2011.12.07 Wed
ストーンズの最高の瞬間をとらえた映像のひとつ
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このライブ、1978年の35歳のミック・ジャガーをいったいどう表現すればいいだろう。すごく弾けていて、チャーミングなのに毒があって、コミカルなのにかっこいい、疾走感はあってもクールだ。
そして、周りにはひたむきにリズムを刻むキース、ポップで新しい弟分のロニー、まさに不動のベーシストのビル(あのベースラインと不気味さはストーンズに欠かせないものだったな、と改めて実感)とバンドを支えるチャーリー。さらにはキーボードのスチュとイアンがいる。
ボビー・キーズのサックスさえ必要としなかった1978年のローリング・ストーンズには、よけいな装飾がない。ほぼストーンズのオリジナルメンバーだけで創り出される音は、ラフでルーズな部分もあるけれど、タイトで贅肉がない。ライブバンドとしての1978年のストーンズ、ひっとしたら最強の時代だったかもしれない。
ぼくはこれまで「ティラー期がストーンズのライブバンドとしての頂点だ」と思っていたが、今回お蔵出しされた1987年のライブ映像を見て、そんな考えが吹っ飛んでしまった。
この映像でのストーンズは「脂の乗り切ったサンマ」状態で、焼けば脂が滴り落ちて、下の炭からボッ、ボッと炎が燃えあがる。いやはや、マジで火傷しそうですぜ。
個人的には近頃のライブの中では消化曲にも感じられる「Miss You」だって、このライブでは素晴らしい一曲だ。さらに、アメリカ南部で唄われる「Far Away Eyes」や「Beast Of Burden」も最高。
これらの曲を含め、リリースされたばかりのアルバム「Some Girls」から8曲もプレイしているあたりも、過去の名曲にたよらない現役感がバリバリで、この時期のストーンズは当たり前のことだが現在進行形のバンドだったのだ。
Wikipediaで1978年のツアーを調べてみると、ツアーは6月10日のフロリダから始まり、7月26日のオークランドで終わる。ツアーの日程を見ると、それほど過密ではなく、1カ月半の全米ツアーを余裕で駆け抜けたような感じがする。さらに、全米ツアー後に恒例のヨーロッパツアーも行なわれていない。ツアーが限定的であったのは、当時のキースが抱えていたドラックによる逮捕、裁判の問題があったのかもしれない。
いずれにせよ、30年以上が経って、1978年のストーンズのライブ映像が発掘、蔵出しされたのは、ファンにとってはうれしいことだ。「今後も新たなお宝が出てくるんじゃないか」と期待している。
ちなみに日本語の字幕は不要、CDもいらなくて、ブルーレイが再生できる環境の方なら、輸入版のブルーレイが安い。
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現時点のアマゾンでの価格は1636円。いくら円高とはいえ、この価格差はすごいかも。
| ローリング・ストーンズ | 18:37 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑










