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ボブ・ディランの中国公演が大問題に

 ちょっと前に「MSN産経ニュース」を見ていると、こんな記事があった。

Dylan 批判の「風に吹かれて」/「中国で反戦歌自粛」に異例の反論

 ボブ・ディランが、中国の政府の求めに応じてセットリストを提出し、検閲を受けてから公演したのは「フォークの神様」のくせにけしからん!ということのようだ。

 いやはや、未だに日本の新聞では「フォークの神様」だもんな。
 たぶん、記事を書いた人にとっては、北京で歌わなかったことが問題になっている「風に吹かれて」や「時代が変わる」あたりで、ボブ・ディランの成長が止まっているんだろう。
 特に日本の一般メディアでは「ボブ・ディラン=フォークの神様」という決め付けが未だに強くて、ぼくにはすごく違和感がある。

 もちろん、どこの国でライブをするにせよセットリストの検閲なんてないほうがいい。さらにいえば「そんなとこでは、プレイしないぜ」というのがロックンローラーかもしれない。
 でも、今のボブ・ディランは「フォークの神様」ではないし、ロックンローラーでもないような気がする。あえて定義するとすれば「終わりのない世界ツアーを続ける偉大な芸人」である。
 そして、彼の曲から何らかのメッセージを感じる感じないは聴く人の自由だ。

 ちなみに、北京でのボブ・ディランのセットリストは下記の通り。

1.Gonna Change My Way Of Thinking
2.It's All Over Now, Baby Blue
3.Beyond Here Lies Nothin'
4.Tangled Up In Blue
5.Honest With Me
6.Simple Twist Of Fate
7.Tweedle Dee & Tweedle Dum
8.Love Sick
9.Rollin' And Tumblin'
10.A Hard Rain's A-Gonna Fall
11.Highway 61 Revisited
12.Spirit On The Water
13.Thunder On The Mountain
14.Ballad Of A Thin Man

15.Like A Rolling Stone
16.All Along The Watchtower

17.Forever Young

 聴きようによっては「風に吹かれて」や「時代が変わる」より、辛らつな内容の歌があるような気もするんだけど・・・・。

 そういえば、2006年にストーンズが中国公演を行った時も「ブラウンシュガー」など5曲が検閲を受けて、プレイできないってことがあったはず。
 その時はそれほど問題にはならかった記憶しているけれど、ボブ・ディランの場合は批判されちゃう。やっぱり、彼が「フォークの神様」だったから?


 というわけで、今日の一曲は「Idiot Wind」



  日本語のタイトルは「愚かな風」。この曲のサビで「君が口を動かすたびに愚かな風が吹いてくる。君はバカだな、息の仕方を知っているだけでも奇跡だぜ」と、ボブは痛烈に毒づいている。
 あまりにお怒りモードが全開の曲のせいか、最近はライブでもプレイされることがない曲である。


 「Idiot Wind」が収められている「Blood on the Tracks」は、ボブ・ディランの静かな怒りのようなものが感じられる名盤だ。

B00026WU7IBlood on the Tracks (Reis)
Bob Dylan
Sony 2004-06-01

by G-Tools

 今日の午前中に「Tangled Up In Blue(ブルーにこんがらがって)」で始まり「Buckets Of Rain(雨のバケツ)」で終わるアルバムを久しぶりに聴いたが、ぼくにはこれまでで一番リアルに「Blood on the Tracks」が響いてきた。
 その理由は未だに収束の気配すら感じらない例の事故にあるような気がした。

| ボブ・ディラン | 20:03 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

今だに数多くの「ミスタージョーンズ」が生息している事に驚きです・・
批判してるファン(?)は「No Direction Home」観てないんでしょうかね(^_^;)

ハードレインのIdiot Windは大迫力ですね!

| | 2011/10/06 18:05 | URL | ≫ EDIT

コメントをいただき、どうもありがとうございました。

いやはや、世界は未だ「ミスター・ジョーンズ」だらけですね。
ディランは偉大なシンガーというのが、ぼくの認識です。
でも、日本では「フォークの神様」アメリカでも「自由の戦士」なんですかね。
もちろん、セットリストの検閲なんてないほうが良いですが、それでも中国で唄いたかったディランの意志を尊重したいです。

ハードレインは全編ぶちまけまくりのディラン流のパンクだと思います。

| woodstock69 | 2011/10/09 17:59 | URL | ≫ EDIT

ご返答ありがとうございます。

私もまったく同感です。

彼自身、政治や時事問題に関心を持っていることは事実だと思いますが、それ以上に彼は音楽と歌う事が大好きであると思うし、だからこそ70歳という高齢になってもなお、過酷なワールドツアーを続けているのだと思います。

私自身まだまだディランビギナーですが、ファンを名乗るなら、難しい言葉を並べて批判するより、ミュージシャンであり歌手であるボブ・ディランが70歳になってもなお自分の音楽を楽しみ、探求し続けている事に敬意を払うべきだと思います。


ローリングサンダーレビューにつきましては、特に凶暴な声の75年の第一期ももちろん大好きですが、角がとれて洗練された76年の第二期が一番好きかも知れないですね。(ディラン自身,第一期ほどの情熱は無かったという噂があったとしても。)

「愚かな風」はもちろんの事、どれも激アツなナンバーばかりで目移りしてしまうのですが、私は「嵐からの隠れ場所」が一番好きです。

私はこの曲を聴いてディランが好きになったと言っても過言ではありません。笑

| | 2011/10/10 18:10 | URL | ≫ EDIT

こんばんわ。

ボブ・ディランが政治的なソングライターだったのは、デビュー直後のごく一時的なことですよね。
それも、うがった見方をすると、売れるための戦略(当時付き合っていたスーズ・ロトロの影響という話もありますが)という部分があったような。

ぼくはハードな事柄を唄うボブ・ディランも好きですが、それと同じくらい情けないラブ・ソングを唄うボブ・ディランも好きです。
彼ほど多面的な感情、表現方法を持ったシンガーは珍しいのに、未だに「フォークの神様」と決め付けちゃうのは「風に吹かれて」以降を聴いていない証拠でしょうね。

それと、ローリング・サンダー・レビュー前後のボブ・ディランの声はキャリアの中で、最高だったと思っています。
独特のザラザラ感はあの時期にしかなかったもので、ロックを象徴するボイスでしょう。

ちなみに、ぼくはボブ・ディランのライブ盤の中では、ローリング・サンダー・レビューの後の「武道館」が一番好きですね。

| woodstock69 | 2011/10/14 22:20 | URL | ≫ EDIT















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