりの時間が経っても、聴くのがつらかった。

 キヨシローの場合もそれと同じだったのだが「忌野清志郎デビュー40周年記念号」を読んだことで、何となく気持ちの整理がついたような気がして、久しぶりに「夢助」を聴いた。

B000HOJE1U夢助
忌野清志郎
ユニバーサルJ 2006-10-04

by G-Tools

 ナッシュビル録音、スティーブ・クロッパーのプロデュース。アルバムに貫かれているのは、一点の曇りもない肯定感。つまんない曲なんて一曲もない。ホントに素晴らしいアルバムだ。日本のロックの最高到達のひとつだと思う。

 ただ、それゆえキヨシローは「夢助」を作っている時に、自分がもう長くないことを本能的に感じ取っていたのではないか?もちろん、これは後付け的な解釈になるけれど、最後のオリジナルアルバムが「夢助」だったことに、今さらながら彼の「凄み」を感じる。
 と同時に、ぼくは深い悲しさにも包まれる。このアルバムの先に見えていたはずのキヨシローのさらなる高みをもう聴いたり、感じたりすることができないからだ。

 でも、ジョンが決して「愛と平和」の人だけじゃないように、キヨシローも「夢や希望」を唄っただけの人じゃない。ぼくは毒のあるユーモアや悪ふざけも大好きなキヨシローの違った一面も忘れちゃいけないと思う。

 例えば、これなんかは今にして見るとすごい。画像は悪いけれど、たけちゃんの亀有ブラザースとの競演。
 
ちなみに、画質が悪いうえに、強烈に下品な歌詞(今なら多分放送しない、できないような)なので、音を出す時は周りにご注意を



 たけしが出ているとはいえ、ローバジェットな深夜番組。こんなシチュエーションに、しかも元RCのギタリストである小川銀次を引き連れて、嬉々としてギターでバックを務めちゃうのも、キヨシローの大好きなこと、本質のひとつなんだと思う。

 さらに調子にのって「ひょうきん族」がらみの2本も。





 こういうのを3本続けてみると「ちょっと昔のテレビには、パワフルでぶち壊しの魅力があったんだなあ」と思ってしまう。

 ミック・ジャガーも猥雑でユーモラスな仕草を見せることがあるけど、かっこよさの向こうにある面白いこと、おかしなことを表現するのも、ロックなんだと思う。
 でも、それを体で表現するのは、カッコをつけること以上に難しい。キヨシローはそんなこともたやすくやってみせる人だった。

 最後に泉谷しげるとの「雨上がりの夜空に」を。



 じゃれあう2人が微笑ましい1本だが、曲の終わりで泉谷しげるに「イズミヤ!おまえ、ふざけすぎじゃあ」と蹴りを入れにいくリンコさんがステキだ。

 夢や希望は笑いや笑顔の先にあるんじゃないだろうか。
 ちょっと照れくさい言葉になるけれど、キヨシローの「夢助」を聴いて、テレビでふざける姿を見て、そんなことを考えた。

| 忌野清志郎 | 19:18 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

もうすぐ
お久しぶりです。
清志郎が死んで、もう少しで1年ですね・・・
清志郎が死んだとき、そりゃショックでしたが、
不思議と悲しくは無かった・・・
ブライアンジョーンズが死んだときのキースの
発言の様な気分でした。
最後まで全力で駆け抜けた人生だもの、
逆に「お疲れ様でした」と今は言ってあげたい。
みんなの心の中に清志郎は必ず存在し、
「指輪をはめたい」の歌詞の様に
「目を閉じれば、君が見える、離れている時も」
いつでも会えるのさ・・・

市営グランドの駐車場で今度会ったら・・・
新しいギターでも見せて貰おう・・・

| 店長阿部 | 2010/03/11 23:27 | URL | ≫ EDIT

早いもので
店長阿部さん、こんばんわ。

早いもので、もう1年近くが経つんですね。
キヨシローの死、ぼくにはボディブローのように効いてきたことを思い出します。
亡くなったというニュースを聴いたときは、実はそれほどショックではなかったのですが、次の朝に起きた時にキヨシローがいない世界を認識して、愕然としました。
あれから、彼の存在感はぼくの中で増すばかりです。

近ごろは「夢助」をよく聴いているのですが、これを聴くと何だか救われるような気分になる。
そして、デビューの頃から何も変わっちゃいないキヨシローに気付きます。

今度、曲がり角のところで出会ったら、ぼくも新しいステップを見せてもらおう。

| woodstock69 | 2010/03/14 22:28 | URL | ≫ EDIT

なんだか
急にRC月間に突入したようです・・・(笑)
CDラックひっくり返して、10年ぶりに聞く「Marvy」
当時はなんだかしっくりこなくて棚の肥やしに・・・
思い出しちゃった様に、CDプレーヤーへ。
今なら判るわ~
涙出てきた~
Wolf side⑥⑦⑧の波状攻撃
Fish sideのChabo節
素晴らし過ぎる。
iPhoneに早速入れました(笑)
明日からしばらく、ヘビロテでしょうね。

追伸 裏ジャケよく見たら、これって
まだ昭和ねんだね~
なんだかおいら随分遠くまで来ちゃった様な気がする・・・
昭和は遠くなりにけり・・こんなんなっちゃった・・・

| 店長@阿部 | 2010/03/15 23:08 | URL | ≫ EDIT

ぼくもRC月間
店長@阿部さん、こんばんわ。

実はぼくも今月はRCとボブ・ディラン月間でして、彼らのCDを交互に聴いてます。

なるほど「Marvy」ですか。
渋すぎるチョイスですな。
2枚組の濃厚なRC、隠れた名盤といったところでしょうか。
ぼくのほうのヘビーローテンションは「FEEL SO BAD」。
「NEW YORK SNOW」があまりに素晴らしいです。

それにしても「Marvy」のころはお互い20代なわけで、ホント遠いところに来ちゃったのかも。
でも、RCやボブを聴くと一気に距離は縮まる気もしますね。

| woodstock69 | 2010/03/17 22:16 | URL | ≫ EDIT

おじゃまいたします。
佐野元春さんの記事からたどり着いて、色々とUPしている動画に、ややしばらく見入っていました。

夢や希望は笑いや笑顔の先にあるんじゃないだろうか。>アンダーグラウンドな部分があって、なかなかそう思えることってなかったのですが、素直にそんな気持ちになった「雨上がりの夜空に」でしたv-237

| エレクトロニカ宗五郎 | 2010/04/10 00:46 | URL | ≫ EDIT

エレクトロニカ宗五郎さん、はじめまして。
コメント、どうもありがとうございました。

ぼくはキヨシローのふざける、毒づく、茶化すという一面にも惹かれます。
RC全盛の頃、テレビに出たキヨシローは目茶なことばかりやっていたような気もします。
そんな危なっかしさも好きでしたね。

YouTubeでは色んなバージョンの「雨上がり」が見られますが、泉谷との競演バージョンは大好きな1本。
最後のフレーズは、書いていてちょっと照れくさかったですが「夢助」を聴いていると、素直にそう思えてくるから、不思議です。

| woodstock69 | 2010/04/10 10:54 | URL | ≫ EDIT















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