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ストーンズはアーカイブ・ビジネス期に入ったのか?

 前のエントリーでは、ストーンズのお蔵入り映画「レディース・アンド・ジェントルメン」について書いた。
 この手の未発表モノがリリースされることは、少々懐にはこたえるものの、ファンにとって歓迎すべきこと。ブートでしか聴けなかった曲や映像が、現代のデジタル技術で鮮明になって蘇るのも、うれしい。

 ただ、今回の「レディース・アンド・ジェントルメン」の前をよーく考えてみると、ストーンズの計画的な思惑のようなものが感じられる。

B002OIH81Aゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!<40周年記念デラックス・エディション>(DVD付)
ザ・ローリング・ストーンズ アイク&ティナ・ターナー B.B.キング
ユニバーサルインターナショナル 2009-12-16

by G-Tools

 まず、昨年の暮れにはミック・ティラー加入直後の69年のライブ盤「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!」の完全盤といえそうな「40周年記念デラックス・エディション」がリリースされた。

 これはオリジナル盤に収録されていた10曲のリマスターに加えて、ディスク2に未発表ライブを5曲、ディスク3にライブ収録当日に競演したB.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのライブと2枚のCDを追加。さらにDVDまで付いた豪華盤だ。

 単に未発表曲を加えただけのリマスターにはせず、B.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのライブまで加えたことにはある種の心意気は感じる。少々お高くなっているのが欠点だが、60年代末のストーンズのライブの記録としては貴重なセットだと思う。

 そして、次にリリースされたのが「メインストリートのならず者」のリマスターと未発表曲が満載のデラックス・エディション。

B003BR57Z2メイン・ストリートのならず者<デラックス・エディション>
ザ・ローリング・ストーンズ
ユニバーサルインターナショナル 2010-05-19

by G-Tools

 これにはいくつものバージョンが発売され、中には超高額のモノもあって「なんと!21万円のストーンズのBOXセット」というエントリーも書いた。


 さらに「メイン・ストリートのならず者」のドキュメンタリー映画も製作されて、DVDもリリース。

B003M13X1M(日本語字幕入)ストーンズ・イン・エグザイル~「メイン・ストリートのならず者」の真実 [DVD]
ヤマハミュージックアンドビジュアルズ 2010-07-28

by G-Tools

 ここまで来ると「ストーンズも用意周到、かなり計画的やなあ」と思うけれど、さらにダメ押しをするように、前のエントリーでも書いた「レディース・アンド・ジェントルメン」のリリースである。

B003WSSMIOレディース・アンド・ジェントルメン [DVD]
ザ・ローリング・ストーンズ
WHDエンタテインメント 2010-10-13

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 これで「レディース・アンド・ジェントルメン」と同時期に撮影されて、同じくお蔵入りになったタイトルからして放送禁止の映画「コック・サッカー・ブルース」のDVDまで発売されれば、72年のティラー期のストーンズの映像と音はほぼコンプリートするのではないだろうか。


 でも、これまでのストーンズは未発表の曲や映像、レアトラックの類の扱いに関しては慎重で、出したとしても小出しのチラ見せが多かったと思う。
 例えば、ちょっと前はこんなCDをリリースして、ファンの反感を買ったのは記憶に新しい。

B000CBO0VCレアリティーズ1971-2003
ザ・ローリング・ストーンズ
EMIミュージック・ジャパン 2006-01-25

by G-Tools

 これは「レアリティーズ」のタイトルとは裏腹に、希少な曲があまりに少なく、不評だった一枚。逆にいえば、ストーンズ・サイドがレアトラックの出し惜しみをしたと感じる。
 ぼくの「レアリティーズの看板に偽りあり」とは思うけれど、意外にこのCDは嫌いじゃない。今でもたまに聴いたりするけれど、早くも廃盤なのね。


 とにかく、過去の遺産を売り物にするアーカイブ・ビジネスには消極的と思えたストーンズだが、去年の暮れあたりからは、惜しげもなく、計画的にアルバムやDVDが連発されている。

 その理由を憶測してみると、ニューアルバムやツアーがないので、別の何かで稼ぐ必要があるってことのような気がする。
 「ミックやキースは、すでに大金持ちでお金なんか必要ないんじゃないの?」とも思うが、彼らの懐具合とは関係なく、70年代とは比べものにならないくらいに巨大化しているはずの「株式会社ローリング・ストーンズ」または「ローリング・ストーンズ・カンパニー」のようなものを維持していくには、それなりの資金が必要なのではないだろうか?

 いずれにせよ、ストーンズがアーカイブ・ビジネスに本腰を入れ始めたのはまちがないだろう。この先は「LOVE YOU LIVE」の完全盤や同時期に収録されたパリ・ライブの映像、さらには「ベガーズ・バンケット」や「レット・イット・ブリード」のデラックス・エディションあたりがリリースされそうな気がするし、ストーンズなら未発表曲、別テイク満載のBOXセットだって、簡単に作れるだろう。

 それはそれで、うれしいことだが、ストーンズがアーカイブ・ビジネスに本腰を入れ始めたってことは、Xデーが確実に近づいている証のような気もするのだ。
 過去の遺産も楽しいけれど、ぼくは現役のロックロール・バンドとしてのストーンズをもう少しの間だけ聴きたいし、70歳に手が届きそうになった今の彼らのライブを目に焼き付けておきたい。
 アーカイブもいいけれど、バンド結成50周年記念のライブが見たいぞ!

| ローリング・ストーンズ | 22:52 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

最近のアーカイブ・ビジネスは、確かにちょっと過熱気味ですよね。
私は、「レコード会社を移籍(ユニバーサル)したから、前のレコード会社が一通り売ってしまった過去のカタログだけではなく、利益を生むプラスαが必要なんだろうな」と思うことで、「Xデー」の恐怖を打ち消してます(笑)
恐怖を打ち消す一番の特効薬は新譜とツアーなんですけどね。

| hiromer | 2010/08/30 22:46 | URL | ≫ EDIT

hiromerさん、こんばんわ。

ストーンズの今年のアーカイブ・ビジネスはティラー期を狙い撃ちって感じがして、いかにも戦略的。
ぼくとしてはうれしいのですが、短期間にこれだけ数がでると、ついていくのが少々キツイ。
とはいえ、当事者がいなくなって、過去の遺産を乱発されるよりもマシですよね。

恐怖の「Xデー」ですが、遅かれ早かれ、いつかやって来るわけで、ファンとしてもそろそろ覚悟が必要かも。
とりあえず、結成50周年あたりが節目のような気もしますが、できれば小さめの会場で、もう一度ライブが見たいですね。

| woodstock69 | 2010/09/01 19:34 | URL | ≫ EDIT















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