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音楽がなければ、見えない景色もある

 東日本大震災から早くも1カ月が経過しようとしている。
 少しずつではあるけれど、東北の被災地からは復興のニュースが聞こえ始め、テレビもほぼ通常の放送に戻りつつある。
 しかし、福島の原発の事故は依然として予断を許さない状況で、最悪の事態を脱するどころか、問題が長期化、深刻化する様相が濃くなってきた。

 そんな中、こんな動画を見た。
<孫正義>原発問題について熱く語る

 まず、自分の過ちを認めた上で、原発への意見を述べて、代替案も提案する。
 どちらかというと孫氏は苦手な部類に入る人物だったけれど、いわゆる経済界の要人と思われる人が、真っ直ぐすぎるくらいの正論を述べている姿を見て、ぼくは彼に対する考えを改めたし、正直なところ驚いた。
 どうして、普通のテレビからはこのような正論が聴こえてこないのだろう?
 

 震災の直後からしばらくの間、ぼくは音楽を聴く気にはなれなかった。ましてや、爆音でエレキギターをかき鳴らす気分でもない。
 妙に悲観的になったりせず、プラグマティックに暮らすべきなのは分かっていても、CDやギターに手が伸びなかったのだ。

 3月いっぱいくらいまで、そんな日々が続いたが、佐野元春が30周年記念のコンサートの最後に残した言葉を、ふと思い出した。それは、こんな言葉だった。

 「あてもないこの人生に、音楽があったことに感謝をしたい。音楽がなくても生きていけるけれど、音楽がないと見えない景色もある」

 そういえば、東日本大震災の前と後で、ぼくにはこれまでと違った意味合いをもって聴こえてくる唄がいくつかある。

 例えば、PANTAの「裸にされた街」。



 この唄は高校生の頃から大好きだったけれど、今ではまったく違った意味を持って、聴こえてくる。

 さらに、佐野元春の「新しい航海」。



 とても抽象的な詩で、特定のことを唄っているわけではないけれど、これまでの何倍もリアルに響いてくるのはどうしてだろう?

 次はキヨシローの「激しい雨」。



 ぼくは「RCサクセションが聴こえる」というサビのフレーズのホントの意味が、ようやく分かったような気がする。

 最後はキヨシローと佐野元春の「明日なき世界」。



 もちろん、歌や詩の受けとめ方は人それぞれである。むしろ、様々な感じ方のできる詩や曲のほうが素晴らしいはずだ。

 ただ、これらの曲には絶望の向こうの希望、希望と背中合わせの絶望が表現されている。ぼくが単純な応援ソングに心を動かされないのは、希望と絶望が表現されていないからだ。未だに「上を向いて歩こう」を聴いて、心がキュンとするのは、希望と絶望の入り混じった唄だからではないだろうか。

 確かに、音楽がなければ、見えない景色はある。

| BEATな話題 | 19:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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