PREV| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

≫ EDIT

ローリング・ストーンズの歴史の穴を埋める映像

 このところ、過去の歴史のアーカイブのリリースを続けているローリング・ストーンズ。今度は1978年の「サムガールズ・ツアー」の映像を収録したDVD及びBDが発売されるそうだ。
 「Bridges To The Stones」のニュースによると、これが撮影されたのは1978年7月18日テキサス州フォート・ワースのウィル・ロジャース・メモリアル・センターで、映像はデジタルリマスター、音はボブ・クリアマウンテンによってリマスターがされたそうだ。

 発売日は11月9日、4種類のパッケージがリリースされるようだが、ぼくはCD付きのものを予約するつもりだ。

B005MMSIA0サム・ガールズ・ライヴ・イン・テキサス '78【初回限定盤DVD+CD/日本語字幕付】
日本コロムビア 2011-11-09

by G-Tools

 近頃では、ツアーのたびにその映像とライブ盤をリリースするストーンズだが「サムガールズ・ツアー」に関しては、これまで正式な形でライブの様子を伝えるものはなかった。
 ストーンズの長い歴史の中で空白のツアーだったといえるわけだが、ブートレッグを聴く限りでは、台頭していたパンクの影響か、それともロニーの加入の効果か、バンドがひとまわり若返ったような印象があった。

 そんな「サムガールズ・ツアー」から、ミックとロニーが楽しそうにハモリ、キースの攻撃的なヘタウマさ加減のソロも素敵な「Star Star」。



 さらに、もうひとつ「Honky Tonk Women」。



 こんなのがデジタルリマスターされたクリアな映像と音で見られるなんて、長くファンを続けてみるものですな。ホント、うれしい。

 さらに、今月に入って、ストーンズのメンバーはロンドンでミーティングを行い、来年に控えるバンドの50周年に向けて、ツアーなどの話し合いを行なったとか。
 年長のチャーリー・ワッツが70歳、ミックとキースも68歳、最も若いロニーで64歳という年齢を考えると、大規模なワールド・ツアーはこの先何度もあるはずがなく、ぜひ50周年ツアーを実現してほしいものだ。

| ローリング・ストーンズ | 18:48 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ビル・ワイマンがストーンズのレコーディングに参加

 気がつけば、今月も半ば。早いもので、元旦も2週間前のことになってしまった。
 そろそろ「謹賀新年」のゴールドトップという感じでもないので、ちょっと気になるストーンズ関連のニュースをひとつ。

ザ・ローリング・ストーンズ、ビル・ワイマンとレコーディング

 なんと、脱退以来20年近くぶりにビル・ワイマンがストーンズのレコーディングに参加!
 でも、ストーンズのアルバムではなく、故イアン・スチュワートのトリビュート・アルバムのレコーディングで、曲はボブ・ディランの「Watching The River Flow」らしい。かねてから、ぼくは「今のストーンズに足りないのは、ビルのベースラインだ」と思っていたので、3月にリリースされるというトリビュート・アルバムが楽しみだ。
 これをきっかけに「ビルがストーンズに奇跡の復帰!」なんてことになれば、いいのになあ。

 没後25年が経ってからトリビュート・アルバムがリリースされるあたりも、地味で目立たないながらもストーンズを支え続けたイアン・スチュワートらしいけれど、彼のピアノもかつてのストーンズには欠かせなかったものだ。

B002647VXWダーティ・ワーク
ザ・ローリング・ストーンズ
USMジャパン 2009-07-15

by G-Tools

 1986年にリリースされた「ダーティ・ワーク」のラストに収録された「スリープ・トゥナイト」は、イアン・スチュワートに捧げられたかのようなキースのバラード。それに続く、隠しトラックである「キー・トゥ・ハイウェイ」のピアノの音には、未だにジーンとくる。



 今日の映像はストーンズの映画「Let's Spend The Night Together」のオープニングだった「Under My Thumb」。
 冒頭のシーン、猫背気味でピアノに向かっているのがイアン・スチュワートである(もう一人、背中を向けているのはイアン・マクレガン)。彼が縁の下でストーンズを支え続けたことがよく分かる象徴的なシーンではないだろうか。

| ローリング・ストーンズ | 18:54 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

やっぱ、すごいぞ!レディース・アンド・ジェントルメン

 2010年はローリングストーンズにとって「メインストリートのならず者」イヤーともいえそうな年だった。その締めくくりに「これで、どうじゃあ!」とばかりにリリースされたのが「レディース・アンド・ジェントルメン」だ。

B003WSSMIOレディース・アンド・ジェントルメン [DVD]
WHD ENTERTAINMENT(V)(D) 2010-10-13

by G-Tools

 もちろん、ぼくも先月の発売直後に手に入れて、何度も見ているけれど、その感想は「やっぱ、ティラー期、特に72年のストーンズはすごい!」のひとこと。「ちょっとでも、ストーンズのことが気になるなら、迷わずこれを見るべき!」と叫びたくなるほどの圧巻のライブ映像である。


 この「レディース・アンド・ジェントルメン」自体は昔からブートビデオでおなじみのお蔵入り映画。特典映像以外は特に目新しいものではない。しかし、クリアな画面、立体感のある5.1ch音源でリリースされると、これまでとは違って見えてくるから不思議だ。

 ひたすら流麗なソロを弾きまくるミック・テイラー、ほぼリズムを刻むことに徹するキース、今では休憩のタイムの「Happy」でも「自分の持ち歌かよ」と思えるほど気合を入れてシャウトするミック。そして、うねるようなノリを作り出すチャーリーとビル。
 今のストーンズは様々なギミックを駆使した健全なロックエンタテイメント化してしまった部分もあるけれど、「レディース・アンド・ジェントルメン」の頃のストーンズは生身によるプレイだけで「世界最強のライブバンドを体現していたんだな」と感じる。

 なんといっても、ミックとキースのツートップ、その後ろでリズムをキープするチャーリーが構成する強力な逆三角形と、その両サイドを支えるミック・ティラーとビル・ワイマンの寡黙さ加減の対比がたまらん。特にすごいソロを弾き終わっても、アピールのひとつもしないミック・ティラーのクールなステージマナーは、逆に見ものである。

 さらに、DVDに収録されているすべての曲が、このライブの数年前以内にレコーディングされたものばかりで、1972年の時点ではどれもが新曲に近い状態。しかし、それらの中には今ではライブの定番曲になっているものが多くて、このあたりからブライアン・ジョーンズ抜きの新生ストーンズ、現代へと続く彼らの路線が固まってきたようにも思える。
 逆に「Start Me Up」以降は、かれこれ30年以上もライブでキラーチューン化するような曲を生み出せていないわけで「現役のバンドして、それはどうよ?」って話かもしれないけど・・・・。

 いずれにせよ、今年の「メインストリートのならず者」関連のリリースラッシュは「いよいよ、ストーンズもアーカイブ・ビジネスに本腰を入れ始めたかも」と感じさせるものだ。こうなったら、ストーンズの過去の発掘にもとことんつきあってやろうと思っている。

| ローリング・ストーンズ | 22:02 | comments:6 | trackbacks:1 | TOP↑

≫ EDIT

ストーンズはアーカイブ・ビジネス期に入ったのか?

 前のエントリーでは、ストーンズのお蔵入り映画「レディース・アンド・ジェントルメン」について書いた。
 この手の未発表モノがリリースされることは、少々懐にはこたえるものの、ファンにとって歓迎すべきこと。ブートでしか聴けなかった曲や映像が、現代のデジタル技術で鮮明になって蘇るのも、うれしい。

 ただ、今回の「レディース・アンド・ジェントルメン」の前をよーく考えてみると、ストーンズの計画的な思惑のようなものが感じられる。

B002OIH81Aゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!<40周年記念デラックス・エディション>(DVD付)
ザ・ローリング・ストーンズ アイク&ティナ・ターナー B.B.キング
ユニバーサルインターナショナル 2009-12-16

by G-Tools

 まず、昨年の暮れにはミック・ティラー加入直後の69年のライブ盤「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!」の完全盤といえそうな「40周年記念デラックス・エディション」がリリースされた。

 これはオリジナル盤に収録されていた10曲のリマスターに加えて、ディスク2に未発表ライブを5曲、ディスク3にライブ収録当日に競演したB.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのライブと2枚のCDを追加。さらにDVDまで付いた豪華盤だ。

 単に未発表曲を加えただけのリマスターにはせず、B.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのライブまで加えたことにはある種の心意気は感じる。少々お高くなっているのが欠点だが、60年代末のストーンズのライブの記録としては貴重なセットだと思う。

 そして、次にリリースされたのが「メインストリートのならず者」のリマスターと未発表曲が満載のデラックス・エディション。

B003BR57Z2メイン・ストリートのならず者<デラックス・エディション>
ザ・ローリング・ストーンズ
ユニバーサルインターナショナル 2010-05-19

by G-Tools

 これにはいくつものバージョンが発売され、中には超高額のモノもあって「なんと!21万円のストーンズのBOXセット」というエントリーも書いた。


 さらに「メイン・ストリートのならず者」のドキュメンタリー映画も製作されて、DVDもリリース。

B003M13X1M(日本語字幕入)ストーンズ・イン・エグザイル~「メイン・ストリートのならず者」の真実 [DVD]
ヤマハミュージックアンドビジュアルズ 2010-07-28

by G-Tools

 ここまで来ると「ストーンズも用意周到、かなり計画的やなあ」と思うけれど、さらにダメ押しをするように、前のエントリーでも書いた「レディース・アンド・ジェントルメン」のリリースである。

B003WSSMIOレディース・アンド・ジェントルメン [DVD]
ザ・ローリング・ストーンズ
WHDエンタテインメント 2010-10-13

by G-Tools

 これで「レディース・アンド・ジェントルメン」と同時期に撮影されて、同じくお蔵入りになったタイトルからして放送禁止の映画「コック・サッカー・ブルース」のDVDまで発売されれば、72年のティラー期のストーンズの映像と音はほぼコンプリートするのではないだろうか。


 でも、これまでのストーンズは未発表の曲や映像、レアトラックの類の扱いに関しては慎重で、出したとしても小出しのチラ見せが多かったと思う。
 例えば、ちょっと前はこんなCDをリリースして、ファンの反感を買ったのは記憶に新しい。

B000CBO0VCレアリティーズ1971-2003
ザ・ローリング・ストーンズ
EMIミュージック・ジャパン 2006-01-25

by G-Tools

 これは「レアリティーズ」のタイトルとは裏腹に、希少な曲があまりに少なく、不評だった一枚。逆にいえば、ストーンズ・サイドがレアトラックの出し惜しみをしたと感じる。
 ぼくの「レアリティーズの看板に偽りあり」とは思うけれど、意外にこのCDは嫌いじゃない。今でもたまに聴いたりするけれど、早くも廃盤なのね。


 とにかく、過去の遺産を売り物にするアーカイブ・ビジネスには消極的と思えたストーンズだが、去年の暮れあたりからは、惜しげもなく、計画的にアルバムやDVDが連発されている。

 その理由を憶測してみると、ニューアルバムやツアーがないので、別の何かで稼ぐ必要があるってことのような気がする。
 「ミックやキースは、すでに大金持ちでお金なんか必要ないんじゃないの?」とも思うが、彼らの懐具合とは関係なく、70年代とは比べものにならないくらいに巨大化しているはずの「株式会社ローリング・ストーンズ」または「ローリング・ストーンズ・カンパニー」のようなものを維持していくには、それなりの資金が必要なのではないだろうか?

 いずれにせよ、ストーンズがアーカイブ・ビジネスに本腰を入れ始めたのはまちがないだろう。この先は「LOVE YOU LIVE」の完全盤や同時期に収録されたパリ・ライブの映像、さらには「ベガーズ・バンケット」や「レット・イット・ブリード」のデラックス・エディションあたりがリリースされそうな気がするし、ストーンズなら未発表曲、別テイク満載のBOXセットだって、簡単に作れるだろう。

 それはそれで、うれしいことだが、ストーンズがアーカイブ・ビジネスに本腰を入れ始めたってことは、Xデーが確実に近づいている証のような気もするのだ。
 過去の遺産も楽しいけれど、ぼくは現役のロックロール・バンドとしてのストーンズをもう少しの間だけ聴きたいし、70歳に手が届きそうになった今の彼らのライブを目に焼き付けておきたい。
 アーカイブもいいけれど、バンド結成50周年記念のライブが見たいぞ!

| ローリング・ストーンズ | 22:52 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

10月にストーンズの「Ladies And Gentlemen」がリリース

 お盆休みと子どもの夏休み(北海道の場合、夏休みは短いけれど、その分冬休みが長い)も終わり、ようやくいつもの生活のペースに。しばらく更新間隔が長くなっていたブログも、これからは通常営業(とはいっても、週1か2の更新ですが)ができそうだ。

 休み明け一発目はローリングストーンズの話題。
 以前にも書いたけれど、ストーンズが70年代に製作したものの、なぜか公開中止になってしまった映画「レディース・アンド・ジェントルメン」のDVDが10月13日にリリースされる。

B003WSSMIOレディース・アンド・ジェントルメン [DVD]
ザ・ローリング・ストーンズ
WHDエンタテインメント 2010-10-13

by G-Tools

 すでに、アマゾンでも予約が始まっていて、当然ながらぼくもポチッとな。
 この映画はブートビデオで何度も見たけれど「デジタルリマスターで映像や音が良くなると、さらにすごいぞ」と思うと、軽く興奮してしまう。
 ライブバンドして絶頂期だったミック・ティラー在籍中のストーンズを見られる「レディース・アンド・ジェントルメン」はまちがいなくおすすめの1本だ。

 このDVDの発売に先駆けて、なんと日本武道館で「レディース・アンド・ジェントルメン」が上映される
 幻となった日本公演と同じ時期に撮影された映画を日本武道館で公開するという企画、なかなか粋ですな。


 映画がらみでいうと、あの「ROLLING STONES AT THE MAX」が大阪のサントリー・ミュージアムで当初の上映規格どおりのIMAX方式で公開されている。

 このニュースはFINEさんのブログで知ったのだが「高さ20m×幅28mの世界最大級のスクリーンとデジタル6トラック・15000wのメガサウンド」でストーンズを体感してみたいぞ。
 でも、わざわざ飛行機に乗って、大阪まで映画を1本観に行くわけにもいかないもんなあ。

 ちなみに「ROLLING STONES AT THE MAX」は今月末まで。
 IMAXシアターを併設しているサントリー・ミュージアムも今年いっぱいで休館になるらしいから、IMAXでストーンズを見られるのも、これが最後のチャンスかも。


 最後に72年のストーンズの映像を。スタジオライブから「Tumbling Dice」。


 
 この曲でも流麗なティラーのギターと、それにからんでいくキースのコードカッティング。リラックスした雰囲気のスタジオ・ライブからでも、72年のストーンズはライブバンドとして絶好調であったことがうかがえる。
 こういうのを見ると、2ヵ月後の「レディース・アンド・ジェントルメン」の発売が、ますます待ち遠しくなっちゃうな。

| ローリング・ストーンズ | 18:40 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

チャーリーはスネアとハイハットを同時に叩かない

 最近、土曜の深夜の楽しみは教育テレビで放送されている「坂本龍一 音楽の学校」である。タイトルがいかにも教育テレビ的でお堅いけれど、これがホントに面白い。坂本龍一が「教授」らしく、ゲスト共に様々な音楽について分かりやすく語っていく、そんな番組である。
 1回30分だが、さらりとディープな話も出てきて、ぼくはこの番組を見ていて「なるほどなあ」と目からうろこな瞬間が何度もあった。

 たとえば、マイルス・ディビスが「カインド・オブ・ブルー」で用い、このアルバムが解説されるときに必ず出てくる「モード・ジャズ」「モード奏法」という言葉。何でもよく分かるウィキペディアではこんな風に解説をされているが、正直なところぼくには何のことやらよく分からない。

 でも「坂本龍一 音楽の学校」のジャズの回では分かりやすい話に加えて、実演による音で「モード・ジャズとは何か」が簡潔に解説されたので、ようやくその意味するものと、どうしてマイルス・ディビスがモード奏法を導入したのかがよーく分かったような気がした。

 昨晩は高橋幸宏とピーター・バラカンをゲストに向かえ、ドラムとグルーブについて語り合われた。
 その中で高橋幸宏が「チャーリー・ワッツはスネアとハイハット(シンバル)を同時に叩かないんですよ。彼の癖だと思うんですが、これこそがストーンズ独特のグルーブを作り出している」ってことを言った。
 その後、高橋幸宏がスネアとハイハットを同時に叩かないチャーリー流の叩き方をしてみると、なるほどあのノリだ。ストーンズはかれこれ30年以上も聴いているし、チャーリーの独特のドラミングも体に染み付いているはずなのに「スネアとハイハットを同時に叩かない」とは知らず、これまた目からうろこな話であった。

 ピーター・バラカンも「それは知らなかった」と驚いていたが、きっとドラムをやっている人なら「なーんだ、そんなことも知らんか」くらいの話なんだろう。でも、そのあたりの「分かっていそうで、実は分かっていないこと」を明確にしてくれることが、この番組のミソ、狙いなんだと思う。

 実際にチャーリーのドラミングにフォーカスをあてた映像を探してみると、なるほど「スネアとハイハットを同時に叩かない」ように見える。



 これって、あまり普通ではない叩き方なのだろうか。何だか危なっかしい手さばきにも見えるけれど、これがチャーリーのドラミングの特徴であり、クセなんだろうな。


 ついでに、以前から書きたかったチャーリーのドラムに関するこぼれ話を。
 土屋昌巳がとあるインタビューの中で、もうすぐ初回限定の紙ジャケ仕様で再発される「Dirty Work」のレコーディング時のエピソードについて語っているのだが・・・・。

B003EW4K8Yダーティ・ワーク(紙ジャケット仕様)
ザ・ローリング・ストーンズ
ユニバーサルインターナショナル 2010-06-30

by G-Tools

 それによると、土屋昌巳がフランスでレコーディングしていた時に、一緒にプレイしていたスティーブ・ジョーダンというドラマーに、チャーリーから「すぐにこっちへ来たまえ」という電話がかかってきた。スティーブが急いでストーンズのレコーディング・スタジオにすっ飛んでいくと、チャーリーが「わしゃ、レコーディングの途中で疲れちゃって、キックができなくなるから、おまえが踏め」といった。
 つまり「Dirty Work」というアルバムで、バスドラを蹴っているのはチャーリーではなく、スティーブ・ジョーダンというドラマーらしいのだ。

 詳しくはインタビューをじっくり読んでほしいけれど、何でもありのレコーディングでこそ使える裏技であり「It's Only Rock'n Roll」を感じさせるエピソードである。「チャーリーもいい加減なのね」と思いつつ、ぼくはなんともストーンズらしいこの話が好きだ。
 そして、土屋昌巳もインタビューの中で「ハイハットとスネアはチャーリーが叩かないとストーンズのグルーヴにならない」と断言しているが、このあたりにも、ストーンズの音の秘密が隠されているはずだ。

 日本語で表現すれば「ノリがいい」で終わっちゃうグルーヴ。でも、これはロックやジャズにとっては重要な要素で、プレイヤーの個性や相性といった問題も絡んできて、かなり奥が深い話が潜んでいるんだろうと思う。

| ローリング・ストーンズ | 18:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ストーンズ、映像関連のリマスターも続々と

 前のエントリーで紹介したローリング・ストーンズのアルバムのリマスターだが、実は映像に関してもリマスター、再発売が進んでいる。

 まずは新メンバー、ミック・ティラーのお披露目のフリー・コンサートになるはずが、期せずしてブライアン・ジョーンズの追悼コンサートとなった「ハイド・パーク・コンサート」から。

B000FNNN3Iハイド・パーク・コンサート リマスター版 [DVD]
ザ・ローリング・ストーンズ
エイベックス・トラックス 2006-07-05

by G-Tools

 今の目でコンサート・フィルムとして見ようとすれば、カメラワークやカット割がいかにも60年代終わり的で古臭いけれど、ドキュメントとしては貴重な1本。

 大混乱の「Sympathy For The Devil」を見れば、その感じは分かってもらえると思う。



 ハイド・パークを埋め尽くす人、また人。ミックのMCに続いて、鳴り響くパーカッション。ミック・テイラーが刻むコードに、フライングVを持ったキースが絡みついていく。
 キースとミック・テイラーのコンビネーションはまだ確立されていないから、いわゆる黄金のテイラー期のストーンズのプレイではないし、チューニングすら怪しい場面もある。
 でも、それがどうした。ここにしかない1969年のストーンズが見られる「ハイド・パーク」は同じく最近になってデジタルリマスターされたドキュメンタリー的な「ギミーシェルター」と並んで、必見の映像だ。

B002TEYRV8ザ・ローリング・ストーンズ / ギミー・シェルター 〈デジタル・リマスター版〉 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2009-12-16

by G-Tools



 時代は大きく飛んで、日本がバブルに踊っていた1990年。ようやく、ストーンズが初来することになった。
 ぼくがストーンズを初めて見たのもこの時だったが、東京ドームだけの連続10公演、当時のロック・コンサートとしては高額だった1万円のチケットはすべてソールドアウト。今にして振り返ってみれば、いかにもバブリーな時代のバブリーなコンサートだったけれど、ストーンズの初来日は社会的な事件といえるほどの大きな話題だったと思う。

B002KU6BEWROLLING STONES AT THE MAX,THE [DVD]
UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(D) 2009-12-09

by G-Tools

 そんな日本ツアー後のヨーロッパでの「アーバン・ジャングル・ツアー」の様子を収めた「ROLLING STONES AT THE MAX」も昨年の暮れにようやくDVD化された。

 60年代には「ストーンズがこの曲をプレイすると暴動が起きる」と恐れられた「Street Fighting Man」だが、このDVDの中でミックは犬(狼か?)の形をした巨大風船と闘う。
 いつの間にか健全なエンターティメントになってしまったストーンズに、時代の流れを感じるけれど、初めて見たストーンズがツアーが収められているということで、個人的には好きな映画だ。

 アイマックスという特殊な映写方式のために作られたものだけに、カメラが大きくひいたカットも多いけれど、ビル・ワイマン在籍時の最後のツアーの記録としても貴重である。

 とはいえ、ストーンズにはビデオ化されたのもの、未だにDVDにはなっていないモノもあって、例えばこれ。
 2本組みのVHSという今となってはかさばる代物だが、このビデオが良いのだ。

「ブードゥー・ラウンジ・イン・ジャパン」

 場所は1995年の東京ドーム、ブードゥー・ラウンジ・ツアーからの映像だが、なんと全23曲のコンサートがカットなしで収録されている。



 ジャングル・ビートの「Not Fade Away」で始まるこのコンサート、初来日の時に比べて、メンバーがリラックスして楽しそうにプレイしているし、セットリストも良い。ノーカットだが間延びした感じもなくって、コンサートを丸ごと追体験できる点も素晴らしい。

 ぼくは未だに年に数回、このビデオを見るけれど、最近のストーンズのライブ映像ではこれが一番好きだ。
 
 もちろん「ブードゥー・ラウンジ・イン・ジャパン」はもう販売されていないけれど、アマゾンでも中古が買えるし、ブックオフあたりで格安で売られていたら手に入れるべき1本だと思う。

 そういえば、この秋にはお蔵入りになったまんまの72年のツアーを記録した映画「レディス・アンド・ジェントルメン」もDVD化されるらしい。この映画、ブートビデオではあまりに有名な1本で、ぼくも見たことはあるけれど、きれいな映像で見られるとなるとリリースが待ち遠しい。

 それにしても、ストーンズは映像の部分でもかなりのストック、ネタがあるわけで、この先も様々なリリースが続くだろう。いやはや、ストーンズ・ファンでいるのもお金がかかりますなあ。

| ローリング・ストーンズ | 21:34 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

なんと!21万円のストーンズのBOXセット

 久々のローリング・ストーンズ・ネタである。ストーンズのことを書くのは一昨年の10月以来だから、1年以上ぶりだ。
 とはいえ、CDはけっこう聴いているし、夜にお酒が進めばライブのDVDを見ることもある。ただ、ニューアルバムやツアーなど大きな動きがないと、ストーンズのネタは書きづらいのだ。

 新たな展開の待ち遠しいストーンズだが、今年の初めに「2010年はツアーを行う予定はない」との発表があった。
 しかし「キース・リチャーズ、ストーンズの新作に向けミック・ジャガーにお伺い」というニュースによると「ツアーはないけど、その代わりにアルバムを作ろうって話はある」らしい。ってことは、来年はツアーの話が持ち上がるかも?

 
 とりあえず、今年は派手な動きのなさそうなストーンズだが、6月30日にはレコード会社の移籍に伴う旧盤のリマスター、SHM-CDの紙ジャケット仕様の再発がある。

 amazonでも予約の始まっている「FROM THE 70’S TO 00’S コレクターズ・ボックス VOL.1<スタジオ編>」は3万8千円となかなか豪快な値段だが、それよりすごいのが「メイン・ストリートのならず者」のリマスター、デラックスエディション発売に伴うボックスセットだろう。

B003BR57Z2メイン・ストリートのならず者<デラックス・エディション>
ザ・ローリング・ストーンズ
ユニバーサルインターナショナル 2010-05-19

by G-Tools

 通常のデラックスエディションは未発表曲満載のディスク2を含む2枚組みで、まあ普通の値段。しかし「ザ・ローリング・ストーンズ・ストア」で予約が開始された究極のボックスセット、一番高いやつは何と21万円だ!

これが究極、ザ・ローリング・ストーンズ『メイン・ストリートのならず者』ボックス・セット

 もちろん、買いません。いやいや、買えやしませんが、ボックスセットにもすごい値段のモノが出現し始めたものだ。でも、この手の高価なモノでも、ストーンズなら売れちゃうんだろうな。ぼくはせいぜいデラックス・エディションを聴きこみます。


 ってなわけで、何かと話題の「メイン・ストリートのならず者」だが、ぼくが初めて聴いたのは1978年ごろだと思う。リアルタイムで初めて買ったストーンズのニューアルバムの「Some Girls」がリリースされた直後で、まだロックにウブだった高校生のぼくが「メイン・ストリートのならず者」を初めて聴いた時の感想は「なんや、これ?ス、ストーンズなのに、よく分からんぞ」だったような。

 今でもライブの定番である「ダイスをころがせ」や「ハッピー」など、ストーンズらしい派手な展開の曲も入っているが、全体的に地味な曲が多いし、音も何だかモコモコしていて、いつもストーンズらしくないと感じたのだ。ついでに、ジャケットもフリーキーな感じがして、どこか暗かった(付録で付いていたポストカードのセットは好きだったけど)。
 今ではストーンズの最高傑作ともいわれる「メイン・ストリートのならず者」だが、70年代後半の時点での一般的な評価は、ぼく同様にそれほど高くなかったと思う。

 それでも、当時は高価な2枚組みのLPレコードを買ってしまったわけで、よく分からなくても、聴かずに置いておくことなんかできない。
 ぼくは意地になって「メイン・ストリートのならず者」を聴き続けたが、スワンプ・ロックなストーンズの良さや、どす黒いストーンズの凄さに気が付いたのは数年後のことだった。ガッツンとくるのではなく、じんわりと染みてきたストーンズのアルバムはこれだけで、今では名盤中の名盤だと思っている。

 最後は「メイン・ストリートのならず者」から、ストーンズ流カントリー・ミュージックの名曲を「Sweet Virginia」を。



 この映像が収録されたのは東京ドームで、1995年のヴードゥー・ラウンジ・ツアーからの1曲。あのツアーも、つい最近のことのように思っていたけれど、もう15年前になるんだなあ。うむ、歳もとるわけだ・・・・。

| ローリング・ストーンズ | 22:56 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

いち早く、映画「シャイン・ア・ライト」を見た

 ちょっと前に、作家・山川健一氏のブログを見ていると、こんなエントリーがあった

 なんと、ローリング・ストーンズとマーティン・スコセッシ監督がタッグを組んだ映画「シャイン・ア・ライト(Shine a Light)」を、早くも見たというのだ。
 友だちが買った輸入版を見たらしいのだが、全米では既に公開済みなので、DVD化されていたとしても、おかしくはない。「それなら、日本のアマゾンでも売ってないか」と探してみると、やっぱりありました。

Shine a Light (Ws Dub Sub Ac3 Dol Sen)Shine a Light



Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 輸入版のDVDとしてはちょっといい値段がついているし、 リージョン1なのでフリーリージョンのDVDプレイヤーが必要で、日本語の字幕もなし。さらに、カスタマーレビューには粗悪なメキシコ盤でブックレット等も一切付いていないと書いてある。
 かなり悩んだけれど、誘惑に耐え切れず、ポチッとな。いち早く「シャイン・ア・ライト」を見てしまった。

 日本では公開前の映画、ネタばれになっちゃうので中身については、詳しく書かないけれど「これはストーンズ映像の最高傑作だ!」と言えるほどの仕上がりだった。
 近頃はツアーが終わるたび、ファン泣かせの高額なDVDをリリースするストーンズだが、今回の映画はそれらとは一線を画していると思う。やはり、何台ものカメラで丹念に撮影されて、一流の映画監督が編集した映像は違うのだ。

 撮影の舞台をニューヨークのビーコン・シアターという狭い劇場の設定したのも、ストーンズとマーティン・スコセッシの勝利の原因だと思う。
 巨大なスタジアムを埋め尽くした大観衆、大掛かりなステージといったスケールを感じさせるカットこそないものの、ステージが狭いがゆえにストーンズのパワーが良い意味で拡散しない。さらに、メンバー間の距離も近いので、最近の映像では見られなかったようなカットが続出するのだ。

 この映画、ギターの音がクリアに記録されている点も素晴らしい。特に、キースのギターの音が、やけに生々しく聴こえる気がする。ホント、キース好き、ギター好きにはたまらない映画だ。

 しかし、とある疑問が頭に浮かんでくる。
 キースのテレキャスターの音は、どうしてあんなに太いのだろう。そして、ES355TDからは、セミアコらしからぬシャープなトーンがガッンと飛び出してくるのは、なぜ?
 ギターの音がはっきりと聴こえるがゆえに、キースが弾き出すトーンとギターが本来持っているはずキャラクターの間に大きなギャップを感じるのだ。

 キースの楽器、機材関係の情報は、ストーンズのトップシークレットらしい。でも、どんなギターであれ、キースが弾けばキースの音になってしまうんだろうなあ。ぼくには、それしか答えが見当たらない。
 そんなキースがギターを持たずに歌いきる「You Got The Silver」は「シャイン・ア・ライト」の中の衝撃的な映像のひとつ。還暦を過ぎて、歌がうまくなるキース、驚くべきオヤジだと思う。

 この映画、DVDを何度か見たけれど、ぜひ映画館行って、大画面と大音量で楽しみたいと思う。でも、北海道では見られるんだろうか?
 映画の公式サイト劇場情報には、未だに北海道の劇場の名前がないのが気がかかりだ。

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ
↑ にほんブログ村 音楽ブログ ロックランキングへ

| ローリング・ストーンズ | 20:33 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

映画「Shine a Light」の本編を少しだけ

Shine a Light: Original SoundtrackShine a Light: Original Soundtrack
The Rolling Stones


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 いよいよ発売が近づいてきたストーンズのニューアルバム「Shine a Light」。
 これまで映画の予告編は紹介したけれど、アメリカのアマゾンでは、おそらく本編の一部だと思われる「Some Girls」をまるまる1曲見ることができる

 いやあ、これが実にかっこいい!ミックとキースがアイコンタクトで曲を終わらせるシーンなんかは、もうたまらん。1曲見ただけでも、最近のストーンズのライブ映像の中では、出色の仕上がりであることが予感できる、そんなビデオクリップだ。

 映画の舞台となったビーコンシアターはニューヨークにあるキャパ2000人程度のホールだが、これくらいのハコだとメンバー間の物理的な距離が近い。だから、曲のパワーが拡散せれず、ストーンズがよりパワフルに感じられる。監督のマーティン・スコセッシが、スタジアムではなく、ビーコンシアターを撮影場所に選んだのも、そのあたりの狙いがあったのではないだろうか。
 近ごろのライブDVDでは、アップになると同じフレームに収まることの少なかったミックとキースだが、映画「Shine a Light」ではツーショットのシーンがたくさん見られるはずだ。

 それにしても、こんな映像を見せられちゃうと「一度でいいから、小さなホールでストーンズを見たい」という気持ちが、さらに強くなってしまう。
 いくつになっても、広いステージを走り回るミックもステキだが、常にBステージ状態の会場でじっくり見せるツアーという方向性も、そろそろありだと思う。日本でも2000人クラスのホールツアーをやってくれないかなあ。

 でも、ホントにそんなツアーが実現したとしたら、チケット代はいくらになるんだろう?少なくとも、前回のツアーのゴールデンサークルの比じゃあないんだろうなあ。


 最後に、いつものネタ元barksからストーンズ関係の話題をもうふたつ。

ローリング・ストーンズ、オーガニックに

キース「ミック・ジャガーに合わせてる」

 えーっ、オーガニックフードを食べて、ミックに気配りをして盛り立てるキースですか?
 2003年のリックスツアーの日本最終公演、大阪ドームでミックへのヒジ鉄砲2連発を近くで見た者としては、にわかには信じがたい話なんですが・・・・。
 でも、50年以上にも渡って続いている友情ってやつには、ミックとキースの2人にしか分からない世界があるんだろうなあ。

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ
↑ にほんブログ村 音楽ブログ ロックランキングへ

| ローリング・ストーンズ | 20:27 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。