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28年前、誕生日に買った「アビイ・ロード」

Abbey RoadAbbey Road
The Beatles


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 初めて「アビイ・ロード」を買った日は、今でもはっきりと覚えている。1977年10月11日、つまり28年前の今日だ。
 実は今日はぼくの誕生日。43歳にもなると誕生日はそれほどうれしい日ではない。でも、ビートルズがレコードデビューした1962年に生まれて、ジョンとは2日違いの誕生日だけど星座と血液型が同じなのが密かな自慢だ。

 ぼくがビートルズが好きになったは1977年の春休みにテレビで見た映画「レット・イット・ビー」がきっかけ。ムッシュかまやつがナレーションをしているという、とんでもないバージョンの「レット・イット・ビー」だったけれど、ビートルズが急に好きになった。
 そこから、熱病にかかったように毎日ビートルズを聴き続ける日々が始まった。当時、LPレコードは高価で2500円もしたので、中学生がおこずかいで手軽に買えるものではなかった。500円のシングルレコードを二ヶ月に一枚くらい買い、あとはラジカセ(ステレオではなくモノラル)で、AMやFMでオンエアされるビートルズの曲を手当たり次第に録音しまくった。また、古本屋でビートルズの本を何冊も買い、彼らのバイオグラフィーやレコードについて学んだ。

 そして、ようやくやって来た誕生日。ビートルズのLPレコードをプレゼントしてもらうつもりだったが、どうしても自分で買いに行きたかったので、父親から手渡された千円札3枚を手にレコード店へ走った。
 いつもは遠慮がちにながめるだけのLPレコードのラックの前に立ち、一枚一枚引き出してゆっくりと品定めする。実は買うレコードは決まっていた。店に入る前から「アビイ・ロード」を買うつもりだった。「アビイ・ロード」を選んだ理由は、ラジオではまず流れないB面の「You Never Give Me Your Money」で始まるメドレーを聴きたかったからだ。でも、あこがれのビートルズのレコードを時間をかけて選ぶふりをしたかった、ジャケットをじっくりとながめたかったのだ。

 おまけにビートルズのポスターをもらって、大喜びで家に帰る。そして、ジャケットから黒い紙のインナースリーブに入ったレコードを慎重に取り出し、プレイヤーにセットする。当時、家にあったのはプラスチック製のポータブルなレコードプレイヤーで、子供の頃によくソノシートを聴いたものだ。
 内蔵されたスピーカーから出てくる音は、とてもチープなものだったと思う。でも、あれほど感動的なビートルズは後にも先にもないだろう。


 ぼくが最初に買った「アビイ・ロード」はビートルズが最後にレコーディングしたアルバム。発売順では「レット・イット・ビー」が最後だが、ホントのラストアルバムは「アビイ・ロード」だ。
 プロデューサーのジョージ・マティーンの証言によると、ビートルズは「アビイ・ロード」が最後のアルバムになると確信してレコーディングをしていたらしい。既に空中分解状態で、グループとして機能していなかったビートルズ。しかし「アビイ・ロード」のために、最後の団結をみせたのだ。

 あとがき的な曲の「Her Majesty」はあるけれど、メドレー最後の「The End」は、ビートルズ自身が演出した正真正銘のエンド・マーク。「最後にひと言。キミが手に入れる愛は、キミが与える愛と同じ大きさ。愛とは自分で作り出すものなのさ」という歌詞で終わる「アビイ・ロード」は、ビートルズの幕引きにふさわしい傑作だ。

| ビートルズとその周辺 | 10:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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